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おかしな果実とくるった悪魔 その三

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shinatuki

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ここは地獄の図書館、ありとあらゆる書物が顕界ではありえない大きさと量の本が納められている。
そこに、メローネはいた。
ある一端、魔術・・・・・とくに錬金術に関する本に関する棚を探していた。
「・・・・ラテン語か・・・。まずこっちを勉強すべきかなぁ・・・・。」
そう言ってメローネは古ぼけた羊皮紙の本を棚に戻す。
そして語学の棚へと向かう。
「メローネ。」
後ろには、大量の本を持ったリゾットがいた。
メローネは、リゾットの付添を条件に図書館の利用を許されていた。
それ幸いとメローネは、リゾットに荷物持ちをさせていたのだ。
それでも文句を言わないのは流石我らがリーダーである。
「先ほどから何を調べているんだ?」
リゾットは、メローネに質問した。
彼が見ているのは本当に古い、それこそ外界なら博物館に飾られているような本ばかりだからである。
「・・・・・ん、ちょっと。ホムンクルスについて。」
「ホムンクルス・・・・?」
聞きなれない単語にリゾットは訝しげな表情を浮かべる。
「リーダー、ファウスト読んだことあるかい?あれに出てくるフラスコの中でしか生きられない人間。」
「・・・あぁ、あれか。最後は見とれて自滅した・・・・。」
「いや、何でそんな残念な所を覚えてるのさ。」
リゾットの回想にメローネが突っ込む。
彼は語学のところから古代ギリシャ語と、ラテン語、それに古いドイツ語やフランス語などの本を取り出す。
そしてそれをひょいひょいとリゾットに渡した。
それでもリゾットの腕は震えも起こさない。
「あー、こうなったら本物の魔法使いとかに聞いたほうがいいかな・・・。イルーゾォとホルマジオにちょっと話せないか聞いてみるか・・・・。」
ぶつぶつと独り言を呟きながらメローネは本のページをめくる。
付き合わされたリゾットには、何が何だか訳がわからなかった。
『私の使う魔法はそう言う物質変換とかの類じゃないからなぁ・・・・・。』
『私の魔法もどっちかと言うと魔力に指向性を持たせたりするから・・・・。
 確かに自立人形とホムンクルスは似ているかもしれないけど、本質的に違うし・・・・・。』
仲間づたいに聞いた魔法使い達も、彼の求める知識は持っていなかった。
メローネは落胆し、とぼとぼと通常業務をしに冥界に戻ったのだ。
そして、今はお昼休み。彼は食堂であまり美味しいとはいえないオムライスを食べていた。
地獄でも食堂という奴は変わらない。結局美味いものはそこそこ美味いし、不味いものは不味いのである。
「はぁ・・・・・・。」
肉のほとんど入っていないチキンライスと、うすっぺらい卵焼きを口に含んでメローネはため息をついた。
この調子では、到底約束の一週間には間に合いそうにない。
「あ、メローネ。」
そんなアンニュイな彼に言葉をかける人物がいた。
彼の仲間のジェラートである。
彼は安っぽいトレーに乗ったカレーライスをテーブルの上に置き、メローネの向いの席に座った。
「面白いもの見たなぁ・・・、メローネが落ち込んでるなんて。」
ニヤニヤと笑いながらジェラートはメローネと話す。
「俺だって落ち込むくらいはするさ。」
「変態なのに?」
「おいおい!変態には落ち込む権利もないのかよ!!」
メローネはオーバーに頭を抱える。
カレーをぐちゃぐちゃにかき混ぜながら、ジェラートはメローネに本題を聞いた。
「で、何そんなに落ち込んでるの?」
「あ・・・・、いや、実はちょっとホムンクルスについて調べてて・・・・。」
「え?またゲームかなんかの攻略の話?前貸したアルティマニア返してよ。」
ジェラートが、急に話題を脱線させた。
「いやいや、それは待ってくれ。まだユフィとデートしてないんだよ。」
そう言ってメローネは攻略本をどうにか自分の手元に置こうとする。
「返してよ、次イルーゾォに貸すんだから。あいつウータイで詰まってるらしいんだよ。」
「お前が攻略法教えてやれよ。」
「やだ、めんどい。返せ」
「やだね。」
「返してよ!!」
「絶対にNO!」
二人の間の雰囲気が、どんどん険悪になっていく。
ガタンと同時に二人は席を立った。
「やるの?息子もないのに?」
「やるかい?あの時のトラウマで・・・・スタンドが出せないくせに!!」
次の瞬間、ジェラートの服の袖から鉤爪が飛び出し、かれのグローブの金具に固定される。
メローネも、椅子に掛けてあった鞄から、オートマチックの拳銃を取り出した。
周囲にいた職員達が、悲鳴をあげて逃げ出す。
メローネはテーブルを蹴り上げ、ジェラートの先手を封じる。
そして後ろに転がり、ジェラートから距離をとる。
蹴りあげられたテーブルは、縦に切り裂かれ、二つに割れたそこからジェラートが飛び出してくる。
その両手には、鋭い刃のついた爪を構えて、メローネを切り裂かんとしていた。
メローネは、引き金を引き、次から次へと弾丸を発射する。
ジェラートはそこから横に跳び、大きな柱の後ろに隠れ弾丸をやり過ごす。
「ちっ!!」
メローネは引き金から指を離した。
全て弾を撃ちきってしまえば、装填しなければならない。
そうなってしまったら、自分は一気にジェラートに接近せられ、いつかのソルベのごとく輪切りにされるだろう。
こうなったら持久戦である、ジェラートが痺れを切らしてこっちに向かってきた瞬間を狙い打つ。
あまり銃撃戦は得意ではないが、やるしかないだろう。
息をいったん吐き出して、メローネは集中する。
次の瞬間、メローネは倒れた。
「へ?」
見てみると、倒れた椅子やテーブルの間から、一本の腕がメローネの足首を掴んでいた。
「お・ま・え・ら・・・・・・・・。」
そこから、ガタンッと出てきたは、服や髪をケチャップやらソースまみれにしたプロシュートだった。
どうやら彼も昼飯で食堂で食べていたようである。
「ぎゃーーーーっ!!」
柱の影から、ジェラートが見事に釣りあげられた。
どうやら、ペッシもプロシュートと一緒に昼食をとっていたらしい。
「ペッシ、よくやった!ジェラートも連れて来い!!」
「へい兄貴!」
釣りあげられたジェラートが、メローネの隣にペッと放り投げられる。キャッチ&リリースである。
メローネの体から、どんどん力が抜けていく。
「てめぇら・・・・、俺のスーツをこんなに汚しやがって・・・・。」
怒りに燃えたプロシュートの背後に、ゴゴゴゴゴゴと言うと言う擬音が聞こえる。
ガシッとメローネとジェラートの頭を掴む。
「いだいいだいいだいいだいっ!!」
「ごめんなさいっ!!ごめんなさいっ!!」
2人が悲鳴を上げると、プロシュートは二カッ☆と笑った。
「はっはっはっはっは、直ざわりだぞこの野郎☆」
「「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」
メローネとジェラートの悲鳴が、ボロボロの食堂に響き渡った。

「・・・・・・・お前のせいだぞ、ジェラート。」
「・・・・・・・お前が返さないからだよ、メローネ。」
そう言って二人は、ボロボロになってぶすっとしていた。
あの後、二人は映姫様にも説教され、もう今日は仕事はいいと家に帰されたのだ。
二人は今、仲良く喧嘩しながらぶすっとソファに座ってテレビのニュースを見ている。
「あー、ちくしょう・・・・。これは本格的に息子を作らずまた紅魔館に侵入しなくちゃだぞ・・・・。」
「・・・・・?紅魔館ってめーちゃんの居る所?」
「門番の女の子、ほん めーりんって言う子。」
「あぁ!あの赤い髪といい脚の健康美人さん?」
「うん、多分そうだよ。よくね、試合を申し込みにいくんだ。デスクワークばっかだと身体がなまっちゃうから。」
どうやら、ジェラートはあの館の門番と面識があるらしい。
メローネはそこからどうにかして話を進める。
「ふぅん、お前が女の子に興味を持つなんてな。」
「だって、すっごく強いんだよ!!あぁ言う子はきっと死ぬギリギリまでしっかりとした目で睨みつけてくるんだろうなぁ。」
うっとりとした目つきで、ジェラートは語る。
彼はキれてる殺人鬼である。
彼にとって殺すと言うことは、その人物の一生を凝縮する事である。
その凝縮された濃厚な一生は、鋭い憎しみと生への執着という形で現れる。
それが、ジェラートにとっては、たまらなく快感であるらしい。
ゆえに、彼はか弱い人間を殺す事を嫌う。
彼が殺したいのは、強い精神を持った、強い人間なのだ。
「幻想郷は平和ボケしているけど、そう言うヒトが多いんだ。
 映姫様には殺しはいけないって言われてるからしてないけど、ずっとウキウキしてる。
 あぁ、早く誰か死んで浮遊霊とか自縛霊になればいいのに。」
そうすれば、自分は心ゆくまで相手を絶望させられるから、とジェラートはため息をついた。
そんな様子を見て、メローネは笑った。
「相変わらず万年中二病だなぁ。」
「なぁに、それ。」

「ディアボロさん、テルノスケ。お茶が入りましたから休憩にしましょ。」
そう言って、小悪魔は同僚の男二人に声をかける。
ここは膨大な本が納められている紅魔館の大図書館、その一角にある司書達の休憩スペースである。
そこで、司書の三人は本の整理をしていた。
外の世界やパチュリー自身の書いた魔導書をこの広大な図書館の決められた棚に収めるのである。
「はぁ・・・、いい加減外の世界に返りたいが・・・。」
「そういわないでください、テルノスケさんの知識はパチュリー様も役立っていると仰っています。」
「まぁ、今帰ってもまた仗助達にやられるだけだからな、ほとぼりが冷めるまでここにいるさ。」
そう言って、輝之助は紅茶に砂糖を一つ、そしてレモンを絞って入れる。
「しかし・・・・、君は学生だろう?勉強は大丈夫なのか?」
ディアボロは、そのまま熱い紅茶に口をつけた。
彼としては、本当は熱くて濃いコーヒーが飲みたいのだが紅魔館には紅茶しかない。
「あー、大丈夫だろ。外だと行方不明ってことになってるだろうからな。少なくとも退学にはならねぇよ。
 そういうアンタこそ、早く記憶を戻して社会復帰をした方がいいんじゃないか?」
「耳が痛いな。」
輝之助の遠慮ない言葉に、ディアボロは苦笑する。
「・・・・・本当に、まだ何も思い出せないんですか?」
「・・いや、最近夢を見るんだ。」
「夢?」
ディアボロは、2人にその夢の内容を話す。
「電話をしているんだ、多分、家族の誰かだ。
 若い・・・そうだな、テルノスケくんより少し幼い声だった。」
「つまり、ディアボロさんの息子って事ですか?」
「あぁ、だが電話をしている場面ばかりで、それ以外はまったく分からないんだ・・。」
「出張が多くて電話ばっかりしていたとかじゃないか?・・てゆーかあんた結構若いだろ・・いくつの頃の子供だ・・・。」
「いやいや、私はじっさいもうおじさんだしなぁ・・・。それに最近の子供はだいぶ大人っぽいから分からないぞ?」
「つまり、纏めるとこういう事ですね!」


【超能力探偵 ディアボロ 作:小悪魔】
ディアボロ、彼は特異な能力を持つ探偵としてイタリア政府の極秘エージェントとして活躍していた。
世界各国を飛び回り、家にもほとんど帰れない。
そんな彼を支えるのは、組織に殺された妻の置き形見である自分の息子である。
彼はどんなに時差があろうとも息子に一日に一度電話をするのを欠かさない。
だが、ある時ディアボロは組織の敵の能力により、記憶を封じられ幻想郷に飛ばされてしまう。
記憶をなくすも過ごす平穏な時間・・だが、彼にとどめをささんと組織の魔の手は幻想郷まで迫っていた!!
いったいディアボロの運命

「小悪魔!落ち着け!!落ち着け!!」
興奮しながら話す小悪魔を、輝之助が必死に落ち着ける。
「いやいや、そんな大した人間じゃないと思うぞ・・。この能力、よく使いどころ分からないし・・・。」
そう言って、ディアボロは小悪魔の頭を撫でる、慣れていないせいか頭が少しボサボサになる。
「うー、だって・・・・・。」
小悪魔は髪を整えながら、ぶすっとする。
『小悪魔。』
「はひっ?!」
突然、パチュリーからのテレパシーが来て、小悪魔はビクッとする。
「は・・はい、パチュリー様。」
小悪魔は頭の翼を押さえてパチュリーと会話を始める。
『客人が来たの、お茶とお菓子を持ってきて頂戴。』
「は・・はいっ!!2人とも、失礼します!!」
そう言って、慌てて小悪魔は休憩スペースから飛んでいった。

「あ、あの・・お茶とお菓子です。」
「ありがとう、そこに置いてちょうだい。」
小悪魔がお茶を持っていくと、パチュリーの向かいには見慣れない青年が立っていた。
美しい金髪をひとつに結び、Yシャツに眼鏡といった学者風の風貌で優しそうな印象を受ける。
「ありがとう、お嬢さん。」
微笑まれ、小悪魔の顔が真っ赤になる。
「し・・・失礼しますっ!!!」
小悪魔は、慌てて飛び去ってしまった。
「・・・・・あなたの変装も恐れ入ったわね、あの子、あなただって全然気づいてないわね。」
「普段、あんな格好をしてるのはその為さ。変な格好なら、その格好に気を取られて顔とかを覚えられにくいからね。」
そう言って青年・・・・・メローネは紅茶に口をつけた。
「あ、ちなみにこれ、ストライカーズのユーノきゅんのコスプレね、おれユーなの派なのにさぁ・・・・。」
「何の話よ。」
メローネの言葉にパチュリーは突っ込む。
「今度はどうやって侵入したの?まさか美鈴が二回も侵入許すわけないし・・・・。」
「いや、同僚が門番の子の知り合いで今頃試合をしているはずだよ。」
「・・・なるほど、それでレミィと咲夜がそっちに気を取られているのね。」
パチュリーは納得して、読んでいた魔導書を閉じた。
「今日は、何のよう?」
「ホムンクルスの生成の方法について知りたいんだ。」
それを聞いてパチュリーは訝しげな顔をする。
「どうして・・・?」
「いや、ちょっと仕事の関係上必要になってね・・・・何せ本物の女を使うわけにいかないから。」
「・・・・・・・・・・・?」
メローネの意味深な言葉に、パチュリーは?マークを浮かべる。
「ホムンクルス・・・・・詳細な資料、それに機材も一応私は持っているけど・・・・・・。」
「べネ!!」
メローネは手を叩いて喜ぶ。
「それを、使わせて欲しい。できれば知識も教授してほしいんだが。」
「・・・・・・タダではね。」
「言うと思ったよ。」
そう言って、巨大なキャリーバッグからメローネは紙袋を次から次へと取り出す。
○しんばん、アニメ○ト、K-BOO○S、と○のあな、まんだ○け・・・・何と言う乙女ロード、間違いなく執事カフェは予約制・・・・。
「いや、大変だったよ。どうみても外国人の男が腐女子に混じって801同人誌物色してんだもん。」
視線むっちゃ痛かったぜ、とメローネは付け加えた。
パチュリーは袋から、薄い本や下敷き、文房具などを取り出す。
「・・・・・・協力しましょう。」
「ありがとう!いやー、これで怒られずに息子が作れる!!」
そう言ってメローネの野望は彼のお財布を痛めながらも、着々と進んでいった。


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