ここは温かみある空気の流れる人里
そんな人里の空気を凍らせる一人の妖怪がやってきた
私の名前は『風見幽香』
花を操る程度の能力を持っているわ。
二つ名は『四季のフラワーマスター』
そんな私に最近新しい二つ名ができたわグスッ・・・
それは・・・
「おい見ろ!『涙目の幽香』だ」
そう『涙目の幽香』
それにしても内緒話のつもりでしょうけどはっきり聞こえているわ。
「な、『涙目の幽香』・・・・・・・・・なんでもこの前妖怪の山に単身で殴りこみに行って77人の屈強妖怪(タフ・モンスター)との戦いで顔面にナイフを深々とつき立てられても殴るのをやめなかったとか・・・その後遺症のせいで傷が治った今でも常に涙目だとか・・・」
グスッ・・・誰よそれ。そんなことした覚えは無いのにグスッ・・・どうして噂にはこうも大げさになるのかしら?
「それにしてもなんで人里に・・・おい、子どもたちを隠せ!食われるぞ!」
食べないわよ。それに目的地は人里じゃないわ。ただ途中で通っただけなのにグスッ・・・
「おい、今こっちを睨んだぞ・・・まさか・・・オレんとこのを食べるつもりか・・・」
グスッ・・・勝手に勘違いするなんて・・・怒りを通り越して呆れるわ
「・・・・・・・・・と、通り過ぎた。よかったな!お前のとこの子どもを食べる気はなかったっぽいぞ!ッ!!おいどうしたッ!!汗だくじゃあないかッ!!まさかッ!『涙目の幽香』に何かされたのか!!なんか・・・よくわからない不思議な力でッ!?」
「あ、ああ・・・オレにはわかった。あの・・・『涙目』を見つめた瞬間、オレの心に直接アイツの言葉が。お、怖ろしい・・・怖ろしいッ!」
「なんだって!ヤツはなんて言ったんだ!?」
「アイツは間違いなくこう言った『左側のでかい男!きさまの顔が気にくわん!今度おまえの一族全員を食らい尽クシテヤル!』」
「な、なんだって!!本当かよ!!」
「ああ・・・間違いない」
―誰も居ない部屋で誰かの声が聞こえたことはありませんか?そんな貴方は病気の可能性があります。誰にも相談できない悩みもなんのその。キチンと治してさしあげます。永遠亭までお越しください。
ドクター・チョコラータ―
ここは陽気な鳥のさえずりのする森
そんなさえずりを凍らせる一人の妖怪がやってきた
私の名前は『風見幽香』って、さっきも言ったわね。
そんな私の二つ名は
「な!『涙目の幽香』じゃッ!どうしてこんなとこにッ!?」
そう『涙目の幽香』
芝刈りしているおじいさん、まる聞こえよ。貴方はさっさと川で洗濯しているおばあさんのところにでも行きなさい。
「な、『涙目の幽香』・・・・・・・・・なんでもこの前地獄へ単身殴りこみに行って77人の屈強悪魔(タフ・デビル)を全員再起不能にしたとか・・・そのときの呪いの影響で今でも常に涙目だとか・・・」
グスッ・・・どこの神父よ。そんなことした覚えはないのに。そもそも何種類噂があるのよ。
「へあっ!睨んできよった!まさか婆さんがスデにっ!?」
グスッ・・・あなたのお婆さんなんて知らないわよ。川で洗濯しているんじゃないの?
グスッ・・・うっとおしいからさっさと行きましょうか。
「と、飛んで行きおった・・・ッ!!婆さん!婆さんやッ!!」
『爺さんや、あたしゃあもうお終いのようですじゃ。爺さんと共に過ごした日々は、あたしの宝物ですじゃ。先にあの世で閻魔様に会って来ますじゃ。元気でお過ごしください』
「婆さアアアアアんッ!!!!」
―誰も居ない部屋で誰かの姿が見えたことはありませんか?そんな貴方は病気の可能性があります。誰にも相談できない悩みもなんのその。キチンと治してさしあげます。永遠亭までお越しください。
ドクター・チョコラータ―
ここは生きる希望の溢れた病院『永遠亭』
そんな生きる希望を死への絶望へと変える一人の妖怪がやってきた
私の名前は、って一体誰に向かって話しているのかしら?疲れているようねグスッ・・・
「な!『涙目の幽香』!まさかこんなとこまでやってくるなんてッ!」
私の二つ名『涙目の幽香』。そもそも貴方誰よ?見たこともないわ。
「お、オレに呪いをかけて77段ある屈強階段(タフ・ステェィアズ)から落として病院送りにした張本人ッ!とうとうオレに止めを刺しにきたのかチクショウ!」
精神を病んだ患者かしらね?そもそも『涙目』関係ないじゃないの。
グスッ・・・こんなやつほっといてさっさと行きましょう。
「うう・・・怖ろしい・・・やつはきっと、いや絶対にオレに止めを刺しにきたに違いない!ああ神父様ァ・・・」
―みんなが貴方を傷つけようとしている。そんな妄想抱いたことはありませんか?そんな貴方は病気の可能性があります。誰にも相談できない悩みもなんのその。キチンと治してさしあげます。永遠亭までお越しください。
ドクター・チョコラータ―
ここは消毒液のにおいただよう診察室
そんな診察室に一人の妖怪がやってきた
「私の名前は風見幽香」
「言わんでもいい。知ってるぜ『涙目の幽香』だろ?」
ああ、そうだったわ。グスッ・・・なんで自己紹介しちゃったのかしら?
それよりもグスッ・・・
「『涙目の幽香』とか言うのやめてくれないかしら?グスッ・・・」
「ま、そう気にするんじゃあねーよ。事実『涙目』だろ?噂はいろいろと聞いてるぜ。外の世界に単身乗り込んで77つの屈強列強(タフ・ネイション)を滅ぼした、とかいうバカバカしい噂もな」
誰よそれ?そんなことした覚えないのにグスッ・・・
「お前が正直に言わないからわけのわかんねー噂が出回るんだろ?言っちまえよ」
「いやよ。そもそも噂が出回り始めたのはここに来てからだと思うのだけど?貴方が噂の原因なの?」
だとしたらあの世に送ってあげるわよ。
「ああ?オレがそんなくだらねーことするわけねーだろ?大方てゐのやつがおもしろがって噂作ってんだろーよ」
あのビチグソがァァアア
「ほらよ。1週間分だぜ」
「ありがとう。グスッ・・・でもこれなんとかならないかしら?貴方医者でしょう?」
「医者だって人間だ。なんでも万能なわけねーだろ?」
自分の身体を細切れにしても平気な時点で人間やめていると思うんだけどねぇ?
「でもどうしてこんなことになったのかしら?グスッ・・・。今までこんなことなかったのに」
「今まで平気だったのがオレには不思議だぜ。四六時中一緒にいるわけなんだろ?」
「ええ」
「でもいやなものね」
「ああそうだろうな」
「「『花粉症』って」」
―涙、鼻水、鼻づまり。こんな症状がずっと続いていませんか?そんな貴方は花粉症です。『涙目』なんて名前もなんのその。キチンと治してさしあげます。永遠亭までお越しください。
ドクター・チョコラータ―
『涙目の幽香』
花粉症!再起『可』能!
そんな人里の空気を凍らせる一人の妖怪がやってきた
私の名前は『風見幽香』
花を操る程度の能力を持っているわ。
二つ名は『四季のフラワーマスター』
そんな私に最近新しい二つ名ができたわグスッ・・・
それは・・・
「おい見ろ!『涙目の幽香』だ」
そう『涙目の幽香』
それにしても内緒話のつもりでしょうけどはっきり聞こえているわ。
「な、『涙目の幽香』・・・・・・・・・なんでもこの前妖怪の山に単身で殴りこみに行って77人の屈強妖怪(タフ・モンスター)との戦いで顔面にナイフを深々とつき立てられても殴るのをやめなかったとか・・・その後遺症のせいで傷が治った今でも常に涙目だとか・・・」
グスッ・・・誰よそれ。そんなことした覚えは無いのにグスッ・・・どうして噂にはこうも大げさになるのかしら?
「それにしてもなんで人里に・・・おい、子どもたちを隠せ!食われるぞ!」
食べないわよ。それに目的地は人里じゃないわ。ただ途中で通っただけなのにグスッ・・・
「おい、今こっちを睨んだぞ・・・まさか・・・オレんとこのを食べるつもりか・・・」
グスッ・・・勝手に勘違いするなんて・・・怒りを通り越して呆れるわ
「・・・・・・・・・と、通り過ぎた。よかったな!お前のとこの子どもを食べる気はなかったっぽいぞ!ッ!!おいどうしたッ!!汗だくじゃあないかッ!!まさかッ!『涙目の幽香』に何かされたのか!!なんか・・・よくわからない不思議な力でッ!?」
「あ、ああ・・・オレにはわかった。あの・・・『涙目』を見つめた瞬間、オレの心に直接アイツの言葉が。お、怖ろしい・・・怖ろしいッ!」
「なんだって!ヤツはなんて言ったんだ!?」
「アイツは間違いなくこう言った『左側のでかい男!きさまの顔が気にくわん!今度おまえの一族全員を食らい尽クシテヤル!』」
「な、なんだって!!本当かよ!!」
「ああ・・・間違いない」
―誰も居ない部屋で誰かの声が聞こえたことはありませんか?そんな貴方は病気の可能性があります。誰にも相談できない悩みもなんのその。キチンと治してさしあげます。永遠亭までお越しください。
ドクター・チョコラータ―
ここは陽気な鳥のさえずりのする森
そんなさえずりを凍らせる一人の妖怪がやってきた
私の名前は『風見幽香』って、さっきも言ったわね。
そんな私の二つ名は
「な!『涙目の幽香』じゃッ!どうしてこんなとこにッ!?」
そう『涙目の幽香』
芝刈りしているおじいさん、まる聞こえよ。貴方はさっさと川で洗濯しているおばあさんのところにでも行きなさい。
「な、『涙目の幽香』・・・・・・・・・なんでもこの前地獄へ単身殴りこみに行って77人の屈強悪魔(タフ・デビル)を全員再起不能にしたとか・・・そのときの呪いの影響で今でも常に涙目だとか・・・」
グスッ・・・どこの神父よ。そんなことした覚えはないのに。そもそも何種類噂があるのよ。
「へあっ!睨んできよった!まさか婆さんがスデにっ!?」
グスッ・・・あなたのお婆さんなんて知らないわよ。川で洗濯しているんじゃないの?
グスッ・・・うっとおしいからさっさと行きましょうか。
「と、飛んで行きおった・・・ッ!!婆さん!婆さんやッ!!」
『爺さんや、あたしゃあもうお終いのようですじゃ。爺さんと共に過ごした日々は、あたしの宝物ですじゃ。先にあの世で閻魔様に会って来ますじゃ。元気でお過ごしください』
「婆さアアアアアんッ!!!!」
―誰も居ない部屋で誰かの姿が見えたことはありませんか?そんな貴方は病気の可能性があります。誰にも相談できない悩みもなんのその。キチンと治してさしあげます。永遠亭までお越しください。
ドクター・チョコラータ―
ここは生きる希望の溢れた病院『永遠亭』
そんな生きる希望を死への絶望へと変える一人の妖怪がやってきた
私の名前は、って一体誰に向かって話しているのかしら?疲れているようねグスッ・・・
「な!『涙目の幽香』!まさかこんなとこまでやってくるなんてッ!」
私の二つ名『涙目の幽香』。そもそも貴方誰よ?見たこともないわ。
「お、オレに呪いをかけて77段ある屈強階段(タフ・ステェィアズ)から落として病院送りにした張本人ッ!とうとうオレに止めを刺しにきたのかチクショウ!」
精神を病んだ患者かしらね?そもそも『涙目』関係ないじゃないの。
グスッ・・・こんなやつほっといてさっさと行きましょう。
「うう・・・怖ろしい・・・やつはきっと、いや絶対にオレに止めを刺しにきたに違いない!ああ神父様ァ・・・」
―みんなが貴方を傷つけようとしている。そんな妄想抱いたことはありませんか?そんな貴方は病気の可能性があります。誰にも相談できない悩みもなんのその。キチンと治してさしあげます。永遠亭までお越しください。
ドクター・チョコラータ―
ここは消毒液のにおいただよう診察室
そんな診察室に一人の妖怪がやってきた
「私の名前は風見幽香」
「言わんでもいい。知ってるぜ『涙目の幽香』だろ?」
ああ、そうだったわ。グスッ・・・なんで自己紹介しちゃったのかしら?
それよりもグスッ・・・
「『涙目の幽香』とか言うのやめてくれないかしら?グスッ・・・」
「ま、そう気にするんじゃあねーよ。事実『涙目』だろ?噂はいろいろと聞いてるぜ。外の世界に単身乗り込んで77つの屈強列強(タフ・ネイション)を滅ぼした、とかいうバカバカしい噂もな」
誰よそれ?そんなことした覚えないのにグスッ・・・
「お前が正直に言わないからわけのわかんねー噂が出回るんだろ?言っちまえよ」
「いやよ。そもそも噂が出回り始めたのはここに来てからだと思うのだけど?貴方が噂の原因なの?」
だとしたらあの世に送ってあげるわよ。
「ああ?オレがそんなくだらねーことするわけねーだろ?大方てゐのやつがおもしろがって噂作ってんだろーよ」
あのビチグソがァァアア
「ほらよ。1週間分だぜ」
「ありがとう。グスッ・・・でもこれなんとかならないかしら?貴方医者でしょう?」
「医者だって人間だ。なんでも万能なわけねーだろ?」
自分の身体を細切れにしても平気な時点で人間やめていると思うんだけどねぇ?
「でもどうしてこんなことになったのかしら?グスッ・・・。今までこんなことなかったのに」
「今まで平気だったのがオレには不思議だぜ。四六時中一緒にいるわけなんだろ?」
「ええ」
「でもいやなものね」
「ああそうだろうな」
「「『花粉症』って」」
―涙、鼻水、鼻づまり。こんな症状がずっと続いていませんか?そんな貴方は花粉症です。『涙目』なんて名前もなんのその。キチンと治してさしあげます。永遠亭までお越しください。
ドクター・チョコラータ―
『涙目の幽香』
花粉症!再起『可』能!