邪面獣ピンチインアウトダガメス

【名前】 邪面獣ピンチインアウトダガメス
【読み方】 じゃめんじゅうぴんちいんあうとだがめす
【登場作品】 魔進戦隊キラメイジャー
【登場話】 エピソード31「おもちゃ」
【所属】 ヨドンヘイム/ヨドン軍
【分類】 邪面獣
闇獣 ダガメス
【担当邪面師 歯ごたえのない邪面師
邪面 ピンチイン・アウト→指で広げたりつまんだりして画面表示を拡大縮小する地球の操作方法
【モチーフ】 タブレット端末、指、ピンチイン・アウト、タガメ

【詳細】

ヨドンヘイムに生息する巨獣ダガメスに地球の…操作方法の概念「ピンチイン・アウト」を模した邪面をかぶせた邪面獣。

ピンチインアウトとは邪面の説明の通り、タブレット端末の操作で表示される画面を指でつまむ(ピンチイン)ことや広げる(ピンチアウト)ことで縮小したり拡大したりする操作のこと。
頭が二つあるダガメスにそれぞれ「ピンチインしているタブレット端末」(右)、「ピンチアウトしているタブレット端末」(左)をかぶせており、右の頭部からあたった対象を小さく縮小するピンチインビーム、左の頭部からあたった対象を拡大するピンチアウトビームを発射する事ができる。

このビームで東京を小さくしてミニチュア化してしまう作戦に使うためクランチュラが用意していたようだが、それに目をつけたヨドンナによって勝手に地球に送り込まれてしまった。
ヨドンナはこの邪面獣の能力でキラメイジャー側の巨大戦力を小さくしてしまい確保する(もしくは破壊する)のが目的であり、その時点で充瑠と宝路しか出撃できるメンバーがいなかったため彼らが乗り込んだキラメイジンとギガントドリラーがやってきて交戦する。

ピンチアウトビームで止まれの標識を拡大したりして翻弄していたが、ピンチインビームを浴びせることで見事キラメイジンとギガントドリラーを縮小させることに成功。
充瑠らはキラメイ巨神に乗り込んだまま小さくなってしまい、草むらの中に落ちてしまった。

追撃のチャンスではあったが、この邪面獣は燃費が悪く拡大縮小を行うために大量のエネルギーが必要だが、すでに使い果たしてしまったことで地中に逃走。

ヨドンナは小さくなったキラメイジンをベチャット達に探させるも、既に龍生という少年が拾い上げて自宅に持ち帰っておりいくら探索しても見つからなかった。
探索中、仕事から戻った時雨達に発見されたため、思うように作戦が進まず面倒になったヨドンナはヨドンヘイムへと帰還。
その後再び出現し、巨大戦力が無いまま戦う時雨と為朝から攻撃を受けていたが、小さくなったキラメイジンがCARAT本部へと戻り、これまた小さくなってしまったキラフルゴーアローを博多南の手で拡大することに成功し、要性に応じて聖地アタマルドから魔進オラディン&ハコブーが駆けつけてくる。

そしてグレイトフルフェニックスへと合体すると、邪面からビームを発射してキラメイジンらのように小さくしてしまおうとしたがその機動性を捉えられず、怒涛の攻撃に終始圧倒されグレイトフルプロミネンスで真っ二つにされ爆散した。

【余談】

ピンチイン、ピンチアウトをモチーフにした存在は初…いや住宅ローンのようなモチーフの邪面獣もいたけど。そちらもダガメスがベースだったが。
頭が二つあるがゆえに、通常の邪面獣ではモチーフにしにくいような概念も使えるということなのだろうか。
ある意味ピンチインビームを浴びてしまうとまさしくピンチな状況にインしてしまうが、そういうことではない。

この邪面獣を担当していたと思われる邪面師は全く登場しておらず、エピソード31開始時点で既に倒されていた。
似たような例はネアンデルタールジン邪面がいるが、あちらはまだ名前や能力が公式サイトで紹介され「ネアンデルタール」か「ネアンデルタール人」かで為朝と瀬奈が揉めるシーンがあり多少印象に残るだけでまだ幸せである。
何せ宝路が「歯ごたえのない邪面師だったぜ…」というだけなのだ。しかもこの邪面獣のハッシュタグに「歯ごたえのない邪面師」というワードが入っているくらいで、公式サイトでは全く触れていない。
出落ちどころか出番すらなかった。

またこの邪面獣、ビームで物体の拡大と縮小を行う能力を持つが、数発ビームを発射しただけでエネルギーが枯渇するなど、東京をミニチュア化するというクランチュラの作戦を行うにはあまりに燃費が悪い。
一体どれぐらいの時間がかかるのか。
自分の作品が瞬殺されると悔しがるクランチュラも、歯ごたえのない邪面師(仮)が瞬殺されたらしいことに関しては全く言及していない。
邪面獣ジュウタクローンダガメスはともかく、邪面獣レーネツダガメスのようにエネルギーが枯渇しても邪面師の協力ですぐに復活できればよかったのだが、エネルギー回復に時間がかかりすぎたためにキラメイジャー側の対処が間に合ってしまったことを考えると、
クランチュラももうちょっと戦える邪面師を用意しておけばよかったのでやはり人選ミスというかなんというか。

ちなみに、この邪面獣で小さくなってしまったキラメイジン達は、何と玩具のDXキラメイジンとDXギガントドリラーをそのまま使いつつ、動くシーンは撮影用スーツを合成して描写している。
タイトルも「おもちゃ」とそのままだった。
キラメイジャーのエピソードタイトルは映画タイトルをもじったりしているのが特徴だが、本エピソードタイトルは1999年に公開された日本映画が由来。
ただ、この映画の「おもちゃ」とは主人公が舞妓になった際の名前であって、劇中のように子供が遊ぶ玩具のことではない。


最終更新:2023年10月31日 12:22