先の戦いの後、キラ・ヤマトと柊篝は互いの支給品を確認した後
(キラは開始早々アスランのニセモノに殴られ、確認出来たのは先程使用したイモータルジャスティスの起動鍵のみ、篝はその現場に急行した為最後の支給品を確認出来てなかった)
、休息を取れる場所の捜索と、居た場合先のアスラン・ザラのニセモノに狙われるだろう本物のアスラン・ザラを筆頭とした、互いの知り合いを探していた。
ニセモノのアスラン・ザラを追うという選択も浮かんだものの、今から追うには時間が経ちすぎており起動鍵により纏ったMSの事も考えると、何処に行っていてもおかしくない為先に知り合い・顔見知りを探すのを優先という結論へと至ったのである。
…その最中、ホットラインから鳴り響いたのはクルーゼによる放送。
(キラは開始早々アスランのニセモノに殴られ、確認出来たのは先程使用したイモータルジャスティスの起動鍵のみ、篝はその現場に急行した為最後の支給品を確認出来てなかった)
、休息を取れる場所の捜索と、居た場合先のアスラン・ザラのニセモノに狙われるだろう本物のアスラン・ザラを筆頭とした、互いの知り合いを探していた。
ニセモノのアスラン・ザラを追うという選択も浮かんだものの、今から追うには時間が経ちすぎており起動鍵により纏ったMSの事も考えると、何処に行っていてもおかしくない為先に知り合い・顔見知りを探すのを優先という結論へと至ったのである。
…その最中、ホットラインから鳴り響いたのはクルーゼによる放送。
「……随分と、好き勝手言ってくれますね」
「…ラウ・ル・クルーゼ…あなたは…!」
「…ラウ・ル・クルーゼ…あなたは…!」
放送が終わった後、篝は静かに怒りを込めた様子でそう呟き、キラは怒りを見せつつも何故・何のためクルーゼが主催に居るのかが分からず困惑を隠せない状態になっていた。
「とりあえず、名簿を見てみましょうか」
「…はい」
「…はい」
とはいえまずは互いの知り合いが巻き込まれてないか確認する為、2人はホットラインから名簿を見る事に。
「…姫和にタギツヒメ、可奈美さんまで…!…キラくんの方は…」
「…僕の知ってるアスランと、さっきのアスランが名簿に…片方は?ってなってます。それに何故か、僕以外にもキラ・ヤマトが…准将名義で。
…後は…ラクスにディアッカ、それにイザークに……ニコルって、人まで…」
「…何と言いますか、混迷としてますね…」
「…僕の知ってるアスランと、さっきのアスランが名簿に…片方は?ってなってます。それに何故か、僕以外にもキラ・ヤマトが…准将名義で。
…後は…ラクスにディアッカ、それにイザークに……ニコルって、人まで…」
「…何と言いますか、混迷としてますね…」
複雑そうな表情の篝に対し、キラは先のクルーゼの件といい混乱を隠せない様子であった。
とりあえず、篝は巻き込まれていた自分の知り合いについて話す事とする。
とりあえず、篝は巻き込まれていた自分の知り合いについて話す事とする。
「姫和は…先程話した、隠世で出会った私の娘で、可奈美さんは美奈都先輩の娘です。
タギツヒメは…かつて私が討とうとし、出来なかったけれど…最後に姫和達と和解を果たした、と。
後……可奈美さんと姫和の間にある柳瀬舞衣さんに、姫和とタギツヒメの間にある糸見沙耶香さんに益子薫さんは…姫和が出来たと言っていた仲間で…友達です。
彼女達の間に有るアンクという名前の方だけ浮いている気はしますが…クルーゼは名簿の順番には一応意味があると言っていました。
…私の巻き込まれている知り合いやそれに類しそうな方は、これくらいですね」
「…じゃあ、僕も。
アスランは…さっきの僕の知らない…ミームがどうとか言ってたのが多分、アスラン・ザラ?って付いてる方だと思う」
「…?が付いてない方が、本物のアスランさんという事でしょうね。結果的にあのアスランさんが言ってた通りになってしまっているとは…」
「それで、僕の名前が2つ…それもアスラン2人みたいに離れてる訳でもないんです」
「…たしかキラくんは少尉…でしたっけ」
「はい、連合に居た頃は一応少尉でした。死にかけた時、MIA…作戦行動中行方不明になってたらしいから、2階級特進扱いになってるかもしれないけど…それなら准将なんて階級になるのはおかしい」
タギツヒメは…かつて私が討とうとし、出来なかったけれど…最後に姫和達と和解を果たした、と。
後……可奈美さんと姫和の間にある柳瀬舞衣さんに、姫和とタギツヒメの間にある糸見沙耶香さんに益子薫さんは…姫和が出来たと言っていた仲間で…友達です。
彼女達の間に有るアンクという名前の方だけ浮いている気はしますが…クルーゼは名簿の順番には一応意味があると言っていました。
…私の巻き込まれている知り合いやそれに類しそうな方は、これくらいですね」
「…じゃあ、僕も。
アスランは…さっきの僕の知らない…ミームがどうとか言ってたのが多分、アスラン・ザラ?って付いてる方だと思う」
「…?が付いてない方が、本物のアスランさんという事でしょうね。結果的にあのアスランさんが言ってた通りになってしまっているとは…」
「それで、僕の名前が2つ…それもアスラン2人みたいに離れてる訳でもないんです」
「…たしかキラくんは少尉…でしたっけ」
「はい、連合に居た頃は一応少尉でした。死にかけた時、MIA…作戦行動中行方不明になってたらしいから、2階級特進扱いになってるかもしれないけど…それなら准将なんて階級になるのはおかしい」
「…名簿の順番を考えると…キラくんの間にイザークさん、ディアッカさん、ニコルさん、その後キラ・ヤマト准将に、本物のアスランさんにラクスさんって並びになる訳で」
「アスランやラクスがキラ・ヤマト准将の後ろで、僕の知らないアスランは…僕の知ってるアスランより年上に見えました。
僕の気のせいかもしれないし、何処まで、彼の言ってる事を真実としていいかはわからないけど…それを考えたら、准将は……未来の僕だったりするのかもしれません」
「…そんなことが…と言いたいですが、そもそも消える筈だった私がこうなっている時点で、何が起きてもおかしくはないですね」
(…現世の私か、隠世と現世で分たれる前の私なら…信じなさそうですけども)
「アスランやラクスがキラ・ヤマト准将の後ろで、僕の知らないアスランは…僕の知ってるアスランより年上に見えました。
僕の気のせいかもしれないし、何処まで、彼の言ってる事を真実としていいかはわからないけど…それを考えたら、准将は……未来の僕だったりするのかもしれません」
「…そんなことが…と言いたいですが、そもそも消える筈だった私がこうなっている時点で、何が起きてもおかしくはないですね」
(…現世の私か、隠世と現世で分たれる前の私なら…信じなさそうですけども)
隠世の存在であり、本来諸共に消え行く所だった篝がここにこうして存在を保ってられる時点で、大概異常と言えるだろう。故に本来生真面目な篝でも、不思議と今目前に居るキラ以外にももうひとりキラが居る可能性を信じられた。
「…別の時代のキラくんをわざわざあのクルーゼと茅場が、今居るキラくんと一緒に選んだとしたら…意図が読めないですね」
「…准将って載ってる方の僕と今の僕自身で、何か差別化出来る事があるのかも。例えば…准将の方が殺し合いに乗りうる何かを経験した、とか」
(…先程の話からして、そういう意味だと今のキラくん自体、大概だと思いますけどね…)
「…もしそうなら、止めないと」
「はい。例え未来の僕が相手でも、殺し合いに乗ってるのなら…止めます」
「…准将って載ってる方の僕と今の僕自身で、何か差別化出来る事があるのかも。例えば…准将の方が殺し合いに乗りうる何かを経験した、とか」
(…先程の話からして、そういう意味だと今のキラくん自体、大概だと思いますけどね…)
「…もしそうなら、止めないと」
「はい。例え未来の僕が相手でも、殺し合いに乗ってるのなら…止めます」
決意を新たにしつつ、キラは他の知り合いについても話す。
「ラクスは自分の身も顧みず、僕に戦う為の、守る為の力を託してくれた恩人で…僕を支えてくれた人です。
ディアッカは…元々敵同士だったけど、味方になってくれて、イザークは……守ろうとした人達を、僕の目の前で……でも、最後のヤキン・ドゥーエの戦いでは、ディアッカ達に加勢してくれたと聞きました。
……そして、ニコルって人は…僕が、っ…僕が…殺してしまった……はずの……」
「…それ以上は、無理に言わなくていいんですよキラくん」
「…すみません、柊さん。…どうしても…思い出してしまって…」
ディアッカは…元々敵同士だったけど、味方になってくれて、イザークは……守ろうとした人達を、僕の目の前で……でも、最後のヤキン・ドゥーエの戦いでは、ディアッカ達に加勢してくれたと聞きました。
……そして、ニコルって人は…僕が、っ…僕が…殺してしまった……はずの……」
「…それ以上は、無理に言わなくていいんですよキラくん」
「…すみません、柊さん。…どうしても…思い出してしまって…」
簡潔に述べつつ、イザークの事を話す際何かを思い出すかのように辛そうな表情を浮かべ、ニコルの事になると今にも泣き出しそうな表情になっていたキラに、そっと諭すかのように篝は語りかけた。キラが話を止め悲しみに飲まれず済んだのに一安心し、篝は話を再開させる。
「…死んだ筈のニコルさんがこの場に…私のように終わる直前から呼び出したのか、それとも…」
「…主催の手によって生き返らせられたかもしれないって、事ですか?」
「その可能性もあり得そうだと、私は考えています…。
…蘇生した上で巻き込ませた上で、他の参加者達と接触させるようにしておけば、最初羂索が言っていた理想を叶える権利云々の話の信憑性が上がり、殺し合いに乗る参加者が増えるかもしれませんし。
…そのニコルさんという方にもし出会ったら、キラくんはどうしたいんですか?」
「…主催の手によって生き返らせられたかもしれないって、事ですか?」
「その可能性もあり得そうだと、私は考えています…。
…蘇生した上で巻き込ませた上で、他の参加者達と接触させるようにしておけば、最初羂索が言っていた理想を叶える権利云々の話の信憑性が上がり、殺し合いに乗る参加者が増えるかもしれませんし。
…そのニコルさんという方にもし出会ったら、キラくんはどうしたいんですか?」
推論しながらも、篝はキラに問いかける。
暫し考え込んだ後、キラは口を開いた。
暫し考え込んだ後、キラは口を開いた。
「…もし、彼に会ったら……謝りたい。戦争だから仕方ない、なんて…済ませちゃダメだと思うから。
その上で、殺し合いに乗ってたら…僕が止めたいとも、思ってます」
「分かりました。ですが…"僕が"ではなく"僕達が"…でしょう?そうなったら当然、私も協力しますから。
…言いましたよね?共に戦いましょう、と」
「そうでしたね…ありがとう、ございます…柊さん」
その上で、殺し合いに乗ってたら…僕が止めたいとも、思ってます」
「分かりました。ですが…"僕が"ではなく"僕達が"…でしょう?そうなったら当然、私も協力しますから。
…言いましたよね?共に戦いましょう、と」
「そうでしたね…ありがとう、ございます…柊さん」
暗に背負い込まないよう篝に諭され、キラはそれを受け入れる。
そして知り合い以外の部分の名簿にも目を向けたキラはある事に気付いた。
そして知り合い以外の部分の名簿にも目を向けたキラはある事に気付いた。
「…僕やアスランとは違って、下の名前が同じ物が2つ、名簿に並んでる人が居ます。
「ギラ・ハスティー」に「宇蟲王ギラ」、「遊城十代」に「覇王十代」…」
「名簿の並びに意味があるとすれば、キラくんのように同一人物…とまでは断定出来なくても、関係者の可能性が高いとは思いますね。
…一ノ瀬宝太郎さんが「仮面ライダーガッチャード」名義になってる上に、本名で表記されてないプレイヤーも多いとクルーゼが言っていたのもあって、本名かは怪しいところですが」
(…ますます意図が読めない。何を考えて、あの人たち(クルーゼと茅場)はこの面々とこの表記に…?)
「ギラ・ハスティー」に「宇蟲王ギラ」、「遊城十代」に「覇王十代」…」
「名簿の並びに意味があるとすれば、キラくんのように同一人物…とまでは断定出来なくても、関係者の可能性が高いとは思いますね。
…一ノ瀬宝太郎さんが「仮面ライダーガッチャード」名義になってる上に、本名で表記されてないプレイヤーも多いとクルーゼが言っていたのもあって、本名かは怪しいところですが」
(…ますます意図が読めない。何を考えて、あの人たち(クルーゼと茅場)はこの面々とこの表記に…?)
名簿にて隣り合う2人のギラに2人の十代、名前ではなくライダー名で表記された一ノ瀬宝太郎に疑問を抱き考え込んでいたキラ。
一方、今度は篝がある事に気付く。
一方、今度は篝がある事に気付く。
「…ここを見てくださいキラくん、先程あの羂索が肉体として使っていると言っていた身体…梔子ユメの名前があります」
「…さっき放送で、あの人(クルーゼ)が羂索は諸事情があって出演出来ないと言ってた…もしかして、主催をしながら自分も参加者として…?」
「その可能性もあり得ますね。ただそれなら、名簿の表記が本名である羂索や、かつて使ったと言っていた加茂憲倫になってもおかしくはない…んですが…」
「…そこで宝太郎さんがガッチャード表記な事や、あの人(クルーゼ)の言った事が不安要素になる、と」
「偽ってる可能性を捨て切れないので……仮に参加者として名簿に書かれている梔子ユメが羂索だとすれば、頭の縫い目があるか否かで区別は簡単ではあるんですけれど…隠そうとしない訳もない」
「…出会ってみなければわからない以上、疑念を捨て切れない…それがあの人たちの狙いなのかも」
「…梔子ユメさんについては一旦保留にしましょう。ただ…名簿の並びで彼女の付近に居て、下の名前が漢字じゃなくカタカナ表記という共通項がある小鳥遊ホシノさんから聖園ミカさんまでは彼女の知り合いの可能性がありそうなので…出会ったら聞いてみるのが良さそうですね」
「聖園ミカって人の下に居る先生って人は…?」
「アンクという方同様、周辺の方と比べて名前が浮いているのがネックになります」
「…さっき放送で、あの人(クルーゼ)が羂索は諸事情があって出演出来ないと言ってた…もしかして、主催をしながら自分も参加者として…?」
「その可能性もあり得ますね。ただそれなら、名簿の表記が本名である羂索や、かつて使ったと言っていた加茂憲倫になってもおかしくはない…んですが…」
「…そこで宝太郎さんがガッチャード表記な事や、あの人(クルーゼ)の言った事が不安要素になる、と」
「偽ってる可能性を捨て切れないので……仮に参加者として名簿に書かれている梔子ユメが羂索だとすれば、頭の縫い目があるか否かで区別は簡単ではあるんですけれど…隠そうとしない訳もない」
「…出会ってみなければわからない以上、疑念を捨て切れない…それがあの人たちの狙いなのかも」
「…梔子ユメさんについては一旦保留にしましょう。ただ…名簿の並びで彼女の付近に居て、下の名前が漢字じゃなくカタカナ表記という共通項がある小鳥遊ホシノさんから聖園ミカさんまでは彼女の知り合いの可能性がありそうなので…出会ったら聞いてみるのが良さそうですね」
「聖園ミカって人の下に居る先生って人は…?」
「アンクという方同様、周辺の方と比べて名前が浮いているのがネックになります」
推測を重ねる2人であったが、あくまで確定した情報ではなく仮定に過ぎず、行き詰りを感じる。
2人とも少なくとも短絡的ではないお陰で、様々な推論は出来る。しかしそれ故、浮かぶ推論を確定した物へ変える事へ二の足を踏んでしまい、とりあえず一旦考えを止めるしか、確定させれない状況から抜け出せずにいた。
そもそもここまでの両名の名簿についての考えは、放送でクルーゼの言った事が真実だという前提ありきである。嘘であった場合、その時点で何もかもが瓦解する以上、それを考慮せずには居られないのであった。
2人とも少なくとも短絡的ではないお陰で、様々な推論は出来る。しかしそれ故、浮かぶ推論を確定した物へ変える事へ二の足を踏んでしまい、とりあえず一旦考えを止めるしか、確定させれない状況から抜け出せずにいた。
そもそもここまでの両名の名簿についての考えは、放送でクルーゼの言った事が真実だという前提ありきである。嘘であった場合、その時点で何もかもが瓦解する以上、それを考慮せずには居られないのであった。
「…ところで柊さん、柊さん以外にも名簿に柊性の人が2人…どちらも名前からして女の人みたいですが…知り合いなんです?」
「…いえ、うてなさんと真昼さん…どちらも聞いた事は無いですね。…先の名簿の順番の意味を考えると、おそらく名字が同じだけの無関係だと思います」
「そうなんですか…」
「もっとも、あのラウ・ル・クルーゼが嘘を吐いてた場合だと、これまでの色々な前提が崩壊するんですけどね…。
…それとキラくん、これからは私の事は下の名前で呼んでくれませんか?」
「えっ?…どうしてです?」
「柊性が私以外にも2人居る以上、名字呼びだとややこしくなりそうですし…」
「…わかり、ました…えっと、篝…さん」
(…この呼び方だとどうしても妹の…カガリの事が浮かぶ。…慣れれるのかな…僕は)
(私と同じ名前の、妹の事が浮かんでいるんでしょうか…)
「…いえ、うてなさんと真昼さん…どちらも聞いた事は無いですね。…先の名簿の順番の意味を考えると、おそらく名字が同じだけの無関係だと思います」
「そうなんですか…」
「もっとも、あのラウ・ル・クルーゼが嘘を吐いてた場合だと、これまでの色々な前提が崩壊するんですけどね…。
…それとキラくん、これからは私の事は下の名前で呼んでくれませんか?」
「えっ?…どうしてです?」
「柊性が私以外にも2人居る以上、名字呼びだとややこしくなりそうですし…」
「…わかり、ました…えっと、篝…さん」
(…この呼び方だとどうしても妹の…カガリの事が浮かぶ。…慣れれるのかな…僕は)
(私と同じ名前の、妹の事が浮かんでいるんでしょうか…)
目前の年上の少女と同じ名前の読みを持つ、殺し合いに巻き込まれていない姉ぶってくる妹の事を浮かべながらも、キラは篝の頼みを聞き入れる。
「ありがとうございます、聞いてくれて。
…一先ず、互いの知り合いを…特に?が付いてる方に狙われている本物のアスランさんと、姫和や可奈美さんを探しましょうか。
…先程の、もうひとりの准将の方のキラくんが違う時代から巻き込まれた可能性を考えると…ひとりしか名簿に居ないとはいえ、私やキラくんと同じ時間から巻き込まれているとは限らないので、盲信は出来ませんが」
「さっき…篝、さんが言ってたその御刀って物の持ち主、可奈美さんについての説明文が気がかりなんです?」
「…はい。私の知っている可奈美さんは、姫和と一緒に現世へ帰還出来た…筈で。
なのにこんな、出奔したなんて書かれてる文を付属させたのには何かあるんじゃないかと」
「…その辺りは僕も不安はあります。
僕の知ってる方のアスランが、僕を殺して…仇を、討とうとしてる時から巻き込まれてたり、ディアッカやイザークが、敵の時から巻き込まれてるかも…って。
でも…例えそうだとしても、出来る限り僕は…殺さずに済む道を、諦めたくない」
…一先ず、互いの知り合いを…特に?が付いてる方に狙われている本物のアスランさんと、姫和や可奈美さんを探しましょうか。
…先程の、もうひとりの准将の方のキラくんが違う時代から巻き込まれた可能性を考えると…ひとりしか名簿に居ないとはいえ、私やキラくんと同じ時間から巻き込まれているとは限らないので、盲信は出来ませんが」
「さっき…篝、さんが言ってたその御刀って物の持ち主、可奈美さんについての説明文が気がかりなんです?」
「…はい。私の知っている可奈美さんは、姫和と一緒に現世へ帰還出来た…筈で。
なのにこんな、出奔したなんて書かれてる文を付属させたのには何かあるんじゃないかと」
「…その辺りは僕も不安はあります。
僕の知ってる方のアスランが、僕を殺して…仇を、討とうとしてる時から巻き込まれてたり、ディアッカやイザークが、敵の時から巻き込まれてるかも…って。
でも…例えそうだとしても、出来る限り僕は…殺さずに済む道を、諦めたくない」
『君が僕の知ってるアスランや、柊さんを殺すって云うのなら…僕が、君を討つ…!!』
「…あの人(クルーゼ)や、僕の知らない方のアスランみたいに、他にどうしようも無いのなら…覚悟はある。…あの時、決めたから」
先程の見知らぬ方のアスランの襲撃時、彼を討つと宣言した事を思い返しつつ、そうキラは改めて…決意を固めた。
対し篝は悲しげに、申し訳なさそうな表情を浮かべる。
対し篝は悲しげに、申し訳なさそうな表情を浮かべる。
(…キラくんのような、既に十分つらい思いをして…心の傷も癒えきってない人に…本物でないとはいえ友達を殺してでも止めるなんて、酷な決意をさせて……不甲斐なさで胸が押し潰されそうになります。
…せめて、彼ひとりに背負わせるなんて事は、させちゃいけない…させない…!)
「…あなたひとりに、背負わせませんよ。キラくん」
…せめて、彼ひとりに背負わせるなんて事は、させちゃいけない…させない…!)
「…あなたひとりに、背負わせませんよ。キラくん」
優しさ故に自分ひとりで抱え込み、心配をかけさせまいと苦しみを、悲しみを堪えてしまうタイプだろう彼だけに、手を汚させるつもりは篝にはなかった。そんな事、出来る訳が無かった。
故に真っ直ぐ見据えた上で、篝はそうキラへと告げる。
故に真っ直ぐ見据えた上で、篝はそうキラへと告げる。
──その時だった。付近の民家から、羂索や堀北鈴音に異能を行使した青年、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの音声が流れ初めたのは。
民家の中へ入り、ルルーシュの演説をTV越しに聞き終えたキラと篝。
「…篝、さん。あの人の…ルルーシュの言葉を聞いてどう思いましたか?」
「……率直に言わせて貰うと、傲慢で横暴にも程があると、思いました。
いくら主催者に反抗しようとしているとはいえ、あんな内容…!…少なくとも私は、賛同する気には一切なれません」
「…彼の語った通りだと、主張と要求はこうなります。
「……率直に言わせて貰うと、傲慢で横暴にも程があると、思いました。
いくら主催者に反抗しようとしているとはいえ、あんな内容…!…少なくとも私は、賛同する気には一切なれません」
「…彼の語った通りだと、主張と要求はこうなります。
- 今からこのバトルロワイヤル…殺し合いを羂索達主催に変わって支配する。
- 他参加者に求めるのは服従か反逆の2択。
- 服従するのなら証としてレジスターのサンプル、ゼアの身柄、シュナイゼルに与する騎士や黒の騎士団の団員や仮面ライダーの首を持ってくること。
- 以上の物を持ってきた者には褒美を与える。
- 会場内のテレビ局にて自分と綾小路は待っている。
それと、堀北って人の喋り方とかを変えさせたあの能力は…少なくとも通信越しじゃ使えないと思います。使えてたら僕も篝…さんも、術中にかかってそうですから。
…名簿にはゼアやシュナイゼルなんて記載は無かったとはいえ、さっき話した通り本名が載ってない可能性もあるからとりあえずこの2つは置いておくとして。
文言からすると、殺し合いに乗ってないのは明らかな宝太郎さんの首まであの人は狙ってる。その時点で僕も…彼に賛同する気にはなれない。
わざわざあんな放送を、居場所を晒す形でした以上…考えがあっての事、だろうけど」
「…確かに、打って出るだけの何かを持っての行動とはわかりますが…」
「…いくら殺し合いに抗うつもりとはいえ、確実に殺し合いに乗らないのが目に見えてる相手まで踏み台にしようと見境無しに命を狙わせる…そんなの、篝さんが言う通り…傲慢だよ」
…名簿にはゼアやシュナイゼルなんて記載は無かったとはいえ、さっき話した通り本名が載ってない可能性もあるからとりあえずこの2つは置いておくとして。
文言からすると、殺し合いに乗ってないのは明らかな宝太郎さんの首まであの人は狙ってる。その時点で僕も…彼に賛同する気にはなれない。
わざわざあんな放送を、居場所を晒す形でした以上…考えがあっての事、だろうけど」
「…確かに、打って出るだけの何かを持っての行動とはわかりますが…」
「…いくら殺し合いに抗うつもりとはいえ、確実に殺し合いに乗らないのが目に見えてる相手まで踏み台にしようと見境無しに命を狙わせる…そんなの、篝さんが言う通り…傲慢だよ」
篝もキラも、主催者に勝るとも劣らない傲慢っぷりを見せつけたルルーシュに従うつもりは毛頭なく。
「それに、ライダーに変身出来る相手は皆対象だとするなら…宝太郎さんだけでなく姫和さんや可奈美さん、それに僕が知ってる方のアスランとの合流も尚更急いだ方がいいと思います。
…言い方から考えると、仮面ライダー…っての変身アイテムがある人は、皆命を狙われる対象になるだろうから」
「そうですね…急いで探しに行きましょう、キラくん」
…言い方から考えると、仮面ライダー…っての変身アイテムがある人は、皆命を狙われる対象になるだろうから」
「そうですね…急いで探しに行きましょう、キラくん」
結論を纏め、大切な相手や顔見知り、それに一ノ瀬宝太郎ら主催に抗おうとする仮面ライダーとの合流を最優先とする事とした2人。
地図にて付近にある建物である天ノ川学園高校に、他参加者が集まってないか、中に何か無いのかを調べに行く事となった。
地図にて付近にある建物である天ノ川学園高校に、他参加者が集まってないか、中に何か無いのかを調べに行く事となった。
…そして学園が目前に見えており、先程何処ぞの参加者のせいで崩壊した体育館が視界に入りそうな段階で──2人の耳元に聴こえてきたのは、不穏さを感じさせられ警戒心を掻き立てられる歪なメロディー。
「キラくん!避けてっ…!」
「はい…此処で敵襲だなんて!」
「はい…此処で敵襲だなんて!」
直後、キラと篝が咄嗟に離れた箇所をエネルギー刃が通り抜けた。そのまま刃は進み学園にダメージを与える。
「へぇー…2人共今のを避けるんだ」
「…警戒しての一撃…と言うには、随分と殺意の高い攻撃のようですが」
「…殺し合いに乗ってるのか、君は…?」
「─…うん、そうだよ。わかりやすく簡単に言うと、悪役の魔女登場☆って…ところかな!」
「…警戒しての一撃…と言うには、随分と殺意の高い攻撃のようですが」
「…殺し合いに乗ってるのか、君は…?」
「─…うん、そうだよ。わかりやすく簡単に言うと、悪役の魔女登場☆って…ところかな!」
どうにか回避した2人を見据えた、頭の上に何か輪のような物を浮かべ、白き翼を生やしたピンク髪の少女はそう言いながら──先程まで剣として使っていた武器をブーメランとし、それをキラめがけて超スピードで投擲した!
「…ナギちゃんもセイアちゃんも…錠前サオリどころかアリウススクワッドすら誰ひとりいない。
…よりにもよって知り合いが…先生だけなんて」
…よりにもよって知り合いが…先生だけなんて」
ひたすらに己が魔笛の効力を以て、我が道を行きつつ過程で遭遇したNPCの内、生物型の物を操る事による同士討ちをさせ屍を造り続けていた少女聖園ミカは名簿を確認したのち、呟く。
『“もちろん、ミカの味方でもあるよ。”』
脳裏に浮かぶはかつて言われた、嬉しかった言葉。
…これならいっそ、先生すら居らず誰も知り合いが居ない方が良かったと思うも、ミカは改めて方針を決めた。
…これならいっそ、先生すら居らず誰も知り合いが居ない方が良かったと思うも、ミカは改めて方針を決めた。
「あのアビドスの人…の身体使ってる羂索は確か、『本来異能力や異形の存在しない世界の者たち』とか言ってたっけ。なら優勝して私が元居た世界に戻って、それで錠前サオリに突きつけてやるじゃんね☆。
…あなたのせいで、みんな死んだんだって。安穏に過ごす資格はあなたにも私にもないんだって…じゃなきゃ、不公平でしょ」
…あなたのせいで、みんな死んだんだって。安穏に過ごす資格はあなたにも私にもないんだって…じゃなきゃ、不公平でしょ」
自分の味方でもあると言ってくれた先生を殺めなければいけない事に対し、未だに胸の内に痛みと迷いと罪悪感を感じながらも…それでも抱いている煮え滾った復讐心を止めるには至らない。復讐の為全てを踏み躙る魔女で在ると、在らねばならないと聖園ミカは決めてしまっている。
故に引き続き魔女らしく優勝を狙う方針は変わらず、他参加者を探し、付近の建物である天ノ川学園高校に集まっている…もしくは確認しに行く可能性を考え向かうと決めた。
故に引き続き魔女らしく優勝を狙う方針は変わらず、他参加者を探し、付近の建物である天ノ川学園高校に集まっている…もしくは確認しに行く可能性を考え向かうと決めた。
「…『理想を叶える権利かけて』、かぁ」
先の羂索が言っていた事を改めて脳裏に浮かべる。
…優勝を目指す以上、果たせた場合に叶える理想について考えた際、己の罪を、裏切りを無かった事にするという思いがミカの頭に浮かばなかったと言えば嘘であり。しかし…ミカの中での結論はやはり変わらない。
…優勝を目指す以上、果たせた場合に叶える理想について考えた際、己の罪を、裏切りを無かった事にするという思いがミカの頭に浮かばなかったと言えば嘘であり。しかし…ミカの中での結論はやはり変わらない。
「…それこそ、不公平で不平等だよね。復讐の意味が無くなっちゃうし☆」
復讐を掲げた手前その原動力と、動機となる自分の罪を無かった事にして、逃げるなんて選択は…聖園ミカには出来なかった。おどけてみせるも、もし目視したものがいればその顔の笑みが張り付いたかのように見えるだろう。
望みはその時考えると保留にしたそんな最中、ミカはルルーシュの放送を聞く事となった。
望みはその時考えると保留にしたそんな最中、ミカはルルーシュの放送を聞く事となった。
「…とりあえず、出来てるならそういう風に命じそうなのにしなかった辺り…あの堀北ちゃんって子の喋り方とかを変えた力は放送とか映像越しじゃ、無理そうかなぁ」
演説を聞き終えたミカは呟くと、ルルーシュの述べた内容について考える。
(まず、あの放送によって…ルルーシュに付く人達と付かない人達に二分されるよね。
付く人達の内訳は庇護を求める人に利用しようと考える人、打倒のために手段を選ばない人に元々ルルーシュの仲間だった人、敢えてルルーシュを討つか止める為に入り込む人も…居そうかな。内部分裂が起きないとも限らなさそう。
付く人達の内訳は庇護を求める人に利用しようと考える人、打倒のために手段を選ばない人に元々ルルーシュの仲間だった人、敢えてルルーシュを討つか止める為に入り込む人も…居そうかな。内部分裂が起きないとも限らなさそう。
…それで付かない人達の内訳は、優勝狙いの悪い子に、首を要求されてる宝太郎くん達仮面ライダー、同じく首を要求されてる黒の騎士団?って人達にシュナイゼル?って人に仕えてる騎士達、後は話の通じない人達に、首を要求とかそういうやり方が気に食わない良い子達、単純にルルーシュが気に食わない人に人の下に付かない上に立ってるタイプの人、漁夫の利を得ようと静観に回る人達…って所だと思う。
付かない人達はルルーシュに抗い殺し合いにも抗うってのと、ルルーシュには与さないけど殺し合いには乗るの大体二通りに分かれそうで…多分それが彼の狙い…かなあ。
付かない人達はルルーシュに抗い殺し合いにも抗うってのと、ルルーシュには与さないけど殺し合いには乗るの大体二通りに分かれそうで…多分それが彼の狙い…かなあ。
自分達を捨て石として、対抗勢力を纏めるのを推し進めながら、羂索達主催者を打倒するに値するのかを見極め選別する…的な?)
「序盤もいい所なこんな早いタイミングで放送出来たのも大きそうだけど、ルルーシュって人もなかなかやるじゃんね」
内心でルルーシュの真意について考察したミカは、感心したかのように言う。
性格上政治の類には向いてない上、あんまり頭が良いわけじゃないと自負しているが…実際は頭が回らない訳ではなく寧ろ回る方なのと、ルルーシュが自分と同じ『悪い子』だと直感的に判断したのもあり、自分ならどうするかという思考で推測した事で、確定こそさせていないが彼の真意にかなり近付きつつあった。
性格上政治の類には向いてない上、あんまり頭が良いわけじゃないと自負しているが…実際は頭が回らない訳ではなく寧ろ回る方なのと、ルルーシュが自分と同じ『悪い子』だと直感的に判断したのもあり、自分ならどうするかという思考で推測した事で、確定こそさせていないが彼の真意にかなり近付きつつあった。
「…まあ、私はあなたに付く気は一切無いんだけどさ☆」
その上でミカはそう言ってのける。
そもそも優勝を狙っているのも理由としてはあるのだが…何より、聖園ミカという少女は先の殺し合いの宣言の際の振る舞いと今回での演説から、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアという青年は自分にとっては気に食わず合わない相手だと判断したからだ。例え自分が殺し合いに反抗する側だとしても、その結論は変わらなかっただろう。
良くも悪くもわがままかつ感情的で不安定な性格、彼女が政治の類に向いてない所以である。
そもそも優勝を狙っているのも理由としてはあるのだが…何より、聖園ミカという少女は先の殺し合いの宣言の際の振る舞いと今回での演説から、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアという青年は自分にとっては気に食わず合わない相手だと判断したからだ。例え自分が殺し合いに反抗する側だとしても、その結論は変わらなかっただろう。
良くも悪くもわがままかつ感情的で不安定な性格、彼女が政治の類に向いてない所以である。
「…放送聞いた人達は、まあ合流を急ぐ人が多そうだよね。なら行き先は変わらないや」
歪な悪のキリエのメロディーを垂れ流し響かせながら、向かう先は天ノ川学園高校から変わらず。そんな中…ここにきて他参加者をようやくミカは見つけた。
どちらもキヴォトス人ではなく、片方は自分と同じくらいか少し幼い少年、もう片方は自分と同じくらいの少女。どちらも制服らしき服装だ。
どちらもキヴォトス人ではなく、片方は自分と同じくらいか少し幼い少年、もう片方は自分と同じくらいの少女。どちらも制服らしき服装だ。
(ようやく他の参加者を見つけれた、じゃ早速…やってみようかなっと!)
そのままミカは、フルートバスターでキリエを奏でるのをやめ、剣状態へと変えた上で小手調べとばかりにエネルギーの斬撃波を放つ。
…結果は斬撃波に気付いた少女により、少年も斬撃波を回避。奇襲に失敗した為に、ミカは2人と対峙…直接戦闘を行う事になり…ブーメランにしたフルートバスターを少年目掛けてミカは投擲する。
…結果は斬撃波に気付いた少女により、少年も斬撃波を回避。奇襲に失敗した為に、ミカは2人と対峙…直接戦闘を行う事になり…ブーメランにしたフルートバスターを少年目掛けてミカは投擲する。
(先に気付いた、少しアズサちゃんに似た声の子より…キラくんって呼ばれてた、言われて避けた男の子の方を狙ってみよっか)
男の子の方単体なら避けれないよね?と言わんばかりの投擲攻撃だったが…少年へと届く寸前、ミカと少女には一瞬ブーメランの勢いが弱まったのが見えた。
「疾風(シュトゥルム)っ!これなら…!」
呟くや否や、少年は懐から鍵を取り出し展開。──少年はモビルスーツ、イモータルジャスティスをパワードスーツとしてその身に纏い、シールドによってブーメランの一撃を受け止め切った。
少年ことキラがブーメランの勢いを弱めれたのは、習得したソードスキル:疾風(シュトゥルム)による物。
黒い悪魔と称されたある魔女(ウィッチ)の、応用性の高い固有魔法により攻撃の勢いを殺そうとしまた隙を作り起動鍵を再び使用したのだ。
ニセモノのアスラン戦では、時間的猶予の都合ソードスキルの取得も、もう一つの支給品である金色の物を確認する間もなく起動鍵を取り出すので手一杯だった為、習得も使用も出来なかったスキルを、先程の支給品確認の際覚えた形となる。
黒い悪魔と称されたある魔女(ウィッチ)の、応用性の高い固有魔法により攻撃の勢いを殺そうとしまた隙を作り起動鍵を再び使用したのだ。
ニセモノのアスラン戦では、時間的猶予の都合ソードスキルの取得も、もう一つの支給品である金色の物を確認する間もなく起動鍵を取り出すので手一杯だった為、習得も使用も出来なかったスキルを、先程の支給品確認の際覚えた形となる。
「それが羂索の言ってた、パワードスーツに落とし込まれた…ってやつだね☆形的に…モビルスーツかなっ!」
「…君はモビルスーツを知ってるのか!?」
「どうかなぁ、ただの勘…当てずっぽうかもしれないよ?」
「…君はモビルスーツを知ってるのか!?」
「どうかなぁ、ただの勘…当てずっぽうかもしれないよ?」
懐をほんの一瞬だけ一瞥した後、ミカはフルートバスターを剣形態へと再び変え振りかぶって斬撃波を放った。
対しキラはシールドによりこれを受けながら進みビームサーベル代わりにしたヴィーゼルナーゲル ビームブーメランで斬りかかり、会話を交わしつつミカと斬り合いとなる。
対しキラはシールドによりこれを受けながら進みビームサーベル代わりにしたヴィーゼルナーゲル ビームブーメランで斬りかかり、会話を交わしつつミカと斬り合いとなる。
(っ…剣が…重い…力強いのか、この子は!)
(落とし込む前のモビルスーツのパイロット…って所かな?慣れてそうな動きの中に、どこかぎこちなさみたいなのがあるね…そこを突いて…)
「私も忘れて貰っては…困りますよ!」
「忘れてるわけないじゃんね☆」
(落とし込む前のモビルスーツのパイロット…って所かな?慣れてそうな動きの中に、どこかぎこちなさみたいなのがあるね…そこを突いて…)
「私も忘れて貰っては…困りますよ!」
「忘れてるわけないじゃんね☆」
推測をしつつ剣を振るった経験こそ無くとも、身体能力と筋力任せの重たい一撃を何度も見舞うミカ。対し食い下がるキラだが、重たさとそこから来る衝撃に防戦に回らざるを得ない…といった所で加勢に入るのは御刀・千鳥を持った篝。
奇襲する形となったものの、見越していたのかミカは対応し防御してみせた。
奇襲する形となったものの、見越していたのかミカは対応し防御してみせた。
(素人の振り方、流派も何もあったものじゃないのに…力任せでこれですか…!)
「そっちの男の子の方よりは、戦い慣れてるって感じするじゃん…!」
「かつて折神家に仕えた、神薙ぎの刃…それが私なので」
「ふーん?…大層な通り名だねっ」
「篝さんっ…させ、るかぁっ!」
「わーお、随分足癖が悪いじゃん☆」
「っ、ぐぅ…!」
(VPS装甲があるのに、こんなに衝撃が伝わってくる…!)
「へぇ~、名簿の柊篝って、あなただったんだね」
(で、この子が2人名簿に載ってたキラ・ヤマトのどちらかって感じかぁ)
「そっちの男の子の方よりは、戦い慣れてるって感じするじゃん…!」
「かつて折神家に仕えた、神薙ぎの刃…それが私なので」
「ふーん?…大層な通り名だねっ」
「篝さんっ…させ、るかぁっ!」
「わーお、随分足癖が悪いじゃん☆」
「っ、ぐぅ…!」
(VPS装甲があるのに、こんなに衝撃が伝わってくる…!)
「へぇ~、名簿の柊篝って、あなただったんだね」
(で、この子が2人名簿に載ってたキラ・ヤマトのどちらかって感じかぁ)
内心驚く篝を他所に、余裕を持ち見せながら2対1でも互角にやりあって見せるミカ。
篝を庇う為カルキトラビーム重斬脚による蹴りを見舞ったキラに対し、ミカはフルートバスターで受け止めた上で、装甲めがけて拳を振りかぶりぶち当てた。
VPS装甲によりダメージ自体は防ぐも、伝わって来た衝撃と痛そうにする素振りを見せないミカにキラは驚愕を隠せない。
篝を庇う為カルキトラビーム重斬脚による蹴りを見舞ったキラに対し、ミカはフルートバスターで受け止めた上で、装甲めがけて拳を振りかぶりぶち当てた。
VPS装甲によりダメージ自体は防ぐも、伝わって来た衝撃と痛そうにする素振りを見せないミカにキラは驚愕を隠せない。
「…どうして、君は…君は一体…!」
「あー…そういや名乗って無かったね、篝ちゃんにキラくん。
今際の際だし名乗ってあげる、私は聖園ミカ。復讐の為にこの殺し合いに乗った魔女で…2人を殺す相手だよ☆」
「っ…魔女…だって…?」
(ミカは僕が覚えた、ソードスキルの魔法の持ち主と同じ世界出身…?)
「…復讐の為…なら何故、殺し合いに乗っているんですか?ミカさん…!」
「あー…そういや名乗って無かったね、篝ちゃんにキラくん。
今際の際だし名乗ってあげる、私は聖園ミカ。復讐の為にこの殺し合いに乗った魔女で…2人を殺す相手だよ☆」
「っ…魔女…だって…?」
(ミカは僕が覚えた、ソードスキルの魔法の持ち主と同じ世界出身…?)
「…復讐の為…なら何故、殺し合いに乗っているんですか?ミカさん…!」
キラの疑問に対し、ブーメラン型へと変形させたフルートバスターを投擲しながらあっけらかんとミカは言ってのける。
それをキラがフラッシュエッジ4 シールドブーメランで迎撃する間、今度は篝が問いかける。
復讐が動機、かつ話自体は聞いた上で答えている姿勢からして…少なくともあの何もかもが自己完結しきったニセモノのアスラン・ザラよりはまだ対話の余地があるとの判断故であった。
それをキラがフラッシュエッジ4 シールドブーメランで迎撃する間、今度は篝が問いかける。
復讐が動機、かつ話自体は聞いた上で答えている姿勢からして…少なくともあの何もかもが自己完結しきったニセモノのアスラン・ザラよりはまだ対話の余地があるとの判断故であった。
「なんでって…復讐したい相手がこの場に居ないから、まずは生き残らなきゃだし」
「…生き残りたいだけなら、殺し合いに乗る以外にもっ…道は在る筈だ!なのに君は…!」
「単に復讐したいだけじゃないよ、復讐相手に突き付けなくちゃ…私にもあなたにも安穏と過ごす資格なんてないんだって、全部あなたのせいなんだって…!!だから……だからね、全員殺さなきゃ、ダメなんだよ」
「…ミカさん、貴女は…!」
「…ちょっとお喋りが過ぎたかな、じゃそろそろ…終わらせよっか」
「…生き残りたいだけなら、殺し合いに乗る以外にもっ…道は在る筈だ!なのに君は…!」
「単に復讐したいだけじゃないよ、復讐相手に突き付けなくちゃ…私にもあなたにも安穏と過ごす資格なんてないんだって、全部あなたのせいなんだって…!!だから……だからね、全員殺さなきゃ、ダメなんだよ」
「…ミカさん、貴女は…!」
「…ちょっとお喋りが過ぎたかな、じゃそろそろ…終わらせよっか」
ブーメラン同士が激突し、膠着の末互いの元へと帰ってくる最中。
憎悪に溢れた声をミカは零す。しかしキラと篝には、恨みの中に何処か躊躇を抱えたような、そして自分に言い聞かせてるような風に聞こえた。
そんな中、ミカはお喋りはここでおしまい☆と言わんばかりに、フルートバスターに獣電池を装填。必殺技たる魔楽章デーボスフィニッシュを発動させて、トバスピノの頭部を模したような邪悪なエネルギー弾を二人めがけて打ち出す。
憎悪に溢れた声をミカは零す。しかしキラと篝には、恨みの中に何処か躊躇を抱えたような、そして自分に言い聞かせてるような風に聞こえた。
そんな中、ミカはお喋りはここでおしまい☆と言わんばかりに、フルートバスターに獣電池を装填。必殺技たる魔楽章デーボスフィニッシュを発動させて、トバスピノの頭部を模したような邪悪なエネルギー弾を二人めがけて打ち出す。
「キラくん…!」
「くっ…疾風(シュトゥルム)!」
「くっ…疾風(シュトゥルム)!」
咄嗟にキラはソードスキルにより風を発生・操作。風の刃を生成してぶつけ威力を殺しにかかる…も、減衰こそすれどエネルギー弾を雲散させるには至らなかった為、シールドブーメランを盾として使い受け止めにかかる。
その間を縫って、迅移で加速し御刀による突きの一撃を篝は放った。
その間を縫って、迅移で加速し御刀による突きの一撃を篝は放った。
(作ってくれた隙を、逃すわけには……この、手応えは…!?)
「うーん…数秒遅かったかな☆」
「うーん…数秒遅かったかな☆」
一撃は届かなかった。魔楽章デーボスフィニッシュを陽動とし、その間に自らに支給されていた起動鍵をミカは使用。狼の王の名を冠するモビルスーツをパワードスーツとして纏ったからだ。
「ガンダムバルバトスルプスレクス。聖園ミカ、魔女らしく荒れるよー、止めてみれば?☆」
「ガンダム…!?…その機体も、ガンダムなのか…!?」
「ガンダム…!?…その機体も、ガンダムなのか…!?」
御刀の一撃を受け止めたのは超大型メイス。そこからミカは振り下ろし、篝に御刀を引っ込めさせ避ける以外の選択肢を無くさせた。
篝が回避する中、ガンダム呼称に驚きつつイモータルジャスティスをモビルスーツと見抜いたのが、起動鍵により存在を知っていたからだと気付いたキラ。
先の一撃を少なからずダメージを受けつつもどうにか防ぎ切った上で、高エネルギービームライフルを放つ、対しミカは避けようともせずに…。
篝が回避する中、ガンダム呼称に驚きつつイモータルジャスティスをモビルスーツと見抜いたのが、起動鍵により存在を知っていたからだと気付いたキラ。
先の一撃を少なからずダメージを受けつつもどうにか防ぎ切った上で、高エネルギービームライフルを放つ、対しミカは避けようともせずに…。
「そうみたい。…あはっ、ビームは余程高出力じゃなきゃ効かないよ☆掠り傷にもならないねっ…!」
言葉通り、掠り傷ひとつ付かず避けようともしない。そしてミカは…尾を、テイルブレードを行使した。
「キラくんのモビルスーツは随分硬いじゃんね☆でもいつまで保つかなぁ」
「君も大概だろ、っ…せめてフリーダムみたいに、レールガンがあれば…!!」
「君も大概だろ、っ…せめてフリーダムみたいに、レールガンがあれば…!!」
戦況はルプスレクスがナノラミネートアーマーによりビームを減衰させれるのと、イモータルジャスティスのVPS装甲がエネルギーを消費する装甲なのと、武装がビーム寄りなのもあり、キラと篝2人がかりにも関わらずミカひとりに押されつつあった。
「篝さん!」
「わかっています、キラくん…彼女はここで、なんとしてでも…!」
「はい…止めないと、僕や…アスランみたいになる前に…!」
「わかっています、キラくん…彼女はここで、なんとしてでも…!」
「はい…止めないと、僕や…アスランみたいになる前に…!」
遠距離からはテイルブレードによる無軌道で予測困難な攻撃を、中近距離からは両腕のレクスネイルに腕部200mm砲、ヒールバンカーやメイスに格闘攻撃を放つミカ、対してVPS装甲を活かし主にキラが防御、篝は回避に徹する。その最中、先程ミカが告げた殺し合いに乗った動機…復讐の為皆殺しから生還を果たすという物に、両者は止めるという決意を抱いた。
『お前がニコルを!!!ニコルを殺したぁぁあ!!!』
『よくもトールを!!!』
『アァァスラァァン!!!!』
『キラァァァァ!!!!』
『よくもトールを!!!』
『アァァスラァァン!!!!』
『キラァァァァ!!!!』
キラからすれば、目前の少女はかつてニコルを誤って殺してしまった時のアスランや、そのアスランにトールを殺された時の自らのように憎しみに囚われてしまっているように思えた。
その経験もあり復讐自体を否定する気は無いが、無関係な相手まで巻き込むやり方を見過ごす事は出来ない。それにただでさえ危ういのに、このまま誰かを殺させてしまえば、後戻り出来なくなってしまうかもしれないと…そうさせてはいけないんだという想いから、なんとしてでもこの場で止めるとキラは決意する。
その経験もあり復讐自体を否定する気は無いが、無関係な相手まで巻き込むやり方を見過ごす事は出来ない。それにただでさえ危ういのに、このまま誰かを殺させてしまえば、後戻り出来なくなってしまうかもしれないと…そうさせてはいけないんだという想いから、なんとしてでもこの場で止めるとキラは決意する。
一方篝からすれば、かつて自分の仇を討つ為折神紫とその中に憑依していたタギツヒメを殺そうとしていた我が子である姫和の件もあり、復讐を否定するつもりは無かった。
…しかしだからこそ、復讐に取り憑かれ取り返しのつかない方向へ進んでいる彼女を放って置く事は出来ない。
何か違えば姫和もそうなってしまっていたかもしれないと思ったからこそ、破滅へ突き進んでいる彼女を止めなければならないと篝は決めたのであった。
…しかしだからこそ、復讐に取り憑かれ取り返しのつかない方向へ進んでいる彼女を放って置く事は出来ない。
何か違えば姫和もそうなってしまっていたかもしれないと思ったからこそ、破滅へ突き進んでいる彼女を止めなければならないと篝は決めたのであった。
「…諦めて殺されてくれる……ってわけでもなさそうだね」
それと同時に、2人の眼からハイライトが消失する。ここで力付くでもミカを止めるという強い感情…想いにより、SEEDが発動した。
一瞬ミカは戸惑うも、パワードスーツとしてモビルスーツを纏っているキラは兎も角、篝の赤眼から光が消えた事、そしてその途端2人の動きが良くなり始めた所から何かしらの能力による物と把握、それが自分を止めるという強い想いから発動した物だとは気付かぬまま…迎撃へと移る。
一瞬ミカは戸惑うも、パワードスーツとしてモビルスーツを纏っているキラは兎も角、篝の赤眼から光が消えた事、そしてその途端2人の動きが良くなり始めた所から何かしらの能力による物と把握、それが自分を止めるという強い想いから発動した物だとは気付かぬまま…迎撃へと移る。
サーベル代わりのブーメランで斬りかかるキラに、ビームは余程出力高くないと効かないってさっき言ったでしょ?と言わんばかりにミカはレクスメイルをイモータルジャスティスにぶつけ刺そうと試みた。だがこれを迅移を使い加速した篝がインターセプト、八幡力を行使し千鳥で防ぐ。
金属同士がぶつかる鈍い音を響かせ、火花が散る中…隙を縫ったキラはバルバトスルプスレクスめがけてブーメランで斬りかかった。
金属同士がぶつかる鈍い音を響かせ、火花が散る中…隙を縫ったキラはバルバトスルプスレクスめがけてブーメランで斬りかかった。
「さっきも言ったよね?ビームは効かな……えっ?」
「ビームだけなら、そうだけどっ…今の僕にはこの力があるんだ!」
「ビームだけなら、そうだけどっ…今の僕にはこの力があるんだ!」
効かない以上避ける必要も無いとして受けたミカだったが、伝わってくるのは接触の感触だけではなく…痛みである。
ソードスキル:疾風(シュトゥルム)を応用し、ブーメランの周囲に風を纏わせた上で斬りつける事で多少ながらダメージを与える事が出来たというわけだ。
元の使い手であるエーリカ・ハルトマンは意識を集中させる事でカマイタチのような風の斬撃を対象に見舞う事が出来た。SEEDの発動により集中力が上昇したのもあり、キラも同じようにブーメランの周囲に意識を集中した結果この芸当が可能となったのである。
ソードスキル:疾風(シュトゥルム)を応用し、ブーメランの周囲に風を纏わせた上で斬りつける事で多少ながらダメージを与える事が出来たというわけだ。
元の使い手であるエーリカ・ハルトマンは意識を集中させる事でカマイタチのような風の斬撃を対象に見舞う事が出来た。SEEDの発動により集中力が上昇したのもあり、キラも同じようにブーメランの周囲に意識を集中した結果この芸当が可能となったのである。
(風の魔法…って感じかな?私より魔女っぽい事するなんて…やってくれるじゃん。
…でも、ここまで使わなかったのにこのタイミングでって事は…)
「…キラくんのそれ、頻発出来ない何かがあるんでしょ?同じ手はそう食わないよ~☆」
…でも、ここまで使わなかったのにこのタイミングでって事は…)
「…キラくんのそれ、頻発出来ない何かがあるんでしょ?同じ手はそう食わないよ~☆」
それでも直ぐ様、ミカは頭を回し推測した上でカマをかけた。
だがキラは答えず今度は風による加速を行いながら、機関砲で近距離攻撃を行う。
ミカはそれを紙一重で避け或いは装甲で受けた上で、またもやテイルブレードを振り刺突しようと試みた……その時だった。
だがキラは答えず今度は風による加速を行いながら、機関砲で近距離攻撃を行う。
ミカはそれを紙一重で避け或いは装甲で受けた上で、またもやテイルブレードを振り刺突しようと試みた……その時だった。
「…すっかりキラくんに気を取られてましたね、ミカさん!」
「…そうみたい、だね。気付かなかったよ篝ちゃん、いつの間にか服まで変えちゃってさ☆」
「…そうみたい、だね。気付かなかったよ篝ちゃん、いつの間にか服まで変えちゃってさ☆」
二段階の迅移による加速をしながら篝が、御刀である千鳥による一撃をミカに加えんとする。その服装はさながら巫女の装束のような物へと変わっていた。
咄嗟に対応しようとするミカだが、不意を打たれたのもあって間に合わず…ダメージを負ってしまう。
咄嗟に対応しようとするミカだが、不意を打たれたのもあって間に合わず…ダメージを負ってしまう。
「なんとしてでも、貴女はここで止めます!」
篝の服装が変わったのは、支給されていた起動鍵…に落とし込まれていた祭祀礼装・禊を使用したからだ。
この殺し合いでは着た者の能力が1.2倍になるようになっているものの、常時展開しておけばいいのでは?となるのを避ける為のバランス調整からか、使用後解除されると1時間使用不能になるという枷が付けられていた。
しかしそのデメリットを承知の上で、篝はミカを止める為ここで使用に踏み切ったのである。
この殺し合いでは着た者の能力が1.2倍になるようになっているものの、常時展開しておけばいいのでは?となるのを避ける為のバランス調整からか、使用後解除されると1時間使用不能になるという枷が付けられていた。
しかしそのデメリットを承知の上で、篝はミカを止める為ここで使用に踏み切ったのである。
「篝ちゃんもキラくんも、本気みたいだね。じゃあ私も…ちょっと気合い、入れ直させてもらうから☆」
戦況が不利になりつつあると悟ったミカはここまで使ってきたルプスレクスの武装だけではなく、ブーメランへと変形させたフルートバスターを投擲し、同時にテイルブレードを操作しながら自らもメイスを振り回す。
対し篝は、フルートバスターを千鳥で切り払わんとしまたキラはテイルブレードをシールドで受けつつ、シールドをブーメランとして射出。メイスを振るうミカにぶつけた上で先程やったように疾風をビームブーメランに纏わせ斬りかかる。
最もミカもそれは想定済みで、ダメージを負いつつブーメランを耐え、メイスをビームブーメランと打合わせた。
ミカの筋力・身体能力、更にルプスレクスの性能もありキラは押されるも…引かない。そのまま数撃を交わした上で──彼は問いかける。
対し篝は、フルートバスターを千鳥で切り払わんとしまたキラはテイルブレードをシールドで受けつつ、シールドをブーメランとして射出。メイスを振るうミカにぶつけた上で先程やったように疾風をビームブーメランに纏わせ斬りかかる。
最もミカもそれは想定済みで、ダメージを負いつつブーメランを耐え、メイスをビームブーメランと打合わせた。
ミカの筋力・身体能力、更にルプスレクスの性能もありキラは押されるも…引かない。そのまま数撃を交わした上で──彼は問いかける。
「…君は、君は本当に悪役なの?」
「──えっ。…言ったでしょ、最初に襲った時に悪役の魔女登場って。聞こえてなかったのかな?」
「聞いてたよ。…ミカ、君が魔女かどうかは…わからないけど、でも…最初からこんなにやれるなら、君なら僕も篝さんも殺せた筈だ」
「…へぇー、それで?」
「──えっ。…言ったでしょ、最初に襲った時に悪役の魔女登場って。聞こえてなかったのかな?」
「聞いてたよ。…ミカ、君が魔女かどうかは…わからないけど、でも…最初からこんなにやれるなら、君なら僕も篝さんも殺せた筈だ」
「…へぇー、それで?」
武器を打合い、ミカの方はテイルブレードを篝の迎撃に使いながらも…2人は会話を交わしていた。
「…乗ってる動機を話してくれた時、皆殺ししなきゃダメだって時に…言い淀んでただろ。
それに、起動鍵を使った時も…止めてみればって…君は本当は…!!」
「……何も知らないくせにさ、わかったようなこと…言わないでよキラくん。
…大切なものを全部奪われて、悪党の人殺しに成り下がった私の事なんて、あなたにわかるわけがないんだから…!!
──うしなったことがないから!!だからあなたは…わかったようなことが言えるんだよ!!取り返しなんてもう、つかないのに!!」
それに、起動鍵を使った時も…止めてみればって…君は本当は…!!」
「……何も知らないくせにさ、わかったようなこと…言わないでよキラくん。
…大切なものを全部奪われて、悪党の人殺しに成り下がった私の事なんて、あなたにわかるわけがないんだから…!!
──うしなったことがないから!!だからあなたは…わかったようなことが言えるんだよ!!取り返しなんてもう、つかないのに!!」
説得を試みたキラだが、返って来たのは拒絶と怒り。このまま手詰りか…否、彼はひとりでは無い。
「…ミカさんが、何をしてそうなったかは私には…わかりませんが。…悪党かは兎も角、人殺しという点では…私もキラくんも、経験はあります。
…荒魂化してしまった人間は、人格や記憶が消え去って変質してしまうか、残っていたとしても…救うには諸共に斬って祓うしか、無いんです。
これ以上被害を出させない為、刀使として神薙の刃として──何回も、何度も私は斬って。…人殺しと、罵られた事も一度や二度ではありません。実際、どうであれ命を奪ったのは……事実ですから」
…荒魂化してしまった人間は、人格や記憶が消え去って変質してしまうか、残っていたとしても…救うには諸共に斬って祓うしか、無いんです。
これ以上被害を出させない為、刀使として神薙の刃として──何回も、何度も私は斬って。…人殺しと、罵られた事も一度や二度ではありません。実際、どうであれ命を奪ったのは……事実ですから」
「そしてキラくんは…コーディネイター、遺伝子操作という技術を受けて生まれて来た子でありながら…友達の為、そうでないナチュラルの側に付かされ戦争で戦ってきました。
味方には疎まれ裏切り者のコーディネイターだからと言われ、守ろうとしたものを…何度も失って、目の前で奪われて……それでも、彼は……!」
味方には疎まれ裏切り者のコーディネイターだからと言われ、守ろうとしたものを…何度も失って、目の前で奪われて……それでも、彼は……!」
(…あなたも、裏切り者で、糾弾される側…だったんだ…)
裏切り者という言葉が耳に入り、思わずミカはメイスを振るう手が震え、またテイルブレードの勢いも落ちる。
(…やっぱりさっきの、?が付いてる方のアスランさんとは違って…対話の余地はあるとみてよさそうですね)
「…やっぱり、僕には君が…魔女ってのや、悪役には見えないよ。ミカ。そしてごめん。何も知らないのに、分かったように言って。
…まずは君の事情を、聞かせて欲しい。…知らないからこそ、知って…その上で、理解したいんだ」
「──なに、それ。……もう、手遅れだよ。間に合わないよ。救われていいわけが…ない…私がバカだったから、あの女(錠前サオリ)にっ…利用されて…みんな傷ついて……裏切りの魔女にそんな資格があるわけないよ、わたしに…あるわけっ…!!」
「…やっぱり、僕には君が…魔女ってのや、悪役には見えないよ。ミカ。そしてごめん。何も知らないのに、分かったように言って。
…まずは君の事情を、聞かせて欲しい。…知らないからこそ、知って…その上で、理解したいんだ」
「──なに、それ。……もう、手遅れだよ。間に合わないよ。救われていいわけが…ない…私がバカだったから、あの女(錠前サオリ)にっ…利用されて…みんな傷ついて……裏切りの魔女にそんな資格があるわけないよ、わたしに…あるわけっ…!!」
篝とキラの言葉を聞き、感情を揺さぶられるミカ。良くも悪くも感情的になりやすいが為の動揺であった。
心の何処かで微かに抱いていた、救いと赦しを求める思いと…今更もう戻れない、止まっちゃいけないという思いがぶつかり、内心の吐露を彼女は抑えきれずにいた。
心の何処かで微かに抱いていた、救いと赦しを求める思いと…今更もう戻れない、止まっちゃいけないという思いがぶつかり、内心の吐露を彼女は抑えきれずにいた。
「騒がしいから来てみれば、ルルーシュといい君達といい…この殺し合いに呼ばれたのは傲慢な人間ばかりなのかい?
人殺しに救われる権利なんて無いんだよ。そしてその罪は…救世主たる僕が裁く!」
人殺しに救われる権利なんて無いんだよ。そしてその罪は…救世主たる僕が裁く!」
そんな時だった──校舎の入口から現れた少年が、引き連れ空中に浮遊させた大量の剣をキラ達目掛けて降り注がせたのは。
クルーゼの放送とルルーシュの放送を経た上で、校舎内のNPCを片っ端から殺害しソードスキルにより剣に変えながら探索をし終えた所外で聞こえた戦闘音に反応し、リボンズ・アルマークはそこへと向かう。
結果3人の参加者が居た為に剣による迎撃を開始。自らも起動鍵でダブルオークアンタフルセイバーへと変じた。
結果3人の参加者が居た為に剣による迎撃を開始。自らも起動鍵でダブルオークアンタフルセイバーへと変じた。
その上でGNソードVを振るい、ソードビットによる攻撃を放つ。
「傲慢なのはあなたの方だ!」
「…救世主を自称する貴方の方が、大概傲慢そうに見えますが…!」
「…わ~お、剣の雨霰じゃんね☆…なんて、言ってる場合じゃなさそうかな」
「…救世主を自称する貴方の方が、大概傲慢そうに見えますが…!」
「…わ~お、剣の雨霰じゃんね☆…なんて、言ってる場合じゃなさそうかな」
各々そうリアクションを取りつつも、降り注ぐ剣やソードビットに対応。結果ミカはキラと篝との共闘を選ぶ事となった。
とはいえリボンズが行使するのは直線的な剣の軌道の中に、降り混ざっているのは自在に動く上にビームも放つソードビット。
剣自体はVPS装甲のあるイモータルジャスティスを纏ったキラが、ビームはナノラミネートアーマーのあるバルバトスルプスレクスを纏ったミカが減衰出来るものの…リボンズ自身もGNソードVやフルセイバーを振るって攻撃を加えてくるのもあって、3人は消耗もあり苦戦を強いられていた。
とはいえリボンズが行使するのは直線的な剣の軌道の中に、降り混ざっているのは自在に動く上にビームも放つソードビット。
剣自体はVPS装甲のあるイモータルジャスティスを纏ったキラが、ビームはナノラミネートアーマーのあるバルバトスルプスレクスを纏ったミカが減衰出来るものの…リボンズ自身もGNソードVやフルセイバーを振るって攻撃を加えてくるのもあって、3人は消耗もあり苦戦を強いられていた。
「中々派手にやってるみたいだな、なら全員纏めて…地獄に行かせてやるよ!」
「また新手ですか…!?」
「あの人(リボンズ)だけで手一杯だって言うのに…!」
「…えっ、あれって…私が倒したNPC…!?」
「また新手ですか…!?」
「あの人(リボンズ)だけで手一杯だって言うのに…!」
「…えっ、あれって…私が倒したNPC…!?」
そんな中、またもや闖入者が現れた。
黒ジャケットの男は、何処かしら欠け、また斃れていなくてはおかしいはずの傷があるNPC達を背後にしながら変身を遂げる。
黒ジャケットの男は、何処かしら欠け、また斃れていなくてはおかしいはずの傷があるNPC達を背後にしながら変身を遂げる。
「いきなり誰だい?君は」
「俺か?俺の名は仮面ライダーエターナル、さあ…地獄を楽しみな!」
「俺か?俺の名は仮面ライダーエターナル、さあ…地獄を楽しみな!」
黒いローブに白い身体の、仮面ライダーエターナルと名乗った男…大道克己は、NPC達が無差別に参加者に襲いかかる様を横目にしながら、変身と同時に現れたエターナルエッジを手に取りリボンズ目掛けて斬りかかる。
「あのNPC達は君の能力で従えた物かな?随分と多いようだけど…僕の剣と君の配下、併せれば残りの3人は殺せるんじゃないかい?」
「ハッ、白々しいな。大方あの3人を殺したら背後から殺しにかかる…辺りが狙いなんだろ?」
「人間風情の割にはよくわかってるじゃないか」
「俺は人間じゃない、NEVER…死人だ」
「死体人形というわけだね」
「ハッ、白々しいな。大方あの3人を殺したら背後から殺しにかかる…辺りが狙いなんだろ?」
「人間風情の割にはよくわかってるじゃないか」
「俺は人間じゃない、NEVER…死人だ」
「死体人形というわけだね」
キラや篝、ミカが支配下のNPC達とリボンズの剣の相手で手一杯な中、イノベイドとNEVER…2人の人ならざるものは激突する。
エターナルエッジによる斬撃に対し、リボンズはキラ達に向けていたソードビットを全てエターナルに集中させつつ、ガンブレイドやカタールを投擲しフルセイバーにより迎え撃ち剣戟が巻き起こる。
エターナルエッジによる斬撃に対し、リボンズはキラ達に向けていたソードビットを全てエターナルに集中させつつ、ガンブレイドやカタールを投擲しフルセイバーにより迎え撃ち剣戟が巻き起こる。
身体能力差でエターナルが優勢かと思いきや、差し向けていた剣までもエターナル相手に惜しみなく使用して行き、折れた側から破片をビームとして放ち手数を以て押し潰さんとするリボンズも食い下がる。
「…なかなかやるな、ならコイツを試してみるとしようか」
「何をするつもりか知らないけど、死体人形が救世主たる僕に何が出来るって言うんだい?」
「お前諸共、纏めて地獄に送る手を見せてやろう。さあ、死神のパーティータイムだ!」
「何をするつもりか知らないけど、死体人形が救世主たる僕に何が出来るって言うんだい?」
「お前諸共、纏めて地獄に送る手を見せてやろう。さあ、死神のパーティータイムだ!」
エターナルがそう言うや否や、天ノ川学園高校には新たなるNPCが現れる。
背中に機械の砲身を背負った、参加者達よりは大きな竜(ドラゴン)。外宇宙からの侵略者…帝竜ジゴワット。大道克己に支給されていたソードスキルである、第5真竜フォーマルハウトの蘇生能力により蘇生召喚・使役される物だ。
背中に機械の砲身を背負った、参加者達よりは大きな竜(ドラゴン)。外宇宙からの侵略者…帝竜ジゴワット。大道克己に支給されていたソードスキルである、第5真竜フォーマルハウトの蘇生能力により蘇生召喚・使役される物だ。
召喚されたジゴワットは、両肩の砲台からの一斉掃射を行いNPC達諸共、リボンズやキラ達を狙った。
その上で、ジゴワットはチャージ行動を起こす。
その上で、ジゴワットはチャージ行動を起こす。
「ずいぶんデカいペットじゃないか」
「余裕そうだがいいのか?今から数分で、奴の一撃でこの高校は崩壊する、生きていてもまともに戦えるのかは保証出来ないぞ」
「…ブラフのつもりかい?」
「だがお前はその可能性を捨て切れない…違うか?」
「…忌々しいな、死人風情が…!!」
「自称救世主なんぞよりは、まだマシだろうさ」
「余裕そうだがいいのか?今から数分で、奴の一撃でこの高校は崩壊する、生きていてもまともに戦えるのかは保証出来ないぞ」
「…ブラフのつもりかい?」
「だがお前はその可能性を捨て切れない…違うか?」
「…忌々しいな、死人風情が…!!」
「自称救世主なんぞよりは、まだマシだろうさ」
ジゴワットが2度目のチャージ行動を行う最中
、リボンズは剣を使い潰しながらも、速攻で距離を取る。根の小物さ・慎重さ故…内心煮えたぎりながらも撤退を選んだ。
令呪を使う事まで検討する程だったが…貴重かつ生命線な令呪を使う事は良しと出来なかった。
、リボンズは剣を使い潰しながらも、速攻で距離を取る。根の小物さ・慎重さ故…内心煮えたぎりながらも撤退を選んだ。
令呪を使う事まで検討する程だったが…貴重かつ生命線な令呪を使う事は良しと出来なかった。
やがて、2度のチャージを終えたジゴワットは、砲身から超電磁砲を発射。
──結果、先にリボンズに語った通り、射線上にいたNPC達諸共巻き込む形で…天ノ川学園高校は呆気なく、瓦礫と灰になり崩壊した。
──結果、先にリボンズに語った通り、射線上にいたNPC達諸共巻き込む形で…天ノ川学園高校は呆気なく、瓦礫と灰になり崩壊した。
「令呪での制限解放がコイツに作用するかは分からない上、2回もチャージを待たなければ撃てず一度撃ったら暫くは使えない…が、作用せずともこの威力なら使えるな。
建物を壊して行けば、自然と人数は減らせれるだろう」
建物を壊して行けば、自然と人数は減らせれるだろう」
言いながら変身を解除したエターナル…大道克己は、風都タワーのある方角を見据えた。
(何処まで主催者達が再現してるかは知らんが、もしエクスビッカーまで在るのなら…行ってみる価値はあると見るべきか)
かくして死人は竜と共に死を振りまく。
周囲のNPCをどうにかする中、2度目のチャージ行動に気付いたキラと篝。
何かを放とうとしている事を察し、イモータルジャスティスの変形形態に、上から乗る事で離れようと2人は考えた。
何かを放とうとしている事を察し、イモータルジャスティスの変形形態に、上から乗る事で離れようと2人は考えた。
「あーもう、倒しても倒しても出て来るんだけどー」
「…ミカさん、この場を離れましょう。あの人の剣が無くなったのは、多分離れたからで──」
「…うん、今は…そうさせてもらうね」
「2人共、早く乗って!」
「…ミカさん、この場を離れましょう。あの人の剣が無くなったのは、多分離れたからで──」
「…うん、今は…そうさせてもらうね」
「2人共、早く乗って!」
色々と思う所がありげにしつつ、今は彼女達の提案に乗る事とミカはした。
そしてキラは変形し、令呪を切ってまで全速力で移動。篝は八幡力で必死にしがみつき、ミカは持ち前の腕力でどうにか落ちず堪える事に成功したのであった。
…もっとも、2人上に乗せ全力飛行したせいとそれまでの疲労もあり、着地には失敗しキラはまたダメージを負う羽目になったが。
そしてキラは変形し、令呪を切ってまで全速力で移動。篝は八幡力で必死にしがみつき、ミカは持ち前の腕力でどうにか落ちず堪える事に成功したのであった。
…もっとも、2人上に乗せ全力飛行したせいとそれまでの疲労もあり、着地には失敗しキラはまたダメージを負う羽目になったが。
「キラくんと篝ちゃんは…なんで助けてくれたの?
さっきは横入りされて、ムカついたから協力したけど。復讐の為優勝する気は変わってないよ私。
ついでに言うと、あのNPC達…ぜんぶ私が倒した奴だし」
「…似てるんだ、君は昔の僕やアスランに。それ以上に…あそこで放って置いたら、この殺し合いを乗り切れても、後悔し続ける事がまたひとつ、増えてたと思うから」
「…何か違えば、私の娘…姫和もミカさんみたいな方向に行ってたかも、知れないので。…放っておけませんよ」
「…わーお。そんな若く見えるのに娘さんが居て、しかも巻き込まれてるんだ。
…魔女な私なんか助けちゃって、2人共きっと後悔するよ?…特に篝ちゃん、娘さんが巻き込まれちゃってる以上…会えないままサヨナラも、あり得ると思うけど」
さっきは横入りされて、ムカついたから協力したけど。復讐の為優勝する気は変わってないよ私。
ついでに言うと、あのNPC達…ぜんぶ私が倒した奴だし」
「…似てるんだ、君は昔の僕やアスランに。それ以上に…あそこで放って置いたら、この殺し合いを乗り切れても、後悔し続ける事がまたひとつ、増えてたと思うから」
「…何か違えば、私の娘…姫和もミカさんみたいな方向に行ってたかも、知れないので。…放っておけませんよ」
「…わーお。そんな若く見えるのに娘さんが居て、しかも巻き込まれてるんだ。
…魔女な私なんか助けちゃって、2人共きっと後悔するよ?…特に篝ちゃん、娘さんが巻き込まれちゃってる以上…会えないままサヨナラも、あり得ると思うけど」
「…わかってます。それでも…たとえそうなったとしても…私は、神薙の刃として、最期まで主催達に足掻きます」
『うん、分かってる。それでも私は最後まで足掻いてみせる、最後のその時まで。』
「……うん、そっか。そんな感じの事、言うのが似合う声だと思ってたよ、篝ちゃん」
「…は、はあ」
「…助けてくれたし、2人の事は、今は見逃してあげるね☆」
「…は、はあ」
「…助けてくれたし、2人の事は、今は見逃してあげるね☆」
和解の象徴としてかつて送り出した少女の事を想起しつつ、ミカはそう言う。
良くも悪くも感情的で情緒のまま動くのが聖園ミカという少女だ。だから、復讐の為殺し合いに乗るという決心が揺らぎこそすれ変わらない事と、生命線である令呪を切ってまで自分を助けてくれた2人を今は殺したくないとする事は普通に両立するのであった。
良くも悪くも感情的で情緒のまま動くのが聖園ミカという少女だ。だから、復讐の為殺し合いに乗るという決心が揺らぎこそすれ変わらない事と、生命線である令呪を切ってまで自分を助けてくれた2人を今は殺したくないとする事は普通に両立するのであった。
【エリアG-7/川の上を飛行中/9月2日午前7時】
【リボンズ・アルマーク@機動戦士ガンダム00(2ndSeason)】
状態:ダメージ(小)、疲労(大)、主催やルルーシュ、仮面ライダーエターナル(大道克己)への苛立ち(中)
服装:普段の服装
装備:刹那・F・セイエイの遺体が変化した剣、NPCの遺体が変化した剣(最低10本はある)
令呪:残り三画
道具:ダブルオークアンタ・フルセイバーの起動鍵@機動戦士ガンダム00V戦記、0ガンダム(実戦配備型)の起動鍵(真っ二つ、現状起動不能)@機動戦士ガンダム00(2ndSeason)、ランダムアイテム×0~1、ホットライン×2、刹那・F・セイエイのレジスター
思考
基本:恭順を望む参加者以外の全てを皆殺しにする。
01:やってくれたね、死体人形(大道克己)風情が…!!
02:ソードスキルを用いて剣を増やして行くとしよう。
03:あの2人(黒崎一護、タギツヒメ)は次は確実に殺す。その時はこの剣を見せてあげよう。
04:…僕は用済みの、純粋種の踏み台なんかじゃない…!!
05:使える物は何だって使うさ。
06:ルルーシュといい彼女(聖園ミカ)達といい、傲慢な人間しかこの殺し合いには居ないのかい?
07:とはいえ、レジスターは手元にある…向かってみるのも一興かもね。
参戦時期:第25話「再生」にて、刹那に肉体を討たれた後から。
備考:※支給されていたソードスキルにより、上位竜ランサーの異能@月が導く異世界道中を習得しています。
※イノベイドを脳量子波で操る能力は制限されています。至近距離でないと発動しません。
※脳量子波による思考読み取りも至近距離でないと発揮されません。
※天ノ川学園高校内にて何を発見したか等については後続にお任せします。
状態:ダメージ(小)、疲労(大)、主催やルルーシュ、仮面ライダーエターナル(大道克己)への苛立ち(中)
服装:普段の服装
装備:刹那・F・セイエイの遺体が変化した剣、NPCの遺体が変化した剣(最低10本はある)
令呪:残り三画
道具:ダブルオークアンタ・フルセイバーの起動鍵@機動戦士ガンダム00V戦記、0ガンダム(実戦配備型)の起動鍵(真っ二つ、現状起動不能)@機動戦士ガンダム00(2ndSeason)、ランダムアイテム×0~1、ホットライン×2、刹那・F・セイエイのレジスター
思考
基本:恭順を望む参加者以外の全てを皆殺しにする。
01:やってくれたね、死体人形(大道克己)風情が…!!
02:ソードスキルを用いて剣を増やして行くとしよう。
03:あの2人(黒崎一護、タギツヒメ)は次は確実に殺す。その時はこの剣を見せてあげよう。
04:…僕は用済みの、純粋種の踏み台なんかじゃない…!!
05:使える物は何だって使うさ。
06:ルルーシュといい彼女(聖園ミカ)達といい、傲慢な人間しかこの殺し合いには居ないのかい?
07:とはいえ、レジスターは手元にある…向かってみるのも一興かもね。
参戦時期:第25話「再生」にて、刹那に肉体を討たれた後から。
備考:※支給されていたソードスキルにより、上位竜ランサーの異能@月が導く異世界道中を習得しています。
※イノベイドを脳量子波で操る能力は制限されています。至近距離でないと発動しません。
※脳量子波による思考読み取りも至近距離でないと発揮されません。
※天ノ川学園高校内にて何を発見したか等については後続にお任せします。
【エリアH-7/天ノ川学園高校跡地/9月2日午前7時】
【大道克己@仮面ライダーW】
状態:疲労(中)
服装:NEVERのジャケット
装備:ロストドライバー&T2エターナルメモリ@仮面ライダーW
令呪:残り三画
道具:細胞維持酵素×5@仮面ライダーW、包丁や果物ナイフ数本(現地調達)、ホットライン
思考
基本:優勝し、風都を始め世界を地獄に叩き落とす
01:参加者を探して殺す。
02:さっきの奴(ジンガ)とは…次に会った時に殺せばいいか。
03:左翔太郎もフィリップも居ないのならば、風が再び吹いても負けるまい。
04:風都タワーに行ってみる価値はあるか。
05:自称救世主(リボンズ・アルマーク)は次に会った時に殺すか。
06:あの群れてる連中(キラ・ヤマト、柊篝、聖園ミカ)は…コイツ(ジゴワット)の一撃で死んでいれば話が早いが。
07:殺して手駒を増やしつつ、いずれはルルーシュ達を狙いに行く。今はまだ早いか。
参戦時期:『AtoZ 運命のガイアメモリ』で死亡後。
備考
※NEVERの肉体は映画本編と同じく、定期的に細胞維持酵素を投与しなければ崩壊します。
※支給されていたソードスキルを使用し、第5真竜フォーマルハウトの蘇生能力を習得しました。現在帝竜ジゴワットを蘇生させ配下においています。午前7時に使用した為6時間後の午後2時まで帝竜の蘇生召喚は不能となっています。
また参加者の蘇生召喚は午前8時に使用可能となります。(後1時間は使用不能)
【大道克己@仮面ライダーW】
状態:疲労(中)
服装:NEVERのジャケット
装備:ロストドライバー&T2エターナルメモリ@仮面ライダーW
令呪:残り三画
道具:細胞維持酵素×5@仮面ライダーW、包丁や果物ナイフ数本(現地調達)、ホットライン
思考
基本:優勝し、風都を始め世界を地獄に叩き落とす
01:参加者を探して殺す。
02:さっきの奴(ジンガ)とは…次に会った時に殺せばいいか。
03:左翔太郎もフィリップも居ないのならば、風が再び吹いても負けるまい。
04:風都タワーに行ってみる価値はあるか。
05:自称救世主(リボンズ・アルマーク)は次に会った時に殺すか。
06:あの群れてる連中(キラ・ヤマト、柊篝、聖園ミカ)は…コイツ(ジゴワット)の一撃で死んでいれば話が早いが。
07:殺して手駒を増やしつつ、いずれはルルーシュ達を狙いに行く。今はまだ早いか。
参戦時期:『AtoZ 運命のガイアメモリ』で死亡後。
備考
※NEVERの肉体は映画本編と同じく、定期的に細胞維持酵素を投与しなければ崩壊します。
※支給されていたソードスキルを使用し、第5真竜フォーマルハウトの蘇生能力を習得しました。現在帝竜ジゴワットを蘇生させ配下においています。午前7時に使用した為6時間後の午後2時まで帝竜の蘇生召喚は不能となっています。
また参加者の蘇生召喚は午前8時に使用可能となります。(後1時間は使用不能)
- エリア全体の備考
※天ノ川高校学園@仮面ライダーフォーゼは崩壊しました。
【エリアH-8/9月2日午前7時】
【聖園ミカ@ブルーアーカイブ】
状態:ダメージ(中)、疲労(中)、動揺による情緒不安定気味、魔女
服装:いつもの制服
装備:フルートバスター@獣電戦隊キョウリュウジャー
Dの獣電池×4(1つ空になった為使用可能なのは残り3つ)@獣電戦隊キョウリュウジャー
令呪:残り三画
道具:ガンダムバルバトスルプスレクスの起動鍵@機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ、ランダムアイテム×1、ホットライン
思考
基本:魔女らしく荒れる。…それは変わらないよ、止めてみれば?
01:錠前サオリへの復讐の為にも他参加者は皆殺しにして生還する。そしてあなたのせいだって突きつけてあげる。
02:…先生…。
03:…今はキラくんや篝ちゃんは見逃してあげる。次に会ったらその時は……。
04:邪魔したあの救世主名乗った人(リボンズ・アルマーク)と仮面ライダーエターナル(大道克己)は、次会ったらただじゃ済まさないじゃんよ☆
05:ルルーシュには付きたくないかなぁ、合わなさそうだし。
参戦時期:錠前サオリに復讐を決意した瞬間
備考
※Dの獣電池の起動にブレイブは必要ありません。
一定以上の邪悪な感情があればだれでも起動できます。
※キラと篝からは離れました。その前に他にやり取りや、情報交換等をしていたかは後続にお任せします。
※キラや篝とのやりとりでコーディネイターとナチュラルや荒魂についてある程度把握しました。
状態:ダメージ(中)、疲労(中)、動揺による情緒不安定気味、魔女
服装:いつもの制服
装備:フルートバスター@獣電戦隊キョウリュウジャー
Dの獣電池×4(1つ空になった為使用可能なのは残り3つ)@獣電戦隊キョウリュウジャー
令呪:残り三画
道具:ガンダムバルバトスルプスレクスの起動鍵@機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ、ランダムアイテム×1、ホットライン
思考
基本:魔女らしく荒れる。…それは変わらないよ、止めてみれば?
01:錠前サオリへの復讐の為にも他参加者は皆殺しにして生還する。そしてあなたのせいだって突きつけてあげる。
02:…先生…。
03:…今はキラくんや篝ちゃんは見逃してあげる。次に会ったらその時は……。
04:邪魔したあの救世主名乗った人(リボンズ・アルマーク)と仮面ライダーエターナル(大道克己)は、次会ったらただじゃ済まさないじゃんよ☆
05:ルルーシュには付きたくないかなぁ、合わなさそうだし。
参戦時期:錠前サオリに復讐を決意した瞬間
備考
※Dの獣電池の起動にブレイブは必要ありません。
一定以上の邪悪な感情があればだれでも起動できます。
※キラと篝からは離れました。その前に他にやり取りや、情報交換等をしていたかは後続にお任せします。
※キラや篝とのやりとりでコーディネイターとナチュラルや荒魂についてある程度把握しました。
【キラ・ヤマト@機動戦士ガンダムSEED】
状態:ダメージ(大)、疲労(大)、内に秘めた悲しみ(大)
服装:SEEDでの連合の軍服
装備:
令呪:残り二画
道具:イモータルジャスティスガンダムの起動鍵@機動戦士ガンダムSEED FREEDOM、王印@劇場版BLEACH The DiamondDust Rebellion もう一つの氷輪丸、ホットライン
思考
基本:殺し合いを止めてみせる!
01:何か出来るかも知れないのに、何もしないのが…一番、嫌なんだ…!
02:アスラン…みんな…どうか無事で…!
03:ラウ・ル・クルーゼ…貴方は、何を…!
04:レジスターは、僕が解析出来るか試してみたい所だけど。
05:ミカ…君はっ…。
06:エターナル(大道克己)にあの自称救世主(リボンズ・アルマーク)にルルーシュ…僕の知らないアスランみたいに倒すしか、ないのなら…!
07:篝さんを、姫和さんに会わせてあげたい。
08:もし殺し合いに乗っているのなら、たとえ未来の僕自身でも…!
参戦時期:SEEDの本編終了後、AFTER-PHASE「星のはざまで」及びDESTINY以降よりは前。
備考
※篝との会話で隠世についてや可奈美達の話についてある程度は聞きました。
※支給されていたソードスキル:疾風(シュトゥルム)@ストライクウィッチーズシリーズを習得しました。
状態:ダメージ(大)、疲労(大)、内に秘めた悲しみ(大)
服装:SEEDでの連合の軍服
装備:
令呪:残り二画
道具:イモータルジャスティスガンダムの起動鍵@機動戦士ガンダムSEED FREEDOM、王印@劇場版BLEACH The DiamondDust Rebellion もう一つの氷輪丸、ホットライン
思考
基本:殺し合いを止めてみせる!
01:何か出来るかも知れないのに、何もしないのが…一番、嫌なんだ…!
02:アスラン…みんな…どうか無事で…!
03:ラウ・ル・クルーゼ…貴方は、何を…!
04:レジスターは、僕が解析出来るか試してみたい所だけど。
05:ミカ…君はっ…。
06:エターナル(大道克己)にあの自称救世主(リボンズ・アルマーク)にルルーシュ…僕の知らないアスランみたいに倒すしか、ないのなら…!
07:篝さんを、姫和さんに会わせてあげたい。
08:もし殺し合いに乗っているのなら、たとえ未来の僕自身でも…!
参戦時期:SEEDの本編終了後、AFTER-PHASE「星のはざまで」及びDESTINY以降よりは前。
備考
※篝との会話で隠世についてや可奈美達の話についてある程度は聞きました。
※支給されていたソードスキル:疾風(シュトゥルム)@ストライクウィッチーズシリーズを習得しました。
【柊篝@刀使ノ巫女】
状態:ダメージ(中)、疲労(大)
服装:鎌府高等学校の制服
装備:千鳥(Another可奈美)@刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火
令呪:残り三画
道具:祭祀礼装・禊の起動鍵@刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火(午前7時に使用、1時間使用不能)、ホットライン
思考
基本:殺し合いを止める、それがきっと、隠世と一緒に消える筈だった私の役目…!
01:…キラくん…無理して背負わなきゃいいのですが…。
02:SEED…これがソードスキルですね、使いこなせる気がします。
03:姫和や可奈美さん…どうか、ご無事で…。タギツヒメは…まあ大丈夫でしょう。
04:ニセモノのアスランさん…討つしかないと云うのなら…!
05:ルルーシュといい自称救世主(リボンズ・アルマーク)といい仮面ライダーエターナル(大道克己)といい…傲慢な強敵ばかりですね…。
06:ミカさん…貴女は…。
参戦時期:本編終了後。
備考
※支給されていたソードスキル:SEED@機動戦士ガンダムSEEDシリーズを習得しました。
※隠世の方です、刀使としての力は発揮できるとします。
※キラとの会話でクルーゼについての話やキラの出自等を大まかに聞いています。
※迅移については四段階目を使用すると昏倒する仕様のまま、また五段階目は制限により使用不能となっています。
状態:ダメージ(中)、疲労(大)
服装:鎌府高等学校の制服
装備:千鳥(Another可奈美)@刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火
令呪:残り三画
道具:祭祀礼装・禊の起動鍵@刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火(午前7時に使用、1時間使用不能)、ホットライン
思考
基本:殺し合いを止める、それがきっと、隠世と一緒に消える筈だった私の役目…!
01:…キラくん…無理して背負わなきゃいいのですが…。
02:SEED…これがソードスキルですね、使いこなせる気がします。
03:姫和や可奈美さん…どうか、ご無事で…。タギツヒメは…まあ大丈夫でしょう。
04:ニセモノのアスランさん…討つしかないと云うのなら…!
05:ルルーシュといい自称救世主(リボンズ・アルマーク)といい仮面ライダーエターナル(大道克己)といい…傲慢な強敵ばかりですね…。
06:ミカさん…貴女は…。
参戦時期:本編終了後。
備考
※支給されていたソードスキル:SEED@機動戦士ガンダムSEEDシリーズを習得しました。
※隠世の方です、刀使としての力は発揮できるとします。
※キラとの会話でクルーゼについての話やキラの出自等を大まかに聞いています。
※迅移については四段階目を使用すると昏倒する仕様のまま、また五段階目は制限により使用不能となっています。
【支給品紹介】
- ソードスキル:第5真竜フォーマルハウトの蘇生能力@セブンスドラゴン2020-Ⅱ
大道克己に支給。
2021年に地球に飛来した第5真竜フォーマルハウトの蘇生能力がソードスキルに落とし込まれた物。
これを用いフォーマルハウトは作中にて、前作であるセブンスドラゴン2020時点で主人公達13班に討たれた帝竜であるジゴワット、トリニトロ、スリーピーホロウを蘇生し手駒として行使している。
この内トリニトロは色が赤に変色しており、ジゴワットとスリーピーホロウはボロボロな状態となっていた。
(にも関わらずジゴワットは戦う時期の都合もあってか前作よりステータス等は上昇している)
2021年に地球に飛来した第5真竜フォーマルハウトの蘇生能力がソードスキルに落とし込まれた物。
これを用いフォーマルハウトは作中にて、前作であるセブンスドラゴン2020時点で主人公達13班に討たれた帝竜であるジゴワット、トリニトロ、スリーピーホロウを蘇生し手駒として行使している。
この内トリニトロは色が赤に変色しており、ジゴワットとスリーピーホロウはボロボロな状態となっていた。
(にも関わらずジゴワットは戦う時期の都合もあってか前作よりステータス等は上昇している)
作中では帝竜の蘇生にしか用いて無かったが、この殺し合いでは帝竜を蘇生召喚する他にも、NPCや参加者を蘇生し手駒にする事も可能となっている。
帝竜については作中でフォーマルハウトが手駒として使った前記した3体と、ティアマット、オケアヌス、ジャバウォック、インソムニアの中からランダムに蘇生召喚可能。
ただしサイズは相応に縮小される他、オケアヌスは召喚したそのエリアから離れられず移動不能となる。また蘇生を行うと相応に疲労し、制限により6時間に1回しか蘇生不能となっている。
各自の能力の内、空間歪曲による自らの根城作成(わかりやすく言うとダンジョン化)は不可能とされている。
他の能力の制限についてや2020時点で討たれ蘇生されてないウォークライ、ロア=ア=ルア、ザ・スカヴァー、ゼロ=ブルーも蘇生召喚可能かは後続にお任せします。
帝竜については作中でフォーマルハウトが手駒として使った前記した3体と、ティアマット、オケアヌス、ジャバウォック、インソムニアの中からランダムに蘇生召喚可能。
ただしサイズは相応に縮小される他、オケアヌスは召喚したそのエリアから離れられず移動不能となる。また蘇生を行うと相応に疲労し、制限により6時間に1回しか蘇生不能となっている。
各自の能力の内、空間歪曲による自らの根城作成(わかりやすく言うとダンジョン化)は不可能とされている。
他の能力の制限についてや2020時点で討たれ蘇生されてないウォークライ、ロア=ア=ルア、ザ・スカヴァー、ゼロ=ブルーも蘇生召喚可能かは後続にお任せします。
参加者については死体がない状態だと4時間に1回しか蘇生不能、かつ誰を死体として行使できるかはランダムで、相応に疲労する。
また殺し合い開始から4時間経過(候補作時点からカウントする為午前8時に使用可能となる)するまでこの能力は使用不能。
死体を見つけた場合は上記の制限を無視して行えるが、損壊具合次第ではボロボロの遺体を動かしている形になる。
自我の有無や生前の技能・能力・装備の再現が成されるかは後続にお任せします。
また殺し合い開始から4時間経過(候補作時点からカウントする為午前8時に使用可能となる)するまでこの能力は使用不能。
死体を見つけた場合は上記の制限を無視して行えるが、損壊具合次第ではボロボロの遺体を動かしている形になる。
自我の有無や生前の技能・能力・装備の再現が成されるかは後続にお任せします。
NPCについては死体が残っていれば疲労せず蘇生し行使が可能となっている。その代わり死体が無いと蘇生召喚が不能とされた。
- ガンダムバルバトスルプスレクスの起動鍵@機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
聖園ミカに支給。
阿頼耶識システムを搭載した300年前の機体の大規模改修型。ナノラミネートアーマーにより高出力でないビーム兵器は減衰により無効化する事が可能。
主な変更点はハシュマルの武装だったワイヤーブレードを改修によりテイルブレードとして使用可能とし、また全体的に近接戦闘に特化した武器構成となっている。
このロワでは阿頼耶識のリミッター解除を行うには令呪が必要となった。
阿頼耶識システムを搭載した300年前の機体の大規模改修型。ナノラミネートアーマーにより高出力でないビーム兵器は減衰により無効化する事が可能。
主な変更点はハシュマルの武装だったワイヤーブレードを改修によりテイルブレードとして使用可能とし、また全体的に近接戦闘に特化した武器構成となっている。
このロワでは阿頼耶識のリミッター解除を行うには令呪が必要となった。
- 王印@劇場版BLEACH The DiamondDust Rebellion もう一つの氷輪丸
キラ・ヤマト(SEED)に支給。
この殺し合いでは斬魄刀の一撃をこれに当てる事で、作中草冠宗次郎が変じた二足の氷竜へと変身が可能な仕様となっている。
斬魄刀でさえあればどれでも可能かつ、どの斬魄刀の一撃だろうと変じるのは二足の氷竜固定の仕様となっている。
この殺し合いでは斬魄刀の一撃をこれに当てる事で、作中草冠宗次郎が変じた二足の氷竜へと変身が可能な仕様となっている。
斬魄刀でさえあればどれでも可能かつ、どの斬魄刀の一撃だろうと変じるのは二足の氷竜固定の仕様となっている。
ただしこの殺し合いでは使用者が精神を強く保てない或いは保てなくなった場合、王印の暴走により力に飲まれ制御出来なくなってしまうデメリットも主催側によって設定された。卍解を会得してる斬魄刀の一撃で変じた場合でもこれは変わらない。
(作中にてそれまでは喋っていたにも関わらず、王印の暴走が起こったとマユリに言われて以降、ダメージにより氷竜状態を解除されるまで宗次郎は一言も喋っていなかったりする)
(作中にてそれまでは喋っていたにも関わらず、王印の暴走が起こったとマユリに言われて以降、ダメージにより氷竜状態を解除されるまで宗次郎は一言も喋っていなかったりする)
また本来の王印の力(一定範囲の時間・空間・次元の自在な操作可能)はこの殺し合いでは発揮不能とされている。
以下は原作にて氷竜に変じた宗次郎がやった事。
- 飛行可能
- 触れた物及び付近の物を凍結
- 再生能力
- 配下としていたイン、ヤンを氷結させそこから異形の砲台へ強化もしくは再構築
- 更木剣八に重傷を負わせれる程の威力の手刀を放つ
- 口から氷をマシンガンのように放つ
- 凍結能力により氷の樹木のような物を自身を中心に形成し、そこから氷の枝を伸ばし刺突
- 氷を生やして盾代わりにした
- 手を振るうだけで黄色の光の柱と突風、衝撃波を発生
- 範囲内の全てを滅却するドームを発生
(滅却までにはタイムラグあり、作中では総隊長らが外側からドームの膨張を押し留められてたのもあって発動せず)
- 虚や大虚を発生させ操れる
(発生させた虚や大虚も再生能力持ち、氷竜が撃破されると動きが止まり、その後画面に写ってない為消滅したと思われる)
- 氷の竜を3つ、自らから生やし突撃させる
- 口から黄色の破壊光線を放つ
とりあえずこの殺し合いだと上記の内、滅却ドームと虚や大虚の発生は令呪を使わないと使用不可となっている他、凍結能力と再生能力は制限により本来の性能は出せず、強化もしくは再構築は令呪を使っても使用不可な仕様となっている。
他がどうなるかは後続にお任せします。
他がどうなるかは後続にお任せします。
- ソードスキル:疾風(シュトゥルム)@ストライクウィッチーズシリーズ
キラ・ヤマト(SEED)に支給。
黒い悪魔との通り名を持つウィッチであるエーリカ・ハルトマンの固有魔法がソードスキルとして落とし込まれた物。
この殺し合いでは魔力を持たない者が使用すると体力を変わりに使う事で行使が可能な仕様となっている。
移動の補助が基本となるが、応用して攻撃手段にする事も可能。
黒い悪魔との通り名を持つウィッチであるエーリカ・ハルトマンの固有魔法がソードスキルとして落とし込まれた物。
この殺し合いでは魔力を持たない者が使用すると体力を変わりに使う事で行使が可能な仕様となっている。
移動の補助が基本となるが、応用して攻撃手段にする事も可能。
- 祭祀礼装・禊の起動鍵@刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火
柊篝に支給。珠鋼を使った礼装が起動鍵へと落とし込まれた物。
この殺し合いでは起動すると能力が1.2倍に上昇する効果があるが、解除すると使用から1時間は起動不可能となるようになっている。
なおこの効果は刀使以外でも発揮可能。
この殺し合いでは起動すると能力が1.2倍に上昇する効果があるが、解除すると使用から1時間は起動不可能となるようになっている。
なおこの効果は刀使以外でも発揮可能。
- 帝竜ジゴワット@セブンスドラゴン2020&2020-Ⅱ
外宇宙から飛来したドラゴンの上位個体たる帝竜、その内の一体。
背中の大きな電磁砲と両肩についた砲台、帯電してるかのような雷のエフェクトを纏ってるのが特徴的。2020-Ⅱでは蘇生されたせいか身体の各所が欠けている。
2020では2体目の帝竜として、2020-Ⅱではフォーマルハウトの手で蘇生され5体目の帝竜としてプレイヤー達ムラクモ13班と戦う事となる。
このロワではソードスキルにより大道克己の手で蘇生召喚され、彼に従っている。
背中の大きな電磁砲と両肩についた砲台、帯電してるかのような雷のエフェクトを纏ってるのが特徴的。2020-Ⅱでは蘇生されたせいか身体の各所が欠けている。
2020では2体目の帝竜として、2020-Ⅱではフォーマルハウトの手で蘇生され5体目の帝竜としてプレイヤー達ムラクモ13班と戦う事となる。
このロワではソードスキルにより大道克己の手で蘇生召喚され、彼に従っている。
背中の電磁砲からは2回超電磁チャージを行う事で超電磁砲を放てるも、チャージ中は他の行動は出来ない。超電磁砲にはダメージだけでなく麻痺効果もあり。
(超電磁砲の本来の威力は高田馬場付近を丸ごと消し飛ばし巨大なクレーターを跡地に残すレベル、TNT換算で80メガトンだと作中でキリノに言われている…が制限の対象になったのか今ロワでは弱体化している模様)
(ちなみに2020-Ⅱにて、ジャバウォック戦初回にてデータを集めるから3分間耐えろと言われ、3ターン耐えるとデータを集め終わったからと撤退するシーンがある。
これに伴い1ターン=1分とすると、チャージを始めてから発射するまで最低でも2分かかる計算になる)
(超電磁砲の本来の威力は高田馬場付近を丸ごと消し飛ばし巨大なクレーターを跡地に残すレベル、TNT換算で80メガトンだと作中でキリノに言われている…が制限の対象になったのか今ロワでは弱体化している模様)
(ちなみに2020-Ⅱにて、ジャバウォック戦初回にてデータを集めるから3分間耐えろと言われ、3ターン耐えるとデータを集め終わったからと撤退するシーンがある。
これに伴い1ターン=1分とすると、チャージを始めてから発射するまで最低でも2分かかる計算になる)
攻撃手段は超電磁砲以外では片方の肩の砲台からの通常射撃に、両肩の砲台で行う全体掃射、
片方の肩の砲台から溜めて黒色のエネルギー弾を単体に放つエイミングショット、HPが半分以下になると使うようになる身体から雷を放ち全体にダメージ+行動不能の効果を付与する放電の5つ。
このロワでジゴワットが、HPが半分以下にならないと放電を使わないかどうかは後続にお任せします。
片方の肩の砲台から溜めて黒色のエネルギー弾を単体に放つエイミングショット、HPが半分以下になると使うようになる身体から雷を放ち全体にダメージ+行動不能の効果を付与する放電の5つ。
このロワでジゴワットが、HPが半分以下にならないと放電を使わないかどうかは後続にお任せします。
またジゴワットは原作では移動不能なものの敵を自動的に迎撃出来る電磁砲を設置出来ましたが、このロワで設置可能かは後続にお任せします。
019:Reweave | 投下順 | 021:今日の星が生きる道を照らせるか |
012:会いたい気持 | 時系列順 | 024:さよならアクアリウム |
候補作103:在らざるべきモノタチの足掻き | キラ・ヤマト | 044:命の冒涜者 |
柊篝 | ||
候補作096:魔笛行進曲 | 聖園ミカ | |
候補作082:Dを敷く者/跪け世界よ | 大道克己 | |
GAME START | ジゴワット | |
候補作030:癒えない痛み悲しみでキズついた君 | リボンズ・アルマーク | 057:C♯0 |