ああ……君は死なない。 いつかきっと、このゲームがクリアされる時まで
キリト
キリト
鳩野ちひろ。どこにでもいる普通の高校一年生。
自他ともに認める所謂”陰の者”
そんな鳩野は、高校の部活は軽音部に所属している。
鳩野の転機となった1年生お披露目ライブ。
そこで、ギタボ(ギターボーカル)として初ライブに臨み……玉砕。
みんなの期待を裏切ったと、鳩野は夏休みに弾き語り修行を始めた。
自分はボーカルなんだと胸を張って言えるだけの自信をつけるため。
それが……殺し合いのゲームに参加することになり、唖然としている。
自他ともに認める所謂”陰の者”
そんな鳩野は、高校の部活は軽音部に所属している。
鳩野の転機となった1年生お披露目ライブ。
そこで、ギタボ(ギターボーカル)として初ライブに臨み……玉砕。
みんなの期待を裏切ったと、鳩野は夏休みに弾き語り修行を始めた。
自分はボーカルなんだと胸を張って言えるだけの自信をつけるため。
それが……殺し合いのゲームに参加することになり、唖然としている。
「うんうん。だって、急に頭をパカってする女性とか現実的にありえないよねー…あはは」
シーン……
「え?夢……じゃない?」
この空気が肌に触れる感じ。現実逃避していたら取り返しのつかないことになりそう。
それに、手の甲にある令呪……
それに、手の甲にある令呪……
「……」
(これがあるということは……やっぱり)
(これがあるということは……やっぱり)
現実を受け入れろという神の啓示が聞こえた。
「えっと……そうだ!まずは支給品を確認しないと」
殺し合い。
だったら、せめて身を守るなにかないと私のような下から数えた方が早い者はすぐに狙われる。
いそいで、確認しようと中身を漁る。
すると、武器らしきものがあった。
だったら、せめて身を守るなにかないと私のような下から数えた方が早い者はすぐに狙われる。
いそいで、確認しようと中身を漁る。
すると、武器らしきものがあった。
「これが……武器?」
(ギターなのは、嬉しいけど、……なんか幼稚園児から小学生低学年までが観ていそうなアニメの道具にしかみえないんだけど……)
(ギターなのは、嬉しいけど、……なんか幼稚園児から小学生低学年までが観ていそうなアニメの道具にしかみえないんだけど……)
どうやら、私に支給されたのはキュアビートという人のギターで”ラブギターロッド”というらしい。
ラブ……モモちゃんが聞いたら怪訝な顔をするだろうな。
ラブ……モモちゃんが聞いたら怪訝な顔をするだろうな。
――――ガサササ
!?
(だ、誰!?まさか……ゲームに乗った参加者!?)
あわあわとあわてふためくと。
「えっと……私は乗ってないわ。だから安心して」
私の前に現れた女の子は、肩までの黒い髪を揺らせて微笑んでいた。
☆彡 ☆彡 ☆彡
鳩野の前に現れた少女。
名前はサチ。
デスゲームに巻き込まれたSAOプレイヤーの一人。
ギルド”月夜の黒猫団”に所属”していた”
”している”ではなく”していた”
それは――――本来は、サチを含める月夜の黒猫団はキリトを除いて全員”死ぬ”運命だからだ。
ただ、幸運か不幸か、今のサチは死ぬ前であるため、自身の運命は今はまだ知らない。
名前はサチ。
デスゲームに巻き込まれたSAOプレイヤーの一人。
ギルド”月夜の黒猫団”に所属”していた”
”している”ではなく”していた”
それは――――本来は、サチを含める月夜の黒猫団はキリトを除いて全員”死ぬ”運命だからだ。
ただ、幸運か不幸か、今のサチは死ぬ前であるため、自身の運命は今はまだ知らない。
「鳩野さんて……SAOのプレイヤーではないんだよね?」
「S……SAO?」
「S……SAO?」
うん……この反応。
どこかの学校の制服を着ていることからなんとなく予想はしていたけど、鳩野さんは……SAOとは無関係なんだ……つまり、あのデスゲームに巻き込まれていない。……いいな
どこかの学校の制服を着ていることからなんとなく予想はしていたけど、鳩野さんは……SAOとは無関係なんだ……つまり、あのデスゲームに巻き込まれていない。……いいな
「うん。ほら、CMとかでも結構大大的に流れていたと思うけど、最新VRMMORPGのソードアート・オンラインのこと。後……ニュースにもなっていると思うけど……もしかして、知らない?」
「え、う、うん……ごめん」
(う~~~~ん。そんなゲーム、CMで流れてたかな?まぁ……私、あんまりゲームやったことないから、スルーしちゃってたのかな?それと正直、あんまりニュース見ないし)
「え、う、うん……ごめん」
(う~~~~ん。そんなゲーム、CMで流れてたかな?まぁ……私、あんまりゲームやったことないから、スルーしちゃってたのかな?それと正直、あんまりニュース見ないし)
「そ…それで、サチさんはその……SAOで遊んでるの?」
「う……うん。この姿はそのSAOのアバターなんだ」
(ニュースも知らないの?結構、大事になったと茅場って人はゲームの始まりのとき、言っていたけど…もしかして、実は死ぬなんて嘘なんじゃ……?)
「う……うん。この姿はそのSAOのアバターなんだ」
(ニュースも知らないの?結構、大事になったと茅場って人はゲームの始まりのとき、言っていたけど…もしかして、実は死ぬなんて嘘なんじゃ……?)
一瞬、希望が頭によぎったが、直ぐにその甘い考えを振り払う。
ううん。そんなわけないよね。もし、仮にドッキリだったらすぐに他のプレイヤーのナーヴギアを外してるはず。それが行われないまま、ゲームが開始されて既に約半年が経過している。それに最初の1か月で2000人の人の命が奪われている。駄目……その事実から目を背けちゃ。
ううん。そんなわけないよね。もし、仮にドッキリだったらすぐに他のプレイヤーのナーヴギアを外してるはず。それが行われないまま、ゲームが開始されて既に約半年が経過している。それに最初の1か月で2000人の人の命が奪われている。駄目……その事実から目を背けちゃ。
「……」
やっぱり、SAOでの死は現実の死……なら、このゲームは?
SAOとは明らかに違う感じだけど、羂索って人が言ってた人物に”茅場”という名があった。なら、これも死は言葉通りの死。あの様子から、バグスターウイルスという聞いたことが無いウイルスによって死ぬ。体を残さずに苦しみながら……あの二人のように。
最悪だ。ナーヴギアが脳を破壊するから、ウイルスで体が消滅するに変わっただけ。
神様は私を嫌っているのだろうか?恨み節をぶつけたくなる。
すると――――
SAOとは明らかに違う感じだけど、羂索って人が言ってた人物に”茅場”という名があった。なら、これも死は言葉通りの死。あの様子から、バグスターウイルスという聞いたことが無いウイルスによって死ぬ。体を残さずに苦しみながら……あの二人のように。
最悪だ。ナーヴギアが脳を破壊するから、ウイルスで体が消滅するに変わっただけ。
神様は私を嫌っているのだろうか?恨み節をぶつけたくなる。
すると――――
――ガサササ
「え?」
「!?」
「!?」
私達の前に現れたのは、数体の武装ゴブリン。
そのモンスターはSAOのモンスターであり、キリトに出会うきっかけのモンスターであった。
そのモンスターはSAOのモンスターであり、キリトに出会うきっかけのモンスターであった。
☆彡 ☆彡 ☆彡
「やぁああ!」
(怖い……だけど、戦わなきゃ死ぬ……!)
(怖い……だけど、戦わなきゃ死ぬ……!)
サチの支給された獲物は、鎧の魔槍。
かの名工ロン・ベルクによる傑作。
そして、サチがSAOで使用した得物も槍。武器との相性は問題ない。
かつ、サチの所属する月夜の黒猫団は、キリトのコーチを受けていた。
それが、サチの命を繋いでいる。
かの名工ロン・ベルクによる傑作。
そして、サチがSAOで使用した得物も槍。武器との相性は問題ない。
かつ、サチの所属する月夜の黒猫団は、キリトのコーチを受けていた。
それが、サチの命を繋いでいる。
「あ……え……と」
(やばい!サチさんだけにまかせちゃ。だけど……どうすれば!?)
(やばい!サチさんだけにまかせちゃ。だけど……どうすれば!?)
一方、ぐるぐると鳩野は困惑する。
無理もない。これまで、命のやり取りなんかしたことがない人生なのだから。
無理もない。これまで、命のやり取りなんかしたことがない人生なのだから。
「そうだ!とりあえず、説明書に書いてあった通り……」
いそいそと鳩野は説明書に書いてあった技を試す。
「わ!?」
ラブギターロッドから発せられた音波の力か、刺々しい♪が、武装ゴブリンを突き刺す。
サチの魔槍に鳩野のラブギターロッド。両者の力で襲撃しに来た武装ゴブリンは一掃された。
サチの魔槍に鳩野のラブギターロッド。両者の力で襲撃しに来た武装ゴブリンは一掃された。
「やっ……やったね」
(おおーー!私、結構戦える!?)
(おおーー!私、結構戦える!?)
人生初の戦闘を終えた鳩野は予想より戦えたことに妙な自信をつけていた。←ムフー
一方……
一方……
「は……はは……」
「サチさん……?」
「サチさん……?」
「もう……いや」
「え?」
「何なの!?一体、これ!?SAOのデスゲームから別のデスゲームに変わっただけじゃない!」
「私、何か悪いことした!?こんなことしてなんの得があるの?茅場って人も、羂索って人も!なんでゲームなのに死ななくちゃならないの?」
「サ……サチさん」
「もう、いや!……でも死ぬ勇気も……ないの」
「え?」
「何なの!?一体、これ!?SAOのデスゲームから別のデスゲームに変わっただけじゃない!」
「私、何か悪いことした!?こんなことしてなんの得があるの?茅場って人も、羂索って人も!なんでゲームなのに死ななくちゃならないの?」
「サ……サチさん」
「もう、いや!……でも死ぬ勇気も……ないの」
元々、大人しい、怖がりな性格。
死ぬ恐怖から、夜の眠りが浅くなる日々。
サチの心は、張り裂ける寸前。
それは、サチの現実(じごく)
死ぬ恐怖から、夜の眠りが浅くなる日々。
サチの心は、張り裂ける寸前。
それは、サチの現実(じごく)
―――サチの心の奥に踏み込みますか…?
はい いいえ
「……」
―――サチの心の奥に踏み込みますか…?
はい
ピキ!ピキキキキ!!!!ガッシャン……!!!!!
ジャージャンッ ジャージャンッ
「……え?」
チャ~ッチャ~ラ チャ~ッチャ~ラ
私は無意識にギターを弾きだした
チャ~ッチャ~ラ チャ~ッチャ~ラ
理由なんてわかんない
ジャン ジャン
だけど、今ここで弾かなきゃ後悔すると思った
ジャン ジャン
サチさんが消えそうな気がしたから!
―――――― everything is my guitar ―――――
andymori
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な……何?
急に歌いだしたりなんかして!?
急に歌いだしたりなんかして!?
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――何よ、人をみそっかすみたいに
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皆……私達、月夜の黒猫団は、全員同じ高校のパソコン研究会のメンバーで構成されている
メンバーのリーダーであるケイタは、”攻略組”の仲間入りを考えていた。
だけど正直、私はそんなに乗り気ではなかった。
だって、今のSAOは普通のゲームではない。
ゲームでの死は現実での死。
だから……怖い。でも……言い出せなかった。
黒猫団の皆とは現実でも仲良しだし、一緒にいるのは楽しいから
メンバーのリーダーであるケイタは、”攻略組”の仲間入りを考えていた。
だけど正直、私はそんなに乗り気ではなかった。
だって、今のSAOは普通のゲームではない。
ゲームでの死は現実での死。
だから……怖い。でも……言い出せなかった。
黒猫団の皆とは現実でも仲良しだし、一緒にいるのは楽しいから
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そんな私の前に現れたのはキリト。
キリトは死の恐怖に震える私に言ってくれた。
”君は死なない”と
キリトは死の恐怖に震える私に言ってくれた。
”君は死なない”と
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キリトの言葉を聞くと、眠れるようになった。
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そうだ……黒猫団の皆とは”楽しい”だけど、キリトとは”嬉しい”んだ
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会いたい……キリトに……
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キリトに会いたい。
貴方と会えて、一緒にいられて、ほんとうによかった
貴方と会えて、一緒にいられて、ほんとうによかった
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「はぁ……はぁ……」
私は歌い終えると、サチさんの顔をチラリとみる。
――――う゛!
「……」
サチさん…
なにか… なにかいって…
しかし、願えば願うほど遠ざかるのか、サチさんは沈黙のまま……
なにか… なにかいって…
しかし、願えば願うほど遠ざかるのか、サチさんは沈黙のまま……
「……」
あ~~~~~~もう無理
なんで、私は殺し合いのゲームの真っ最中に一人大熱唱しちゃったんだよ~~~~~~
タイムマシン~!! タイムマシンくれ~!!
なんで、私は殺し合いのゲームの真っ最中に一人大熱唱しちゃったんだよ~~~~~~
タイムマシン~!! タイムマシンくれ~!!
「私……忘れてた」
「キリトと出会えて幸せだったこと」
「キリトと出会えて幸せだったこと」
「それを思い出させてくれてありがとう……鳩野さん」
☆彡 ☆彡 ☆彡
「ねぇ……鳩野さんのことあだ名で呼んでいい?」
「え!?う、うん。いいけど」
「じゃあ……はとっちとかどう?」
「いいよ。友達にもそう呼ばれていることあるし」
(よかった……厘ちゃんみたいに”神”と呼ばれなくて)
「じゃあ、サッちゃん……と呼んでいい?」
「うん。勿論!よろしくね、はとっち!」
「え!?う、うん。いいけど」
「じゃあ……はとっちとかどう?」
「いいよ。友達にもそう呼ばれていることあるし」
(よかった……厘ちゃんみたいに”神”と呼ばれなくて)
「じゃあ、サッちゃん……と呼んでいい?」
「うん。勿論!よろしくね、はとっち!」
~~~~~~ただいま女子トーク中~~~~~~
「それって恋なんじゃないかな?」
「……え?」
「……え?」
―――私がキリトに恋?
「ううん。違うよ~どっちかというと私のお父さんかなって」
そう。君の隣で寝るようにはなったけど、互いに触れることも、愛の言葉を交わすことはなかった。見つめあうことすらも
―――たぶん、互いの傷を嘗め合う野良猫のようなもの
「でも、サッちゃんがそのキリトって男の人のことを話すときの顔。なんていうか…恋する乙女って感じがしたよ!)
(まぁ、私は恋の実績は皆無だけど)
「!?」
(まぁ、私は恋の実績は皆無だけど)
「!?」
――――恋。私は恋してたの?
――――キリトは、暗い道の向こうでいつも私を照らしてくれた星みたいなものだった
――――でも
――――そうなんだ……恋
――――これが恋なんだ
――――うん。絶対にもう一度キリトに会おう
――――そして伝えよう
――――自分の口で
――――キリトは、暗い道の向こうでいつも私を照らしてくれた星みたいなものだった
――――でも
――――そうなんだ……恋
――――これが恋なんだ
――――うん。絶対にもう一度キリトに会おう
――――そして伝えよう
――――自分の口で
好きだよ……と
「ねぇ、はとっち」
「ん、何?」
「私、頑張る。正直……SAOでは、頑張ってなかったんだ。だから頑張る。このゲームでは絶対に!」
「サッちゃん……」
(よかった……夏休み、毎日弾き語りの練習をした成果があったぜ!)
「ねぇ、はとっち」
「ん、何?」
「私、頑張る。正直……SAOでは、頑張ってなかったんだ。だから頑張る。このゲームでは絶対に!」
「サッちゃん……」
(よかった……夏休み、毎日弾き語りの練習をした成果があったぜ!)
いいことをしたと、鳩野は、顔も知らぬキリトへサムズアップした。
キリトにとっては非常に困るのだが、そんなことは露とも知らず。
キリトにとっては非常に困るのだが、そんなことは露とも知らず。
――――ザッ
「「!?」」
突如、私達の前に3体の機械……パワードスーツが現れた
NPCモンスター扱いのモデルアーマーのジン。
元はザフトの量産型MS.
NPCモンスター扱いのモデルアーマーのジン。
元はザフトの量産型MS.
「この機械もSAOのモンスターなの?」
「ううん。こんなモンスター見たことないよ!」
「ううん。こんなモンスター見たことないよ!」
少なくともSAOで見かけたことはない
もしかしたら、もっと上の階層のモンスターかもしれないけど……
どちらにせよ、さっきと違って未知な敵。動きも分からない。
こんなとき、キリトがいれば……
ううん!いつまでもキリトの力にたよってちゃいけない。
もしかしたら、もっと上の階層のモンスターかもしれないけど……
どちらにせよ、さっきと違って未知な敵。動きも分からない。
こんなとき、キリトがいれば……
ううん!いつまでもキリトの力にたよってちゃいけない。
「はとっち!もしものときは、一目散に逃げて!私のことは気にせずに!」
「ええ!?」
「ええ!?」
このゲームで得た友達。
私の現実(じごく)に、前を向く一歩をくれたかけがえのない友達。
こんなゲームなんかで死なせるわけにはいかない。
私の現実(じごく)に、前を向く一歩をくれたかけがえのない友達。
こんなゲームなんかで死なせるわけにはいかない。
キリト……私に力を!!
覚悟を決めて戦うケツイを決めたそのとき、一陣の風が吹いた。
黒い機械。
まるで、キリトが機械になったらああなるんだと思う黒い機械。
風と共に突如、現れた対峙する機械に似た機械はあっというまに破壊した。
そして、破壊を確認するとこちらに近づいてくる。
黒い機械。
まるで、キリトが機械になったらああなるんだと思う黒い機械。
風と共に突如、現れた対峙する機械に似た機械はあっというまに破壊した。
そして、破壊を確認するとこちらに近づいてくる。
「貴方は……?」
おそらく参加者で敵意はなさそうに感じた。
しかし、助けてくれたとはいえ、油断は禁物。
得物を構えておく。
すると、機械……パワードスーツから、人の姿に戻った。
その人は――――
しかし、助けてくれたとはいえ、油断は禁物。
得物を構えておく。
すると、機械……パワードスーツから、人の姿に戻った。
その人は――――
「僕は、ニコル・アマルフィ。ザフトのザラ隊所属のMSパイロットです」
優しげな男の子だった。
☆彡 ☆彡 ☆彡
ニコル・アマルフィ。
C.E.56年3月1日生まれの15歳。
優しげな雰囲気の彼だが、ザフト軍のエリートの証である赤服の着用が許されている一人。
C.E.56年3月1日生まれの15歳。
優しげな雰囲気の彼だが、ザフト軍のエリートの証である赤服の着用が許されている一人。
「にわかには信じられないけど……キミたちの話をまとめると、別の世界があると考えていいと思う」
「そうみたい……ですね」
「う、うん。そう……だね」
「そうみたい……ですね」
「う、うん。そう……だね」
あれから情報を交換し、3人はそう結論づけた。
まず、”ナチュラル”と”コーディネイター”といった人種概念はサチにも鳩野の世界にはない。
それから、呪詛師 や仮面ライダーといった3人とも聞いたことが無い単語から結論付けた。
まず、”ナチュラル”と”コーディネイター”といった人種概念はサチにも鳩野の世界にはない。
それから、呪詛師 や仮面ライダーといった3人とも聞いたことが無い単語から結論付けた。
「それと、僕は一度死んでいるんだ」
「「え!?」」
「「え!?」」
ニコルの告白に二人が驚きの色を隠せない。
そう、ニコルは戦死者。
親しい友人であるアスランが窮地におちいり、庇った際にその命を散らした。
そう、ニコルは戦死者。
親しい友人であるアスランが窮地におちいり、庇った際にその命を散らした。
「ってことは、ニコルさんは生き返ったってことですか?」
「そういうことになるね……」
「そういうことになるね……」
3人は改めて思う。
このゲームを開いた者たちの強大な力に。
このゲームを開いた者たちの強大な力に。
「ごめん」
ニコルは二人に頭を下げる。
「あの、羂索って男が言っていた”クルーゼ”という名前は、おそらく僕たちが所属しているザフト軍の軍人なんだ」
(そして……ボクの元隊長でもある)
(そして……ボクの元隊長でもある)
そう、ラウ・ル・クルーゼは本来、ザフト軍の士官。そして、ニコルがザラ隊に編成される前の所属する隊の隊長でもあった。
それが、民間人を巻き込むデスゲームに関わるなんて事実は、軍の恥であり、軍法会議にかけられるべき事案である。
故にニコルは謝罪する。
軍に所属する者として。
それが、民間人を巻き込むデスゲームに関わるなんて事実は、軍の恥であり、軍法会議にかけられるべき事案である。
故にニコルは謝罪する。
軍に所属する者として。
「関係者だから直ぐに信じてもらえるとは、思ってないけど、軍人として君たち二人を守る。君たちは死なない」
「顔をあげてください」
言われた通り、顔を上げると、サチと鳩野の穏やかな顔が。
「私が好きな人も貴方と同じように、君は死なないって言ってくれてた。それが私を支えてくれてたの。だから……ニコルを信じる。それと、私達を助けてくれてありがとう」
「私も。それに悪いのはニコル君じゃなくて、クルーゼって人だしね」
「うん……ありがとう。よろしくね!サチとチヒロ!」
「私も。それに悪いのはニコル君じゃなくて、クルーゼって人だしね」
「うん……ありがとう。よろしくね!サチとチヒロ!」
こうして、3人は行動を共にすることとなった。
まる。
まる。
☆彡 ☆彡 ☆彡
鳩野の演奏により、サチは救われた。
そして、気づいた。キリトへの想いを。
だが――
それを口にしたら”キリトの幸せが壊れる”
それは、サチにとってもキリトにとっても現実(じごく)でしかない。
そして、気づいた。キリトへの想いを。
だが――
それを口にしたら”キリトの幸せが壊れる”
それは、サチにとってもキリトにとっても現実(じごく)でしかない。
【サチ@ソードアート・オンライン 】
状態:正常 疲労(小) 負傷(小) キリトへの恋へのケツイ
服装:SAOのアバター
装備:鎧の魔槍@ダイの大冒険
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~2、ホットライン
思考
基本:殺し合いに乗らない、キリトに会って気づいた自分の気持ちを伝える(恋)
01:鳩野(はとっち)・ニコルと行動を共にする
02:もう、私は逃げない。この世界で頑張る
03:キリト……君に伝えるね。私の気持ち
参戦時期:迷宮区のダンジョン中、トラップに引っかかる前
備考
※鳩野ちひろの演奏によりキリトへの想いは”恋”であると位置づけました。
※ニコルとの会話からSeedの世界のことについて簡単に理解しました。
状態:正常 疲労(小) 負傷(小) キリトへの恋へのケツイ
服装:SAOのアバター
装備:鎧の魔槍@ダイの大冒険
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~2、ホットライン
思考
基本:殺し合いに乗らない、キリトに会って気づいた自分の気持ちを伝える(恋)
01:鳩野(はとっち)・ニコルと行動を共にする
02:もう、私は逃げない。この世界で頑張る
03:キリト……君に伝えるね。私の気持ち
参戦時期:迷宮区のダンジョン中、トラップに引っかかる前
備考
※鳩野ちひろの演奏によりキリトへの想いは”恋”であると位置づけました。
※ニコルとの会話からSeedの世界のことについて簡単に理解しました。
▪ 鎧の魔槍@ダイの大冒険
サチに支給。
ロン・ベルクが製作した槍。鎧化(アムド)と唱えることで装着することができる。
高い魔法防御と修復機能を持つ。また、鎧の各部にはナイフやブーメランといった武器も内蔵されている。
陸戦騎!ラーハルト推参!!byラーハルト
サチに支給。
ロン・ベルクが製作した槍。鎧化(アムド)と唱えることで装着することができる。
高い魔法防御と修復機能を持つ。また、鎧の各部にはナイフやブーメランといった武器も内蔵されている。
陸戦騎!ラーハルト推参!!byラーハルト
【鳩野ちひろ@ふつうの軽音部 】
状態:正常 疲労(小)
服装:谷九高等学校の制服
装備:ラブギターロッド @スイートプリキュア♪
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~2、ホットライン
思考
基本:ゲームには乗らず、生きて帰る
01:サチ(サッちゃん)・ニコルと行動を共にする
02: サッちゃん……キリト君に告白できるといいね
03:というか……どうしてこうなった!?(バンドメンバーに迷惑が……)
参戦時期:20~21話の間
備考
※ニコルとの会話からSeedの世界のことについて簡単に理解しました。
※サチとの会話からSAOについて簡単な知識を得ました。
状態:正常 疲労(小)
服装:谷九高等学校の制服
装備:ラブギターロッド @スイートプリキュア♪
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~2、ホットライン
思考
基本:ゲームには乗らず、生きて帰る
01:サチ(サッちゃん)・ニコルと行動を共にする
02: サッちゃん……キリト君に告白できるといいね
03:というか……どうしてこうなった!?(バンドメンバーに迷惑が……)
参戦時期:20~21話の間
備考
※ニコルとの会話からSeedの世界のことについて簡単に理解しました。
※サチとの会話からSAOについて簡単な知識を得ました。
▪ ラブギターロッド @スイートプリキュア♪
鳩野ちひろに支給。
キュアビート専用の武器で水色のギター型。
フェアリートーンのソリーは最初から装着されている。
ビートバリア
鳩野ちひろに支給。
キュアビート専用の武器で水色のギター型。
フェアリートーンのソリーは最初から装着されている。
ビートバリア
- ト音記号とハートが組み合わさったバリアで敵の攻撃を防ぐ
ビートソニック
- 鋭い八分音符で敵を攻撃する
爪弾くは魂の調べ! キュアビート!!byキュアビート
【ニコル・アマルフィ @機動戦士ガンダムSEEDシリーズ 】
状態:正常 疲労(小)
服装:ザフト軍の赤服
装備:ブリッツガンダムの起動鍵@機動戦士ガンダムSEEDシリーズ
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~2、ホットライン
思考
基本:ゲームには乗らず、生きて帰る
01:サチ・鳩野と行動を共にしつつ二人を守る
02: バグスターウイルスへの対処方法を探る
03:隊長……なぜ、こんなことを?
参戦時期:本編死後より
備考
※情報交換から、異なる世界があることを推測しました。
※サチとの会話からSAOについて簡単な知識を得ました。
状態:正常 疲労(小)
服装:ザフト軍の赤服
装備:ブリッツガンダムの起動鍵@機動戦士ガンダムSEEDシリーズ
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~2、ホットライン
思考
基本:ゲームには乗らず、生きて帰る
01:サチ・鳩野と行動を共にしつつ二人を守る
02: バグスターウイルスへの対処方法を探る
03:隊長……なぜ、こんなことを?
参戦時期:本編死後より
備考
※情報交換から、異なる世界があることを推測しました。
※サチとの会話からSAOについて簡単な知識を得ました。
ブリッツガンダムの起動鍵@機動戦士ガンダムSEEDシリーズ
ニコルに支給。
地球連合軍が開発した試作機の一機で、その大きな特徴は光学迷彩機能を搭載したステルス機。
強奪時に搭乗したニコルが引き続き、自身の機体として運用した。
フェイズシフト装甲により物理攻撃には強い耐性を持っている。
機体のカラーリングは”黒”であり、黒の剣士キリト。ブリッツはドイツ語で”電撃”で閃光の異名を持つアスナと、ある種面白い繋がりが見られる。
ミラージュコロイドは制限により、一度使用後、次の放送時間までクールダウンが必要である。
他に攻盾システム「トリケロス」 やピアサーロック「グレイプニール」 がある
母さん…僕のピア、ノ…byニコル
ニコルに支給。
地球連合軍が開発した試作機の一機で、その大きな特徴は光学迷彩機能を搭載したステルス機。
強奪時に搭乗したニコルが引き続き、自身の機体として運用した。
フェイズシフト装甲により物理攻撃には強い耐性を持っている。
機体のカラーリングは”黒”であり、黒の剣士キリト。ブリッツはドイツ語で”電撃”で閃光の異名を持つアスナと、ある種面白い繋がりが見られる。
ミラージュコロイドは制限により、一度使用後、次の放送時間までクールダウンが必要である。
他に攻盾システム「トリケロス」 やピアサーロック「グレイプニール」 がある
母さん…僕のピア、ノ…byニコル
【NPCモンスター解説】
ジン@ 機動戦士ガンダムSEEDシリーズ
ザフト初の量産MS。 ガンダムシリーズにおけるザクⅡにあたる存在。
重斬刀・76mm重突撃機銃・ 500mm無反動砲などといった武装がある。
ジン@ 機動戦士ガンダムSEEDシリーズ
ザフト初の量産MS。 ガンダムシリーズにおけるザクⅡにあたる存在。
重斬刀・76mm重突撃機銃・ 500mm無反動砲などといった武装がある。
候補作092:0005b:オリジン | 投下順 | 候補作096:魔笛行進曲 |
時系列順 | ||
GAME START | サチ | 024:さよならアクアリウム |
鳩野ちひろ | ||
ニコル・アマルフィ |