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  • 神のいかづちが眠る地下

真贋バトルロワイヤル

神のいかづちが眠る地下

最終更新:2025年10月01日 20:41

sinjitsurowa

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だれでも歓迎! 編集
「ええい!ノワルの力を手に入れたところでイレギュラー続きなのは変わらんと言うのか!」

自分はそうゆう星の下に生れついたのだろうかと思わざるを得ないルルーシュ・ヴィ・ブリタニアは生成したコルベットブースターで随伴するサザーランド可翔式とエールストライカー装備のスローターダガー二機づつを伴ってテレビ局に急いでいた。
遠めに見えて来た自分の牙城が戦闘音と共に崩壊するのが見えたからだ。

(ロロが文字通り身命を賭して稼いでくれた時間のお陰で求めていた物を手に入れたというのにテレビ局が崩れたせいでプレイヤーに周知させられませんでしたでは流石に笑えん!)

それにキャルたちに何かあった場合もしかしたら一時的な協力が可能かもしれないイザーク・ジュールや大河くるみと決定的に対立してしまう可能性がある。

(無意識に考えないようにしていたが、これはスザクがユフィが死んだ直後から呼び出されている可能性を考慮せねばならんな。
想像力の欠如していた数時間前までの自分が恨めしい!)

今後五道化や四凶を狩っていく上で何よりも重要なのは最悪を想定する事だろう。
トランクスの能力の全容はまだ明らかになっていないし、ノワルの能力も自分の物にした今だからこそ本来はあの程度の戦力差ですまなかったのが分かる。

(そんな風に苦労して手に入れた力を見せびらかしてもいずれ捨てなければならないのが悲しい所だな)

(黙れアーク!今後の展開を考慮すれば第三のシンギュラリティは俺以外が手にすべきなのは自明だろう!
それに闇檻の制御を優先して生命維持機構を二の次にしたアークゼロワンは俺の体力じゃあ最終的に使いこなせん!)

茶々を入れて来たアークの意志に苛立ち紛れに返事をしながらルルーシュは先を急ぐ。

(最悪致命傷さえ受けていなければ回復魔法で戦闘できる程度まで行けるかは分からんが少なくとも命は繋げられるはずだ。
それに放送に関してはある程度機材が生き残ってくれていればアークドライバーでどうとでもできる。
……喫緊の問題を解決したら、いよいよ地下の『何か』を突くか)

流石に五道化の全力全開は四凶に重症以上のダメージを与えられる『何か』であることぐらいは確信を持って良いだろう。

(となると五道化の特権や最強の一手が四凶の最大出力に相当するスケールと考えても差し支えはないはずだ)

ならば次の戦場も過酷なものとなるだろう。
いくら闇檻機装兵団を得てロロ以外重大な損失は差し引きゼロだったとは言え自分と陽介はノワル、キャルたちはテレビ局を襲撃した連中と合わせて二連戦になるのは体力的にも心情的にもギリギリだと思いながらもやれねばならないことに内心頭を抱えていると、人影が見えて来た。

「タギツヒメ!キャル!沙耶香!」

「むっ!ルルーシュか」

コルベットブースターを飛び降りたルルーシュは着地するなり三人の元へと駆けよった。

「色々と聞きたい事はあるが……怪我はないか?
気分が悪かったりレジスターが損傷したりは?」

相手が女性でなければ思い切り身体をべたべた触っていただろう勢いのルルーシュに気圧される沙耶香とキャルを庇う様にタギツヒメが前にでる。

「落ち着けルルーシュ。
疲労は馬鹿にならんが全員五体満足だ」

「……そうか、それは何よりだ」

そう言いながらもルルーシュは崩れ去ったに等しい惨状のテレビ局を見上げて、遠い眼をしながら力無く笑う。

「気付かなかったよ。
こんな見晴らしよかったんだな、ここ」

「現実を確認したいのか見たくないのかどっちよ」

キャルのツッコミに我に返ったルルーシュは咳払いを一つして向き直る。

「いや、現実は一つ一つ的確に対処せねばならん。
軍の被害状況は?」

「ルルーシュ」

事務的に事を進めようとするルルーシュに沙耶香が待ったをかけた。

「ロロと陽介は?」

嘘は許さないと、口にせずとも伝わるまっすぐな問いかけにルルーシュは一瞬だけ悲し気に目を伏せたが、元の皇帝の顔に戻ると

「……陽介は無事だ」

と極力平坦に告げた。

「うそ、それって……」

「これ程の戦いを終えた後に辛い話だが……」

「その話、我らも聞かせて貰おう」

「なんか面白そうなことになってるじゃねえか。
俺たちも混ぜろよ」

「誰だ!」

サザーランドとスローターダガーが一斉に声のした二方向にそれぞれ一機づつ銃口を向ける。
片方にはヴァルバラドとイチロー、そしてその背に隠れるくるみが、もう片方には仮面ライダーアクセルと龍園翔に十条姫和がいた。

「イザーク!クルミにイチローも!」

「何があったか知らんが、よく令呪一画だけで済んだな」

「ホントよ、アンタたちが居なくて大変だったんだから!」

「そっちも本当に大変だったね……」

『だが我らが来たからにはもうノープロだ』

『ホッパー!』

『ウィルウィール!』

『レスラーG!レスラーG!』

イザーク、キャル、そしてルルーシュの手元から勝手に飛び出したケミーたちが輪になって踊り出す。
それほどまでに再開が嬉しいらしい。

「沙耶香!」

「十条、姫和……」

「無事だったか、良かった。
それと、お前は……」

「諸君らの因縁は知っているが、タギツヒメは我が弟の友人で私の協力者だ。
刃を向けるつもりなら相応の対処をさせてもらうぞ」

沙耶香に駆け寄ってきたと同時にタギツヒメに気付いた姫和の間にルルーシュが割って入る。

「御自慢の城も兵隊もズタズタの癖にデカい口叩くじゃねえか」

自分の協力者への態度と、ルルーシュと清隆の関係を思い出し皮肉をぶつける龍園。
だがルルーシュは一度龍園の制服を確認し、清隆から情報の有った一人だと分かるや冷たい笑みを向ける。

「違うな、龍園翔。
前提を間違えているぞ」

そう言ってルルーシュは左右色違いの瞳と不死鳥の紋様を不気味に輝かせながら右手の人差し指と中指で黒い宝珠を挟んで龍園の方に掲げる。
そしてそれを素早く拳で握り込む。

「もう必要ないんだよ」

そう言うと同時に指のスキマから赤いスパイトネガがこぼれ出し、地面に触れると人型となって起き上がる。

「我が戦列に加われ」

「イエス。ユア・マジェスティ」

生成された闇檻機装兵のグロースターが下がって行くのを見送り、龍園は息をのむ。
そして同時に納得する。
必要となれば軍隊を自分で作れるならいくら死のうがルルーシュの能力で生成可能ならば確かに倒された者たちは『必要ない』。

(おいおい嘘だろ。
この肌が粟立つ感覚……あの色黒と殺し合ってた金髪の姉ちゃんの時のじゃねえか。
このガキ、どうやったか知らんがあいつから術式と呪力を引っぺがして自分のにしたのか?
それとも『浴』みたいなことをやって呪具にでもしたか?
どっちにしろなんて無茶苦茶やりやがる……)

伏黒が見覚えのある呪力に隙を見せる程ではないが、目を丸くする。
キャルたちも先程コルファウスメットに対峙した時と似た感覚を味わい、ルルーシュが何をしたのかを察した。

(いや確かにタギツヒメの事もあるしできる事自体は納得できるけど、実際やれるかは別問題でしょ!?)

(ルルーシュは、ロロを死なせてまでこれが欲しかったの?)

(あのホラーや五道化にも負けず劣らずのドス黒い力だな……よくこんな物を内包して正気を保っているものだ)

それぞれがルルーシュと言う存在を図りかねている内に当の本人が口を開く。

「キャル、テレビ局がここまで崩れているということは、地下の『何者か』が介入した結果こうなったのだな?」

「……ええ。
冥黒の五道化のコルファウスメットとか名乗ってたわ」

「ほう!ザラサリキエルと同じ五道化か。
丁度良い。
では引っ越し前に大掃除といこうか!」

不敵に笑うルルーシュに彼以外の全員が顔を見合わせた。

───────

「うっ……」

どうにも落ち着かない揺れる感覚に花村陽介は目を覚ました。
上体を起こし周囲を見渡すと、自分は見慣れない黒とオレンジのNPCモンスターたちに運ばれている最中だった。

「……こんな奴らルルーシュの手下に居たっけ?」

「起きられましたか、花村卿」

陽介を背負っていた呪詛師が気付く。
まだ動けそうにない身体でなんとか目と口は動かせる陽介は質問を重ねた。

「お前らは?」

「我らは闇檻機装兵団。
ノワルの力を手中に納めたルルーシュ様より生成された兵にございます」 

「マジかよ。
ルルーシュの奴俺が気を失ってる間に無茶苦茶やってんじゃねえか。
ところでロロや他の連中は?」

「ランペルージ卿は戦死なさいました。
最期までルルーシュ様に尽くし、壮絶に戦われたとのことです。
残る二人は不遜にもルルーシュ様を殺そうとしましたが、功績に免じて生かされたと聞いております」

「……なんだよそれ。
なんであの闘いの後でなお殺されそうになるんだよルルーシュ。
そんで何死んでんだよロロ……何あんな小さな子に殺されてんだよ。
沙耶香ちゃんたちになんて言えば良いんだよ」

「……着きました、花村卿。
立てますか?」

NPCモンスターたちの肩を借り、どうにか両足で立つ。
着いたのはテレビ局……だったと思われる残骸の中で、開けた場所に豪奢な天幕が用意されており、それをNPCモンスターたちが警備している。

「さあ、こちらに」

中に入ると、正面の椅子にルルーシュが、入り口から見て右手にイザーク、くるみ、イチロー、タギツヒメ、キャルが、左手に龍園翔、伏黒甚爾、十条姫和、糸見沙耶香が座っている。

「ヨウスケ!アンタ大丈夫なの?」

「ようキャルちゃん……なんとか無事だよ。
何度死にかけたか分かんないけど」

「陽介の献身のお陰で私の命が、そしてこの状況がある。
この功績をたたえ、陽介には十分に英気を養ってもらうべく本作戦の参加を見送らせたいのだが、構わんかな?」

「……は?ちょっと待てよルルーシュ。
あんだけ戦って、そんで結局ロロは死んで敵作っただけで終わってまだ戦う気なのかお前!?」

「ロロが死んだからこそだ。私はその献身に報いねばならない。だから『今は休んでくれ陽介。まだ満足に動けないだろ?』」

「───ッ!……くそっ」

力なく座り込んだ陽介をルルーシュは目線だけで配下のNPCモンスターに指示を出して下がらせる。
まだ天幕の中でルルーシュたちが何か話していたが、その内容を聞くだけの気力がまだ陽介に戻っていなかった。

─────

『機士の聖域』の床を複数の靴音が踏み鳴らす。
10時間近く待ち続けた変化にようやくかとコルファウスメットは立ち上がった。
ガンダムフェイス越しに入口の方を見ると、白い皇帝服を纏った少年を先頭に複数の人影が入ってきた。

「お、やっと来たじゃねえか。
チキン皇帝に……マジか、天与の暴君に残りは改造したNPCモンスターか?
引っ越し前のあいさつにしては贅沢なメンツだなあ、ええ?」

「挨拶?なにを馬鹿なことを」

ドライバーとキーを取り出しながらルルーシュは嘲って言う。

「お前はキッチンに出たゴキブリ相手に態々『おはようございます』とか隣人にするような挨拶をするのか?」

「……弟やお友達と一緒にはじめてのおつかい大成功させてテンション上がってんだかしらないけど、口の利き方に気を付けろよ駒(プレイヤー)風情が!」

ビームブレイドを抜き放ち、最初にグラファイトに使ったキラメイジンの必殺技、キラメイダイナミックを放つ。

「『闇檻』」

それをルルーシュは当然のように一言呟くだけで黒い宝珠に変えて見せた。

「は?おいおいまてまてその魔法が使えるってことは……」

「魔力濃縮+エネルギー純化+スパイトネガ」

コルファウスメットの驚きを無視してルルーシュは防いだ攻撃のエネルギーを元本に広範囲のスパイトネガを展開。
エネルギーの波をブラインドに飛びあがるなり飛翔するなりしたNPCモンスターたちが銃撃を仕掛けてくる。

「超獣戦隊(スーパーライブロボ) スーパービッグバースト!」

戦隊初の一号ロボと二号ロボの合体ロボの決め技でブラインド諸共雑兵を薙ぎ払う。
鬱陶しいカトンボ共を残さず落とせたは良いが、一番倒さなければならなかった二人は既に準備を終えていた。

<ACCEL! UP GRADE!>

<アークゼロワン! オーソライズ!>

「「変身!」」

<BOOSTER!>

<Final Conclusion!アーク!ライジングホッパー!>

闇檻の魔女の力を宿したアークゼロワンに鮮やかな黄色と増設ブースターが目を引く新たな姿のアクセルが並び立つ。

「一応念を押しとくが、この『前金』は返さねえぞ?」

そう言って伏黒はアクセルメモリにセットしたガイアメモリ強化アダプターを触る。
協力の見返り、そしてこの作戦の必要経費としてルルーシュから譲り渡された物だ。

「『一度渡した物を後から返せなどとせせこましいことは言わないから安心してくれ。
君の方こそ、今からでも家無し皇帝呼ばわりを撤回して忠誠を誓う気はないか?』」

「それはこの戦い次第だな!」

走り出したアクセルに続いてルルーシュは両手にプロトガシャットのデータを得たことで生成可能になったガシャコンマグナムとガシャコンスパロウを生成。
伏黒の動きを阻もうと繰り出されたGUNDビットを的確に撃ち落としながら倒されたにしても随分と中身の少ないNPCモンスターの残骸を踏み越えて戦列に加わった。

「チックショウ!ざけんなよリキエル!
一番真面目ちゃんのお前が一番仕事しなきゃいけない時に居なくてどうする!」

愚痴りながらも伏黒甚爾の猛攻を捌きながらルルーシュ相手にGUNDビットを操作して対応するめちゃくちゃ器用なことをこなすコルファウスメットを相手にしながらルルーシュも今度こそ自分の策が完遂されることを祈る。

(さて、初手は順調。
あとは頼むぞタギツヒメたち)

─────

「アンタら生きてる!?」

背後から聞こえてくる派手な戦闘音につい数刻前の破壊の嵐を思い出しながらキャルが振り返る。

「どうにかな。
タギツヒメにリュウエンだったか?
お前らも無事か?」

「我は人間より丈夫だ、支障はない」

「俺も平気だ。
にしても大将自ら囮役になるから俺たちには便衣兵と空き巣の真似事をやれとはな。
貴族の兵隊とは思えねえ作戦だな」

キャル、イザーク、タギツヒメ、龍園の4人は地下を進んでいた。
最初にルルーシュがブラインドを仕掛けたタイミングでNPCモンスターの残骸で出来た鎧を脱ぎ捨て、雑に薙ぎ払われる機装兵団の残骸に紛れて奥へと向かったのだ。

「ふん!最低限の条約もなしに始まった戦闘にルールも何もあるものか」

「運営が後出しで良く分かんないルール追加してくるようなクソゲーよ。
反則も何もないでしょ」

だがつくづく絡め手なのは確かで、多分あのドス黒い力を手に入れたのもこんな気を衒った作戦を使ったんだろうなと思いながらキャルはつい先程の作戦説明を思い出した。

「私と甚爾で奴を足止めする。
その間に留守を守る者以外の4人には地下空間に潜入してほしい」

「まて。
現状最高戦力で一番ヤバいのを相手にするってのはいい。
けど便衣兵組の面子はおかしくねえか?
俺とイザークは兎も角、そっちの色白姉ちゃんと魔法使いは連戦になるんだろ?
だったら十条と2人のうちどちらかを入れ替えるべきだ」

ルルーシュの案に待ったをかけたのは龍園だった。
建前はそれっぽいが最高戦力にして浮ゴマになりえる伏黒が役割上動かせないならせめて伏黒への追加報酬を探すよう協力させられる姫和を自分と同行させたいゆえの発言だ。

「翔。君の懸念も最もだが、陽介や非戦闘員の守りをおろそかにするわけにもいかないぞ。
それに考えてみろ。
本来コルファウスメットを、戦闘の余波だけでテレビ局をこんなにしてしまえる奴を倒す程の戦いをした後に行き着く場所が罠満載、敵満載なんて不条理があるか?」

「そりゃゲームとかならないだろうけど……」

不安そうにいうくるみにルルーシュは「そう、ゲームの話だ。ただし今回の場合命懸けのな」と前置きし、続ける。

「このバトルロワイヤルもゲームだ。
不平等極まりないのは否定出来んが、令呪や先の放送でヒースクリフが加えた『ビターな刺激』などどのプレイヤーにも逆転の目がある。
つまり極力公平にはしようとしているのだ。
さらに付け加えるなら、未だ100名近いプレイヤーが犇く中で1人でも他のプレイヤーを多く殺せるプレイヤーはまだ連中にとっても生きていて欲しい存在の筈だ」

「だからコルファウスメットさえ素通りできればその後は何か出てきたとしても程度が知れていると?」

「ああ。
守っている以上、その奥は視られて困る物だったり壊れ物のはずだ」

そのルルーシュの予測はおおむね当たっていた。
奥へ奥へと進めば進むほど出てくる警備役のNPCモンスターはどんなに派手な武器でも電磁ナイフ程度の物しか装備していない。
強さもそこまでではなく、一番近接が苦手なキャル以外の全員が手持ちの武器と持ち前の戦闘能力で簡単に対処できる強さだった。

「あんがとよ、いい肩慣らしになったぜ!」

実体バヨネッタで警備のNPCモンスターにトドメを刺しながらヴェルデバスターガンダムのパワードスーツを纏った龍園が吠える。
最初は憎悪のホワイトルーム生に渡され、アーリャ、さとうを経由してルルーシュの手に渡り死蔵していた起動鍵は『前金』として彼に渡されていた。

「ちっ!こんなのもバスターだとはな」

「あのパワードスーツの元になったガンダムを知っているのか?」

「……改修前のバスターはさっきの放送で名前を呼ばれたディアッカの機体だった」

「そうか。お互い、辛いな」

「しんみりしているところ悪いけど、着いたみたいよ」

「これは……」

そこは確かに名前の通りに聖域のような趣を感じる造りをしていた。。
中央の太い通路の先の階段の上に頑丈そうな鉄の扉があり、それとは別に左右の狭い通路が用意されている。
細い通路の壁はショーウィンドウのようになっているのか、光が漏れている。

「どうする?」

「一本道が三つの中で馬鹿正直に全員固まって動く必要はない。ツーマンセルに分かれるぞ」

「良し。じゃあお前は俺と真ん中だ。
横道は女どもに任せるぞ」

「アンタねえ、もうちょっと言い方ないわけ?」

「十条姫和の苦労が察せられるな」

「ちっ!軍籍もない奴が勝手に仕切りやがって。
残りの探索は任せるぞ」

勝手に進みだした龍園を追って念のためヴァルバラドに鉄鋼したイザークが後を追う。

「じゃ、アタシらもやることやりますか」

キャルはケミーライザーと六枚のケミーカードを取り出す。
その中から留守を任せた礼として受け取ったアントルーパーのカードをセット。
十数匹ほどの群隊で召喚する。

「変なもん見つけたら戻ってきなさい!」

「「「「ルーパー!」」」」

元気の良い返事と共に散会したアントルーパーたちは1分とかからず戻ってきた。


「ルパルパ!」

「左か」

「行ってみましょう」

先導に従い進んだ先で見たのは無数の等身大サイズとなった機動兵器たちだった。
NPCモンスターかと思って身構え武器を抜く二人だが、すぐにそいつらが身じろぎ一つしないことに気付く。
更によく見ると、その中に見覚えのある機体がいくつか混じっていた。

「あれってロロの零陽炎じゃない!」

「あっちは刹那のダブルオーライザーに、リボンズのフルセイバーだと?」

仲間や因縁ある敵の機体だ。
装着者である彼らがこの場に居ない以上、これらが動くことはあえり得ない。
カードにアントルーパーを戻すと二人は武器を降ろして廊下を進む。
ショーウィンドウはタッチパネルも兼ねているのか、青白い文字が浮かび上がっている。

「『Type-02/0X ZERO-KAGEROU』……本当に零陽炎だわ。
てっきり起動鍵から飛び出てる物だと思ってたけど、起動鍵を目印に一々ここから召喚されてたのね」

「さしずめここはパワードスーツの工廠兼調整所と言ったところか」

「……ケンジャクたちはなんでそんな重要な場所にアタシらが入れるようにしてのかしらね。
ルルーシュがもっと殺し合いに乗り気だったらここをあの身の毛のよだつ魔力で滅茶苦茶に壊して間接的に十何人殺してるに決まってるのに」

「我も同意見だ。
この件、素直にルルーシュに伝えるべきか……ん?」

ふとタギツヒメが変化に気付いた。
ずらっと並んだパワードスーツの列の中に不自然に空いた場所があったのだが、一瞬光ったと思うとそこにパワードスーツが出現したのだ。

「バスターだと?
まさか、あの二人になにかあったか?」

「急ぎましょう」

頷き合って二人は来た道を戻って階段を駆け上がる。
見るとあけ放たれた扉の前で鉄鋼を解除したイザークと尻もちを搗くような恰好の龍園がいる。

「何があったのよ?」

「キャル、これを見てどう思う?」

イザークが義手で指さした扉の開かれた奥を見ると、キャルは一瞬平衡感覚を失ったように感じた。
だが本当に一瞬で、直ぐに正気に戻ったキャルは自分の陥った感覚含めて分析する。

「分かっちゃいたけどケンジャクたち無茶苦茶やるわね。
この扉の先だけ異界化してるじゃない。
態々パワードスーツと別枠にしてまで手元に置いておきたいほどの……モノなんでしょうね」

キャルが扉の先に仕舞われた物を見て、自分の腕を抑える様に掴む。
その鎧の輝きに、気品を感じる金色のそれから目が離せない。

「不思議な感覚だ。
古い友に出会ったような温かみと、一度はこの身を傷付けた武器に出会ったような冷たさを同時に感じる。
御刀以外にこんな気持ちを抱いたのは初めてだ」

「……お前らもあの鎧に触れたくなったのか?」

「安心しろリュウエン。
俺もお前が先に触れようとしなければ同じようなことをしていただろう。
こんな風にな」

そう言ってイザークは扉の向こう側に右手を突きだす。

「おいイザーク!」

直ぐに腕をひっこめたイザークは無事だった。
しかし義手を隠すように装着していた黒い皮手袋が緑色の炎を上げて焼失してしまった。

「決まりだな。
この鎧はこの義手と同じソウルメタルで出来ている」

予備の手袋を装着しながらイザークが言う。

「ソウルメタルとはなんだ?」

「この義手に使われている金属で、あの継ぎ接ぎにも有効打を与えられる破魔の鋼だ。
なんでもホラーとかいう怪物の死体をマグマで固めて造るらしい」

「なるほど、異なる世界における珠鋼か。
道理で我も引き付けられるはずだ」

扉の異空間に安置された三体の鎧……特に真ん中の黄金騎士ガロの鎧を見つめながらタギツヒメは呟いた。

─────

時間を少し戻し、地表部分にて。
どうにか瓦礫の山の中から見つけ出した冷蔵庫などからかき集めた氷と一緒に毛布でくるまれたロロの死体を安置した車の前で糸見沙耶香は座っていた。
ルルーシュたちが出陣してからずっとその場におり、さながら飼い主を待ち続ける忠犬のようにその場を守っているのだ。
先の戦いの生き残りのNPCモンスターたち気を遣う以上に瓦礫の中からの仕えそうな物の発掘や武装や破損個所の修理など他にやる事がどれだけでもあり、地上に残された闇檻機装兵団たちはテレビ局だったエリア周辺の警備に専念している。
必然的にその場には沙耶香だけが残っている。

「沙耶香」

そんな中、不意に声をかけられ顔を上げる。

「ちょっとでも腹に入れておけ」

左右の手に一個づつ持ったホットドックの内、左手に持っていた方を渡される。

「ホットックの自販機何て近くにあったんだ」

「いや、協力の褒美とか言ってルルーシュが押し付けて来たグルメテーブルかけから出て来た奴だ。
変な味だとか毒とかはないから安心しろ」

「……ありがと。隣、座る?」

「ああ」

十条姫和が隣に座ったのを確認し、受け取ったホットドックに視線を落とす。
受け取ったはいいが、なかなか食べる気にはなれない。
じっと包み紙に入ったままのホットドックを見つめているのもおかしいと思いもう一度姫和に視線をやると、彼女は沙耶香をまじまじと見つめていた。

「なに?」

「いや……見た目は全然変わらないように見えるが、私から見ると結構過去の沙耶香なのが不思議でな」

この十条姫和はタギツヒメと大体同じぐらいの時間から来たらしい。
それ以前から呼ばれているならどのタイミングから呼ばれていてもルルーシュが止めに入るまでに問答無用でタギツヒメに斬りかかっているはずだから沙耶香にはすぐに分かった。

「私はあなたのことも、益子薫のことも良く知らない。
勿論、ロロたちのことも」

「お前の知っているロロ・ランペルージはどんな奴だったんだ?」

「……やさしい人だった。
はじめて会った時に助けてくれて、寒かったからロシア紅茶を淹れてくれて、舞衣や可奈美ともちゃんと友達になれるって言ってくれて、色々あって御刀を向けちゃったこともあったけど許してくれて、その後野菜の皮むきを教えてくれた。
後ろ暗いこともたくさんしてきたって自分で言ってたけど、私の前では『すごいお兄ちゃんが自慢の普通の男の子』でしかなかった」

よく観ずとも不自然な個所はあったと思う。
兄を盲目的に信じている姿に危うさを感じなかったと言えば嘘になるだろう。
その上たった半日足らずの付き合いときた。
たまたまこの不浄の島に放り出された場所が近かっただけのめぐりあわせ。
親しくなれる要素はあまりにも少ない。
それでも今までの人間関係が希薄だった沙耶香にとってはロロとの出会いは強く印象に残る物だった。

「でも私はロロのことを全然知らないし、分からない。
大好きなルルーシュに会えなくなるのになんで死ぬまで戦ったんだろう?
刀使みたいに使命ってわけでもないのに、あなたみたいに復讐って訳でもないのに」

包み紙からケチャップとマスタードがこぼれだす。
無意識に手に力が入っている事にも気づかず、沙耶香は話し続ける。
話て、思考の整理がついてきてしまったのだろう。
戦闘の余熱で保たれていた平静さが薄れて、こみ上げてくるものを抑えきれない。

「可奈美ともロロとももっとちゃんと話せばよかった。
もっといろんなことがしたかった。
こんな場所じゃないと会えなかったのかもしれないけど……でも……」

赤と黄色に汚れた手に透明な液体がこぼれてくる。
声も震え、ただでさえ小柄な身体が小刻みに震える。
友達なれたかもしれない男の子の死体と対面した後の12歳の女の子の反応だ。
今の彼女をいったい誰が責められようか。

「わたし、おかしい……可奈美のあんな姿を見て、黒い人の戦う姿だけ使われてるのを見て駄目だって思ったのに。
今は、今はロロにまた動いて欲しいって思ってる!
もっと喋りたいって、もっと知りたいって、もうどうしようもなく手遅れなのに!
おかしい……おかしいよ……」

「おかしくなんてあるもんか!」

勢い良く立ち上がった姫和を見上げる。
悔しさに目を潤ませ、耐え忍ぶように拳を握っている。

「理不尽に奪われて……踏みにじられて!
怒らずにいられるか!悲しまずにいられるか!
もっと一緒に居たかったと、思わずに……いられるもんか……」

そう言って肩を落とす。
今の姫和の姿に沙耶香は出陣前にルルーシュと二人きりで話せたときのことを思い出した。

「ねえルルーシュ」

「沙耶香か。
休めるうちによく休んでおいてくれ。
こんな時間を次いつ作れつか分からない」

「その力、なんで欲しかったの?」

「ブリタニア皇帝の威光は異世界の者には理解されがたい。
だからこそ必要だったのだ。
誰の目から見ても私と言う脅威を伝え歩かずにはいられない程に絶対的な……我が絶対遵守のギアスですら勝てるとは言えぬ最強格の首を討ち獲れるだけの力がな」

そう言って不敵に笑ったルルーシュに沙耶香は思ったままを告げた。

「ロロがルルーシュの立場なら、そんな力よりあなたの無事を欲しがったと思う」

そう言われた後のたった一瞬だけ、ルルーシュは今にも泣きそうな顔をした。
だがすぐにロロと話していた時のような穏やかな笑顔を見せる。

「ロロのベルトだ。
ロロをそこまで想ってくれている君が持っているべきだろう」

そう言って斬月の戦極ドライバーを渡してルルーシュは出陣していった。
そんなやり取りがあったから、果たして自分はあの兄から弟の遺品を受け取れるほどロロを理解しきれていたのだろうか、とこうして考えていたのだ。
苦しい時間だったように思えるが、必要な時だったとも思う。

「あなたのこと、姫和って呼んで良い?」

「沙耶香?」

「もう、良く知らないままお別れしたくない。
こうして出会った以上、姫和のこともちゃんと知りたい。
もしかしたら姫和からしたらもう何回も聞いた話かもしれないけど」

「構わない。
ちょっと難しいが、私もお前が私の知ってる沙耶香だと思わないで接することにする」

そう言って二人はどちらともなく右手を……

『お嬢ちゃんたち、それをやる前に手を洗った方がいいぞ。
あとついでと言わず俺様のこともしっかり洗ってくれよ?』

差し出そうとして沙耶香の指から聞こえる呆れたような声に我に返った。
奇しくも二人そろって右手に持っていたホットドックは見事に握りつぶされて二人の右手、そして沙耶香がルルーシュより心探知の補助とすべく褒美として渡された牙狼の相棒魔導輪ザルバを派手に汚してしまっていた。

「……ふふっ。ふふふっ」

「わ、笑うな!大体、その喋る指輪ごと汚してる沙耶香の方が酷いだろう!?」

「だって、だっておかしくて……ふふ、あはははは」

こらえきれなかった沙耶香に釣られて姫和も笑い出す。
その様子を同じく不参加を告げられたくるみとイチローが少し離れた場所から見ていた。

「なんか変に気を張ちゃってるような感じだったけど、もう大丈夫そうだね」

『……人間とは器用だ。
あれほど悲しんでいたのに、楽しいことがあればあんなに笑える』

「イチローもそのうち出来るようになるかもよ」

『くるみ、造物主である君なら不可能だと分かる筈だ』

「いいじゃん、夢ぐらい持っても」

『夢……』

「さ、濡れたタオルかなんか持ってきてあげよう!
流石にあのまま握手はまずいだろうし」

そう言って無事だった別の車両に向かうくるみの後ろ姿にイチローは黙ってついて行った。

─────

エンジンブレードとビームブレイドで切り結ぶ。
数多のドーパントを屠ってきた復讐の刃相手にアド・ステラの禁じられた技術の一端たる刃は全く見劣りしない切れで返す。

「流石は仕掛け人謹製の傀儡。
手品抜きにもそれなりにやるもんだ」

「最強でも負けなしでもねえ奴が偉そうに語るなよ、未亡人クン!」

「テメェ、戦争売ったな?言い値で買ってやる」

天与の暴君を致命的に怒らせるという元の世界で考えれば秒で斬殺される未来しかなくなる蛮行を行ってなおコルファウスメットは健在だった。
高機動空中戦を最も得意とするアクセルブースターを相手にGUNDビットを腰部増設スラスターとして装着し速度を底上げ。
それでも小回りは兎も角、瞬間速度はアクセルのが勝っているので防御力強化でしのぎ、さっきから援護射撃がうざったいルルーシュにも対処すべく劣化複製権能を使う。

「炎神戦隊(エンジンオー) Vシールド!
 百獣戦隊(ガオキング) 天地轟鳴アニマルハート!」

左手に炎神ベアールVの機体下部を模した大楯を装備し、同時にオーバーラップさせたガオキングの幻からパワーアニマルの幻影を放つ。
引っ込めたGUNDビットの代わりにアークゼロワンを襲う。

「『その程度予測済みだ』」

両手に持った武器を放り捨てたアークゼロワンは両足の底にスパイトネガを纏わせて地面を統べるように移動する。
四方八方から攻撃してくるパワーアニマルたち相手に足元からの攻撃という選択肢を消しつつ、回避しながらこの状況に最適な武器とプログライズキーを生成。
スロットに装填し、グリップエンドのレバーを引く。

<Progrise key confirmed. Ready to break.>


「『行け!』」

<THOUSAND BREAK!>

トリガーを押しながらサウザンドジャッカーを振るい、ライダモデルを召喚して一斉攻撃させる。
パワーアニマルたちと噛み合い、引っかき合い、ぶつかり合う。

「ちっ!そういや出来たなそんなことも!」

<アークライジングインパクト!>

「上か!」

どうやらパワーアニマルたちよりも一体多くライダモデルを召喚していたらしく、コンドルのライダモデルに掴まってコルファウスメットの上を取ったルルーシュの急降下パンチを繰り出される。
アクセルの剣逸らしつつ身を捻って避ける。
しかし最初から当てなくても良い攻撃だったらしく、避けている間にアクセルはスロットにギジメモリを装填し、刀身に電撃を纏わせ突っ込んできている。

<ELECTRIC!>

「食らうかよ!
警察戦隊(パトカイザートレインズ) スパークアップストライク!」

電撃を纏わせたエンジンブレードの斬撃にこちたもVシールドに電撃を纏わせた打撃で対応。
派手に電流をまき散らし両者大きく吹き飛ばされる。

「『伏黒!』」

「どーも」

既に吹っ飛ばされる先すら予測していたアークゼロワンが着地したアクセルにT2メモリを投げ渡す。
反対の手にはもうメモリの装填されたエターナルエッジが握られている。

<UNICORN!MAXIMAM DRIVE!>

<ICEAGE! MAXIMAM DRIVE!>

同時に放たれた攻撃は途中で一つとなり、螺旋状に回転する氷槍となって突っ込んでくる。
当然避けるか防ぐかしようとすれば、技を放ったと同時に左右から回り込んだアークゼロワンとアクセルが次の攻撃に移っている。

「そんな小細工で勝てるとか、思い上がんな!」

コルファウスメットは眼前に迫る氷槍に真正面から突っ込む。

「爆竜戦隊(アバレンオー) 爆竜電撃ドリルスピン!」

真正面から二大ライダーの合体技を打ち破り、地下空間全体に粉砕された氷で一気に視界が塞がれる。

「高速戦隊(ターボロボ) 高速剣・ターボクラッシュ」

そして氷のブラインドの中からそれぞれのライダーを狙ってエネルギー斬が突きだされる。
アクセルは持ち前の野性的直観と反応速度で、アークゼロワンはエネルギー察知と闇檻で防ぐが、アクセルほどすぐさま超加速は出来ないと踏んでコルファウスメットは技を防いだ一瞬のスキを突くのはアークゼロワンが寄りと判断し肉薄。

「騎士竜戦隊(キシリュウネプチューン) アンモナックル!」

拳に纏わせた騎士アンモナックルズ型のエネルギーを叩きこむ。
流石に防ぎきれず吹っ飛ばされるアークゼロワンだったが、直前のターボクラッシュを封じ込めた宝珠のエネルギーを圧縮、純化して元本として魔法を使う。

「『闇檻』」

壁に激突するより早く吹っ飛ぶ先に無数の鎖の網を出現させ、プロレスリングのロープように使って復帰を果たす。
戻ると既にアクセルとコルファウスメットは再び切り結んでいた。

「ふっ!」

「ちっ!」


互いに仕切り直し、アクセルは戻ってきたアークゼロワンの隣に立つ。

「どうにも高専の前髪のガキと違って手持ちの能力はどれも一級品らしいな。
わっかの付いた兜を勝ち割って素顔を拝んでやりたいがどうにも上手くいかない」

「『流石は五道化。
アークワンだったら間違いなく勝てなかったな』」

常人ならば眼で追うことすら難しい激戦の最中であっても雑談のように軽口を叩き合う。
目の前の状況を額面通りに受け取る事が出来ればコルファウスメットは何も感じなかっただろう。
なにせ天与の暴君と心意システムにより性能を底上げされたアークゼロワン。
茅場晶彦が最初に想定した展開でこいつらが出てこようものなら一方的な蹂躙撃劇なるに違いない特級戦力にして最強コンビだ。

(問題はこのとっちゃん坊やが『闇檻』まで持ってる事だよ。
漢を魅せ始めてるとは思ってたがいくらなんでもバクアゲがすぎるだろうが。
お陰でこいつ相手には出力制限なしで戦えるのは良いけど、合間合間に黄色いのが、本気出せない相手が差し込まれるせいで出力の強制調整が入るせいで頭バグるし普通に全力出すより疲れる!
もっとガンガン『闇檻』使えや!
いや、使ってこんな狭い所で全力ぶっぱもやったらやったで問題だけれども……)

現在、テレビ局の地表部分が潰れてから大体30分が経過している。
つまりルルーシュたちがテレビ局を出発してからどんなに長く見積もっても二時間ほどしかたっていない。

(流石にそんな短時間で使いこなせていないのか全然『闇檻』使ってこないが、心意システムが実装された今になってアークの力がノワルの悪意で強化されてるだけでもマズイ!
あーもう!せめて令呪一画ぐらい使わせないと撤退もしてくれなさそうだし!)

さらに言えばコルファウスメットは五道化としては脱落する訳にも、せめてアルジュナ・オルタが脱落するまでノワルと同じ力を手に入れたルルーシュを倒す訳にも行かないというジレンマに陥ってしまっている。
しかも彼の守護領域は他の二つと違いこのバトルロワイヤルの運営に直接必要な要素を孕んでおり、捨てていくわけにもいかないのだ。

「ま、仕方ねえか。
ちょいと本気だしますかぁ!」

そう言ってコルファウスメットが一歩踏み込んだ時、ルルーシュは仮面の奥で凶悪な笑みを浮かべた。
それに気付いてコルファウスメットの動きが一瞬鈍る。

「『どうした?背中でも痒いのか?』」

アークゼロワンが復帰に使った鎖が消えているのに気付いた。
振り向こうとするがもう遅い。
流体金属で出来た鎖は足元をすり抜け床の元々の色に擬態しコルファウスメットの足元に潜んでいた。
そこから無数の銃口、AIMSショットライザー、アタッシュショットガンにオーソライズバスターのような元々生成可能アサルトライフルや重突撃機銃、スプレーガンが生成され特殊弾やビームが雨霰と放たれる。

「がっ!テメェ!」

そして思わずルルーシュを睨んでしまった。
アークゼロワンの仮面は一部が流体金属に戻って解けた様になっており、不死鳥の紋様の浮かぶ瞳が露出している。

(───しまった!)

コルファウスメットの敗因はあまりにも闇檻や天与の暴君といった脅威に目を奪われたこと。
そしてもう一つ、闇檻なんかよりもずっと警戒すべきルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの切札を忘れていたことだ。

「『令呪をもってルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命ずる!』」

命令が言い切られるより早くコルファウスメットは自分のホットリアンを握りつぶした。
こんな無茶苦茶な皇帝陛下に主催者たちと直で繋がれるこの端末を渡すわけにはいかないからだ。

(真っ先に破壊したということは今の端末が運営に繋がるアイテムか!
だったら第二プランだ!)

運営に繋がるアイテムを手に入れられればそれが一番良かったが、不可能なら不可能で次善の策を使うまで。

「『お前が運営に与えられている特権の中でも最強の物を今ここで行使せよ!』」

不死鳥の輝きがツインアイ越しのコルファウスメットの眼に光が届く。
視覚機能は意図的に装着者がいじれないようにされている。
それをやってしまえば閃光弾などが通じなくなり、勝負にならなくなるからという茅場の判断だ。

「クソックソックソックソックソッ!
こんのたまたまパパが偉かっただけの童貞坊やが!
宇蟲王を!掛け値なしの絶望を滅ぼす為に造られたこの俺が!
お前みたいな凡人が束になったら苦労する程度で倒せる奴にぃいいいいいい!」

「『何度も言わせるな。
我が名はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア!
貴様らの飼い主に代わってこのバトルロワイヤルを支配する者だ!
さあ見せろ!お前たち五道化の底を!
四凶の命を借りとる刃を!』」

「チックショォオオオオオオーーーーーーー!」

コルファウスメットが剣に纏わせた七色の光を真上目掛けて放つ。
地面を貫き、天上に咲いたそれは四凶を討つのにふさわしい奇跡となって降り立った。
地響きに続いて地下全体が揺れて崩れ始める。
気付けばコルファウスメットの姿は消えていた。

「『伏黒、先に上に戻れ。4人は私が回収する』」

「いや、俺も行く。
流石にクライアントが生き埋めになって報酬貰い損ねたくないんでね」

「『そうか、なら手早く済ませよう』」

変身したままの2人は先ほど4人が進んだのと同じ道を走った。



【エリアD-7/テレビ局跡地下/9月2日午後3時15分】

【ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア@コードギアス反逆のルルーシュR2】
状態:アークゼロワンに変身、健康
   闇檻機装軍団を従える
服装:皇帝服
装備:アークゼロワンプログライズキー
   赤い飛電ゼロワンドライバー
令呪:残り二+一画
道具:チェスセット@現実
   ランダムアイテム×0~1(亜里紗)
   ランダムアイテム×0~2(さとう)
   ランダムアイテム×0~2(アスナ)
   T2ユニコーンメモリ@仮面ライダーW
   キルアのスタンガン@HUNTER×HUNTER
   ホットライン×4
   サバイバルナイフ@現実
   ライダーガシャットケース@仮面ライダーエグゼイド
   11本のプロトガシャット@仮面ライダーエグゼイド
   メタルクラスタホッパープログライズキー@仮面ライダーゼロワン
   ロストドライバー@仮面ライダーW
   T2エターナルメモリ@仮面ライダーW
   T2アイスエイジメモリ@仮面ライダーW
   細胞維持酵素×5@仮面ライダーW
   包丁や果物ナイフ数本(現地調達)
   成見亜理紗のレジスター
   満艦飾マコのレジスター
   賢者の石@鋼の錬金術師
   万里ノ鎖@呪術廻戦
   光魔の杖@ドラゴンクエスト ダイの大冒険
   青眼の白竜(12時間使用不可)@遊戯王OCG
   ローラ姫のレジスター
   アニールブレード@ソードアートオンラインシリーズ
   ウインド・フルーレ@SAO プログレッシブ 星なき夜のアリア (映画)
   カチドキロックシード(KLS-02)
   ロロのホットライン
   零陽炎の起動鍵@コードギアス反逆のルルーシュ ロストストーリーズ
   一護の腕(レジスター付き)
   一護のホットライン
思考
基本:このゲームでゼロダイバーを完遂し、元の世界に戻ってゼロレクイエムを達成する
00:このバトルロワイヤルでゼロダイバーを完遂する
01:『特記戦力』と戦う為の戦場としてアッシュフォード学園を占有する。
02:忠誠を誓う者には仮面ライダーの力を与え、
  ガッチャード達に自分に刃向かう勢力を作らせる。
03:アークとノワルの力は最大限利用させてもらう。
  ゼインを倒す為にもこれは必要不可欠だ。
04:ロロ……お前は自慢の弟だ。
05:二代目ゼロは死ななかったか。
06:タギツヒメたちを回収したら奴の切札の全容を把握する。
07:残る四凶や五道化、それにあの忌まわしき父と同じ力を持つ眼鏡の女も必ず殺す。
08:黒き神とは今度こそもっと準備を整えてから戦いたいものだ。
09:清隆、ドラえもんとアッシュフォード学園は頼んだぞ。
10:ニーナ……必ず仇は討ってやるぞ。
11:これが終わったらイザークや龍園との利害関係を明確にせねば
12:花村陽介。お前の漢気、魅せてもらったぞ。
13:神戸しおとトランクスには精々頑張ってもらおうではないか。
参戦時期:皇帝位簒奪を宣言した後
備考
※絶対遵守のギアスは制限が駆けられています。
 少なくともプレイヤー相手に自害、服従の命令は令呪なしには発動できないようです。
 NPCモンスター相手には乱発さえしなければ問題ない上に、乱発も連続三回までなら多少目が痛い程度で済むようです。
※堀北鈴音、綾小路清隆、松坂さとう、花村陽介、覇世川左虎、アスナにギアスを使いました。
 彼女らが能力無効化の異能力をかけられない限り、もう一度ギアスをかけることはできません。
※アークのハッキングの要領でマシンタイプNPCモンスターを支配できます。
※大道克己の死に引きずられてソードスキルは消滅しましたが既に蘇生されたシビトは倒されていません。
 近くに居るプレイヤーにランダムに襲い掛かります。
※ノワルの力を奪いました。
 制限はノワルと同じ物がかけられていますが、アークの力を併用することである程度その穴を突けます。
※ノワルの令呪を二画奪いましたが、一画使いました。
 もう一画使うと闇檻を喪失してしまいます。
※他のプレイヤーに褒美や前金などと称して支給品を分けました。
 くるみ、タギツヒメ、イザークにももしかしたら何か渡しているかもしれません。

【伏黒甚爾@呪術廻戦】
状態:疲労(中)、軽度~中度の火傷
服装:仕事用の私服
装備:アクセルドライバー&T2アクセルメモリ@仮面ライダーW、エンジンブレード&エンジンメモリ@仮面ライダーW、衛藤可奈美から譲渡されたドロップアイテム×1、
   ガイアメモリ強化アダプター@仮面ライダーW
令呪:残り三画
道具:100万が入ったトランクケース@現実、バショー扇@ドラえもん、ホットライン
思考
基本:生存優先。
01:支払われた報酬分はきっちり働くが、まあ上乗せは欲しいところ。取り敢えず追加分その2で更に契約更新。
02:加茂憲倫、と来たか。
03:まさかこんなところで禪院家の術式が見れるとはな。
04:化け物よりもヤバいことするじゃねえかルルーシュ。
05:…強さは兎も角、アレはアレでやべぇな衛藤のお嬢ちゃんは。
06:らしくねぇ考えはやめだ。
07:コルファウスメットは殺す。
参戦時期:死亡後
備考
※可奈美からドロップアイテムを貰いました、更に契約更新を決める程度には伏黒にとっても価値のあるもののようです。内容は後続にお任せします。
※放送で名前を呼ばれた順=死亡した順なのでは?という考察と、レジスターについての考察、エターナルの変身者が大道かディアッカのどちらかという推察も龍園から聞いています。
※その他可奈美と何を話したかの補足等も後続にお任せします。

─────

コルファウスメットの『切札』の影響はすさまじく、地下で調査を続けていたイザークたちの元にも及んだ。

「うお!結構揺れたな……」

「爆破か?」

「どちらかと言えば地震のが近くないか?」

「ジシン?地球特有の気象現象か?」

「え?プラントって地震ないの?
って、そんな話してる場合じゃないわよ!
地震にしても爆破にしてもここが崩れるかもしれないの変わんないじゃない!さっさと出ないと……」

と、キャルが来た道を戻ろうとした時より激しい揺れが聖域で起こった。
そしてそのまま大型エレベーターが下に下がるような感覚に襲われた。

「な、なによ!?今度は一体何が起こってるのよ!?」

「どうやらこの区画だけ上で致命的ななにかが起こるとより地下に潜って安全を確保するように出来ているようだな」

念のためヴァルバラドに鉄鋼しながらイザークが言う。
それを見て龍園もヴェルデバスターを装着。
タギツヒメも御刀抜いて写シを張る。
完全に揺れが収まると、入口が開いた。
外……地下の更に地下は暗黒の空間らしく、開いた扉の外は月も灯の無い夜のように暗い。

「お前ら夜目は効くか?」

「前衛ほどじゃないけどヒューマンよりは効くわ」

「御刀を使えば恐らくキャルよりもずっと効くぞ。
我が先頭か?」

「いや、言い出しっぺで装甲持ちの俺が行く。
遠近両用のヴァルバラドや砲戦型のバスターは当然のように暗所も動けるからな。
リュウエン、ケツ持ちは頼むぞ」

「取り分は弾むんだろうな」

「無事にまた太陽を拝めたら考えてやる。行くぞ」

聖域を出た4人は慎重に、だが迅速に地上に戻るべく進んだ。

「なんか、暗い上にじめじめしてて嫌なところね。
変なにおいするし嫌に静かだし」

「空気こもってるからだろうな。
こんだけ静かならなにかが近づいてくればすぐ気付けそうなのはありがたいが……」

等と言い合いながらとても歩きやすいとは言えない瓦礫が積み重なって狭いでこぼこの道を行くこと5分。
元々は噴水を真ん中に道が十字に重なる広場だったらしい場所に出た。
らしい、と言うのも、本来噴水でもありそうな所には巨大な金属の柱のような物が倒れており、元の状態が分からないのだ。
だが周囲の壊された建物の感じや元は手入れの行き届いた花壇だったらしき物から察するに元は品のある商業施設や博物館のような施設が集まる場所だったのだろう。
そちらも気になったが、まず一同は明らかに最初からこの場所に無かっただろう倒れた柱に注目する。

「あれ?これよく見たらなんかでっかい文字書かれてない?」

「アラビア数字だな。
なんでかパソコンでよく見る並びだが……」

「これは、ザフトのMS用テンキー!?」

イザークが驚いた声を上げて距離を取り、折れた柱全体が見渡せる位置に移動する。
柱の真ん中にはボール状の機構があり、中ほどで折れているがセットされたキャニスターが残っている穴もあった。

「なんということだ!
まさかこれをこんな戦場でも何でもないこんな場所で使っただなんて!」

「これが何だか知っているのか?」

尋常でないイザークの様子にタギツヒメが問う。
仮面越しでもわかる程に言いずらそうに一瞬黙ったイザークだったが、絞り出すように答えた。

「……グングニール。
我がザフト軍が開発した戦略兵器だ。
重力圏では生成不可能な特殊圧電素子を用いて強力なEMPを放つことができる」

「つまりどうゆうこと?」

「文明中世で止まってるお前にも分かりやすく言ってやれば、一撃で物を壊さずに水路とかガスの配管とかを一撃で破裂させて街を使い物に出来なくする武器ってことだ」

「使いようによっては直接ぶっ壊すよりヤバいコトできるじゃない!」

「実際に俺も参加した作戦ではパナマの敵基地のマスドライバーをライフラインごと自壊させるために使われた。
そんなものを、クルーゼ隊長はこんななんの軍備もない街中で使ったとは……軍人の誉れはもう捨てたということか!」

イザークの怒りに満ちた声に残る三人は眼を逸らす。
嫌でもグングニールと、それに加えて与えられただろう攻撃で破壊された建物や花壇が見えた。

「俺は納得がいったぜ。
上の街はこの殺し合いの為に態々作ったんじゃない。
ここを使い物にならないくらい壊しちまったから、用意しただけだったってことだっろ?」

「クソみたいな贅沢ね」

「……行くぞ。
どうにか上に上がる手段を探すんだ」

イザークを先頭に再び四人は歩き出す。
とりあえず一番手近な建物に入った。

「うっ!」

「おい、マジかよ……」

「上にあの街を作っている以上、こちらの掃除などしているはずもないか」

そして入ったことを後悔した。
4人を待ち構えていたのはおびただしい血痕と弾痕の跡だった。
それ以外にも先ほどルルーシュが使役していたキヴォトス人たちの中にもそれなりに居た正義実現委員会の構成員のベレー帽や銃、他にも腕章や空になったマガジンなどが無造作に転がっている。

「どうやらここがこんな有様なのはクルーゼ隊長たちだけのせいではないらしい」

「どうゆう意味だ?」

「裏工作ぐらいはしてたかもだが、落ちている装備品の規格や腕章や帽子のエンブレムを見るに最低3つの勢力がここで撃ち合いをしている。
直接的にはザフト以外の勢力同士による戦いがあったに違いない」

義勇軍とは言え正規の訓練を受けて実際に戦場にも出ているイザークが一番この現代戦の跡にて冷静に動けていた。
死体を踏まない様に進み、一番奥の扉の仕舞っていた扉に手をかける。
鍵がかかっていたのでヴァルバラドの脚力に任せて三度蹴りつけ無理やり破った。

「おいイザーク」

「鍵なんぞ探している時間はないだろう?」

動じないと言ってもクルーゼの蛮行への苛立ちはあるらしく、乱雑にドアの残骸やバリケードを崩しながら進む。

「ん?」

最奥らしき部屋に着いたが、中は何かがおかしかった。
奥にもう一枚扉があり(元は隠し扉だったらしくドアと同じサイズの本棚がドアの真横にある)、そこで今まで通ってきた通路にも居た黒いベレー帽と銃が落ちている。

(扉の前に武器まで堕ちているのはなぜだ?
籠城しようと思ったのなら最後まで武器は手放すはずない……入る前に力尽きたならもっとここに血痕がなければおかしい)

ここだけに限らず、大規模な戦闘があったにしては不自然な個所が多い。
そもそも死体一つ残っていない。

「奥の扉も破るぞ」

「……一応聞くけどなんで?」

「放置された戦場痕にしては死体が無さ過ぎる。
それ以外にも不自然な点が多い。
調べてみるのも無駄じゃないだろう」

ヴァルバラッシャーを扉に挟みこみ、てこの原理で一気にカギを壊す。
そこはそれなりの立場の者のために用意された場所らしく、放置された時間の分だけ埃は積もっていたが高そうな家具の並んだ部屋だった。

「何もないじゃねえか」

「さっきまでのように放り出された武器や血の跡すらな。
逆に何かあったのではないか?」

「ねえ、これって……」

キャルがテーブルの下に落ちていた何かを拾った

「お前それ、茅場とかいうのが使ってた変身アイテムの色違いじゃねえか」

ここに居る全員が知る由もないが、それは財団Xが蛮野天十郎やブレンを復活させるために仮面ライダークロニクルガシャットの媒介として使ったバグヴァイザーと同じカラーリングをしていた。

「使えるのか?」

「確かアイツはこうやって……うわあ!」

急に色違いのバグヴァイザーからオレンジ色の光が噴き出た。
驚く4人を飛び越えて、一か所に集まり、人型を取る。

「あ、あれ……私は、なんで?」

現れたのは亜麻色の長い髪に白い翼を持つキヴォトス人の生徒……今生き残ったプレイヤーの中では聖園ミカと最もかかわりの深い桐藤ナギサという少女だった。



【エリアD-7/テレビ局跡の地下の地下/9月2日午後3時15分】

【イザーク・ジュール@機動戦士ガンダムSEED】
状態:健康、顔に大きな傷跡、右腕欠損、義手装着、疲労(小)、ダメージ(小)
服装:ザフトの赤服
装備:ソウルメタル製の義手@牙狼-GARO- 神ノ牙-KAMINOKIBA-
   ヴァルバラッシャー@仮面ライダーガッチャード
   ケミーカード(マッドウィール、ガッツショベル、ゲキオコプター)@仮面ライダーガッチャード
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~1、ホットライン
   量産型ヴァルバラッシャー@仮面ライダーガッチャード
思考
基本:この殺し合いから脱出する。
01:死んだ部下を弄び、こんな殺し合いに加担して白服を穢したクルーゼ隊長は許せない。
02:まさかルルーシュの頼みでこんなことした挙句こんなものを見つけるとはな
03:ニコル……お前がもしクチナシのように体を利用されてるだけだとすれば俺は!
04:この武器といいクルミの手袋といい、かなり良い物だなな。
  持ち帰って我がザフト軍で使えないか?
05:ディアッカ……死に急ぎやがって
06:なぜアスランやキラとか言う奴の名前が二つも?
07:継ぎ接ぎ(真人)め。
  今度会ったらこの右手とお揃いにしてくれるっ!
08:陽介もどうにか無事だったか
09:スパナ、貴様の武器と仲間の力、使わせてもらうぞ。
10:ロロ・ランペルージ……ついぞ会えなかったな
11:この女は一体?
12:ヒデヨシという男や黒い剣士(スザク)を警戒。
  いつかは倒さねばならんだろうが、流石にもっと装備と人員を充実させてから戦いたい。
13:次似た様なことがあれば右腕だけで済むとは思えんな。
14:あの黒いドームはなんだったんだ?
15:ラクス嬢、ご無事で何よりです。
16:戦力増強のために設備の整った場所に立ち寄りたい。
参戦時期:第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦でディアッカと再会した後
備考
※ソウルメタルのホラーを討滅する力は呪霊にも有効なようです。
※『トラぺジウム』、『プリンセスコネクト!Re:DIVE』、『刀使ノ巫女』、『ペルソナ4』に関する知識を得ました。
※ニコルが羂索のような何者かに死体を利用されているだけの可能性を考慮しています。
※ノワルがエリアF-7を更地にするのを遠目に目撃しました。
 具体的に何が起こったかまでは分かっていません。
※ラクス・クラインたちから電話越しスザクなどの情報を入手しました。

【キャル@プリンセスコネクト!Re:DIVE】
状態:疲労(中)、ダメージ(中)
服装:アンブローズ魔法学園の制服(女子生徒用)
装備:ブラスティングスタッフ@オーバーロード
令呪:残り二画
道具:ケミーライザー@仮面ライダーガッチャード、ホットライン
   ライドケミーカード(ホッパー1、テンライナー、スケボーズ、アッパレブシドー、レスラーG、アントルーパー)@仮面ライダーガッチャード
   ガシャコンバグヴァイザー(?)
思考
基本:このゲームをぶっ潰すわよ!
01:誕生日ケーキとか嫌がらせでしょ。
  あいつらからだったら、まあ悪くなかったでしょうけど
02:イザークたちはひとまずは無事でよかったわ。
03:ロロ、ルルーシュ……アンタら本当に、、。
04:今度継ぎ接ぎ(真人)に会ったらイザークの右手の礼もサヤカの乙女心を傷付けたツケも全部払ってもらうわ
05:今回の件でサヤカが恋愛にビビりすぎちゃわないかが心配。
  本当の恋って、すごくいい物なのよ。
06:シェフィ、アンタも無事でいてよね。
07:ケンジャクたちはなんつーもんを使ってるのよ
08:グラファイトとは次に会ったら必ず倒す。ま、そうなるしかないわよね。
09:あの銀髪野郎(ジンガ)ムカつく、本っ当にムカつく
10:こいつは一体……
参戦時期:少なくともシェフィが仲間になった後
備考
※令呪を使用することでプリンセスフォームやオーバーロードの力を99.9秒間だけ使う事が出来ます。
※少なくともウィザーディング・アオハル・デイズ~魔法学園と奇跡の鐘~、デレマスコラボイベント、リゼロコラボイベント第一弾は経験済みです。
※『機動戦士ガンダムSEED』、『トラぺジウム』、『刀使ノ巫女』、『ペルソナ4』などに関する知識を得ました。
※名簿の梔子ユメを羂索のことだと勘違いしています。
※スチームライナーはテンライナーへの再錬成、テンライナーからスチームライナーへの再錬成は自在に行えますが、ケミーライズにより大型状態で召喚、プレイヤーの運搬を行ったので9月2日14時00分まで再度の大型状態での運用は不可能です。
※ノワルがエリアF-7を更地にするのを遠目に目撃しました。
 具体的に何が起こったかまでは分かっていません。

【タギツヒメ@刀使ノ巫女】
状態:破面化、疲労(中)、孤独感から解放された喜び(大)、ソラン(刹那)と一護を失った悲しみ(大)、リボンズへの怒り(大)、可奈美の死に複雑な想い、ロロへの複雑な感情(大)
服装:いつもの服装
装備:天鎖斬月@BLEACH、孫六兼元@刀使ノ巫女、烈風丸@ストライクウィッチーズ2、ダブルオーライザー(最終決戦仕様)の起動鍵@機動戦士ガンダム00(2ndSeason)
令呪:残り二画
道具:ランダムアイテム×0~1、ホットライン
思考
基本:殺し合いに乗ろうと考えていたが…やめだ。抗おう。人の世を滅ぼす気も失せた。
01:ロロ……結局お前は、どうだったのだ?
02:皐月夜見に似た声をした梔子ユメの身体を使っている羂索が、わざわざ御刀に触れたという事は……やはり招かれていたか刀使も。
03:ソラン…一護…お前達が生かしたこの我の命、殺し合いの打倒の為…全力を尽くさせてもらおう。
04:……阿呆共め……。
05:刀使とは極力会いたくない。とりあえず糸見沙耶香には乗ってない事は信じてもらえたが……。
06:リボンズ…憎しみに囚われないで欲しいとは言われたとはいえ…貴様は…!
07:ルルーシュのギアス……我にも通じるのだろうか。
08:継ぎ接ぎの男(真人)も銀髪の男(ジンガ)も、荒魂より質が悪いな。
09:……ルルーシュ、見定めさせてもらうぞ。
10:こやつは一体?
参戦時期:アニメ版の第22話「隠世の門」にて、取り込んでいた姫和を可奈美達に救出され撤退されてから。
備考:
※少なくとも残ったランダム支給品は回復系の物ではありません。
※他者への憑依或いは融合は制限により不可能となっている他、演算による未来予測は何度も使用していると暫く使用不能となります。現在使用不能となっていますが、詳細なインターバルが必要になる回数やインターバル期間は後続にお任せします。
※黒崎一護から、「BLEACH」世界に関する情報をある程度得ました。
※沙耶香、ロロ、キャル、陽介とも情報交換を行いました。
※破面化を果たしました。能力全般の上昇に加え、破面の基本的な能力が使用可能です。その他の影響は後続の書き手に任せます。

【龍園翔@ようこそ実力至上主義の教室へ】
状態:ダメージ(中)、精神的疲労(小)、綾小路への怒り
服装:高度育成高校の制服(男)
装備:ヴェルデバスターガンダムの起動鍵@機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER
   個性『スティール』@僕のヒーローアカデミア
   モビルワーカー(オルガ機)@機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
令呪:残り三画
道具:ホットライン
思考
基本:元の世界に戻る。恐怖に屈するつもりはない。
01:まずは仲間集め。
   一先ずはこの女を引き入れれたのは上出来か。
02:あまりにテレビ局がヤバそうだから来てみたが……思ったより展開速いなおい
03:こいつが綾小路を……
04:他の同じ学園の連中は……まあ、合流する必要もねえか。真鍋と軽井沢は死んだみたいだが…。
05:グラファイトの言う友を探してみる。
06:仮面ライダーに変身する道具や起動鍵を、なるべく多めに手に入れておきたい。
07:蛮野はイマイチ信用出来ないが、レンのお守をする気も無い。
08:もし、衛藤のように綾小路の野郎が操り人形にされてたらその時は……俺の手で終わらせる。
09:やっと起動鍵が手に入ったな
参戦時期:11巻、Bクラスに勝利後
備考
※個性『スティール』により肉体を鉄のコーティングが可能になりました。
※放送で名前を呼ばれた順=死亡した順なのでは?という考察と、レジスターについての考察、エターナルの変身者が大道かディアッカのどちらかという推察もしています。
※その他可奈美と何を話したかの補足等も後続にお任せします。

【桐藤ナギサ@ブルーアーカイブ+仮面ライダーエグゼイド+ロワオリジナル】
状態:困惑(大)、???
服装:ティーパーティーの制服
装備:なし
令呪:なし
道具:なし
思考
基本:???
00:???
参戦時期:???
備考:
※キヴォトス人の要素を持ったバグスターです。
 状態としては檀正宗の配下として復活した九条貴利矢に近いです。

─────

異変が起きたのは地上でもだった。
慌ててロロの遺体を乗せた車から飛び出た二人の刀使にロボ系アイドルとその被造物が観たのは、つい数時間前までテレビ局があった場所に三つの摩天楼……否、巨体であった。
それぞれ寒色系のボディにランスと大楯を装備した戦闘巨人、金で彩られた漆喰のような黒と紅の鎧武者と車の意匠を持つ炎神合体、そしてリュウソウ族とドルイドの戦いにおいて最初に開発された原初の騎士竜巨人である。

「なに、これ……」

「一体下で何をやってどうなったらこうなるんだ!?」

『これもナイトメアフレームやモビルスーツなのか?
にしてはどれも技術系統が違い過ぎる……しかも、どうしてどれも動物の頭のような意匠を?
くるみ、君の所感は……くるみ?』

「─────ッ!」

感動に打ち震えるくるみを放置することに決めたイチローは改めて三つの巨体を見上げる。
この4人は知る由もないが召喚されたロボたち……今は石造のような姿になって動かないこれらは『バクレンオー』、『炎神大将軍』、『キシリュウジン』と呼ばている。
ユニバース大戦にこそ間に合わなかったが、掛け値なしに世界を滅ぼすことも救う事も可能な力を秘めたスーパー戦隊たちの誇りを体現していたはずの守護神たちである。



【エリアD-7/テレビ局だった廃墟/9月2日午後3時15分】

【糸見沙耶香@刀使ノ巫女】
状態:疲労(中)、ダメージ(中)、精神的疲労(中)、真人への嫌悪(大)
   可奈美の死及び舞衣達が人を殺したかもしれない事への動揺、ロロやイザークたちへの罪悪感(中)
服装:鎌府女学院の制服、フードパーカー
装備:妙法村正@刀使ノ巫女
   時透無一郎の日輪刀@鬼滅の刃
   魔導輪ザルバ@牙狼-GARO- ハガネを継ぐ者
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~2(沙耶香)、ホットライン
   ブラックコンドルのレンジャーキー@海賊戦隊ゴーカイジャー
   戦極ドライバー(斬月)
思考
基本:未定。でも人を斬るつもりはない。
01:ロロのこと、もっと知りたかった。
02:可奈美は……私が止める。
03:タギツヒメ……荒魂を、完全に信じようとはまだ思えない。
  でも…あの悲しむ様は……。
04:あの継ぎ接ぎの人、すごい嫌だ。
05:ロロのこと、多分羨ましい。
  タギツヒメのことも…きっと…。
06:舞衣と合流したい。ちゃんと友達になりたい。
07:未来のことは知らないけど、よろしくね。姫和。
08:恋とかはまだよくわからないけど、ありがとう、キャル。
09:大丈夫、もう利用させないよ
10:ゼイン……あなたも継ぎ接ぎや可奈美を操ってる人みたいな存在ならその時は……
11:舞衣達が、人を殺した……?
12:なにこのロボ……
参戦時期:高津雪那に冥加刀使にされかけて脱走した後
備考
※ロロからコードギアス世界に関する情報を得ました。
※タギツヒメから、黒崎一護越しではありますが「BLEACH」世界に関する情報を得ました。
※ジュール隊のメンバーからコズミックイラ、アストルム、東西南北(仮)、自称特別捜査隊などの情報を得ました。
※Lの聖文字の影響を脱しました。

【十条姫和@刀使ノ巫女】
状態:疲労(中)、精神ダメージ(大)
服装:平城学園の制服
装備:十種影法術@呪術廻戦、無銘刀・白@戦国BASARA3
令呪:残り二画
道具:治療キット@ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン
   ランダムアイテム×0~1、ホットライン、グルメテーブルかけ@ドラえもん
思考
基本:殺し合いには乗らない、元の世界に帰る。
00:…可奈美……母さん……。
01:業腹だが、この男(龍園)の誘いに乗る。あくまで監視のため。
02:皆のことが心配。
03:殺すという手段は選びたくないが、もしもの時は……
04:私が知っているのとは少し違うらしいが、よろしくな沙耶香。
05:レンのことが気掛かり。とりあえず生きてはいるようだが…残して良かったのだろうか。
06:巨大、ロボ?
参戦時期:最終回、隠世から柊篝と別れて可奈美と共に現世へと戻る最中
備考
※十種影法術は現在玉犬、鵺が調伏済みです。また他にひとつ式神を調伏しましたが何を調伏させたかは後続にお任せします。
※可奈美に舞衣、薫、沙耶香、タギツヒメ、リュージ、アンク、はるか、チェイス、果穂、千佳、
ギギスト、スザク、やみのせんし、キラ、アスラン、流牙、ミカへの伝言を頼まれています。各々の内容は後続にお任せします。
※放送で名前を呼ばれた順=死亡した順なのでは?という考察と、レジスターについての考察、エターナルの変身者が大道かディアッカのどちらかという推察も龍園から聞いています。
※その他可奈美と何を話したかの補足等も後続にお任せします。

【大河くるみ@トラぺジウム】
状態:健康、神への感謝(大)
服装:いつもの私服
装備:技術手袋@ドラえもん
   キカイソダテール(残り3/5回)@ドラえもん
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×1、ホットライン
   ケミーカード(ダイオーニ)@仮面ライダーガッチャード
思考
基本:死にたくはない。
01:怖いけど、何もしない訳にはいかない。
02:イザーク、イチローとテレビ局を目指す。
03:東西南北(仮)の皆にはどうか無事でいて欲しい。
  どうか継ぎ接ぎ(真人)や秀吉や黒い剣士(スザク)みたいな人に会ってませんように……。
04:キャル、皆。気を付けてね。
05:ゆうちゃんは無事でよかったけど、美嘉ちゃん……。
06:美嘉ちゃんを助ける為にも今私の出来ることをする。
07:沙耶香ちゃん、大丈夫そうでよかった
08:神よ、感謝いたします……
参戦時期:東西南北(仮)が一度解散した直後
備考
※組み立てた01をイチローと名付けました。
※『機動戦士ガンダムSEED』、『プリンセスコネクト!Re:DIVE』、『刀使ノ巫女』、『ペルソナ4』などに関する知識を得ました。
※ノワルがエリアF-7を更地にするのを遠目に目撃しました。
 具体的に何が起こったかまでは分かっていません。
※ラクス・クラインたちから電話越しスザクなどの情報を入手しました。

【イチロー(NPCモンスター・非参加者)@キカイダー02+ロワオリジナル】
状態:戦闘可能
服装:全裸(ロボットの為)
装備:サン・ライズ・マシンガン、サン・ライズ・ビーム(充電不足の為現状使用不可)
道具:なし
思考
基本:造物主である大河くるみを守護する。
00:くるみを守護する。
01:イザークと行動を共にする。
02:くるみは、、大丈夫か
03:仮称継ぎ接ぎを撃破しきれなかったのは当機痛恨の失態である。
04:豊臣秀吉、仮称継ぎ接ぎ、仮称黒の剣士を非協力対象と判断。
05:使命に心を籠める行為は当機には現状不要なタスクだ。
  しかし……もし実行する時が来てもノープロだ。
  くるみたちがしてくれたようにすればいい。
06:新装備開発、改造などによる戦力増強を行う。
07:夢、か。
備考
※くるみにより量産型01の残骸からくみ上げられたロボットです。
※キカイソダテールを二回投与され発声機能、会話能力を習得しました。
 それ以外の変化については後の書き手様にお任せします。
※サン・ライズ・ビームは充電さえ出来ていれば何度でも使えますが、そもそも一回の電力消費がすさまじいのでその時の蓄電残量次第ではその場で行動不能になってしまいます。
※ラクス・クラインたちから電話越しスザクなどの情報を入手しました。

【花村陽介@ペルソナ4】
状態:背中にガラス片(治療済み)、ダメージ(大)、絶対遵守のギアス(極大)、入眠
服装:八十神高校制服(冬服)、サングラス(現地調達)
装備:アークドライバーゼロ@仮面ライダーアウトサイダーズ
令呪:残り二画
道具:ランダムアイテム×0~1、ホットライン、サイドバッシャー@仮面ライダー555
   E・HEROネオス@遊戯王OCG、黒鋼スパナのランダムアイテム×0~1、熟練スパナ@ペルソナ4
   オメガバゼラード(風)@グランブルーファンタジー
   GK-06ユニコーン@仮面ライダーアギト
思考
基本:殺し合いはしない
00:『まともに動けるようになるまで休む』
01:ここにはヤベーのしかいないのかよ
02:継ぎ接ぎ(真人)の野郎は許せねえ。
  けどカッとなったまんまじゃアイツとはまともに戦えねえ……
03:ロロもルルーシュもマジでなんなんだよ……。
04:すまねえイザーク。その右手……
05:キャルちゃんたちも無事だったのは良いけどまた戦いかよ
06:もし、また他に死体や戦う姿をだけを利用されてる連中に会ったら、許しておける自信がねえ
07:やっとまともな武器手に入ったぜ
08:つかなんでペルソナ使えるんだ?
   テレビの中じゃねえのに。
09:……ロロ、なんとかやり切ったぜ
参戦時期:少なくとも直斗が仲間に加わって以降。
備考
※コミュは最後まで行っていません(ペルソナがスサノオではないため)
※黒鋼スパナ、ジュール隊、ロロにタギツヒメと情報交換しました。
※エリアD-11美濃関学院に黒鋼スパナの死体を安置しました。
 彼のホットラインもそこに残されています。
※美濃関学院はかなり破壊されています。
※ルルーシュのギアスの影響を受けました。
 異能力破りの異能力を喰らわない限りこれ以上ルルーシュのギアスの影響をうけません。

───────

「クソ!ソウルのない抜け殻のあいつらを動かせるのは俺ら五道化だけだが、ルルーシュがあんだけ無茶苦茶出来る以上心意だなんだで他の誰かが動かせちまってもおかしくねえ!」

一度しか使えない切札を使わされてしまったコルファウスメットは地下の地下まで機士の聖域が下がっていたのを確認できたのもあって一度逃げていた。
自分の醜態と失態に頭が煮え立ちそうになるのを必死で抑えながら彼はパワードスーツを解除してローブのフードを脱ぐ。

「ぜってぇ吠え面かかせてやるっ!
宇蟲王共々お前は俺の獲物だ!」

五道化用のホットラインとしう実質的に羂索たちからの首輪を失ったコルファウスメットはかつて星野亜久亜海と呼ばれた少年の端正な顔立ちを怒りと屈辱に歪ませながら激情にせかされるままに叫んだ。
だが何度か荒い呼吸を繰り返すと落ち着きを取り戻したようでそこにあった自販機を蹴り壊して吐き出させた缶ジュースを空けながら壁にもたれかかって思案する。

「あー……やっと落ち着いた。
ま、ルルーシュはそのうち殺さなきゃいけないのは確定として……この苛立ちと鬱憤晴らすついでにルルーシュに誰かぶつけるか。
そういやアビドスのオアシスにさりなちゃん居たっけ?」

半分以上中身の残った缶を投げ捨てるとステージセレクト機能を応用した転移でアビドスへと向かった。



【エリア?-?/アビドス砂漠のどこか/9月2日午後3時15分】

【凶星病理のコルファウスメット】
状態:疲労(極小)
肉体:星野愛久愛海@【推しの子】
装備:黒いローブ、ガンダム・シュバルゼッテの起動鍵@機動戦士ガンダム水星の魔女
令呪:NPCモンスター扱いの為無し
道具:????
基本:五道化としてこのゲームを盛り上げる。
01:グラファイトとか綾小路とかもう後でいい。
  今はそれよりルルーシュだ。
02:まずは弧の苛立ちを適当なサンドバックにぶつけるついでにルルーシュの余裕を削る。
  さりなちゃん辺りが丁度良いよな
03:他の五道化何やってんだろ。
  ホットライン壊しちまったからな~
参戦時期:なし
備考
※NPCモンスター扱いの為、令呪無し、名簿に記載無し、支給品無しです。
※データストームの完全耐性を得ておりGUND-ARMのフルスペックを遺憾なく発揮できます。
※歴代ユニバースロボ@スーパー戦隊シリーズの能力を模した劣化複製権能(デッドコピースキル)を持たされています。
ただし宇蟲王ギラ以外を相手に使うと技の持続時間や射程が短くなってしまうようです。
※一回限りに切札として三体の実寸大ロボを召喚しました。
 ソウルの無い状態なので五道化以外には基本起動できません。
 ですが心意システムなどが関わればどうなるか分かりません。



【全体備考】
※D-7テレビ局跡にバクレンオー、炎神大将軍、キシリュウジンが実寸大で召喚されました。
※機士の聖域ではパワードスーツと魔戒の鎧が管理されています。
※機士の聖域の更に地下には『滅びたキヴォトス』が存在しています。

【支給品解説】
  • 魔導輪ザルバ@牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者
…ローラ姫@ドラゴンクエストに支給。
黄金騎士ガロの相棒である魔導輪。
性別は男性。やや皮肉屋で軽い口調で喋る。
CV影山ヒロノブ
魔導輪の中身は人間に友好的なホラーであるため、当然人間の命を主食とする。
その為魔導輪と契約する場合、一か月に一日だけ仮死状態になる日が生じ、ザルバの場合新月の日がそれに当たる。
どうやら人格が男と分かった時点でノワルのリュックの肥やしになっていたようだ。

  • グルメテーブルかけ@ドラえもん
…綾小路清隆@ようこそ実力至上主義の教室へに支給。
をテーブルや床に敷き、食べたい料理をリクエストすると、その料理が出現するひみつ道具。
味も良く、創作料理のような物や食べ物なら動物用の食べ物も出現させられる。
壊れたまま使うとサンドイッチの中に餃子が挟まっているような珍妙な料理が出てきたり、料理同士の味が入れ替わっていたりシンプルに不味い料理が出てきたりする。



103:不可逆廃棄物 マイ 投下順 105:真贋バトルロワイヤルZERO
124:裂界武帝対闇途昇雷 時系列順 112:正義Ⅰ:溢れ出す涙なら今は止めなくていい
098:ロロ・ランペルージ:エンディング ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア 105:真贋バトルロワイヤルZERO
花村陽介
094:亀井美嘉:ライトニング/大河くるみ:リオリジン イザーク・ジュール
大河くるみ
イチロー
093:暴走~テラー? 十条姫和
龍園翔
伏黒甚爾
099:壊乱F:青天井はどうしようもなく澄み渡っている タギツヒメ
糸見沙耶香
キャル
凶星病理のコルファウスメット
GAME START 桐藤ナギサ

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  • 書き手別SS
【書き手別SS】

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