【詳細】
ヨドンヘイムに生息する巨獣ダガメスに、地球の概念「冷熱」を模した2つの邪面をかぶせた邪面獣。
2つの頭を持つダガメスにそれぞれ異なる性質を持つ邪面を被せることで誕生した邪面獣であり、
左の邪面から超低温ブレスを、右の邪面から超高温ブレスを吐き出し、その強烈な温度差によってあらゆる物質をもろくしてしまう。
しかしオーブン邪面とフリーザー邪面の兄弟は仲が悪く、お互いがお互いに戦果を上げることを良しとせず足を引っ張り合うためうまく作戦が進まない。
それを見た
ガルザはオーブン邪面と一計を案じ、弟をそそのかして利用し大量の闇エナジーを手に入れたことでエピソード7終盤に地球に現れる。
超低温ブレスと超高温ブレスの連続放射で迎撃に出たキラメイジンの身体をもろくし、増援に現れたガルザの操縦する
スモッグジョーキーのジョーキーチェーンソーを受けたキラメイジンは全身にヒビが入ってしまった。
続けざまに放たれたバーンブラッカーには何とか耐えきったキラメイジンだったが、相次ぐトレーニングで体調を崩していた充瑠が戦闘中意識を失いかけたため行動不能に陥ってしまう。
そのスキを見逃さずバーンブラッカーを連発しようとしたガルザだったが、彼の目には突然現れた未知の魔進が光り輝く巨大ロボとなってキラメイジンを庇う光景が映し出されていた。
そしてそれは充瑠の目にも同じ光景が見えていたのだが、ついに彼が意識を手放したことでその魔進ロボは姿を消し、それによって充瑠がオラディンと同じ力を持つことを確信したガルザはとどめを刺そうとするも、
キラメイジンから分離して再合体したスカイメイジが撹乱している間に残ったランドメイジが分離してその場から離脱。
さらにレーネツダガメスも放出エネルギーの強大さから休眠状態になってしまったため、ガルザはキラメイジャー達を仕留める千載一遇の好機を逃してしまうこととなった。
その後活動を再開させたオーブン邪面の活躍で再び必要量の闇エナジーが満ちたことで活動を再会。
そこへ復活した充瑠が新たな魔進「魔進エクスプレス」を操縦してマブシーナと共に現れる。
5人揃ったキラメイジャーによってオーブン邪面は爆散してしまうが、ガルザはレーネツダガメスがいれば問題ないとして再びスモッグジョーキーを駆って現れる。
相変わらず強力なタッグ攻撃に追い込まれるキラメイジンを羽交い締めにし、スモッグジョーキーが魔進エクスプレスを破壊しようとそちらに向かっていくが、
ジョーキーのバーンブラッカーが直撃する寸前にキラメイジンから離脱したキラメイレッドが魔進エクスプレスを発進させたことでその行為は失敗し、
魔進エクスプレスから放たれた光線を浴びたスモッグジョーキーはガルザのコントロールを受け付けなくなり、そのまま互いに合体することでガルザと充瑠が見た「光の巨人」こと、「音速の巨人」キングエクスプレスが誕生。
その素早い攻撃に圧倒され、満足に動かせない操縦桿を無理やり操作してバーンブラッカーを発動し、キングエクスプレスを自滅させようとしたガルザだったが、
攻撃が当たる直前で合体を解除したため、そのままレーネツダガメスにバーンブラッカーが直撃してしまいダメージを受けてしまう。
充瑠が再びキングエクスプレスへと合体させると、キングエクスプレスバーンプラスターを受け爆散した。
【余談】
ダガメスを素体にした邪面獣の第1弾となる。
コストの重さか、それとも双頭の構造ゆえの操演の難易度の高さからか、ダガメスベースの邪面獣の登場数は少ない。
2つの頭を持つため邪面も一般的な邪面獣の2倍装着できることもあり、強敵として登場。
その分呼び出すためにも、運用し続けるためにも「闇エナジーが相当量必要」という扱いの難しさもよく描かれていた。
後に「強力だが、燃費が悪い邪面獣」として
邪面獣モーターボートバスラが登場しているが、そちらは魚の摂取を行って自力で補給ししばらく後復活している。
邪面獣ジュウタクローンダガメスもダガメス素体の邪面獣だが、そちらは特にコスト問題は見られなかったものの、代わりなのか戦闘力もこれといって高いものではなかった。
邪面のモチーフである「冷熱」とは、公式サイトでも紹介されている通り、冷たいことと熱いことを同時に現す地球の概念。
発電方式としても利用が考えられており、クリーンな発電方式として一部のガス会社や電力会社が実用化している。
残念ながらダガメスにはそういったエネルギーを生み出す能力はなかった模様。
なおこの邪面獣を担当していたオーブン&フリーザー邪面だが、二人もちゃんと連携を取ればこの邪面獣とほとんど同じことが出来たはずである。
双方それに気が付かず、弟よりは多少生き延びた兄もそのことに気がつく様子は一切なかった。
最終更新:2023年10月31日 01:40