東方星波紋
第10話 幻想邂逅―?―
第10話 幻想邂逅―?―
「2011年・・・だと・・・」
「そうよ、つまりあなたは過去の人間なの」
驚愕する承太郎、不気味に笑う紫。
「ちょっと、紫。
そんな程度で帰せないって、どういう事?」
そんな程度で帰せないって、どういう事?」
紫の能力を熟知している霊夢が話しかける。
「・・・霊夢、あなたならわかる筈よ。
この結界の異常性に・・・」
この結界の異常性に・・・」
そう言われ、しぶしぶ何かに集中する霊夢。
そして・・・
そして・・・
「何これ、時間軸がバラバラになっている・・・?」
「そうよ、帰せないといった理由の一つはそれ。
ちゃんと消えた時間に帰せるのか微妙なのよ」
ちゃんと消えた時間に帰せるのか微妙なのよ」
全員、話についていけない。
結界の話の為、当然といえば当然なのだが・・・
因みに、聞屋は何かメモを取っている。
結界の話の為、当然といえば当然なのだが・・・
因みに、聞屋は何かメモを取っている。
「もう一つは、この結界の異常を直さないといけない事ですわ」
「でも、そうなるとコイツどうするの?」
コイツ呼ばわりされた承太郎。
承太郎は再び幽香との睨み合いに入っている。
が、両者の視線は先程よりも殺気が篭っていない。
その理由は・・・
承太郎は再び幽香との睨み合いに入っている。
が、両者の視線は先程よりも殺気が篭っていない。
その理由は・・・
「Zzzzz・・・」
「・・・何よ」
戦闘の発端ともなった子供が幽香の膝の上で眠っていたからだ。
しかも、何故か幸せそうに・・・。
そのせいで殺気よりも、呆れの度合いが多く含まれている。
そして、隅っこで震えている妖怪に目を移す。
流石に実力者ばかりの席では弱小妖怪は震えるしかないようだ。
・・・余談だが、先程からルーミアとチルノが承太郎の上をグルグルと
飛び回っている。そのせいで幽香は萎えたらしい。
しかも、何故か幸せそうに・・・。
そのせいで殺気よりも、呆れの度合いが多く含まれている。
そして、隅っこで震えている妖怪に目を移す。
流石に実力者ばかりの席では弱小妖怪は震えるしかないようだ。
・・・余談だが、先程からルーミアとチルノが承太郎の上をグルグルと
飛び回っている。そのせいで幽香は萎えたらしい。
「・・・で、オレは如何すればいいんだ?」
「何処かに止めて貰うしかありませんわ・・・
というより、この神社に泊まりなさい」
というより、この神社に泊まりなさい」
「私無視して進めるな!!!」
霊夢が懐から針を取り出し、紫に投げる。
紫は難なく、スキマを展開して回避する。
・・・遠くから絶叫が聞こえてきた。
紫は難なく、スキマを展開して回避する。
・・・遠くから絶叫が聞こえてきた。
「大体、他にもあるでしょ!!」
―――白玉楼・・・
「ちょっと亡霊が多くて、今は客人を止めてなんて居られません
あと、何故か雪が多いですし・・・料理中は怖い料理人も居ますし」
あと、何故か雪が多いですし・・・料理中は怖い料理人も居ますし」
―――永遠亭・・・
「面白そうだけどねぇ・・・」
「ダメです姫様、男はハンバーグ頭とアホだけで十分です」
「えーりんがこう言うから・・・」
―――人里・・・
「・・・あいにく、近頃の妙な天気の調査で無理だ。
あと、里には髪の毛使い女と音使いの夫婦もいるし
髪の毛使いの男居候してるしなこれ以上は無理だ」
あと、里には髪の毛使い女と音使いの夫婦もいるし
髪の毛使いの男居候してるしなこれ以上は無理だ」
「わたしのところにもブ男も居るし無理」
―――紅魔館・・・
「面白いサンプ・・・
元岩男より使えそうね」
元岩男より使えそうね」
魔女がちょっと危ない・・・無理。
―――魔法の森・・・
「無理だぜ、あと香霖のところにも褌メイツが居るからな」
「無理よ・・・本読むだけの男も居座ってるし」
―――妖怪の山・・・
「機械人間居るし・・・これ以上ちょっと無理かな」
ほかの者もダメらしい。
―――八坂神社・・・
「えーと・・・私は良いんですが・・・」
「ダメね、ウムウとあの子だけで十分(と言うか早苗が迂闊に話しかねない)」
「神奈子様がどうしても・・・って言うか一文字違いますよ」
―――夢幻館・・・
「特に居候も居ないけど却下」
「こっちから願い下げだ」
―――マヨヒガ
「あのコーヒー犬だけで十分です!!」
「橙・・・仲良くないのに何故あの犬に構う・・・」
「あら、見事に行き先無いわね」
「はあ、もういいわよ。勝手にしなさいよ
というより、居候多すぎじゃない?」
というより、居候多すぎじゃない?」
結局承太郎は、博麗神社に泊まることとなった。
魔法の森のアリスの意見に多少、何かを感じ取ったが
気にしないでおいた。
何故か、かなりの人数に睨まれていたが・・・
その後、何故か宴会騒ぎになったが
多少の酒を飲み、適当に相手をしていた・・・
宛がわれた一室にて、布団を敷く・・・
魔法の森のアリスの意見に多少、何かを感じ取ったが
気にしないでおいた。
何故か、かなりの人数に睨まれていたが・・・
その後、何故か宴会騒ぎになったが
多少の酒を飲み、適当に相手をしていた・・・
宛がわれた一室にて、布団を敷く・・・
「承太郎起きてる?」
「霊夢か」
学ランだけを脱いで、いざ寝ようとした時に
霊夢が何かを抱えて寝室に入り込んできた。
霊夢が何かを抱えて寝室に入り込んできた。
「着替え、ないでしょ?紫が持ってきた着物が
あるからこれに着替えなさい」
あるからこれに着替えなさい」
袖を通してみたが・・・
「小さいぞ・・・」
「あんたがでかいんでしょうが・・・
やっぱ、ちょっと待ってなさい」
やっぱ、ちょっと待ってなさい」
着てきた服は、あっという間に洗濯されて乾燥していた。
何でなのか聞いてみると、河童の道具だと言われた。
無理矢理納得せざるを得なかった。
なのでそれに再び着替えて布団へと潜り込む。
何でなのか聞いてみると、河童の道具だと言われた。
無理矢理納得せざるを得なかった。
なのでそれに再び着替えて布団へと潜り込む。
「一つ聞き忘れたが・・・安全なんだろうな?」
「この神社に喧嘩売る馬鹿なんて居やしないわよ」
そういう決まりだもの、と付け足して話す。
「そうか・・・」
「じゃ、お休み・・・居候なんだから明日からある程度働いてもらうわよ」
「力仕事程度ならいくらでも可能だ」
居候になるため、そのぐらいなら覚悟をしている・・・。
「じゃ、お休み。襲わないでよ」
「そんな趣味は無い」
明らかに一部分を見て答えた承太郎に札と針を投げた。
承太郎は当然、避けた。
針は何処かへと飛んでいった・・・悲鳴が聞こえた。
聞いた事のある悲鳴だったが無視して就寝した。
そして、神社での夜は更けていった・・・。
承太郎は当然、避けた。
針は何処かへと飛んでいった・・・悲鳴が聞こえた。
聞いた事のある悲鳴だったが無視して就寝した。
そして、神社での夜は更けていった・・・。
to be continue
NGシーン
「何処かに止めて貰うしかありませんわ・・・
というより、この神社に泊まりなさい」
というより、この神社に泊まりなさい」
「私無視して進めるな!!!」
霊夢が懐から針を取り出し、紫に投げる。
紫は難なく、スキマを展開して回避する。
紫は難なく、スキマを展開して回避する。
―――森の中―――
「はあはあ、今度は、一体何処から・・・なんだこの穴ぶぎゃ!!」
プスッゴッ!!!
ディアボロの今回の死因・・・穴から飛んできた針が刺さり驚いた拍子に
岩に頭を打ち付け死亡。
岩に頭を打ち付け死亡。
「じゃ、お休み。襲わないでよ」
「そんな趣味は無い」
札と針を投げられたので承太郎は避けた。
針は何処かへと飛んでいった・・・
針は何処かへと飛んでいった・・・
―――神社境内―――
「じ、神社・・・今度はどこぶべら!!?」
バチィ! ゴス!!
ディアボロの今回の死因・・・飛んできた針と札に当たりその衝撃で吹っ飛び
木に刺さっていた五寸釘に刺さり死亡。
木に刺さっていた五寸釘に刺さり死亡。