邪面獣キババスラ

ハコブー「噛み付いたまま離れない、正にスッポン…!」

【名前】 邪面獣キババスラ
【読み方】 じゃめんじゅうきばばすら
【登場作品】 魔進戦隊キラメイジャー
【登場話】 エピソード39「皇帝はスナイパー」
【所属】 ヨドンヘイム/ヨドン軍
【分類】 邪面獣
闇獣 バスラ
【担当邪面師 ムシバ邪面
邪面 牙→身を守るために鋭く発達した地球の動物の歯
【モチーフ】 牙、トラバサミ、ブラックバス

【詳細】

ヨドンヘイムに生息する巨獣バスラに地球の生物が持つ「牙」を模した邪面をかぶせた邪面獣。

顔面を覆う半球型の部位の上下に、開閉式の鋭い牙のついたアーチ状のパーツを備えた、いわゆる「トラバサミ」と呼ばれる狩猟用の罠を邪面としてかぶったバスラ。
邪面の牙で相手に噛み付く「スッポン攻撃」が最大にして唯一の武器だが、咬合力が凄まじく一度食らいついたら離れない様子はまさしくスッポン(上述のハコブーのセリフより)。
なおどうでもいいことだが地球上のスッポンに牙(歯)は無い。

両腕は邪面獣モーターボートバスラの素体となったバスラ同様、巨大な鉤爪となっている。
邪面で直接攻撃を行う都合上、その強度も非常に高くキラメイジンの攻撃も簡単に弾いてしまうのは邪面獣ハンマーバスラにも似たタイプといえる。
しかし開閉機構はネジ止めであり、構造的にそこが脆く欠点となっているため機構を破壊されてしまうと攻撃力が激減してしまう弱点を持つ。

担当していた邪面師は前エピソードに登場したムシバ邪面だったのだが、闇エナジーが溜まって召喚準備は整っていたものの、地球へ送り出されることなく待機していた。
そしてエピソード39にてヨドン皇帝の第三の人格、シャドンの作戦をサポートするべくガルザ操るスモッグジョーキーと共に地球に出現した。

シャドンはマブシーナを狙っていると見せかけ、それを守ろうとするキラメイジャー達を確実に始末しようと考えていた。
キババスラはシャドンの「影に潜む」能力を最大限に発揮させるためのサポートとして呼び出され、逃げ惑うキラメイジャーを不利な状況に追い込んだ。

時雨が仕留められた後、充瑠が単独でキラメイジンを操縦して迎撃に当たるも、ジョーキーとの連携攻撃でキラメイジンを瞬く間に追い込んでいく。
強力な噛みつき攻撃は魔進達の身体にたくさんの傷をつけ、それによって力が低下してしまったファイヤ達はジョーキーのバーンブラッカーを受けたことで合体を解除してしまう。

助っ人として充瑠が呼び出したオラディンとハコブーはグレイトフルフェニックスへと合体し参戦するも、怯まずに噛み付いて応戦し、ハコブーに上述のセリフを言わしめる。
しかしオラディンに邪面の開閉機構がネジ止めされていることを見抜かれ、ゴールデンアックスの連続攻撃によって上顎部分が脱落してスッポン攻撃が不可能になってしまった直後、グレイトフルプロミネンスに切り裂かれ爆散した。

【余談】

邪面のモチーフは牙だが、造形的には狩猟用の罠であるトラバサミが用いられている。
トラバサミとは罠の中央を踏むとバネで金属板が跳ね上がって脚を挟み込んで捉える仕組みのもので、日本を始め幾つかの国で使うことを禁止されている。

禁止理由としては、鳥獣保護法や「人の生命又は身体に重大な危害を及ぼす」危険性故の法律的な問題であるが、幾つかの例外が存在し農家等がネズミやモグラと言った有害害獣を捉える分には禁止されていない。

得意とする攻撃として「スッポン攻撃」だが、恐らく噛み付く動物からの連想でスッポンの名前が使われたのだろう。
噛み付く生物としてはワニも有名だが、シャドンのモチーフにワニが用いられていることを考えると、どちらのデザインが先に決まったのかは不明だが「噛み付く生物、器物」で統一してモチーフが選ばれたのだと推察できる。
担当していたのもムシバ邪面という歯にまつわる邪面師だった。

最終更新:2022年06月04日 04:36