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  • 真贋バトルロワイヤル
  • 0005b:オリジン

真贋バトルロワイヤル

0005b:オリジン

最終更新:2025年01月18日 16:31

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だれでも歓迎! 編集
死人を纏った謎の怪人、羂索とその一味が仕掛けたバトルロワイヤル、その会場にて。
そのために用意した空虚な箱庭にて。

「うふふふふぅ……べーぜ様ぁ、マジアベーゼ様ぁどこですかぁ?」

胸なんか丸見えなほどに破けたボロボロのコスチュームを纏った緑がかった青の長髪の少女が歩いていた。
千鳥足、そしてその目は悦楽に潤み、だらしなく緩む口元からは涎が、垂れている。
オマケにびりびりに破けたスカートの下、かろうじて破けず残ったパンツは……尿でない体液で大洪水になって靴下までぐっしょりに、、なっているように見える。
兎に角、強姦にでもあったのか?と思わずにはいられない恰好である。
その手に氷で出来た片刃剣を握り、獲物を求める様にフラフラとその剣先を四方に向けていなければ、であるが。

「あなたの卑しい奴隷は、身も心も屈した失格魔法少女の淫乱女のぉ、マジアアズールはここですよぉ?」

彼女は水神小夜。
字はマジアアズール。
悪の秘密結社、エノルミータと戦う正義の魔法少女トリオ、トレスマジアの一員であった。
……のだが、エノルミータの新幹部、マジアベーゼとの戦いで敗北を積み重ね、未知の快感を暴かれ凌辱の限りを尽くされ、それでも正義の魔法少女を貫こうとして今日こそは、今度こそはと決意してマジアベーゼに一騎打ちを挑んだ。
それでも、また敗北した。
もう立てない、もう勝てない、自分の弱さをどうしたって断ち切れない。
アニメや漫画の物語の様には、戦えない。
正義の心に決定的亀裂をいれられた彼女は、マジアベーゼに屈服した。
凛としてかっこいい、女の子が思わず憧れる魔法少女の姿はどこへやら。
マジアベーゼのヒールを舐め、はいつくばって媚びへつらった。
その瞬間に羂索の悪趣味極まるこの遊戯に巻き込まれたのだ。
もう少し昔、あるいは未来のマジアアズールならばまた違ったかもしれない。
だが今のアズールは後ほんの少し小突いてやれば甘美な悪に身をやつし己の快楽の為だけに暴れる敵(ヴィラン)になり果てるヒーローの出がらし。

羂索に殺された須藤もニーナも、その原因で自分の身も蝕んでいるはずのウイルスとか、力を削ぐレジスターとか制限時間とか、ホットラインの解禁とか頭にない。
故に飼い主であるマジアベーゼとの合流、そしてベーゼからの御慈悲のための贄探しを行っていた。

「やっっと見つけたぁ……」

彷徨い始めてから約一時間。
さっきまでマジアアズールがマジアベーゼと戦っていたのとよく似た公園の屋根付きベンチの下に一人の少女を見つけた。
氷のような羽と角の生えており、年齢は中学生くらい。
彼女の名前はシェフィ。
記憶喪失のドラゴン族の少女で、今はランドソルの食道楽と冒険を目的としたギルド、美食殿に保護されているはずの少女である。
記憶喪失故当然と言えば当然なのだが、歳不相応にあどけない表情でベンチに置いたボードを齧りつく様に見ている。
そこには工場地帯の立体映像が映し出されており、その中で小さな人型が動いているのが分かる。

(戦いの、シミュレーション?)

『なぁああああーーんとグロースターが曲がった先にはテープが!
テーピンヒーローセロファン!
逃げ回るように見せかけて罠を用意していたぁーーーっ!
スピードをつけすぎたグロースター止まれない!
滅茶苦茶に絡まって動けない!セロファンの作戦勝ち!
まずはシェフィが一勝だ!』

名の通りセロテープを模したヘルメットの男がガッツポーズを決める。
同時にグロースターと呼ばれた騎士の渦中のようなデザインのロボットは滅茶苦茶に絡まったテープごと消滅した。

(あんなもの、殺し合いのなんの役に立つのかしら?)

いつ仕掛けようかとすきを窺っていたマジアアズールの、微かに残った冷静な部分が疑問を投げかける。
それにこたえる様にゲームボードのAI解説がハイテンションで喋り出した。

『ここらで一度ルールをおさらいしようっ!
このゲーム、雄英ヒーローズ・バトルはその名の通り雄英高校1年A組のカードとプロヒーローを呼び出せるエクストラカードで行うカァーーーッドバトルッ!
今回はこのバトルロワイヤル仕様にアップデートされておりソロプレイモードが実装!
更にエクストラで召喚できるキャラクターにバトルロワイヤルの参加者が追加!
ソロプレイモードの敵に限りバトルロワイヤルで出てくるのと同じNPCモンスターも召喚されるようになっているぞ!』

(ふーん。
だったらぁ、ゲームのヒーローたちがカッコよく勝った瞬間に、それをぐちゃぐちゃにするように捕まえてあげよ♡)

そう決めたマジアアズールは気配を殺してもうしばらく隠れることを決めた。
ボードには消えたグロースターに代わり結束バンドと巨大電池で出来た怪人が出現する。

『KUWAAAAA……!』

『敵側の次鋒はバッテリーマルガム!
“個性”の特性上どこかしらに掴まってることの多いセロファン!
無差別放電で感電してしまった!
バッテリーマルガムの勝利ぃ!』

テープの罠事黒焦げになってしまったセロファンが落下しながら消える。
次の得物はどこだ?と言わんばかりにバッテリーマルガム

「あうぅ……」

『さあ!三枚先に倒した方が勝利だぞ?
シェフィの次なるヒーローは!?』

「こ、これ!」

手元に残ったカードからシェフィはエクストラでない方を選んでセットする。
黒い稲妻模様のメッシュ入り金髪に黒衣のヒーローが出現する。

『おーっとこれがビギナーズラックというものか!?
シェフィが出したカードはスタンガンヒーローチャージズマ!
その名の通り“個性”は帯電!』

『どれだけ撃とうと、電撃なら意味ないぜ!
無差別放電!130万ボルトォ!+ライデンジ!』

『広範囲攻撃のカウンターが見事に炸裂ぅ!
バッテリーマルガム、実質自滅ダァ!』

「やったー!」

『うぇ~~い……』

『しかしチャージズマ、反動で思考回路が焼き切れてアホになってしまったぞ!』

「ええぇ!?」

『敵側のおおとりはぁ~~~っ!
悪に魂を売った魔法少女!マジアアズールだぁ!』

「え?」

思わず呼ばれた自分の名前に声を出してしまったが、切り刻まれるチャージズマに気を取られてシェフィが気付く様子はなかった。

『くっくっくっくっくっ!
あーっはっはっはっはっはっはっは!』

「ううぅ……ままぁ……」

ゲーム内のアズールは高笑いをあげながら碌な抵抗も出来ないチャージズマをなます切りのボロボロにした上で、何度も頭を踏みつけにしてた。
消滅した後も残ったサポートアイテムの残骸を踏みつけにして、更には潰す。
立体映像化にあわせて本物よりもデフォルメの効いたデザインにされているが、それでもなおわかる快悦に歪んだ表情にシェフィは怯え切っってしまっていた。
そして当のマジアアズール本人はというと

(羨ましいわ、あのチャージズマとかいうの。
今の攻撃、私がベーゼ様にしてもらいたことのフルコース……どうしよ、濡れてきちゃった♡)

どうやら元々の性能に加えて恐らくは茅場がアップデートを加えたゲームボードのAIは今のアズールを正確に再現できているようであった。

『これでお互いあと一枚!
シェフィの残るカードはエクストラ!
さあ!どんなヒーローが出てくる!?』

「……っ!」

ゲームだというのに見たこともない嫌な笑顔を浮かべながら氷の剣を振り回すアズールにシェフィは恐怖しきってしまっていた。
手にしたカードを放り出して逃げ出したいと書いてあるに等しい表情で、エクストラカードをボードに伸ばしてはひっこめるを繰り返している。

『大丈夫だ、シェフィ』

「!?」

すると不意に実況AIがプレイヤーであるシェフィに語り掛けた。

『お前の持ってるそのカードで何が出るかは分からないが、ヒーローには違いないっ!
命懸けで困ってる誰かを助けて救うヒーローには違いねぇんだからよう!
信じてカードをセットしな!
ゲームのキャラクターとは言え、お前が本当に助けを求めるなら絶対に助けてくれるぜ!
さあ!
シェフィの運命のヒーローは誰だぁ!?』

ゲームの仕様上、一度始めたら決着をつけないといけないからこんなパターンまで想定されているのかと、少し驚くマジアアズール。
だが、実態は少し違う。
これは紛れもなくゲームボードの実況AI、より正確に言えばその元になった華麗なるDJヒーロー、プレゼント・マイクの本心でもある。

「うん。たすけてヒーロー!」

意を決したシェフィはエクストラカードをセットする。
現れたのは……

『V時に逆立つ金髪!そして極限まで鍛えられた鋼の肉体!
そして何よりゲームにあわせてデフォルメ効かせてもなお際立つ画風の違いぃ!
平和の象徴!日本№1ヒーロー!オールマイトだぁあああーーーっ!』

「おおー!」

ゲームキャラになっていようとなお感じる圧倒的存在感に思わず感嘆の声がこぼれるシェフィ。
影で見ていたマジアアズールは、実況の持ち上げっぷりに困惑しつつも、正義なんて絵空事、かつての自分のように打ち砕かれると思っているのか、その頬から嫌な笑みが消えることはなかった。
その瞬間までは。

『ずたずたに引き裂かれろぉ!』

『CAROLINA SMASH!』

無数の氷の刃を生成し放つアズールにオールマイトは両腕を十字に組んで突進し、放ったチョップの風圧で残らず吹き飛ばす。
余波でゲーム内のアズール大きく吹き飛ばされている。

(そんな出鱈目な!)

『だったら直接!』

ステッキに氷を纏わせ剣にして斬りかかる。
一閃、二閃。
何処までも純然たる肉体教化の果てが強さであるオールマイトに斬撃は当たれば通じるだろう。
だが当たらない。
どんな攻撃もそよ風同然と言わんばかりに、巨体に見合わない軽快さで避け続けている。

『この!ちょこまかと動くな!』

氷の剣を地面に突き立てると、そこを中心に霜が広がって行き、オールマイトを捕らえると巨大な氷塊に閉じ込めてしまった。

『これでぇ!』

再び無数の剣を生成し距離を詰めるアズール。

いいや、駄目だ。こんな程度では止まらない。

奇しくもシェフィと現実のアズールの心は一致した。
同時に氷が派手な音と共に割れて、背中からオールマイトが飛び出る。
進攻したい方向の反対側に敢えてパンチを空振りして拳圧で高速移動する荒業、New Hampshire SMASHである。

『あ、ああ……』

「Oklahoma SMASH!」

そして飛んで行った先で、アズールの頭上で体を急回転させて風圧で新たに生成した剣を破壊する。
アズールの技が一切通じない。
屈服したマジアベーゼ相手でも戦えてはいた。
勝負になっていた。
だがこれはあまりに一方的。
ゲーム内のアズールが人肉の形をしていられるのは偶々オールマイトが直接攻撃をしていないからってだけのことだ。
なんの異能もない人間が果物ナイフだけで戦艦に挑むのと違いないぐらいの力の差がアズールとオールマイトにはあると言える。

『圧倒的ぃ!圧倒的としか言いようがなぁい!
流石は存在するだけで犯罪抑止になるとまで謳われた時代の節目!
我らがオールマイトだぁ!』

(嘘だ。嘘だ嘘だ嘘を吐くな!
こんな奴現実に居るはずがない!
もし居るんだったら、居るんだったらぁ!)

あの夜の公園で自分を助けてくれたはずじゃないか。
喉元まで出かかった言葉をどうにかして止め、アズールは必死に自分に言い聞かせる。
まだだ。まだじゃない。
あの作り物のヒーローが勝つまでもう声を出してはならない。
どれだけゲームのアズールが醜態をさらしても耐える。

『うぅうう、この!この!』

破れかぶれで振り回した氷の刀はなんの技でもない裏拳一発で砕かれた。
尻もちをついたアズールは情けなく震えながら頭を守る様に縮こまる。
本来ならここで戦意喪失判定で終わりだ。
だが、このゲームのAIは東の雄英と謳われたヒーローの名門校、雄英高校製。
未来のヒーローを支えるサポート科の金の卵たちが開発した傑作だ。
その再現度は常軌を逸している。

『いや~、参った!怖がらせすぎてしまったかな?』

「え?」

とてもヴィランに話しかけているとは思えない気さくな雰囲気でオールマイトはアズールに態々目線を合わせて話しかけた。

『な、なんで私を倒さないの?だって、私は……』

『思想犯の眼は静かに燃える物だが、君の眼からは哀しみと諦めしか感じなかった。
オイタが過ぎればちゃんと叱るが、子供の自棄を受け止めるぐらいの度量はあるさ!』

こつん、とアズールの額を強めに指で突くオールマイト。
そこそこ痛かったのか、涙目になっているアズールだが、後が残りそうな様子はない。

『今日はこっちのコスチュームでよかったよ』

と、言ってオールマイトは羽織っていたマントを脱ぐとスカートの中が見えない様にアズールの腰に巻き付け、右腕だけで抱き上げる。

『あ……』

「もう大丈夫!何故って?私が来た!」

そう言って高々と左腕を突き上げた。

『オールマイト!勝利のスタンディングだぁああああああ!』

「オールマイトー!」

「ふざけるなぁあああああああっ!」

生成した氷の刃が屋根の柱に食い込む。
もしかしたら、これほど剣を強靭に、否、凶刃に生成出来たのはこれが初めてだ。

「うぇええ!?な、なんで……」

シェフィにとってマジアアズールとは、遊んでたゲームに出て来た怖い敵キャラクターの一人にすぎなかった。
最初は泣きそうになってしまったが、今はオールマイトが敵まで救って勝ってしまってもう大丈夫なはずだった。
なのに今現実となって目の前にいる。
その顔をどうしようもない怒りと失望に歪め、唇を斬れるほど噛み締めてとめどなく涙を流す瞳でこちらを射殺さんと睨みつけながら剣を向けてきている。

「ヒーローなんていないのよ……本当にそんな者が居るのだったら私を助けてくれたはずなのよ!
だから、だからそんなものは偽物じゃないといけないの!」

氷の剣を構えて突っ込んでくるアズール。
思わずシェフィはゲームボードの方を見た。
オールマイトなら、あの完全無欠にして最強無敵のオールマイトなら助けてくれる。
小さな戦場の中、泣きじゃくるゲーム内のアズールを抱いたままオールマイトはシェフィを見ていた。

「あ……」

そして突き上げていた左手をシェフィにまっすぐに向けていた。
人差し指を立てて。

「次は君だ」

と。

「っ!」

シェフィは走った。
憶えてる限りこれ以上ない全力で走った。
そのまま突き飛ばして逃げるつもりと判断したのかアズールはあえて突っ込んでくるシェフィを止めず、グリップエンドでその背中を殴りつける。
苦痛にうめくシェフィだが、それでもかまわず抱きしめる。
もう離さないと潰れる程に。

「この!このこのこのこの!」

対してアズールはもう話さないと何度でもグリップエンドを振り下ろす。
でもシェフィは密着したまま離れる気は全くない。

「邪魔だ!」

とうとうアズールが強引にシェフィを引きはがし、剣先をその首に向ける。
当然その顔は恐怖に染まる。
だが、すぐに唇を一文字に結び、涙を残しながらも力強くアズールを見据え

「もうだいじょうぶ!」

オールマイトのそれに比べれば、それは無茶苦茶な叫びに近かった。
タダでさえ記憶喪失。
空っぽの、下手したら贋物よりも薄っぺらいかもしれないシェフィだが、知ってしまった。
アズールが助けを求めていると。
きっと、誰かにこう言って欲しいんだと。

「わたしがきたから、だいじょうぶ!」

そこに居たのは年不相応に無垢でまっさらな少女ではあったが、それだけでは無かった。
左手はおびえを隠す様にスカートを握りしめ、何をしてくるか分からぬ恐怖に涙すら堪えている。
でも笑って、右腕を自分に差し伸べるその姿は、 ゲームキャラにすぎない偽物のヒーローに背中を押されて精一杯背伸びした……小さな小さな、本物のヒーローの姿だった。

そうだ。
自分は、水神小夜はこんな風に夢を本気で信じれるような子たちの背中を守りたくて魔法少女になったんじゃなかったのか?
マジアマゼンタに、はるかに助けてもらったあの日。
マジアアズールの原典(オリジン)。
力が無かった時の方がよっぽどヒーローしていたではないか。
ただただ作り物のヒーローに魅せられただけの目の前の少女の方がよっぽど立派にヒーローしているではないか。

「あ……わ、わたし、わたしなんて、なんてことを……」

なんて情けない。なんて酷い。
自分は何をしようとしていた?
あの日守りたいと思ったはずの者を自分の手で無茶苦茶に壊したうえで悪の手先に捧げようとしていた。
最悪だ。
これを最悪と言わずして何という。
そう思いいたった瞬間、ヒビの入っていたトランスアイテムは元の姿を取り戻し、変身も解除される。
水神小夜に戻った彼女は自分の失態なんて言葉では言い表せない蛮行と現状に戦慄した。

「ごめんなさい!ごめんなさいごめんなさい!
あああ……あああああああっ!」

今度は優しく抱きしめて来たシェフィの胸で泣いた。

「だいじょーぶ。だいじょーぶだから、ね」

シェフィはただ美食殿の皆がしてくれるように小夜の背中を撫で、柔らかに語りかけた。



【水神小夜@魔法少女にあこがれて】
状態:いろいろと悲惨(主に下半身)、精神的ダメージ(大)、正気には戻った
服装:学生服(ボロボロ)
装備:トランスアイテム@魔法少女にあこがれて
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~2、ホットライン
思考
基本:???
01:私、私なんて酷いことを……。
02:皆にあわせる顔なんて、ないかも。
参戦時期:アニメ7話、原作2巻Episode10の終盤
備考
※羂索の説明を半分も聞けていませんでした。

【シェフィ@プリンセスコネクト!Re:Dive】
状態:幼児退行、
服装:いつもの服
装備:雄英ヒーローズ・バトル@僕のヒーローアカデミア
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~2、ホットライン
思考
基本:未定
01:オールマイト、ありがと!
02:アズール、もうだいじょうぶだからね。
03:ケンジャクっておねーたん、こわい
参戦時期:幼児退行が治って無かったころのどこか
備考
※具体的な参戦時期は後の書き手様にお任せします。
※精神状態が精神状態なので、このバトルロワイヤルについて色々とよくわかっていないと思われます。

【支給品解説】
  • トランスアイテム@魔法少女にあこがれて
…水神小夜@魔法少女にあこがれてに支給。
小夜を魔法少女マジアサルファに変身するためのハート型のアイテム。
手のひらに収まるサイズであり、これを手にして「トランスマジア」と唱えることで変身が可能になる。

  • 雄英ヒーローズ・バトル@僕のヒーローアカデミア
…シェフィ@プリンセスコネクト!Re:Diveに支給。
雄英高校サポート科が開発したカードゲーム。
専用のボードとカード一式がセットで支給。
ボードが読み込んだカードのヒーローがホログラムで出現し、ボード上の仮想空間で戦う。
現実に影響は無いが、実況付きでヒーロー同士の夢の対決を見れる。
付属カードは1年A組生徒20枚+エクストラ2枚の22枚。
本来エクストラカードはプロヒーローor 雄英生でないヒーロー科の生徒しか出現しないが、当ゲームではランダムでプレイヤーが出現することもある。
また、一人用モードの敵に限ればNPCモンスターも出現する様である。
もしかしたら他の支給品のカードも反応する様に改造されているかも知れない。

【NPCモンスター解説】
  • グロースター@コードギアス 反逆のルルーシュ
…実際に登場したわけではないが雄英ヒーローズ・バトルに登場しているので会場内のどこかに入ると思われる第五世代のナイトメアフレームの一種。
主に騎乗したパイロットはコーネリア・リ・ブリタニアやグラストンナイツなど。
武装はほぼサザーランドと同じだが性能はこちらが上。
ゲームでのシミュレーションだがセロファンの罠にはまって戦闘不能にされてしまった。

  • バッテリーマルガム@仮面ライダーガッチャード
…実際に登場したわけではないが雄英ヒーローズ・バトルに登場しているので会場内のどこかに入ると思われるマルガムの一種。
悪意を持った人間とアーティファクトのレベルナンバー1、ライデンジが融合することで誕生するマルガム。
レベルナンバー1とは思えない程強力な電気攻撃を得意とする。
ゲームでのシミュレーションだがセロファンを倒すも完全にメタを張れるチャージズマに自分の電気をそっくりそのまま返されて完敗を喫した。

候補作090:一体誰が、それを正史と呼んだ? 投下順 候補作094:ロックンロールは生きている
時系列順
GAME START 水神小夜 010:この願い、たとえ魔法がなくたって(前編)
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【51~100】
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【第二回放送までのSS】

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【書き手別SS】

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