「こ、これはどういうことだ…!?」
広く開けた草原の上で、とても狼狽えている様子でいる美少女がいた。
具体的にイメージするならば、パッと思い浮かべられるこれまで見た美しいもののおよそ18倍の美しさ、大体それくらいの美少女だ。
まあ、何というか、そんな感じだと考えてください。
その美少女は高校生くらいで、青髪で少し発光している。(アニメ版準拠)
具体的にイメージするならば、パッと思い浮かべられるこれまで見た美しいもののおよそ18倍の美しさ、大体それくらいの美少女だ。
まあ、何というか、そんな感じだと考えてください。
その美少女は高校生くらいで、青髪で少し発光している。(アニメ版準拠)
そんな容姿を持つ少女の名は、照橋心美という。
そして、ここにおいてその身体を使っている精神の者は、自分達の状況を作り出せる能力に心当たりがあった。
だからこそ、そいつはかなり狼狽えることになった。
何故ならば、そんな能力の持ち主が、自分の所属するチームの隊長だからだ。
だからこそ、そいつはかなり狼狽えることになった。
何故ならば、そんな能力の持ち主が、自分の所属するチームの隊長だからだ。
照橋心美の姿をしたその者の名はバータ、宇宙の帝王フリーザ直属のギニュー特戦隊の一員である。
宇宙一のスピードを持っていた彼は、宇宙一の美貌を持つ存在になっていた。
宇宙一のスピードを持っていた彼は、宇宙一の美貌を持つ存在になっていた。
「これは…ギニュー隊長の能力!……なのか!?」
バータは現状のせいでとても混乱している。
彼ら特戦隊の隊長であるギニューは、他人と自分の体を入れ替えるボディ・チェンジという能力を持っていた。
この状況に陥ったバータがそれをすぐに連想するのは自明の理だった。
この状況に陥ったバータがそれをすぐに連想するのは自明の理だった。
しかし、そうだとしても疑問に感じる点はある。
ギニューの能力では入れ替えられるのは一対一までだ。
何十人もの相手を同時にといったことはできない。
やるとしたら、ちまちまと1人ずつやるという面倒くさい作業が必要となる。
そんなことをギニュー隊長がするとは思わないし、何より自分まで巻き込むとはバータにとっては考えにくい。
ギニューの能力では入れ替えられるのは一対一までだ。
何十人もの相手を同時にといったことはできない。
やるとしたら、ちまちまと1人ずつやるという面倒くさい作業が必要となる。
そんなことをギニュー隊長がするとは思わないし、何より自分まで巻き込むとはバータにとっては考えにくい。
「それに俺は確か、孫悟空とかいうサイヤ人と戦っていたはず…」
それがバータに残っている最後の記憶だった。
彼は孫悟空との戦いの最中、自慢の宇宙一のスピードを越えられてしまい、やがて相手の攻撃をくらって気絶してしまった。
そこから先の記憶は無い。
それから導き出される結論は1つだ。
彼は孫悟空との戦いの最中、自慢の宇宙一のスピードを越えられてしまい、やがて相手の攻撃をくらって気絶してしまった。
そこから先の記憶は無い。
それから導き出される結論は1つだ。
「つまり俺は…死「ぅおっふぅっ!!?」んだ?」
そこまで考えた瞬間、バータの目の前に突如として新たな人物が1人現れた。
黒髪で三つ編みおさげの、眼鏡をかけた中学生くらいの少女だ。
その手にはゴルフクラブが握られている。
黒髪で三つ編みおさげの、眼鏡をかけた中学生くらいの少女だ。
その手にはゴルフクラブが握られている。
彼女は、何もなかったはずの場所に突如として出現した。
その場所まで移動してきたところは見えなかった。
何の前触れもなく、瞬時の内に現れていた。
どこかからかワープしてきたかのようだった。
その場所まで移動してきたところは見えなかった。
何の前触れもなく、瞬時の内に現れていた。
どこかからかワープしてきたかのようだった。
しかし、バータにはこのような現象に1つ心当たりがあった。
「何者だキサマは!グルドのように時間を止めたのか…!?」
「え?な、なぜオレの名前と能力を知っているんだ!?」
「何だと?」
「え?な、なぜオレの名前と能力を知っているんだ!?」
「何だと?」
彼女改め彼は、そのバータの心当たりそのものだった。
◆
「地球育ちのサイヤ人…?そんな奴にお前らがやられたと言うのか!?」
「認めたくないが事実だ…。おそらくはリクームも……。オレの宇宙一のスピードも破られてしまった…!」
「認めたくないが事実だ…。おそらくはリクームも……。オレの宇宙一のスピードも破られてしまった…!」
バータは再会できたグルドと話していた。
グルドがベジータに殺された後、何があったのかについて教えていた。
グルドがベジータに殺された後、何があったのかについて教えていた。
「そう言えば、お前は今も超能力が使えるのか?さっき時間を止めてからオレの前に現れたようだが…」
「いや、そういうわけじゃない。今のオレの、この身体の女もオレのような時間を止める能力を持っていたんだ。ただし、基本的には時間に関する能力だけで、金しばりとかは無い。オレの本来の能力は、使えないみたいだ」
「いや、そういうわけじゃない。今のオレの、この身体の女もオレのような時間を止める能力を持っていたんだ。ただし、基本的には時間に関する能力だけで、金しばりとかは無い。オレの本来の能力は、使えないみたいだ」
ここで言ってしまうと、今のグルドの身体の本来の持ち主の名は暁美ほむらという少女だ。
ほむらは魔法少女であり、時間に関係する固有魔法を有していた。
その魔法を、今身体を使っているグルドも使用できるようになっていた。
ほむらは魔法少女であり、時間に関係する固有魔法を有していた。
その魔法を、今身体を使っているグルドも使用できるようになっていた。
「俺は、ここから少し離れた場所から何か光るもの…お前を見つけ、能力を試すのを兼ねてお前がどんな奴なのか確認しようとした。そして、お前の顔を見てオレは…とても美しいと感じてしまった…!それと同時に時間停止にも限界が来たんだ」
「オレはまだ鏡を見てないから分からんが、それほどなのか?」
「ああ、今まで見てきたものの中で一番だと感じる」
「オレはまだ鏡を見てないから分からんが、それほどなのか?」
「ああ、今まで見てきたものの中で一番だと感じる」
以上が、グルドがここに来るまでの事情だった。
「……で、お前はオレたちのこの状況をどう見る?オレは違うと思うが、ギニュー隊長と関係があると思うか?そして、殺し合いはどうする?お前はどう考えている、グルド」
ここからが最も重要なことだった。
殺し合いにおける、今後の方針を決めなければならない。
殺し合いにおける、今後の方針を決めなければならない。
「オレもギニュー隊長は関係ないと思うぞ。大人数の入れ替えができるかどうかもそうだが、何よりオレたちを巻き込むと考えにくい」
「まあ、そうだよな」
「まあ、そうだよな」
「殺し合いについては、オレたちで優勝を目指したい。優勝して得られる権利とやらで、特戦隊に復帰しよう!」
「ああ、オレもそうするべきだと考えていたところだ!」
「ああ、オレもそうするべきだと考えていたところだ!」
二人の意見は一致していた。
この殺し合いを主催する魘夢という者や仮面の子供が何を企んでいるから分からないが、本当に願いを叶えられるのならばこの状況を利用しない手はない。
自分達は死んだ直後にこの場に来た、だから優勝による権利で生き返ろうという魂胆だ。
願いの内容を『ギニュー特戦隊の復活』とすれば、リクームも含め三人で生き返ることができるだろう。
この殺し合いを主催する魘夢という者や仮面の子供が何を企んでいるから分からないが、本当に願いを叶えられるのならばこの状況を利用しない手はない。
自分達は死んだ直後にこの場に来た、だから優勝による権利で生き返ろうという魂胆だ。
願いの内容を『ギニュー特戦隊の復活』とすれば、リクームも含め三人で生き返ることができるだろう。
願いを叶えられるなら、本来ならそれを敬愛するフリーザ様のために使うべきではあろう。
だが彼らの認識ではフリーザ様はまもなくナメック星のドラゴンボールで不老不死になる願いが叶うはずなのである。
どれだけ自分を倒したサイヤ人が強かろうと、ギニュー隊長やフリーザ様に敵うわけがないと、バータは考えている。
願いを叶えるなんて凄まじそうな力を無許可で勝手に自分たちのために使うのは後でかなり叱られそうでもある。
最悪の場合は粛清だ。
それでも宇宙最強チームであるギニュー特戦隊をもう一度完全なものにしてフリーザ様に貢献できるようにするべきだろう。
自分たちは信用されているだろうし、流石に粛清までは無いだろうと考えておく。
だが彼らの認識ではフリーザ様はまもなくナメック星のドラゴンボールで不老不死になる願いが叶うはずなのである。
どれだけ自分を倒したサイヤ人が強かろうと、ギニュー隊長やフリーザ様に敵うわけがないと、バータは考えている。
願いを叶えるなんて凄まじそうな力を無許可で勝手に自分たちのために使うのは後でかなり叱られそうでもある。
最悪の場合は粛清だ。
それでも宇宙最強チームであるギニュー特戦隊をもう一度完全なものにしてフリーザ様に貢献できるようにするべきだろう。
自分たちは信用されているだろうし、流石に粛清までは無いだろうと考えておく。
「しかし、願いを叶えられるのは1人だけだ。最後になったらどっちが残る?」
「オレが残る!その美しい顔を失わせる訳にはいかない!」
「お、おう…?分かった。最後の願いは任せろ」
「オレが残る!その美しい顔を失わせる訳にはいかない!」
「お、おう…?分かった。最後の願いは任せろ」
複数人で協力して殺し合いを進める場合の最後に残る問題について、グルドが真っ先に自分が死に役になることを申し出た。
即座に、力強く答えたことについてバータが何か普段のグルドらしくないような気を感じるも、これを了承した。
即座に、力強く答えたことについてバータが何か普段のグルドらしくないような気を感じるも、これを了承した。
◆
「さて、方針も決まったことだ。アレをやるぞ!」
「オーっ!!」
「オーっ!!」
「「ギニュー特戦隊、出動!!!」」
バータとグルドは、二人でファイティングポーズを決めた。
見てくれは良いのに、どこか少し間が抜けているかのような光景がそこにあった。
「………やはり二人だけではファイティングポーズは決まらない…!」
「残っているギニュー隊長とジースもきっと同じく悩んでいるはず…!」
「もう一度、美しいスペシャルファイティングポーズを決めるためにも絶対に勝ち残るぞ!!」
「残っているギニュー隊長とジースもきっと同じく悩んでいるはず…!」
「もう一度、美しいスペシャルファイティングポーズを決めるためにも絶対に勝ち残るぞ!!」
「「ファイト!!オーーーーーッ!!」」
二人の決意は、より一層固いものとなったのであった。
【バータ@ドラゴンボール】
[身体]:照橋心美@斉木楠雄のΨ難
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:優勝してギニュー特戦隊を復活させる
1:グルドと協力する。
2:もし他の特戦隊のメンバーがいたら探す。
3:どこかでチョコレートパフェも食べたい。
[備考]
※死亡直後から参戦です。
[身体]:照橋心美@斉木楠雄のΨ難
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:優勝してギニュー特戦隊を復活させる
1:グルドと協力する。
2:もし他の特戦隊のメンバーがいたら探す。
3:どこかでチョコレートパフェも食べたい。
[備考]
※死亡直後から参戦です。
【グルド@ドラゴンボール】
[身体]:暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカシリーズ
[状態]:魔法少女に変身中、魔力消費(微小)、照橋心美(身体)による魅了状態
[装備]:ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ、ゴルフクラブ@魔法少女まどか☆マギカ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:バータを優勝させ
てギニュー特戦隊を復活させる。
1:バータと協力する。
2:もし他の特戦隊のメンバーがいたら探す。
3:今のバータの美しい顔を傷つけさせるわけにはいかない。
[備考]
※死亡直後から参戦です。
※ソウルジェムは支給品と扱われません。
※まどか☆マギカシリーズ原作と同じく、ソウルジェムは本体と扱い、一定距離を離されたら体を動かせず、破壊されたら死亡するものとします。
※いわゆる、眼鏡ほむらであるとします。
[身体]:暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカシリーズ
[状態]:魔法少女に変身中、魔力消費(微小)、照橋心美(身体)による魅了状態
[装備]:ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ、ゴルフクラブ@魔法少女まどか☆マギカ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本方針:バータを優勝させ
てギニュー特戦隊を復活させる。
1:バータと協力する。
2:もし他の特戦隊のメンバーがいたら探す。
3:今のバータの美しい顔を傷つけさせるわけにはいかない。
[備考]
※死亡直後から参戦です。
※ソウルジェムは支給品と扱われません。
※まどか☆マギカシリーズ原作と同じく、ソウルジェムは本体と扱い、一定距離を離されたら体を動かせず、破壊されたら死亡するものとします。
※いわゆる、眼鏡ほむらであるとします。
[支給品紹介]
【ゴルフクラブ@魔法少女まどか☆マギカ】
暁美ほむらが眼鏡をかけていた頃に使っていたゴルフクラブと同じもの。
【ゴルフクラブ@魔法少女まどか☆マギカ】
暁美ほむらが眼鏡をかけていた頃に使っていたゴルフクラブと同じもの。
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