この幻想郷では、吸血鬼の姉妹がいる。
レミリア・スカーレット、そしてその妹のフランドール・スカーレット。
「(吸血鬼か……)」
『吸血鬼』の単語に、ディアボロはある因縁を思い出す。
それは、ある一族と、一人の男の宿命。男が死してなお、宿命は消えることは無く続いてた。
レミリア・スカーレット、そしてその妹のフランドール・スカーレット。
「(吸血鬼か……)」
『吸血鬼』の単語に、ディアボロはある因縁を思い出す。
それは、ある一族と、一人の男の宿命。男が死してなお、宿命は消えることは無く続いてた。
―そして、その宿命の一端が、この俺にもある。
あの男のスタンドを目覚めた『原因』をあの男の手下に売り渡したのは、俺だ。
あの男の友が、一度世界を終わらせた。その男の友のスタンドを覚醒させたのも、俺が売り渡した『原因』だ。
あの男の友が、一度世界を終わらせた。その男の友のスタンドを覚醒させたのも、俺が売り渡した『原因』だ。
そして……あの男の息子と俺は闘い、そして敗れた。
「(皮肉なものだな……)」
あの時、もし俺が『原因』を売り渡していなかったら、また違う未来があっただろう。
俺はあいつに勝てただろうか。 あの男の友は、世界を終わらせるようなことをしなかったのだろうか。
杜王町のほとんどのスタンド使いも、スタンドが発現しなかっただろう。
「(……いや、あの過去があったからこそ今がある。過去を否定していたら、前に進むことなどできない)」
あの時、もし俺が『原因』を売り渡していなかったら、また違う未来があっただろう。
俺はあいつに勝てただろうか。 あの男の友は、世界を終わらせるようなことをしなかったのだろうか。
杜王町のほとんどのスタンド使いも、スタンドが発現しなかっただろう。
「(……いや、あの過去があったからこそ今がある。過去を否定していたら、前に進むことなどできない)」
ディアボロが考え事を止め、前を見ると、目の前には湖が広がっていた。
霧に包まれたその湖を、ディアボロは見渡す。
「(進む分には問題なさそうだな)」
そう思うディアボロだが、念のためウェザーリポートのDISCをケースから取り出して入れる。
次に、ザ・フールのDISCをケースから取り出して入れる。湖の真ん中を進む気だ。
その後、もう一度湖を見渡してみる。
「(……誰かいるような気がするな)」
それを確認し、ザ・フールを出して自らを掴ませる。
「(歩いていたら無駄に体力を消耗する。万が一の空中戦は避けたいところだが、しかたない)」
ザ・フールは浮き上がると、前に進みだした。
霧に包まれたその湖を、ディアボロは見渡す。
「(進む分には問題なさそうだな)」
そう思うディアボロだが、念のためウェザーリポートのDISCをケースから取り出して入れる。
次に、ザ・フールのDISCをケースから取り出して入れる。湖の真ん中を進む気だ。
その後、もう一度湖を見渡してみる。
「(……誰かいるような気がするな)」
それを確認し、ザ・フールを出して自らを掴ませる。
「(歩いていたら無駄に体力を消耗する。万が一の空中戦は避けたいところだが、しかたない)」
ザ・フールは浮き上がると、前に進みだした。
「(……慣れない。生身で空中を翔(かけ)る感覚はしばらく馴染みそうも無いな)」
そう思いながら進み続けると、何者かが目の前にいた。
だが、霧のせいで正体がつかめない。ディアボロはウェザーリポートを使って霧を払う。
そこにいたのは、幼子のような姿をした妖精。背には氷でできた羽のようなもの。
氷の妖精。その名前は、『チルノ』。
「何のようだ?俺は先に進みたいんだが」
「この先に進みたいなら……」
そう言って、ディアボロを指差し……
「幻想郷最強のあたいを倒していきなさい!」「(……相手にしていられるか)」
面倒だと判断したディアボロは、ウェザーリポートを使って、チルノの目の前に雷を落とす。
「…………・・」
突然起きた落雷に、チルノはディアボロを指差したまま固まる。
ディアボロと目が合った瞬間、言葉で表現するのが不可能なほどの冷めた視線と殺気に、一気に彼に対する恐怖が湧き上がる。
「あ……あは……はは……ははは……・」
恐怖に引きつったまま笑い始めたチルノを放置して、ディアボロは先に進む。
そう思いながら進み続けると、何者かが目の前にいた。
だが、霧のせいで正体がつかめない。ディアボロはウェザーリポートを使って霧を払う。
そこにいたのは、幼子のような姿をした妖精。背には氷でできた羽のようなもの。
氷の妖精。その名前は、『チルノ』。
「何のようだ?俺は先に進みたいんだが」
「この先に進みたいなら……」
そう言って、ディアボロを指差し……
「幻想郷最強のあたいを倒していきなさい!」「(……相手にしていられるか)」
面倒だと判断したディアボロは、ウェザーリポートを使って、チルノの目の前に雷を落とす。
「…………・・」
突然起きた落雷に、チルノはディアボロを指差したまま固まる。
ディアボロと目が合った瞬間、言葉で表現するのが不可能なほどの冷めた視線と殺気に、一気に彼に対する恐怖が湧き上がる。
「あ……あは……はは……ははは……・」
恐怖に引きつったまま笑い始めたチルノを放置して、ディアボロは先に進む。
突如起きた雷鳴。その音に驚いた者が一人、紅魔館の前にいた。
「な……なんなんですか!?」
桃色の長い髪に青い目。かぶっている帽子には星の飾りがあり、『龍』の字が彫られている。
反応からして、さっきまで寝ていたのだろう。慌てて周囲を見渡し、その後に空を見る。
今日の天気はくもり。しかし、次の雷鳴が聞こえないどころか、雨が降る気配も無い。
「……おかしいですね。さっきの音は確かに……」
そう思い、警戒していると一人の男……ディアボロが目の前に降りてきた。
「(雷を落としたせいで門番の目が覚めたか……)」「あの、さっきの雷は誰が?」
どうやらその者は、次の雷が落ちてこない上に雨も降っていないことから、誰かが雷を落としたと思ったようだ。
「俺は落とした奴を見ていない。だが音は聞いた。どうやらすぐ近くで落ちたようだ」
「そうですか……」
ディアボロの言葉を聞き、とりあえず安心する門番。
紅魔館に飛んできた者が『見ていない』と言うなら、雷を落とした者は紅魔館には向かっていないということになる。
「ところで、あなたは何をしにここへ?もしこの館に侵入しようというなら追い払いますよ」
そう言って身構える門番。それを見たディアボロは一言言い放つ。
「居眠りする門番は門番といえるのか?紅 美鈴(こう めいりん)」
「うっ……」
相手は自分の名前を知っている。それに加えて、何故か居眠り癖もバレている。
その事実に美鈴は動揺する。
「(やれやれ、吸血鬼姉妹がどんな奴かを見てみようと此処に来たのに……)」
一方のディアボロも、この門番を避けて通れないことを確信し、キングクリムゾンを出す。
そして深呼吸を一回行うと、ディアボロも身構える。
「な……なんなんですか!?」
桃色の長い髪に青い目。かぶっている帽子には星の飾りがあり、『龍』の字が彫られている。
反応からして、さっきまで寝ていたのだろう。慌てて周囲を見渡し、その後に空を見る。
今日の天気はくもり。しかし、次の雷鳴が聞こえないどころか、雨が降る気配も無い。
「……おかしいですね。さっきの音は確かに……」
そう思い、警戒していると一人の男……ディアボロが目の前に降りてきた。
「(雷を落としたせいで門番の目が覚めたか……)」「あの、さっきの雷は誰が?」
どうやらその者は、次の雷が落ちてこない上に雨も降っていないことから、誰かが雷を落としたと思ったようだ。
「俺は落とした奴を見ていない。だが音は聞いた。どうやらすぐ近くで落ちたようだ」
「そうですか……」
ディアボロの言葉を聞き、とりあえず安心する門番。
紅魔館に飛んできた者が『見ていない』と言うなら、雷を落とした者は紅魔館には向かっていないということになる。
「ところで、あなたは何をしにここへ?もしこの館に侵入しようというなら追い払いますよ」
そう言って身構える門番。それを見たディアボロは一言言い放つ。
「居眠りする門番は門番といえるのか?紅 美鈴(こう めいりん)」
「うっ……」
相手は自分の名前を知っている。それに加えて、何故か居眠り癖もバレている。
その事実に美鈴は動揺する。
「(やれやれ、吸血鬼姉妹がどんな奴かを見てみようと此処に来たのに……)」
一方のディアボロも、この門番を避けて通れないことを確信し、キングクリムゾンを出す。
そして深呼吸を一回行うと、ディアボロも身構える。
先に攻撃をしてきたのは美鈴。ディアボロの顔を狙って殴りかかる。
ディアボロはそれをしゃがんで避け、キングクリムゾンのパンチを腹部に当てる。
美鈴はその衝撃に怯むが、すぐに膝蹴りで反撃にでる。
ディアボロが考えているより美鈴が怯む時間が短かったため、危うく攻撃を受けそうになるが、ウェザーリポートで防御する。
それでも美鈴の一撃のダメージは大きく、地面を数メートルほど滑ることになった。
「(考えが甘かった……。相手は妖怪であり武術の達人。怯む時間なんてほぼ一瞬だと考えるべきだった)」
腕に伝わる痛みを感じながら、ディアボロは至近距離での攻撃を後悔する。
その隙に美鈴はディアボロに回し蹴りで攻撃してくるが、ディアボロはしゃがんで避けるとそのまま後ろに跳躍する。
ディアボロはそれをしゃがんで避け、キングクリムゾンのパンチを腹部に当てる。
美鈴はその衝撃に怯むが、すぐに膝蹴りで反撃にでる。
ディアボロが考えているより美鈴が怯む時間が短かったため、危うく攻撃を受けそうになるが、ウェザーリポートで防御する。
それでも美鈴の一撃のダメージは大きく、地面を数メートルほど滑ることになった。
「(考えが甘かった……。相手は妖怪であり武術の達人。怯む時間なんてほぼ一瞬だと考えるべきだった)」
腕に伝わる痛みを感じながら、ディアボロは至近距離での攻撃を後悔する。
その隙に美鈴はディアボロに回し蹴りで攻撃してくるが、ディアボロはしゃがんで避けるとそのまま後ろに跳躍する。
「(格闘だと相手のほうが有利か……あまり体力を消耗したくないが)」
加減を誤れば死ぬかもしれない。しかし、無駄に体力を減らすわけにもいかない。
美鈴は力を込めてディアボロを殴ろうとしている。それを見て、ディアボロはある行動をとることにした。
キングクリムゾンを出し、美鈴のパンチを受け流す。美鈴は振り向くが、直後にキングクリムゾンに首を絞められる。
「放……して……ください……!」
美鈴は首を絞めているのは目の前の男だと直感し、自分を放すようにディアボロへ言う。
「悪く思うな……安心しろ、殺しはしない。俺はただこの先に進みたいだけだ」
「お嬢……様達を……どうする気です……か」
「危害を加えるようなことはしない。『相手が危害を加えてこないなら』な」
そう言ってキングクリムゾンが美鈴を解放する。
直後、ウェザーリポートとキングクリムゾンのパンチの挟み撃ちを美鈴にくらわせる。
その一撃を受けて美鈴は地に膝をつける。呼吸は荒くなり、意識は朦朧になる。
「(……まだ立てるというのか)」
内心驚きながら、美鈴が立ち上がる様子を見ているディアボロ。
一方の美鈴はふらつきながらも立ち上がり、息が荒いままディアボロを攻撃しようと接近する。
その様子を、動くこともせずただ見つめるディアボロ。
「貴方を……通すわけには!」
そう言ってディアボロを殴ろうとする美鈴。だがその拳はディアボロに僅かながら届かなかった。
スタープラチナの一撃を腹部に命中させられていたからだ。
目を見開き、驚きの表情を顔に出し、口からは少量の血を吐いて、体から力が抜けていく。
そのせいで美鈴は倒れ始めるが、ディアボロは倒れる美鈴を受け止め、ゆっくりと地面に下ろす。
「(やりすぎ……・ではなさそうだな)」
その後、何とか美鈴の位置や体位を調整して寝ている風に見えるようにする。
無事終えた後、ディアボロは美鈴が守っていた門とそこから見える紅魔館の扉を見る。
加減を誤れば死ぬかもしれない。しかし、無駄に体力を減らすわけにもいかない。
美鈴は力を込めてディアボロを殴ろうとしている。それを見て、ディアボロはある行動をとることにした。
キングクリムゾンを出し、美鈴のパンチを受け流す。美鈴は振り向くが、直後にキングクリムゾンに首を絞められる。
「放……して……ください……!」
美鈴は首を絞めているのは目の前の男だと直感し、自分を放すようにディアボロへ言う。
「悪く思うな……安心しろ、殺しはしない。俺はただこの先に進みたいだけだ」
「お嬢……様達を……どうする気です……か」
「危害を加えるようなことはしない。『相手が危害を加えてこないなら』な」
そう言ってキングクリムゾンが美鈴を解放する。
直後、ウェザーリポートとキングクリムゾンのパンチの挟み撃ちを美鈴にくらわせる。
その一撃を受けて美鈴は地に膝をつける。呼吸は荒くなり、意識は朦朧になる。
「(……まだ立てるというのか)」
内心驚きながら、美鈴が立ち上がる様子を見ているディアボロ。
一方の美鈴はふらつきながらも立ち上がり、息が荒いままディアボロを攻撃しようと接近する。
その様子を、動くこともせずただ見つめるディアボロ。
「貴方を……通すわけには!」
そう言ってディアボロを殴ろうとする美鈴。だがその拳はディアボロに僅かながら届かなかった。
スタープラチナの一撃を腹部に命中させられていたからだ。
目を見開き、驚きの表情を顔に出し、口からは少量の血を吐いて、体から力が抜けていく。
そのせいで美鈴は倒れ始めるが、ディアボロは倒れる美鈴を受け止め、ゆっくりと地面に下ろす。
「(やりすぎ……・ではなさそうだな)」
その後、何とか美鈴の位置や体位を調整して寝ている風に見えるようにする。
無事終えた後、ディアボロは美鈴が守っていた門とそこから見える紅魔館の扉を見る。
「(さて、行くか)」
そう思い、キングクリムゾンと同時にジャンプして門を跳び越える。
着地後にザ・フールのDISCを取り出してケースに入れ、2枚のDISCをケースから取り出して入れる。
ディアボロはその後、紅魔館の扉に手をかけ、音を立てないようにゆっくりと扉を押して開けた。
そう思い、キングクリムゾンと同時にジャンプして門を跳び越える。
着地後にザ・フールのDISCを取り出してケースに入れ、2枚のDISCをケースから取り出して入れる。
ディアボロはその後、紅魔館の扉に手をかけ、音を立てないようにゆっくりと扉を押して開けた。