2.pHテスト
ソープの素にアルカリ分が残っていないか調べます。使う前に必ずテストしましょう。
注意
石けんはアルカリと脂肪酸の過不足が無い状態で、水に溶かすと一部が分解して、弱アルカリ性(pH9.5~10)を示します。石けん液は弱アルカリ性ですが、ここでは分かりやすくするため、おおよそpH9.5~10を中性、それ以上をアルカリ性と表記してあります。
石けんはアルカリと脂肪酸の過不足が無い状態で、水に溶かすと一部が分解して、弱アルカリ性(pH9.5~10)を示します。石けん液は弱アルカリ性ですが、ここでは分かりやすくするため、おおよそpH9.5~10を中性、それ以上をアルカリ性と表記してあります。
pH試験紙を使う場合
pH9.5~10の色が出れば中性。それ以上はアルカリ性。
- ソープの素少量を水に溶かす。
- それぞれの試験紙の使用法にそって使う。(石けん液を数滴たらす、石けん液に漬けるなど)
ロールタイプのものなど試験紙の種類によっては、指示薬がpHに影響してしまい、石けん液を正確に測定できないことがあります。試験紙で出た値がpH10以下であっても、念のため味見をして確認するとさらに安心です。 pH試験紙は弱緩衝液の測定に適したものをおすすめします。 |
試験紙でpH9以下の値が出たら・・・
フェノールフタレイン液を使う場合
透明のままであれば中性。ピンク色に変化すればアルカリ性。ピンク色が濃いほどpHが高い。
- ソープの素少量に、フェノールフタレイン液を2~3滴かける。
- 色の変化を見る。
フェノールフタレイン液は水で薄めず原液で使います。ソープの素にも水を付けないように注意して下さい。(水がかかると中性でもピンク色に変化してしまうため) リキッドソープに混ぜて調べる方法もありますが、直接ソープの素にふりかけて調べる方法(炭酸カリソープには不向き)が簡単です。 |
pH試験紙やフェノールフタレインが無い場合
ピリピリしなければ中性。ピリピリすればアルカリ性。
- ソープの素をかるく舌先でなめてみる。
pH試験紙が無い時代からの信頼できるやり方です。お肌よりも敏感な舌でピリピリしなければ、安心して使えるということになります。 |