クランチュラ「今回の邪面獣は!一!番!強――――い!」
【詳細】
ヨドンヘイムに生息する巨獣バスラに地球の舟艇「モーターボート」を模した邪面をかぶせた
邪面獣。
波涛を巻き上げ高速で進むモーターボートを象った邪面を装着しており、頭部以外を地中に潜らせることで、
水上を移動するがごとく猛スピードで移動する事が可能。
障害物の多い街中では能力も発揮しづらい…と思いきや、ビルなどの障害物を透過してしまう特殊能力を持っているため、その機動性は常に最大の状態で発揮される。
映像中の動きをよく見ると、
バスラの後頭部にあるヒレが舵の役割を担っているようで細かな軌道修正も可能。
今までの
バスラベースの
邪面獣と異なり、水抵抗を考慮したのか両腕は鋭く大きな爪になっており、
素のパワー自体もキラメイジンを上回るという、
クランチュラの上記の自画自賛も頷ける強力な邪面獣(
クランチュラはいつも自画自賛している気がするが気にしないでおこう)。
目の部分からはビームを発射する他、側頭部あるいは頬に当たる部分からミサイル(魚雷?)を連射出来るなど邪面自体の攻撃性能も高い。
ただ後に野生?の
バスラが登場した際に、目からビームを発射する能力は
バスラ自体が元から持っていることが判明した。
弱点としてはその機動性は邪面の後部にあるモーターが生み出しているため、万が一そこに被弾して動力部が壊れてしまうと能力が使えなくなり一気に機動性が低下してしまうこと。
モーターボートの邪面であり、帆船の邪面ではないためだろう。例え帆船だったとしても風が無いと立ち往生してしまうため、あえて自力で動けるモーターボートの選出理由なのかもしれない。
また
邪面獣レーネツダガメスと同様に燃費が悪く、邪面の動力はエネルギー補給を行わない限りいずれ稼働しなくなるため、現地でエネルギー補給を行わなければならず、モーターが止まってしまえば戦闘不能になってしまうのが最大の弱点。
邪面獣レーネツダガメスのように
闇エナジーの補給を必要とせず海に飛び込んで魚を捕食していたようなので、他の邪面獣のエネルギーも餌の摂取でも補えるのかそれともレーネツダガメスはいわゆる属性攻撃を行う邪面だったため、
闇エナジーの補給が必要だったのかは定かではない。
ちなみに劇中を見る限り、どうやら地中にある本体は自力で走っている模様。
ガルザによれば地中に潜ることにエネルギーを多量に消費しているらしく、それに加え自力で走っているとなれば短時間でエネルギーが枯渇するのも頷ける。
エピソード21終盤に召喚され、最初は巨大なモーターボートと思われたが、実際は
邪面獣であり、
充瑠は魔進達を呼び出し、キラメイジンで対抗するも、その機動力を捉えられず、キングエクスプレスのスピードが求められたが、
都合よく
ガルザが
魔進ジョーキーでやってくるわけもなく、キラメイジャーは大ピンチに陥ってしまう。
しかし地中に潜るために大量のエネルギーを必要とするためガス欠に陥り、合体を解除してしまったキラメイ魔進達をよそにエネルギー補給のためその場から姿を消した。
その後エネルギーを補給している間
ガルザが時間を稼ぎ、宝路らを抑えている間に補給を終えて再び出現。
マブシーナに発動した
ヌマージョの呪いを解くためアクアキラメイストーンを復活させようとしていたキラメイジャー達はメンバーを分けており、
機動力に優れる魔進エクスプレスにキラメイピンクが乗り込んで迎撃するも、障害物の透過能力を初披露して虚を突き、
攻撃を加えてエクスプレスを弾き飛ばしてしまう。
その後魔進ドリジャンが出撃し、地中にいる
邪面獣の本体を攻撃しようとするも、その機動性でドリジャンを圧倒し、
地上に場所を移してギガントドリラーと戦ったが、宝路は
邪面獣の動きを捉えられず合体を解除してしまう。
さらなる猛攻で変身すら解除してしまった宝路にとどめを刺そうとするが、そこへ復活したアクアキラメイストーンが駆けつける。
充瑠のキラメンタルによって覚醒した魔進ザビューンと機動性勝負となるも、同じように障害物の透過能力を持つザビューンを振り切れず、
マブシーナ達と訪れた水族館の経験からサメの能力を付加されているザビューンのロレンチーニサーチによって急所を見抜かれ、
邪面のモーターを破壊されてしまい機動性を封じられてしまう。
さらに魔進エクスプレスとの魔進合体により真の音速の巨人、キングエクスプレスザビューンが誕生すると全く歯が立たず、
圧倒され続けザビューンメガロブラスターを受け爆散した。
【余談】
モーターボート自体をモチーフとした怪人は初。
幽霊船だったり、舟そのもののモチーフなら存在するのだが。
珍しく2話に渡って登場した
邪面獣だが、エピソード21がキラメイジンを踏みつける
邪面獣という絵面だったため、
EDのミニコーナーでは充瑠らではなく、
クランチュラとガルザがこの
邪面獣の力を誇っていた。
クランチュラ「邪面獣モーターボートバスラ!」
ガルザ「見よ、この爪!この船!!波飛沫!」
クランチュラ「最強!」
なおこのやり取り、というか
ガルザのセリフ部分は
エピソード4で自分が発したもののセルフオマージュ。
その際のセリフは「見よ、この爪!この牙!チェーンソー!」というものだったのだが、そのエピソードに登場した
邪面獣は自分の邪魔をしたという理由から
ガルザに粛清されており、
何の因果かベースはこの
邪面獣と同じ
バスラであった。
最終更新:2022年01月05日 03:38