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  • 真贋バトルロワイヤル
  • 癒えない痛み悲しみでキズついた君

真贋バトルロワイヤル

癒えない痛み悲しみでキズついた君

最終更新:2025年01月18日 14:05

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『僕は認めない…!』
『僕が…僕達が、純粋種が出現すれば用済みの踏み台の為"だけ"に作られたなんて…認められるか…じゃあ僕は、何の為に…これまで生きてきたんだ…!!!?』



「…上位種たるこの僕にこんな物を着けて、愚かな人類が行うような殺し合いを強要させるとは…随分と舐めた真似をしてくれるね」

殺し合いの会場の一角にて、薄い緑寄りの髪色をした中性的な少年のような外見をした者は、レジスターを横目にしつつ呟く。皮肉るかのような言葉選びとは裏腹に、苛立を隠せない様子であった。

「…どうやって肉体が滅びヴェーダに封印されていた筈の僕をここに招いたかは気になるけれど、それ以上に……これは僕に対する当て付けかな?」

バッグの中から取り出した、因縁の相手が未来にて乗る可能性もあった、対話を拒絶したMSを落とし込んだパワードスーツの起動鍵と説明文を見、彼は1人ごちる。

「僕が導く筈だった来たるべき対話を拒むような物、それもよりにもよって純粋種の彼が搭乗する事を前提とする機体を…支給品として用意するとはね。
…まあいいさ。このソードスキルとやら共々活用させて貰おう」
(純粋種達のように…僕に従わない者、使い物にならない者…そして羂索達主催者…上位種のイノベイターたる僕が、君達を裁こう)

自らに支給されていたソードスキルを使用した上で、そのスキルに落とし込まれた異能の特性も併せて…怒りをどうにか取り繕い、純粋種(イノベイター)を自称・僭称する性別なき戦闘型・中性の人造人間(イノベイド)。
リボンズ・アルマークはこの殺し合いでの方針を定めた。

(まずはスキルやこの機体に慣れる為、他の参加者を見つけて…こんなに早く見つかるとはね。
…始まって間もない内に戦闘とは、やはり人類は戦いをやめられない生き物……いや、本当に彼らは人間なのかい?)

そうまで思考し、漁夫の利でも狙おうかと小物らしい姑息な考えをしつつも戦闘現場を見たリボンズは驚愕する。
方や人間離れした動きで、日本刀を振るいながらも黒い斬撃波を放つオレンジ髪の青年。もう方や、両耳を塞ぐかのような角が生えた白き肌をした、二刀を操り斬撃波を切り払おうとする少女。

(特にあの少女の方は…凡そ、僕の知る人類とは思えないが…兎に角、どちらも実力は高いと見た。今は機を伺うべきだね)

リボンズは一先ず、息を潜め介入の機を伺う。
かつてガンダムマイスターとして武力介入を行った時とは違い、使い慣れていない装備と能力のまま手練れと見た2名の戦いへ介入を行うのは自殺行為だと判断したのである。



事の始まりは単純であった。己の支給品を確認し、殺し合いに抗う事を決めたオレンジ髪の青年──死神代行・黒崎一護が、既に己の支給品を確認し終えたのか襲撃してきた白肌二刀の少女──大荒魂・タギツヒメとの戦闘に突入。
己が斬魄刀の卍解・天鎖斬月を発動した一護は、片方の日本刀から斬撃波を放つタギツヒメに自らの霊圧を放出した斬撃波である月牙天衝で相殺。
そこから2人の斬り合い及び斬撃波の撃ち合いは始まる。

「いきなり斬り掛かってきやがって…てめえ、殺し合いに乗ってんのか!?」
「無論。我は人間への怒りを原動力とする大荒魂にして神…タギツヒメぞ。この殺し合いという催しを開いた人間共も纏めてあの世へ送るが、参加者共に歩み寄るつもりも無い。
…刀使でも無いと云うのにその力、貴様は羂索とやらが言っていた「仮面ライダー」や「呪詛師」、「錬金術師」に「魔戒騎士」、「聖杯戦争の参加者」、或いはあのルルーシュとやらの同類か?」
「どれも知らねぇ、てめえの言う「刀使」や「荒魂」も含めて聞いた事もねえし違えよ!(ルルーシュと)似た声の知り合いはいるけどな!それと貴様じゃねえ、俺は死神代行、黒崎一護だ!!」

「死神代行…聞き覚えは無いが、代行とはいえ死神であるならば、我の命を奪うつもりなのだろう?我が人の世に齎すは終焉である以上、貴様と分かり合う余地は皆無ぞ」
「そうかよ…ならてめえはここで、俺が止める!」
(…こいつはこう言ってるってのに、何だ、刀から伝わって来る…人への怒りに紛れたこの違和感は…!)

剣を合わせた相手の考えや、戦う理由を理解出来る限定的な読心めいた事が可能な程の感受性を持つ為それに一護は違和感を抱く。
だが御刀である妙法村正に、所有者の魔力を吸い、この殺し合いではそれを持ち得ない参加者からは体力を吸う妖刀、烈風丸を振るい斬撃波を放つタギツヒメの攻撃に対応するのが先とし一護は斬魄刀の天鎖斬月を振るう。

二天一流による二刀攻撃を一刀で受け止め流しながらも、斬撃波として月牙天衝を放ち一護は攻め、一方タギツヒメはまるでそれらを"予測"するかのように回避或いは剣で受け止めて、そこから何撃も一撃と斬撃波を放った。
しかし一護はこれを避け、或いは受け流す。

「ほう、だが貴様はこの速度に追いつけるか?黒崎一護!」

そう言い放つやいなや、御刀の力によりタギツヒメは迅移による加速を行い、双剣による連撃に斬撃波を織り交ぜ攻める。
だが対して一護は、更に速度を上げたのか難なく追い付き、再び二者の剣は合わさり剣戟へ至った。

「…貴様、本気では無いのか?言った筈だぞ。我はこの世に終焉をもたらすと…加減する理由は無いだろう?」
「…分からねえ。剣を交えても…本当にてめえが望んでいる事がそれなのか、分からねえんだ…それに、好き好んで殺しなんて……誰がするかよ!」
「……死神の癖に死を忌避するか。甘いな、貴様は!!」
「死神"代行"つってんだろ!」

舐めているのか、死ね!と言わんばかりに攻撃の勢いを強めるタギツヒメに、一護はここで霊圧を貯めた上で必殺技(当人の主観)で牽制を行う。

「月牙…天衝!!」

先程までのそれとは見るからに威力が違うと認識可能なそれを、タギツヒメは烈風丸に備えられた技を持って迎え撃つ。

「ならば我も使ってみるとしよう…烈風斬!」

刀身から放たれた斬撃波の一撃が、月牙天衝とぶつかり合いそして相殺される。

「御刀ではない扶桑刀とやららしいが、中々に使えるな…!」

言いながらタギツヒメは迅移の段階を上げ、もう片方の御刀である妙法村正で一護の首めがけて斬りかかるが…更に速度を上げたのか、首にそれは刺さらず彼の胴体と服に傷を与えたに留まる。

「…どうした、タギツヒメ。さっきみてえに俺の動きを先読みしてみろよ」

ダメージを負いながらもそれを感じさせない様子で、一護は挑発を行う。

(もう少しこいつと、剣を交えたら…こいつが抱えてる、怒り以外の何かが分かる気がするんだ…!!)

決して舐めプという訳ではなく、(極力会話の通じる相手を殺したくないというのはあるが、殺人を忌避する人として当たり前の感性故である)目前の敵が訳アリの類と悟りそれを理解しようとするが為、一護は挑発をした。

「……減らず口を叩くか、黒崎一護。…初戦から本気で挑み消耗するのは馬鹿の所業と思ったが…興が乗った。貴様に我の本気を見せてやろう…我の心を躍らせてみるがいい!!」
「…そうかよっ!!」

挑発に乗ったタギツヒメは、迅移の段階を更に早め斬撃波を四方に放つ。だがそこに霊子を使った死神の高速移動法である瞬歩を使用した上で、一護の放った月牙天衝がぶつかり…全てが相殺された。

「…やはり気付くか…面白い…!!」
(…やっぱりな、予測は出来ても速度が早ければ対応し切れずに、先読みは出来ねえ訳だ!)

超スピードでの斬り合いになりながらも一護は、相手の異能のカラクリを看破する。
そしてその読みは合っていた。タギツヒメは演算による予測能力により相手の動きを読むが、あくまで予知ではなく予測である以上、例えばその場に居なかった相手からの不意打ちや、単純に対応し切れない速度で攻める相手には後手に回らざるを得なくなる弱点を持っている。

さりとてそれはタギツヒメも激突の中で承知の上で、再び烈風斬を放とうとするも…。

「…ようやく、分かったぜ。てめえが抱えてる、怒りや憎しみ以外の想いってのが。少しだけ」
「……貴様程度が、死神風情が我の何を理解したと…?」
「さっきから代行つってんだろ。俺はあくまで人間、そのつもりだ」
「ならば人間風情め。我の何を、理解した等と巫山戯た事を言うか答えてみるがいい」

明らかに苛立った様子で、聞き届けたと同時にこいつの生を終わらせてやろうと言いたげにするタギツヒメを他所に、一護は違和感の正体を述べた。

「…タギツヒメ。てめえは……いや、お前は…孤独だったんだろ?
…本当は、ずっと誰かと分かり合いたくて、孤独を埋めたかった…違えのか?」
「…っ───!?」

あからさまに動揺を見せるタギツヒメを意に介さず、一護はかつて戦った強敵の抱えた孤独を想起しつつ自らの見解を述べる。

「…前に、孤独を抱いてた奴と戦った事がある。そいつはお前と同じめちゃくちゃに強くて、お前とはなんつうか、方向性の違う面倒臭さをしてて…人間を見下して…でも、それ以上に……強者故の孤独を嫌ってた。
…だからベクトルは違えけど、お前もあいつみてえに孤独を持ってる奴なんだって…斬り合いの中で、気付けた」

「…何を言うかと思えば、下らん馬鹿の戯言か…!我が他者との分かり合いを求めている、だと…!?……そんな訳が無い。我は神で、人の世を滅ぼそうとする者ぞ。貴様の言う破綻者の人間と一緒にするでない…!!」
「破綻者かどうかで言うなら、そうだろうな。でもそいつは死神だったぜ」

「……だから何だと言う、貴様は!我が真に望むのはひとつ!我ら荒魂を斬り刻んできた刀使共を含めた人間の世が滅びを迎える事のみ…!
分けられた他の姫や、分けられる前の我と融合したのならまだしも、何の関わりも持たぬ貴様が…分かったような口を利くな!!
…貴様はここで殺してやる、黒崎一護!!」
「…お前は…!!」
(…剣で感じ取った、分かり合いたいって想いは間違いなく嘘じゃねえ。
…認められねえのか…目を背けてるのか…倒すしか、ねえのかよ…クソっ…!!)

怒りと激情のまま、タギツヒメは自らの令呪を切った上で、烈風丸により真・烈風斬を発動。
先程の烈風斬よりも上の威力を持つ、体力から変換された魔力を纏い刀身が長くなった妖刀が振り下ろされんとする中、一護は……自らの斬魄刀に、月牙天衝を纏わせた上で霊圧を貯め…迎え撃とうとする。

「真・烈風…斬っ!!」
「月牙…天衝!!」

そして双方の一撃は交差しぶつかり合い……暫し均衡するもやがて令呪により制限を一時的に脱したタギツヒメの方が上回り、一護はふっ飛ばされる。
だが受け身を取った上で、一護は瞬歩による高速移動をしながら、近隣の建物である天ノ川学園高校の体育館に転がり込んだ。
一方殺しきれてないと判断したタギツヒメはそれを追う事とし……機を伺っていたリボンズ・アルマークは起動鍵を使用した上で、後からそれを追いかけた。
…因縁の相手が其処に居る事を知らぬままに。



「…羂索。貴様達はガンダムでは無い…!」

そう青年、刹那・F・セイエイは初期位置であった体育館にて呟く。
彼の云う所のガンダムは様々な意味があるが、戦争を止める為の力を意味している所もある。その点から見れば参加者に殺し合いを強いる羂索達がガンダムである筈が無いのだ。

ガンダムマイスターにして、純粋種たるイノベイターに変革を果たしイノベイドを打ち破った彼の方針は当然、殺し合いへの反逆。
とりあえず体育館内を探してからバッグの中身を確認すると、転移用アイテムと自らの機体、それに因縁の機体を落とし込んだ鍵を2本発見。
一先ず校内を捜索しようとした所…体育館に転がり込んで来たのはオレンジ髪の青年黒崎一護。

「…誰だ」
「黒崎一護、死神…代行だ。殺し合いには乗ってねえ。
それと悪りぃ、今…俺を殺そうとしてる奴に追われてんだ。詳しい事情を話してる暇はねえが、そいつは本当は…」「…状況は理解した。少し時間をくれないか」
「分かりあいたいって……いや、分かってくれるのは助かるけどよ、最後まで言ってねえぞ!?」
「…こちらも説明している時間は無いようだ。お前が対話を望むのならば、俺も出来る限りの協力はさせて貰う」
(『嫌だって言ってんだ……こんな勝ち方があるかよ!!』)
「…知っちまったからには、殺す以外にどうにか出来る方法を選びてえよ」
「…そうか。ならばすまないが対象の足止めを頼む」
「おう、任せてくれ!」

脳量子波により一護の意思を理解した刹那は、かつての苦い『勝利』の記憶を思い出す彼と短い会話を交わす。
そんな中高速移動し体育館へと突入して来、斬撃波をまた放ってきたタギツヒメを目にし、一護は天鎖斬月で受けてから再び剣戟を仕掛けた。

「死ぬがいい黒崎一護!!下らぬ戯言を神たる我に吐いた貴様はっ、斬り刻んで塵にしてやらねば気が済まぬ!!」
「生憎と、俺がここで死んじまったら…背中にあるもんがみんな壊れちまうんでね!!!」

その一方、支給させていた起動鍵の内使い慣れた方を使用した刹那は、彼が…黒崎一護が望む対話の為、迷う事なく令呪を切った。

「…他参加者を味方につけたか、黒崎一護…!!」
「っ…させねえ…よ!!まだ俺は戦える、逃げんのかタギツヒメ!」
「安い挑発に乗ってやる程、我は阿呆ではない!」
「逃げるってなら、こっちにも考えはあるぜタギツヒメ…!」
「…口ではああ言っておきながら令呪を切るとは!ここで我を倒そうと、そういう魂胆か…!!」

一護以外にもう一人居る事に気付いたタギツヒメはそちらを狙いに向かおうとするも、ここで一護は令呪を切った。対しタギツヒメはどこか失望を感じさせる様子で、吐き捨てるかの用に言い放つも…彼が貴重な令呪を切った理由はそこでは無い。

「違えよ。お前を止めて、殺させねえ為だっ!!」
(斬月のおっさん…もう一人の俺…力を貸してくれ!!)
「──月牙、天っ……衝っっ!!!」

かつて藍染惣右介との戦いにて発動した最後の月牙天衝には劣るものの、霊圧を最大限貯めた上で…これまでで最大の一撃を放った。
対しタギツヒメは再び、自らの体力消耗を無視し真・烈風斬を放つ。
二撃が交差し再びぶつかり合う。令呪による制限の限定解除を行った一護と、先の令呪の効果がギリギリ残っていたものの、やがて切れたタギツヒメ…暫しの後均衡は崩れ、衝撃で体育館内部が破損、屋根も崩れ落ちる中…先程とは異なり今度はタギツヒメが押し切られ、ふっ飛ばされた。

「ぐ、ぁあっ…!?…まだ、まだ我は戦えるっ…貴様に負ける訳には行かぬ…黒崎一護!!…ここで、負ければ……我は…我はぁっ!!」

怒りの感情を剥き出しにし、何かを頑なに認めようとしない様子で食い下がろうと、両刀を支えにし立ち上がるタギツヒメ。
向かってくる一護に対し、刀を構え迅移を一気に加速させようとし──

「トランザム・バーストッ!!」

壊れた体育館内部の様子すら目に入らず、消耗もあり黒崎一護しか見えていない状況、未来予測もそこに居る事を忘れ去っていた現状では機能せず……最終決戦用にチューンナップされたダブルオーライザーをパワードスーツとして纏った刹那・F・セイエイの奥の手(対話の為の力)、トランザム・バーストにタギツヒメは巻き込まれる形になった。

イノベイターとして覚醒した刹那の脳量子波と、ダブルオーライザーのツインドライヴシステムの連動により、高純度のGN粒子による意識の伝搬を引き起こし、分かり合うための空間を作ったのである。



「そうか、タギツヒメ。お前は孤独を埋めたいが為に…」

…やめろ…黒崎一護だけでなく、貴様まで…我を分かったかのように、っ…!!!

「…人間への怒りも、確かにお前の中にはある物だった…それに引っ張られてお前は、ああいうやり方しか出来なかったんだな」

黙れっ…黙れ黙れ!!黒崎一護……!!
……っ…これは、この謎の粒子によって我の想いが奴等に…奴等の想いが我にっ…伝わって、来ると云うのか…!!

……我を味方に引き入れれば…等という考えはそこに無く、伝わったのは…奴等が断固として持つ、殺し合いに抗おうとする意思と、我との対話を望む想い。打算なしにこの馬鹿2名は、生命線でもある令呪を我との対話の為に1画切ってしまったのだ。
…既に我と一体化しているタキリヒメやイチキシマヒメには兎も角、我自身にとってこれは…はじめて向けられた…感情だった。

──そうか、これが……孤独が埋まる、感覚…なのか……これでは認める他に……ないではないか。
…人や刀使への怒りを…孤独からの解放感が上回っていく……まったく。
…自我を得てから我がずっと感じていた孤独を、欠落を埋めてしまうとは…呆れる程のお人好しの阿呆共め。

「……やめだ。殺し合いにはもう…乗る気にならん。
…一護に…」「刹那、刹那・F・セイエイだ」
「…一護に刹那、お前達のように、我の消える事の無い筈だった孤独を埋める者が居ると知ってしまった以上…人の世を滅ぼす気にもならんわ」
「…じゃあこれで、一安心だな…タギツヒメ、刹那…」

トランザム・バーストとやらが解除されると同時に、疲れを隠せない様子で呟く一護。
…我も、疲れたな…ここまで我と渡り合える者が、居るとは…今にして思えば、奴との戦いは心が躍らされたな……そう思考が向く中、

「…いい加減、我慢ならないな。君は救世主にでもなったつもりかい?純粋種(刹那・F・セイエイ)。
だが君達の奮闘は救世主たる僕の手で無に帰すんだよ」

闖入者の声が響く。同時にそれが放った物だろう剣と銃が一体化したような何かが我目掛けて飛来し──

「このままではっ…ぐ、うああ!!」

一護は消耗もあってか寸でで間に合わず、同じく消耗もあって反応が遅れた我はそのまま…それに貫かれる筈だった。
だが貫かれたのは…我を庇った刹那で。
パワードスーツとやらを身に纏っているとはいえ、胸に深々と刺さっている。深手な事は…我を庇った結果こうなった事も踏まえて……わかりきっていた。



ダブルオークアンタ・フルセイバー。対話ではなく殲滅の為の戦闘力に特化した、刹那・F・セイエイの機体になる可能性もあったガンダムを超えしMS。
その起動鍵を使用した上でタギツヒメの後を追い機を伺い続けていたリボンズは、起動鍵を使いダブルオーライザーを身に纏う刹那・F・セイエイを目撃し…怒りが沸く。

(僕を倒した忌々しい純粋種め!ここで始末を……いや、どうせなら戦いが終わった後迄待って…3人も居るのなら、力を試すのも良いだろう)

しかしそれを抑え、壊れゆく体育館の外で息を潜め待ち続ける。脳量子波による思考の感知は制限によるものか、直接顔を合わせなければ不可能となっているのも…不本意ながらも今の彼には追い風であった。制限が無ければ即座に位置を見抜かれていただろう。

そしてその時が来…外見相応の少女のような表情を見せたタギツヒメを目にしながらも、迷う事なくリボンズはGNソードビットをタギツヒメ目掛けて放つ。
彼女がこれで死ねば純粋種達の行動は無駄となる。消耗の激しいオレンジ髪(一護)は間に合うまい。これで純粋種が庇えば深手は必須、この手でリベンジを果たすチャンスとした。

結果…まんまと人間離れした少女を庇い純粋種は深手を負った。

「…刹那っ…!!」
「刹那!?てめえ…!!」
「…その、声に態度は…リボンズ、アルマーク…その機体は…何だ!?」
「君が未来で乗るかもしれなかった、ガンダムを超えた機体…ダブルオークアンタ・フルセイバーだよ」

満身創痍ながら斬りかかるタギツヒメと一護に、直接刺突する以外にビームガンを放つ事も可能なソードビットで対応しながらリボンズは刹那目掛けてGNソードIVフルセイバーをフルセイバーモードで振るう。
最もそれは刹那のGNソードⅢで防がれるも、この程度リボンズにとっては想定の範囲であった。

「そうだ、そうでなくてはね純粋種!!そうでなくては意味が無いんだよ…僕の存在、其の物にも!!」
「答えろ、っ…リボンズ・アルマーク…貴様は殺し合いに乗っているのか!?」
「僕にとっての抹殺対象は君だけではない、主催者達もだよ。だからといって、恭順する者以外の劣等共と、仲良しこよしするつもりは無いよ!
恭順を選ばないならば、レジスターの確保の為に死んでもらう!」

生前散々策を弄したかからなのか、或いは未知の強大な力を手に入れたか故の傲慢さか…実質的な無差別マーダー宣言をするリボンズ。

「貴様という世界の歪み、っ…ごほっ、ここで…再び断ち切る!」
「やれるものならやってみるがいいさ。最も君より上位の機体相手にその傷で、何処までやれるかな!」

フルセイバーとGNソードⅢの剣戟を交える両者。しかしやはり…性能差と負傷もあり優勢なのはリボンズであった。
血を吐き出血が止まらない刹那に対し、余裕を見せつつ押し続けるリボンズはここでトドメを刺そうとトランザムを使用。

「人間風情が!!僕が、僕こそが革新者で、救世主だという事を…君の死を以って示す!!」

そのままフルセイバーによる連撃を行おうとするが…先程まで居た刹那の姿が掻き消える。
量子化による短距離テレポートによって攻撃から抜け出したのだ。

「おっと、君だけがその量子化テレポートを使えるとは思わない事だね」
「なっ…!?…主催の仕込みと、いう事か…!」
「主催者達は甚だ気に食わないが、これについては感謝しているよ」

しかし主催によりクアンタ・フルセイバーを纏ってさえいれば、量子化を使用可能という風に細工されたのもあり抜け出した刹那をリボンズは、強襲で更にダメージを与える。
だが、そこに飛ぶは黒い斬撃波。量子化を試みるが一度使用すれば暫くは不可能となっており、ソードビットのバリアを使おうともするがビットが来ない。

(…まさかソードビットを、全て破壊したと云うのか!?)
「チッ」

この場の全員にも主催にも、そして自分自身に対しても向けた苛立ちの籠もった舌打ちをしつつ、フルセイバーで斬撃波を受け止め、返す刀で斬りかかろうと試みていたタギツヒメを吹っ飛ばす。
受け身を取った彼女は一旦無視し、リボンズは目前の黒い斬撃波…月牙天衝を纏わせた斬魄刀・天鎖斬月を振るう一護に対してフルセイバーで受け止めにかかった。

「君も何故、純粋種やそこの少女を護ろうとする?その消耗で僕に敵うと思っているのかい?」
「…確かにてめえは強えよ。けどな…てめえが俺より強いからって、俺が諦める理由にはなんねえんだ!!
…もう誰も、殺させるかよっ!!」

リボンズの傲慢な問いに、答える一護。

(須藤やニーナ…だったっけ、そいつらが殺された時も、俺はっ…何も出来なかった…お袋や茜雫の時みてえな思いはこれ以上、したくねえんだよ!!)

見せしめで殺された2人の事を思い、かつて自分を庇ったせいで死んでしまった母真咲や、護れた筈だったのに喪った少女茜雫の事を想起しながらも…一護は満身創痍の身体に鞭を打ち吠え、鍔迫合いをし続ける。これ以上、極力誰も殺させない為に。

「甘いね。だから君はここで死ぬんだよ」

やがてリボンズは呆れながらフルセイバーを引かせた上で、斬らずにぶつけて一護を殴打。
蹌踉めきながらも立ち上がる一護に対し、ここまで温存していたフルセイバーのGNランチャーモードを披露。フルセイバーモードから変形させ心臓を撃ち抜こうとする。

「…させんぞ、リボンズ・アルマークっ…!!」
(…これ以上、我の孤独を埋めた阿呆共を傷付けさせては…大荒魂の名折れでな…!)

体勢を立て直した上で、リボンズ目掛けて烈風斬を放とうとするタギツヒメ。
対しリボンズは文字通りの片手間で、GNガンブレイドとGNカタールを投擲し彼女の片腕片足に刺して動きを止める。
一護を殺してなお動けないのなら次は彼女からと、純粋種に絶望を与えるのも悪くないねと考えつつも、リボンズはGNランチャーを放とうとし……再び令呪を切った刹那が、GNフィールドとシールドを展開し一護を庇い防御を行う。

だが性能差と負傷により防御は貫かれ…刹那は吹き飛ばされ致命傷を負い、地面に血溜まりが出来ていた。そして一護は刹那の防御もあり減衰したとはいえGNランチャーによるダメージで、限界を迎え気絶してしまった。
…これが制限の限定解除を行った時であれば、一護の内なる虚(ホロウ)ホワイトが肉体を乗っ取る完全虚化を発動させていただろうが…制限下にある以上それは出来ず、ただ倒れ伏すのみであった。

「せつ、なっ…一護、貴様っ…!!」

どうにか投擲された剣を引き抜き、ボロボロになりながらも2人に駆け寄るタギツヒメ。
しかし刹那はここで、ある決断を固めた。

「…お前達は逃げろ」
「…何をっ、逃げるというなら…お前も共にだ阿呆!!」
「この傷で逃げても助かると思える程、状況を…見誤ってはいない。回復アイテムがあるという…訳でもないだろう…?」
「…見捨てろと、そう言うのかお前は…我を孤独から、解き放つだけ解き放っておいて…まだ我は…お前や一護に、なにもっ…!!」
「…そんな必要など無い。俺には生きている意味等…」
「おっと、確か君は…幼い頃言われるがままに両親をその手で撃ち殺したんだったね。刹那・F・セイエイ…いや、ソラン・イブラヒム」

反発するタギツヒメに、諭すかのように言う刹那だったが、割り込んだリボンズが刹那の本名とその過去─ガンダムマイスターとして推薦した際知ったと思われる─をしれっと暴露する。

「……お前…お前は、何という……」
「……そうだ、リボンズの言う通り…俺は言われるがままに両親を殺めた、愚かな男だ。死んで当然の、生きていていい存在ではないんだろう。
…だが、俺のような人間でも…イノベイターとやらになる事は出来る。
……人は、変われるんだ。…生きろ、タギツヒメ。生きて…俺の分まで変われ」

人間が紡き受け継がれていく生命の輪に、入れず縁を結ぶ事も出来ない存在故に孤独を感じていたタギツヒメからすれば…子が親となったつがいをその手で殺めるという事が、どれほどの異常事態なのかを理解する事が出来…それ故、何も言えなかった。
対してリボンズの事は殆ど無視する形で、遺言かのようにそう言葉を告げた刹那は、息も絶え絶えながら…リボンズへ向かうと同時に、鍵と…対象と周辺の人物2名迄を会場内にランダムに飛ばすアイテムをタギツヒメ目掛けて投擲した。
"先程まで使用していた鍵"とタギツヒメ、一護の姿が消えて行く姿を見た刹那は、最期に言葉を遺す。

「…どうか、憎しみに囚われないで欲しい…そして彼の…一護の事を頼む」

溢れんばかりの罵声を浴びせるタギツヒメの事を無視し刹那は、転移などさせる物かと攻撃を加えようとするリボンズに対して……自分がガンダムになろうと決めたきっかけであり、目前の自称救世主にして世界の歪みがかつて乗っていた機体・0ガンダム、それの改修機を身に纏い妨害を図った。

「その機体は僕が一番上手く使いこなせるんだ。君に…ましてや半死半生の状態で、まともに使えるとは思えないけれど…ね!」
「…貴様の妨害が出来れば、それで十分だ…!!」

──だが、先程より更に開いた性能差を覆す事は不可能だった。

ビームガンは2つに斬られた。サーベルは根元から折られた。それでも拳を、リボンズの頭にぶち当てるが…同時に、フルセイバーモードによる袈裟斬りにより0ガンダムは解除。鍵自体もダメージのせいか2つに割れて使用不能となってしまった。

(……タギツヒメ…一護…お前達が生きて、この殺し合いの打破を果たせば……血塗られた俺の人生も、生きている意味が…あったと……言えるだろう、か)

刹那の思考はそこで止まり……本来の歴史にて辿り着けた答えについぞ届かぬまま、遺体はリボンズが身に着けたソードスキル・異能により剣へと変化。変化した事によってレジスターがカタンとその場に落ちる。
それはガンダムエクシアのGNソードに酷似しており…リボンズに付随するようになった。

来たるべき対話を迎える前に、命を落とした純粋種の肉体はこうして、宿敵により有効活用される事となった。

【刹那・F・セイエイ@機動戦士ガンダム00(2ndSeason) 死亡(肉体は剣化)】

「…フフフ…救世主…旧人類共からすれば神である僕に逆らった罰だよ、純粋種!!
…しかしやってくれたね、人間風情め。
だが残り2人も消耗は激しい筈だ。それにこちらにはまだ使用可能な令呪が2画残っている。
次に遭遇したら、御披露目と行こうか。変わり果てた仲間の有り様を見た時…どうするんだろうね、彼と彼女は」

クアンタ・フルセイバーへの変身を解除した上でレジスターと、一応と2つに割れた起動鍵、ホットラインを拾ったリボンズは…そう言った後、校内の探索を行う事とした。

…口調とは裏腹に、自らの存在する意味を純粋種を打倒するという手段で実証した筈にも関わらず、リボンズの表情はどこか晴れないそれであった。
イノベイド、人造人間でありながら良くも悪くも人間臭いのがリボンズ・アルマークである。
こんな形でリベンジを果たした事に思う所が1mm程度はあるのか、或いは…仮にも自分が見出したガンダムマイスターを自身の手で殺めた事に、感じた所が0.5mm程はあったのか……それを理解出来る者は、もうここには居ない。リボンズ自身も、このままだとそれには気付かないだろう。
──対話を拒んだのは他ならぬ、リボンズ・アルマーク自身なのだから。

【現在位置:天ノ川学園高校@仮面ライダーフォーゼ】
【リボンズ・アルマーク@機動戦士ガンダム00(2ndSeason)】
状態:ダメージ(小)、疲労(中)、主催への苛立ち(中)
服装:普段の服装
装備:刹那・F・セイエイの遺体が変化した剣
令呪:残り三画
道具:ダブルオークアンタ・フルセイバーの起動鍵@機動戦士ガンダム00V戦記、0ガンダム(実戦配備型)の起動鍵(真っ二つ、現状起動不能)@機動戦士ガンダム00(2ndSeason)、ランダムアイテム×0~1、ホットライン×2、刹那・F・セイエイのレジスター
思考
基本:恭順を望む参加者以外の全てを皆殺しにする。
01:まずは校内の探索でもしてみようか。
02:ソードスキルを用いて剣を増やして行くとしよう。
03:あの2人(黒崎一護、タギツヒメ)は次は確実に殺す。その時はこの剣を見せてあげよう。
04:…僕は用済みの、純粋種の踏み台なんかじゃない…!!
05:使える物は何だって使うさ。
参戦時期:第25話「再生」にて、刹那に肉体を討たれた後から。
備考:支給されていたソードスキルにより、上位竜ランサーの異能@月が導く異世界道中を習得しています。
またイノベイドを脳量子波で操る能力は制限されています。至近距離でないと発動しません。
他、脳量子波による思考読み取りも至近距離でないと発揮されません。

【施設解説】
  • 天ノ川学園高校@仮面ライダーフォーゼ
フォーゼ本編での主舞台となる高校。
作中だとコズミックエナジーが降り注ぐザ・ホールの真下に建てられており、それもあってかゾディアーツ(敵怪人)の事件が起こりやすくなっている。
ちなみに本編以降は新・天ノ川学園高校と名前が変わっている。
今ロワでは約2名のせいで体育館の屋根が崩落している状態となった。

【支給品解説】
  • ソードスキル:上位竜ランサーの異能@月が導く異世界道中
リボンズに支給。
竜でありながら人としての命も持つ、刃竜ランサーが行使する異能がソードスキルとして落とし込まれた物。
自らが殺害した相手の遺体を剣へと変性させ行使する事が可能。
また剣が砕かれた場合も、その破片を収束させビームとして放つ事が可能。
この殺し合いだと剣に縁がある(使用してる武器・武装が剣等)相手はそれに似た剣へと変性する。それ以外の相手がどうなるかは採用された場合後続にお任せします。

  • ダブルオークアンタ・フルセイバーの起動鍵@機動戦士ガンダム00V戦記
リボンズに支給。
ダブルオークアンタにツインドライヴが同調しなかった様の安定機兼、対話ではなく敵の殲滅を目的とした幻の追加武装。
安定機無しでツインドライヴが安定した同調稼働を見せたのと、ELSとの対話をメインパイロットである刹那・F・セイエイが望んだ為この装備が運用される事はなかった。
またクアンタとは異なり、クアンタムバーストは使用不能となっている。

武装はGNソードビットにライフルやランチャーと剣を兼ねたGNソードⅣ フルセイバー、GNカタールにGNガンブレイド等。
両肩にシールドも用いている。
主催により起動させさせていればイノベイターでなくとも量子化が使用可能だが、一度使うとある程度インターバルを置く必要がある。(どれくらい必要かは採用された場合後続にお任せします)
トランザムは一度使用すると6時間使用不能となる。
またこの起動鍵では素のダブルオークアンタにはなれない。


  • 0ガンダム(実戦配備型)の起動鍵@機動戦士ガンダム00(2ndSeason)
刹那に支給。
ソレスタルビーイングが最初に開発した原初のガンダム…を、イノベイターとの決戦の為に改修した機体。改修時にトリコロールカラーに塗り直されている。
最終決戦ではラッセ・アイオンがGN粒子貯蔵タンクに換装した状態で搭乗したが戦闘の最中粒子切れで廃棄され、後にリボンズ・アルマークに回収、奪取していたオリジナルの太陽炉に変更した上で運用された。

武装は手によるパンチに、ビームサーベルとビームガン。
また盾としてガンダムシールドを用いている。
この殺し合いでの機体はオリジナルの太陽炉ことGNドライヴ搭載型の仕様となっている。
なお現状では鍵が真っ二つとなっており、何らかのの方法で修復しない限りは現状起動不能となっている。



「…俺……が……護、っ……」

話を聞かぬあの馬鹿により、無理矢理何処かへ飛ばされてしまった我の耳に届いたのは、同じく飛ばされたものの意識の戻らぬ一護の呻き声。

「…阿呆…此奴が…一護がお前の決断を知ったらどう思うのか…考えが及ばぬ訳もなかろうに…。
……なんと、説明すれば良いと言うのだ……ソランの、馬鹿めっ…」

どうしようもないお人好しのこいつが、ソランの死と、それで逃された事を知ったのならば……己で己自身を責め続けてしまうだろう。もし意識があれば、最後まで何としてでも…こいつは残って戦おうとしただろう。我一人を逃がそうと、ソランと結託していたのかもしれない。

……本当に、どう言えばいいというのだろうか。

『人は、変われるんだ。…生きろ、タギツヒメ。生きて…俺の分まで変われ』
『…どうか、憎しみに囚われないで欲しい…そして彼の…一護の事を頼む』

…今際の際が近いからと、無茶ぶりばかりを言いよって。そもそも我は人では無い、大荒魂と云うのに。
…奴の言葉を思い返しながら、我は一先ず…託される形になった起動鍵を手に取る。
……使いこなせるとは思ってはいない。ましてやソランのように、分かり合うために使えるとも…だが、それでも…色々と、任されてしまった以上は……受け継ぎ戦うしかあるまい。

…疲労からか、烈風丸を使い倒したせいか、意識がふらつくな……だが、ここで失い気絶すれば…一護諸共我も殺されるだろう。
先のリボンズのような奴に出逢えば一巻の終わり。…ソランや一護のようなお人好しが、早々いるとまでは思えんのでな。
…せめて休ませれる場所か何かを……探さねば。



方針を定め、周辺を警戒しつつ捜索するタギツヒメ。
その瞳からは……孤独を埋めてくれた存在の片割れの喪失への悲しみか、零れる何かがあった。傍から見ればそれは、相応の少女の姿に見えただろう。
最も…それに気付ける者は──未だ死神代行が目覚めぬ以上、今の所は居ない。

【タギツヒメ@刀使ノ巫女】
状態:ダメージ(大)、疲労(極大)、孤独感から解放された喜び(大)、ソラン(刹那)を失った悲しみ(小程度?)、リボンズへの怒り(大)
服装:いつもの服装
装備:妙法村正@刀使ノ巫女、烈風丸@ストライクウィッチーズ2
令呪:残り二画
道具:ダブルオーライザー(最終決戦仕様)の起動鍵@機動戦士ガンダム00(2ndSeason)、ランダムアイテム×0~1、ホットライン
思考
基本:殺し合いに乗ろうと考えていたが…やめだ。抗おう。人の世を滅ぼす気も失せた。
01:一護を休ませれる場所を探す。出来れば我も休みたい所ではあるが…。
02:皐月夜見に似た声をした梔子ユメの身体を使っている羂索が、わざわざ御刀に触れたという事は……刀使も招かれていると、見た方がいいだろうな。
03:…ソランの事を我は一護に…どう伝えれば、いい…?
04:ソラン…お前のようにやれるとは思わぬが、出来る事はしてみせよう。
05:刀使とは極力会いたくない。乗ってないと言って、奴等が信じるとは思えん。
06:リボンズ…憎しみに囚われないで欲しいとは言われたとはいえ…貴様は…!
07:ルルーシュのあの異能…我にも通じるのだろうか。
参戦時期:アニメ版の第22話「隠世の門」にて、取り込んでいた姫和を可奈美達に救出され撤退されてから。
備考:少なくとも残ったランダム支給品は回復系の物ではありません。
また他者への憑依或いは融合は制限により不可能となっている他、演算による未来予測は何度も使用していると暫く使用不能となります。インターバルが必要になる回数やインターバル期間は採用された場合後続にお任せします。

【黒崎一護@BLEACH】
状態:ダメージ(大)、疲労(極大)、リボンズへの怒り(大)、気絶
服装:死覇装
装備:なし
令呪:残り二画
道具:天鎖斬月@BLEACH、ランダムアイテム×0~2、ホットライン
思考
基本:殺し合いには絶対乗らねえ。
01:──(気絶)
02:…刹那…。
03:…また俺は……護れ、ねえのか……。
04:…タギツヒメと分かりあえて、とりあえず一安心と思ってたら……リボンズ、てめえ…!
参戦時期:死神代行消失篇終了後(アニメで云う第366話「変わりゆく歴史、変わらぬ心」以降、原作で云う479話、単行本54巻収録の「Goodbye to Our Xcution」以降)から。
備考:少なくとも残ったランダム支給品は回復系の物ではありません。
完全虚化や最後の月牙天衝は令呪による限定解除中でなくては発動出来ません。
また参戦時期の都合、静血装は現状自発的には使えません。

  • 脱出キット@セブンスドラゴン2020
刹那に支給。
この殺し合いでは発動対象と対象とした2名やその間にあるアイテムを、マップの何処かにワープさせる効果がある。
一度使うと消滅する使い切りの消耗品。

  • 妙法村正@刀使ノ巫女
タギツヒメに支給。
珠鋼という特殊な金属で出来た日本刀、御刀の一種。
適合者は糸見沙耶香。
当ゲームでは女性ならば刀使や適合者でなくてもある程度その力を引き出せる。

  • 烈風丸@ストライクウィッチーズ2
タギツヒメに支給。
扶桑(現実での日本国に相当する国)軍人の坂本美緒少佐が自らの魔法力を込めた扶桑刀にして妖刀。
刀身そのものがウィッチのシールドの役割を果たせる他斬撃波を放てるが、使用者の魔法力を吸い取っていく諸刃の剣でもある。
また烈風斬や真・烈風斬を放つ事が出来るが、相応に魔法力を持って行かれるので乱発は普通は不可能。

この殺し合いでは魔術等を使用可能な者は魔力を消費する事で効果を使用出来、そうでない者は魔力の代わりに体力を消費する仕様となっている他、烈風斬や真・烈風斬も使用自体は可能となっている。

  • ダブルオーライザー(最終決戦仕様)の起動鍵@機動戦士ガンダム00(2ndSeason)
刹那に支給。
オーライザーとダブルオーガンダムがドッキングしたダブルオーライザーの武装追加版。
武装としてはGNソードがⅡからⅢへと変更された他はダブルオーライザーと共通。
この殺し合いではトランザムせずとも量子化が使用可能(インターバルは必要)になっている他、トランザム起動時にはライザーソードやトランザム・バーストが使用可能。
またこの殺し合いではイノベイターでなくとも量子化やライザーソード、トランザム・バーストは使用可能となっているものの、内ライザーソードは一度使うと6時間使用不能となり、トランザム・バーストは一度使うと12時間使用不能となっている。

  • 天鎖斬月@BLEACH
黒崎一護の斬魄刀である斬月が卍解した姿。
卍解により出刃包丁のような巨大な刀から全てが漆黒の日本刀に似た姿へと変化する。
卍解時は攻防速全てが上昇している他、消費霊力が低いのか、作中だと2回目のウルキオラ戦で瀕死になった時を除けばダメージによる解除はされていない。

また死覇装がロングコート型になるが、一護曰くこれは卍解の一部という。
なお成立経緯が色々とややこしいとはいえ斬魄刀なのと、この殺し合いでの仕様もあって、他者が使用することが可能、月牙天衝を放つ事も出来るようになっている。

候補作022:スパナ×ト×スパナ 投下順 候補作031:INFERNO-LEGAL SIDE-
時系列順
GAME START リボンズ・アルマーク 020:言葉が人を結いつけるように/天・高・崩・壊
タギツヒメ 012:会いたい気持
黒崎一護
刹那・F・セイエイ GAME OVER

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