ディアボロはチルノの飛ばしてきた氷をマジシャンズ・レッドで掴み、同時にマジシャンズ・レッドの手に炎を発生させ、氷を溶かす。
直後にマジシャンズ・レッドの炎をチルノに飛ばすが、周囲の気温の変化で感づいたのか、チルノは氷の壁を作って炎を防ぐ。
「(あいつの周囲の空気は冷やされている……だから高熱に対しての反応は鋭いのか?)」
ディアボロはそう思い、マジシャンズ・レッドの炎を消す。するとチルノも氷の壁を消した。
「(やはりな。……炎を浴びせてやれば簡単に倒せるという発想は浅はかだったか)」
チルノに炎を浴びせることが想像より難しいことをディアボロは確信し、相手の攻撃に備えて警戒する。
「(あたいには見えなかった。だけど確かにあいつはとても熱い『何か』をあたい目掛けて撃ってきた)」
チルノはそう思いながら無数の氷を飛ばしてくる。それに対してディアボロは先ほどのチルノのように炎の壁でその氷を防ぐ。
「(炎の中に氷を投げ込むようにあっさり片付くと思っていた。……だが違う。実際にはマッチの炎を当てているようなものだ)」
チルノの攻撃を防ぐことは容易いが、逆に攻め込む際には分厚い氷の壁によって防がれる。
だがチルノにも同じことが言える。ディアボロの炎を防ぐことは難しくないのだが、マジシャンズ・レッドの炎の壁を突破することができない。
仮にチルノがディアボロを凍らせようとしたところで、ディアボロは自分の身体を焼く覚悟で氷を溶かそうとするだろう。
「(この勝負……想像以上に長期戦になるな……)」
ディアボロはそう思い、マジシャンズ・レッドの炎を再びチルノに向かって放つ。が、やはりチルノが作った氷の壁で防がれる。
それでも炎を浴びせながら少しずつ接近していくディアボロ。ずっと炎を浴びせていれば氷の壁を突破できると判断したようだ。
直後にマジシャンズ・レッドの炎をチルノに飛ばすが、周囲の気温の変化で感づいたのか、チルノは氷の壁を作って炎を防ぐ。
「(あいつの周囲の空気は冷やされている……だから高熱に対しての反応は鋭いのか?)」
ディアボロはそう思い、マジシャンズ・レッドの炎を消す。するとチルノも氷の壁を消した。
「(やはりな。……炎を浴びせてやれば簡単に倒せるという発想は浅はかだったか)」
チルノに炎を浴びせることが想像より難しいことをディアボロは確信し、相手の攻撃に備えて警戒する。
「(あたいには見えなかった。だけど確かにあいつはとても熱い『何か』をあたい目掛けて撃ってきた)」
チルノはそう思いながら無数の氷を飛ばしてくる。それに対してディアボロは先ほどのチルノのように炎の壁でその氷を防ぐ。
「(炎の中に氷を投げ込むようにあっさり片付くと思っていた。……だが違う。実際にはマッチの炎を当てているようなものだ)」
チルノの攻撃を防ぐことは容易いが、逆に攻め込む際には分厚い氷の壁によって防がれる。
だがチルノにも同じことが言える。ディアボロの炎を防ぐことは難しくないのだが、マジシャンズ・レッドの炎の壁を突破することができない。
仮にチルノがディアボロを凍らせようとしたところで、ディアボロは自分の身体を焼く覚悟で氷を溶かそうとするだろう。
「(この勝負……想像以上に長期戦になるな……)」
ディアボロはそう思い、マジシャンズ・レッドの炎を再びチルノに向かって放つ。が、やはりチルノが作った氷の壁で防がれる。
それでも炎を浴びせながら少しずつ接近していくディアボロ。ずっと炎を浴びせていれば氷の壁を突破できると判断したようだ。
「!」
そのとき、チルノが氷の壁から距離を取って回避したのをディアボロは見逃さなかった。どうやら氷の壁で防ぎ続けることは難しいと判断したようだ。
勿論それを見過ごすわけがない。すぐにマジシャンズ・レッドの炎の軌道を変えてチルノを追う。
炎はチルノを取り囲むような軌道を描き、チルノの退路を塞いでいく。
チルノも高熱を頼りに炎を回避する。見えているのではないかと疑いたくなるほど上手い回避だが、炎が周囲を取り囲むとそうはいかなくなる。
チルノはとっさの判断で自分の周囲を氷の壁で覆って防御するが、炎は四方八方から一斉に襲い掛かる。
このままではやがて氷の壁は解け、チルノは焼かれてしまう。だがチルノも氷の壁に冷気を送り続け、必死に耐え続ける。
「(俺のマジシャンズ・レッドのスタンドパワーが切れるのが先か、あいつの氷の壁が解けるのが先か……)」
いずれにしろ長期戦は厳しいと判断したディアボロは、炎を消すと同時にキングクリムゾンの射程距離にチルノが入るように接近する。
まだ炎が残っていると思っていたチルノは氷の壁を解除せず、まだ氷の壁に冷気を送り続けていた。
……どうやら、自分の周囲を冷やしていたために周りの熱さが分からなくなっているようだ。
そのため、無防備なところを氷の壁をすり抜けたキングクリムゾンのパンチをくらうことになった。
そのとき、チルノが氷の壁から距離を取って回避したのをディアボロは見逃さなかった。どうやら氷の壁で防ぎ続けることは難しいと判断したようだ。
勿論それを見過ごすわけがない。すぐにマジシャンズ・レッドの炎の軌道を変えてチルノを追う。
炎はチルノを取り囲むような軌道を描き、チルノの退路を塞いでいく。
チルノも高熱を頼りに炎を回避する。見えているのではないかと疑いたくなるほど上手い回避だが、炎が周囲を取り囲むとそうはいかなくなる。
チルノはとっさの判断で自分の周囲を氷の壁で覆って防御するが、炎は四方八方から一斉に襲い掛かる。
このままではやがて氷の壁は解け、チルノは焼かれてしまう。だがチルノも氷の壁に冷気を送り続け、必死に耐え続ける。
「(俺のマジシャンズ・レッドのスタンドパワーが切れるのが先か、あいつの氷の壁が解けるのが先か……)」
いずれにしろ長期戦は厳しいと判断したディアボロは、炎を消すと同時にキングクリムゾンの射程距離にチルノが入るように接近する。
まだ炎が残っていると思っていたチルノは氷の壁を解除せず、まだ氷の壁に冷気を送り続けていた。
……どうやら、自分の周囲を冷やしていたために周りの熱さが分からなくなっているようだ。
そのため、無防備なところを氷の壁をすり抜けたキングクリムゾンのパンチをくらうことになった。
殴られた勢いで自ら作った氷の壁に叩きつけられ、なにが起きたのか分からないまま氷の壁を解除するチルノ。
ふと下を見ると、自分を見上げているディアボロの姿。
「……・あんたが殴ったの?」
チルノは不快な表情でディアボロに尋ねる。
「氷の壁の内側にいるお前を『俺が』どうやって殴る?」
ディアボロの言うとおり、ディアボロ自身はチルノを攻撃してはいない。殴ったのはキングクリムゾンだ。
……チルノは馬鹿だが、それでも一応一般人と巫女の見分けは付く。
「(もしかして、こいつが『殴らせた』……?)」
何をどう考えたらその結論に至るのかは謎だが、チルノはディアボロのことを『見えない物を操る程度の能力の持ち主』と思ったらしい。
見えない物に自分を殴らせたのなら、ディアボロが殴っていないことにも説明がつく。
自分の中でその結論を導き出したチルノは、物凄い勢いで氷を飛ばしてくる。
「(感づかれたか……!)」
マジシャンズ・レッドの炎で氷を防ぐディアボロ。もう埒があかないと判断したのか、そのまま炎を盾にチルノに接近する。
熱がディアボロと共に接近してきているのに気づいたチルノは横に移動して避けようとするが、それがディアボロの狙いだった。
チルノは横に移動したところでキングクリムゾンに捕まった。
「え?え?え?」
何がなんなのか理解できずじたばたするチルノだが、キングクリムゾンは殆ど実体化していない状態のため、どうあがいても無理である。
「さて……そろそろ覚悟してもらおうか?」
『黒い笑み』を浮かべてそう言うディアボロ。その表情と彼から発される威圧に、チルノは物凄くいやな予感がした。
「な……な……何をする気なの!?」
「面白くてきついくて辛いことだ」
ディアボロは二枚のDISCを装備中のマジシャンズ・レッドとホルス神のDISCと入れ替える。
「……覚悟してもらうぞ」
迫り来る黒い笑みを浮かべたディアボロに、チルノは恐怖せずに入られなかった……
ふと下を見ると、自分を見上げているディアボロの姿。
「……・あんたが殴ったの?」
チルノは不快な表情でディアボロに尋ねる。
「氷の壁の内側にいるお前を『俺が』どうやって殴る?」
ディアボロの言うとおり、ディアボロ自身はチルノを攻撃してはいない。殴ったのはキングクリムゾンだ。
……チルノは馬鹿だが、それでも一応一般人と巫女の見分けは付く。
「(もしかして、こいつが『殴らせた』……?)」
何をどう考えたらその結論に至るのかは謎だが、チルノはディアボロのことを『見えない物を操る程度の能力の持ち主』と思ったらしい。
見えない物に自分を殴らせたのなら、ディアボロが殴っていないことにも説明がつく。
自分の中でその結論を導き出したチルノは、物凄い勢いで氷を飛ばしてくる。
「(感づかれたか……!)」
マジシャンズ・レッドの炎で氷を防ぐディアボロ。もう埒があかないと判断したのか、そのまま炎を盾にチルノに接近する。
熱がディアボロと共に接近してきているのに気づいたチルノは横に移動して避けようとするが、それがディアボロの狙いだった。
チルノは横に移動したところでキングクリムゾンに捕まった。
「え?え?え?」
何がなんなのか理解できずじたばたするチルノだが、キングクリムゾンは殆ど実体化していない状態のため、どうあがいても無理である。
「さて……そろそろ覚悟してもらおうか?」
『黒い笑み』を浮かべてそう言うディアボロ。その表情と彼から発される威圧に、チルノは物凄くいやな予感がした。
「な……な……何をする気なの!?」
「面白くてきついくて辛いことだ」
ディアボロは二枚のDISCを装備中のマジシャンズ・レッドとホルス神のDISCと入れ替える。
「……覚悟してもらうぞ」
迫り来る黒い笑みを浮かべたディアボロに、チルノは恐怖せずに入られなかった……
「も……もうやめて……ハハハハ……」
チルノは笑いながらも嫌がっている。延々とこれを続けられてもう精神的に危うくなってきたのだ。
ちなみに今何をされているのかというと……
「まだまだ終わらないぞ」
「もうくすぐらないでぇハハハハハ……」
くすぐりをされている。しかもただのくすぐりではない。
「さっきから敏感になりすぎてぇハハハハハ……もうダメハハハハハ……」
ゴールドエクスペリエンスの感覚暴走も使っているために言語で表現できないほどのくすぐったさがチルノを襲っているのだ。
「まだまだ、反省するまでやめないぞ?」
ニヤリとしながらくすぐりを続けさせるディアボロ。こいつ、いろんな意味で容赦ない。
「わかったからァ!ハハハハハわかったからやめてぇ!ハハハハハハ・・」
チルノは笑いすぎて疲れてきているのだが、くすぐったさに強引に笑わされてる。
このままじゃ精神が崩壊しかねない。妖精は肉体は再生するのだが、精神まで再生するかどうかはわからない。
さすがにこのままじゃ危険だと思ったのか、ディアボロはくすぐりをやめる。
「ハァ……ハァ……ハァ……」
顔を赤くして荒い息をするチルノ。やっと終わったことに安心したのか、大の字で地面に寝転がっている。
「あ……あたいになんてことすんのよ……ハァ……ハァ……」
「たまにはありだろう?」
チルノのそばにディアボロが座り、チルノに返事を返す。
「ハァ……ハァ……ハァ……あんた一体何者なのよ……ハァ……」
呼吸が落ち着いてきたチルノは、ディアボロに質問する。
「そのうち教えてやるさ」
そういって立ち上がるディアボロ。
「あんたの顔は確かに覚えたから……次に戦ったときはあたいが勝ってやる!」
チルノは起き上がりながらディアボロを指差して宣言する。
「……楽しみにしているぞ」
そう言ってディアボロは湖を去っていく。
……チルノはその後姿を悔しそうに見つめていた。
チルノは笑いながらも嫌がっている。延々とこれを続けられてもう精神的に危うくなってきたのだ。
ちなみに今何をされているのかというと……
「まだまだ終わらないぞ」
「もうくすぐらないでぇハハハハハ……」
くすぐりをされている。しかもただのくすぐりではない。
「さっきから敏感になりすぎてぇハハハハハ……もうダメハハハハハ……」
ゴールドエクスペリエンスの感覚暴走も使っているために言語で表現できないほどのくすぐったさがチルノを襲っているのだ。
「まだまだ、反省するまでやめないぞ?」
ニヤリとしながらくすぐりを続けさせるディアボロ。こいつ、いろんな意味で容赦ない。
「わかったからァ!ハハハハハわかったからやめてぇ!ハハハハハハ・・」
チルノは笑いすぎて疲れてきているのだが、くすぐったさに強引に笑わされてる。
このままじゃ精神が崩壊しかねない。妖精は肉体は再生するのだが、精神まで再生するかどうかはわからない。
さすがにこのままじゃ危険だと思ったのか、ディアボロはくすぐりをやめる。
「ハァ……ハァ……ハァ……」
顔を赤くして荒い息をするチルノ。やっと終わったことに安心したのか、大の字で地面に寝転がっている。
「あ……あたいになんてことすんのよ……ハァ……ハァ……」
「たまにはありだろう?」
チルノのそばにディアボロが座り、チルノに返事を返す。
「ハァ……ハァ……ハァ……あんた一体何者なのよ……ハァ……」
呼吸が落ち着いてきたチルノは、ディアボロに質問する。
「そのうち教えてやるさ」
そういって立ち上がるディアボロ。
「あんたの顔は確かに覚えたから……次に戦ったときはあたいが勝ってやる!」
チルノは起き上がりながらディアボロを指差して宣言する。
「……楽しみにしているぞ」
そう言ってディアボロは湖を去っていく。
……チルノはその後姿を悔しそうに見つめていた。
「疲れたな……」
命蓮寺に帰ってきた後、亀の中のベッドに寝転がってそう呟くディアボロ。
今日だけで6人と戦ったのだ、さすがに疲労がたまるだろう。
だが食事もとっていないし風呂にも入っていない。流石にこのまま寝るわけには行かないだろう。
ディアボロはベッドから降りると背伸びをして外にでる。
「(今日はもうこれ以上面倒なことが起きないといいが……)」
心の片隅でそう思いながらソファーに座り、本を読むディアボロ。
ちょうど次のページめくったところで、ぬえが亀の中に入ってきた。
「……どうしたの?今日は疲れた表情をしているけど」
「俺だって疲れることの4つや5つはある」
返事に困った顔をしてディアボロの隣に座るぬえ。
ふと彼の読んでいる本を覗き込むと、コマに描かれた人物が何かを恐れているような表情で主人公の質問に答えるシーンが見えた。
「何これ」
「人が追い詰められたときの反応の一例……とでも答えておこうか」
ディアボロは表情一つ変えずにぬえの質問の返事を返すと、読んでいた本を閉じ、ぬえは頭をディアボロの肩に預ける。
ディアボロはそれに気づくと、自分で取りに行こうと思っていた本をキングクリムゾンに持ってこさせる。
「……ありがと」
ぬえのその言葉は自分に気を使ってくれたディアボロに対するお礼の言葉だろうか。
ちょっと嬉しそうな表情でディアボロの肩に自分の頭を預けていた。
「……晩御飯ができるまでだからな」
ディアボロはぬえにそう言うと、再び本を読み始めた。
「ねぇ、ディアボロって一体何処から来たの?」
「そうだな……」
ぬえの質問に、ディアボロは漫画の一ページ……DIOが承太郎に血の目潰しを食らわせたシーンを指差した。
「この本の世界から……なんて答えたらどうする?」
「……・」
ぬえはディアボロの言葉に黙り込んでしまう。
「……私はその言葉を信じるよ」
そして、数秒の沈黙の後にぬえが笑顔で出した言葉がこれだった。
「……そうか」
その返事にディアボロは笑みを浮かべる。自分の言葉を信じてくれたのが嬉しかったようだ。
命蓮寺に帰ってきた後、亀の中のベッドに寝転がってそう呟くディアボロ。
今日だけで6人と戦ったのだ、さすがに疲労がたまるだろう。
だが食事もとっていないし風呂にも入っていない。流石にこのまま寝るわけには行かないだろう。
ディアボロはベッドから降りると背伸びをして外にでる。
「(今日はもうこれ以上面倒なことが起きないといいが……)」
心の片隅でそう思いながらソファーに座り、本を読むディアボロ。
ちょうど次のページめくったところで、ぬえが亀の中に入ってきた。
「……どうしたの?今日は疲れた表情をしているけど」
「俺だって疲れることの4つや5つはある」
返事に困った顔をしてディアボロの隣に座るぬえ。
ふと彼の読んでいる本を覗き込むと、コマに描かれた人物が何かを恐れているような表情で主人公の質問に答えるシーンが見えた。
「何これ」
「人が追い詰められたときの反応の一例……とでも答えておこうか」
ディアボロは表情一つ変えずにぬえの質問の返事を返すと、読んでいた本を閉じ、ぬえは頭をディアボロの肩に預ける。
ディアボロはそれに気づくと、自分で取りに行こうと思っていた本をキングクリムゾンに持ってこさせる。
「……ありがと」
ぬえのその言葉は自分に気を使ってくれたディアボロに対するお礼の言葉だろうか。
ちょっと嬉しそうな表情でディアボロの肩に自分の頭を預けていた。
「……晩御飯ができるまでだからな」
ディアボロはぬえにそう言うと、再び本を読み始めた。
「ねぇ、ディアボロって一体何処から来たの?」
「そうだな……」
ぬえの質問に、ディアボロは漫画の一ページ……DIOが承太郎に血の目潰しを食らわせたシーンを指差した。
「この本の世界から……なんて答えたらどうする?」
「……・」
ぬえはディアボロの言葉に黙り込んでしまう。
「……私はその言葉を信じるよ」
そして、数秒の沈黙の後にぬえが笑顔で出した言葉がこれだった。
「……そうか」
その返事にディアボロは笑みを浮かべる。自分の言葉を信じてくれたのが嬉しかったようだ。
「ディアボロってさ……」
「ん?」
「なんだかんだで私にも構ってくれるよね」
「……まあな」
ぬえが笑顔で言った言葉に、ディアボロは顔には出さないものの、若干照れながら答える。
「あの……よかったら……」
「?」
「まだ『こっち』にいてくれる?」
「俺も本音を言うと、もう少し幻想郷にいたいと思っている」
ぬえの質問に、ディアボロは笑顔で答える。その言葉に、ぬえも嬉しそうに反応する。
「……それに、幻想郷には俺が無くした『何か』があるような気がするからな」
ディアボロの言葉に、ぬえは首をかしげる。
「『何か』って?」
「俺にもわからん。だが、昔に失ったことは覚えている。そして、その『何か』は物理的なものでもないこともわかる」
ディアボロのその言葉に、ぬえは心配そうな表情をする。
ディアボロがそれを無事に見つけ出せるかどうか心配しているのだろう。
「……探し物、見つかるといいね」
「必ず見つけ出してやるさ」
ぬえの小さな応援に、ディアボロは笑顔で答える。
それが嬉しかったのか、ぬえも釣られて笑顔になる。
と、そこに……
「おーい、食事の時間ですよー」
星が亀の中に入ってきてぬえとディアボロに食事ができたことを伝える。
「はーい」
「わかった、すぐ行く」
ぬえは返事をしてすぐに亀の中から出る。
「結構仲がいいんですね、あなたとぬえは」
「構ってくれるのが嬉しいんだろう、きっと」
「そうかも知れませんね」
ディアボロはナズーリンと軽い会話を交わしながら本を置き、一緒に亀の中から出る。
「ん?」
「なんだかんだで私にも構ってくれるよね」
「……まあな」
ぬえが笑顔で言った言葉に、ディアボロは顔には出さないものの、若干照れながら答える。
「あの……よかったら……」
「?」
「まだ『こっち』にいてくれる?」
「俺も本音を言うと、もう少し幻想郷にいたいと思っている」
ぬえの質問に、ディアボロは笑顔で答える。その言葉に、ぬえも嬉しそうに反応する。
「……それに、幻想郷には俺が無くした『何か』があるような気がするからな」
ディアボロの言葉に、ぬえは首をかしげる。
「『何か』って?」
「俺にもわからん。だが、昔に失ったことは覚えている。そして、その『何か』は物理的なものでもないこともわかる」
ディアボロのその言葉に、ぬえは心配そうな表情をする。
ディアボロがそれを無事に見つけ出せるかどうか心配しているのだろう。
「……探し物、見つかるといいね」
「必ず見つけ出してやるさ」
ぬえの小さな応援に、ディアボロは笑顔で答える。
それが嬉しかったのか、ぬえも釣られて笑顔になる。
と、そこに……
「おーい、食事の時間ですよー」
星が亀の中に入ってきてぬえとディアボロに食事ができたことを伝える。
「はーい」
「わかった、すぐ行く」
ぬえは返事をしてすぐに亀の中から出る。
「結構仲がいいんですね、あなたとぬえは」
「構ってくれるのが嬉しいんだろう、きっと」
「そうかも知れませんね」
ディアボロはナズーリンと軽い会話を交わしながら本を置き、一緒に亀の中から出る。
今日の晩御飯はなんだろうか。
そんなことを考えながら一緒に廊下を歩くディアボロであった。
そんなことを考えながら一緒に廊下を歩くディアボロであった。