【詳細】
ヨドンヘイムに生息する巨獣バスラに地球の遺物「旧石器」を模した邪面をかぶせた邪面獣。
邪面についた旧石器の牙を射出し、それに付いた縄で対象を締め上げ拘束する事ができる。
ビルくらいならば締め付けて粉砕してしまうことができ、ベースのバスラの性質なのか好戦的で敵を見つけるとそちらに突進していってしまう。
第4話冒頭で担当邪面師である
ネアンデルタールジン邪面は
出番ないまま倒されてしまったが、既にゲート開通に必要な闇エナジーは稼いでおり、その翌日開かれたゲートを通って地球に出現。
牙を発射し縄でビルを締め付けて破壊するなど破壊活動を行い、駆けつけてきたキラメイジャーがキラメイジンで倒そうと迫ってきたところを、ビルと同様に旧石器付きの縄を射出して締め上げ動きを封じてしまう。
実はこの邪面獣、
ガルザがマブシーナから白い
キラメイストーンを騙し取るための時間稼ぎのために呼ばれたもの。
縛り上げられて身動きの取れないキラメイジンだったが、充瑠が代役ンを使って操縦を任せ、自身は単身マブシーナの元にたどり着いたことでガルザの作戦は失敗。
拘束を振り切ったキラメイジンが充瑠の元へと駆けつけ、マブシーナから新たなキラメイストーンを奪う作戦が失敗したガルザは、
魔進ジョーキーを魔進変形させ
スモッグジョーキーを誕生させる。
そしてキラメイジンを追走していたキュウセッキバスラはその戦闘中にようやく追いつき、突進攻撃でキラメイジンに接触するも、運悪くスモッグジョーキーが必殺のバーンブラッカーを発射したところであり、
ちょうど壁になる形でその直撃を受けたキュウセッキバスラはダメージを受けてしまった上に、その行為がガルザの逆鱗に触れてしまったため、「処刑」と称して一方的な攻撃を受け続け、スモッグジョーキーのジョーキーチェーンソーに首元を切り裂かれ地面に倒れ伏し爆散、消滅してしまった。
【余談】
バスラベースの邪面獣第1弾。
しかし味方であるはずのガルザの意に沿わない行動をとっただけで粛清対象となり始末されるというあまりにも悲惨な扱いを受けている。
ネアンデルタールジン邪面もまた番組開始前に倒された扱いで、公式側も扱いが雑という哀れな邪面師である。ネアンデルタール人と旧石器が何をした。
ただ、バスラという闇獣をベースとした邪面獣は比較的強敵であることが多い。
邪面獣ハンマーバスラや
邪面獣モーターボートバスラ等。
邪面のモチーフである旧石器とは、石を砕いて作られた石器で磨かれていないものを指す(磨いたものは磨製石器と呼ばれる)。
担当する邪面師、
ネアンデルタールジン邪面のモチーフと思われるネアンデルタール人もまた旧石器を使って暮らしていたと考えられる旧人類。
石で出来た仮面に、マンモスの牙のような石器の鏃を装着した邪面のデザインだが、石器は主に狩猟の武器としての使い方が主流であり、石の仮面のような使われ方は確認されていない。
「邪面」という形に旧石器を落とし込む関係上、何らかの生物の顔を模す形になったのは必然と言えるだろう。
なお石器時代は今から約260万年前(諸説では約330年前とも)から、一万年前頃ともされるとても長い時代を築き上げていた。
そこから土器に移り、金属製の道具を使うようになっていったと考えられている。
最終更新:2023年04月06日 01:51