ロード・オブ・ワイズ

【名前】 ロード・オブ・ワイズ
【読み方】 ろーど・おぶ・わいず
【登場作品】 仮面ライダーセイバー
【初登場話】 第44章「開く、最後のページ。」
【分類】 敵怪人/幹部/四賢神
【名前の由来】 賢者の長(英:Lord of wise)

【詳細】

ストリウスグリモワールワンダーライドブックの力を使い蘇らせた四賢神の戦闘形態。

四賢神とはソードオブロゴスという組織においてマスターロゴスを上回る権力を持ち、組織運営の舵取りを行う重要なポジションにいる4人…だったのだが、その立ち位置を疎んだイザク(マスターロゴス)によって始末されていた。
情報が出てからわずか1話で退場していたことが確定したという出落ちにも等しい扱いの者たちであり、出落ちと言うか出番すら無かった。
というかキャラクターというよりもむしろ設定というか、用語というか。

排除された理由としては、その立ち位置や実力の高さからイザクの暴挙を許さず、後々障害になると判断されたものと思われる。
マスターロゴスとしての立場を使ってその裏で暗躍する以上、自分に近すぎる地位にいる彼らは邪魔以外の何物でもないだろう。何せ同じ権限を持つ人間が4人もいるのだ。どっかの探偵団かな?
当初倫太郎などのソードオブロゴスに詳しい面々からしてみれば、組織内にいる「裏切り者」の候補として挙げられる存在であり、当時の段階ではソードオブロゴスという組織の構成員などがほとんど明らかにされていなかったこともあって視聴者にも倫太郎達以外にどのような存在が組織に在籍しているか、を示す役割もあったと思われる。

そこからかなり話が飛んで第44章。
グリモワールワンダーライドブックを得たストリウスの手によってサウザンベース地下の棺に収められていた死体から復活し、しかも全盛期以上の力を与えられたことで最強の尖兵として魔王ストリウス打倒を志す剣士たちの前に立ちふさがることとなる。

その強さは圧倒的であり、各々がそれぞれ異なる獲物の極限の使い手。
4人で連携攻撃する場面は無いものの一人ひとりが飛羽真らよりも格上の力を持ち、ソロモンすら下したクロスセイバーやズオス・プレデターを倒したブレイズタテガミ氷獣戦記の攻撃も通用せず、当たったところでより強い攻撃を返してくるなどこれまで数々の激闘を潜り抜けてきた剣士達の力tが全く通じないほどの強敵。

大剣と斧の技を極めしスパルタン、大鎌の技を極めしハイランダー、刺突剣の技を極めしディアゴ、二刀の剣技を極めしクオンの4名で構成されている。
スパルタンやハイランダーが人間だった頃の名前だったのかは不明だったが、ディアゴの名前がディアゴスピーディーに受け継がれたという公式サイトの記載があるため、おそらくはそれぞれ生前における個人名だった可能性が高い。スパルタン、ハイランダー、ディアゴ、クオン。

ロード・オブ・ワイズとなった四賢神ストリウスの配下ではあるが、傀儡化されており自我等は存在しない模様。
ただし戦闘中相手が苦しむ様子を見て明らかに楽しんでいるディアゴのように、個人の意志を完全に消されているわけではないようにも見える。
完全な操り人形とすると、劇中見せた圧倒的実力も活かしきれないとも考えられるのでそれも当然か。

排除したイザク曰く「頭の固い老いぼれ」と称されているので四賢神はかなりの高齢だったようだが、大いなる本の一部を持ち一般的なホモサピエンスよりも長い人生を歩んでいた彼のように、四賢神達も長い時を生きていたと思われる。
彼らは「剣の道を極め、剣技の全てを生み出した」と言われる者達なのだから。

セイバーの最強フォームであるクロスセイバーの技をあっさりとカウンターで跳ね返すクオンや、時国剣界時の界時抹消すらも一度見ただけで模倣してしまったディアゴ等、剣士達の力を持ってしても対抗するのは難しい。
恐らくソロモンとしての力を得たイザクであっても四賢神との真っ向勝負では敗北しかねない。多分1対4どころかタイマン勝負でもボコボコにされる。

特にクオンは聖剣の力を司るクロスセイバーとの相性は最悪の一言に尽きるため、クロスセイバーに太刀打ちできなかったソロモンでは負ける可能性が高い(オムニフォースの使い方によれば勝機はあるかもしれないが、そもそもワンダーライドブックや聖剣すら使っていない彼らにオムニフォースの能力が有効的かは疑問がある)。
また上記の通りロード・オブ・ワイズの力はストリウスによって全盛期以上の力を以て蘇っていることから、生前はここまでの力は持っていなかったのでは無いだろうか。
いや生きていたときからこんなに強かったらそれだけで恐ろしいのだが。本当に彼らって、ホモサピエンスなんです倫太郎君?

第44章で登場するなり圧倒的な力で剣士達を一蹴し飛羽真達はもちろん、視聴者すら唖然とさせた集団だったが、ストリウスの元へ飛羽真を送り出すため一致団結した剣士達との文字通り命を削る戦いの末全滅。
しかし結果として破れはしたものの、苦戦する描写すらほとんど見せず、ほとんどのメンバーはギリギリの綱渡りの末なんとか撃破したものの受けたダメージも大きすぎたため、
ユーリが自分の消滅も顧みず回復させて回っていなければ死亡者すら出ていたであろうことからも、彼らがどれだけの強者だったのか伺い知れるというものだろう。

はっきり言ってラスボス手前の前座とは到底カテゴライズ出来ない正真正銘魔王の元に集う最強の四天王といえる。
一部ではむしろラスボスより強く見えたという意見も。

【余談】

ロード・オブ・ワイズという名称は直訳すれば賢者の長、四賢神と呼ばれていた生前を考えるとそれを表したものと思われる。
また意訳するならロードを長を意味するLoadではなく道を意味するRordで「Rord of wise」、知識への道にもなり得る。

4体のスーツはアガスティアベースの衛兵とされるスーパーヒーロー戦記に登場したものの流用。
形状から仮面ライダーゼロワンに登場したインベイディングホースシュークラブレイダーのスーツをリペイントし新造の頭部と背後装飾をくっつけたものがアガスティアベースの衛兵のスーツで、肩を仮面ライダーアバドンのものと組み合わせるなどして個体識別できるようにしたのが各四賢神のスーツだろう。
実際に4着用意されたかは定かではない。

食玩装動シリーズでまさかの立体化が決定した。
ボディと装甲の2箱でアガスティアベースの衛兵が完成し、そこからオプションセット2箱分のパーツを使い組み合わせることでロード・オブ・ワイズを再現できる。
各武器も新規造形で再現されているが、大鎌など大きなパーツがあるためオプションセットの内容は2分割されている。
組み立ててみるとわかるが、頭部と翼、背中以外はインベイディングホースシュークラブレイダーそのままとなっている。
この手のリペイント系はシールが貼りづらかったりもするのだが、パーツの面ごとに貼る物が多いなど比較的きちんと貼りやすい。むしろ武器の方が(ry

スーツは後に仮面ライダーガッチャードに登場するドレットルーパー軍式に改造された。

最終更新:2024年08月19日 00:41