落ちる
堕ちる
―――墜ちていく
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
何処までも暗い場所の中に私はいる。
何処までも深い奈落の底に私はいる。
何処までも広がる、草原の上に私はいる。
何処までも深い奈落の底に私はいる。
何処までも広がる、草原の上に私はいる。
「……はは。」
プラネタリウムぐらいでしか知らない綺麗な夜空。
雲一つもなく晴れやかに星が見える空。
でも、私の心はずっと曇ったまま。
私が充電を忘れたせいで。
何もかも、変わらないまま。
雲一つもなく晴れやかに星が見える空。
でも、私の心はずっと曇ったまま。
私が充電を忘れたせいで。
何もかも、変わらないまま。
「なによ、これ。」
呆れたような声が、出る。
別の人の体にされて、それで殺し合いをしろだなんて言われて。
しかも、最後の一人が決まらなかったら月が落ちてきて何もかも消えると言われて。
でも、仕方のないことだったと、私、草薙寧々は諦めている。
別の人の体にされて、それで殺し合いをしろだなんて言われて。
しかも、最後の一人が決まらなかったら月が落ちてきて何もかも消えると言われて。
でも、仕方のないことだったと、私、草薙寧々は諦めている。
思えば、後悔ばかりの人生だった。
人生初の初主演の公演で、セリフ忘れてショーが大失敗になってしまった時も。
ワンダーステージのショーで、私がネネロボの充電を忘れてしまって、みんなに迷惑かけた時も。
人生初の初主演の公演で、セリフ忘れてショーが大失敗になってしまった時も。
ワンダーステージのショーで、私がネネロボの充電を忘れてしまって、みんなに迷惑かけた時も。
「どうしろっていうのよ。」
今更、戻る気なんて、どうすればいいかだなんて。
人を殺すなんてこと、私には出来ない。
結局、あの時と同じ。何もかも放り投げて、逃げてきて。この有様。
嗚呼、これが私にとっての罰なのかな。
人を殺すなんてこと、私には出来ない。
結局、あの時と同じ。何もかも放り投げて、逃げてきて。この有様。
嗚呼、これが私にとっての罰なのかな。
「……あ。」
手鏡で、別人になったっていう私自信の顔を見る。
私なんかと違って、元気そうな、赤い髪の女の子。
『喜多郁代』なんていう、結束バンドなんていうバンドの女の子。
私なんかと違って、元気そうな、赤い髪の女の子。
『喜多郁代』なんていう、結束バンドなんていうバンドの女の子。
「……ひどい顔。」
そんな、汗まみれな『私』の顔を見て。
何もかも抜け落ちるような、乾いた声だけが漏れて、夜の中に流れ落ちた。
何もかも抜け落ちるような、乾いた声だけが漏れて、夜の中に流れ落ちた。
【草薙寧々@プロジェクトセカイ】
[身体]:喜多郁代@ぼっち・ざ・ろっく!
[状態]:健康、焦燥(大)
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~3
[思考・状況]基本方針:……どうしろっていうのよ
1:……『私』、ひどい顔してる。
[備考]
※参戦時期はワンダーランズ×ショウタイム メインストーリー13話『失った笑顔』から
[身体]:喜多郁代@ぼっち・ざ・ろっく!
[状態]:健康、焦燥(大)
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~3
[思考・状況]基本方針:……どうしろっていうのよ
1:……『私』、ひどい顔してる。
[備考]
※参戦時期はワンダーランズ×ショウタイム メインストーリー13話『失った笑顔』から
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