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  • 真贋バトルロワイヤル
  • 蛮野天十郎:リサイタル

真贋バトルロワイヤル

蛮野天十郎:リサイタル

最終更新:2025年10月07日 20:37

sinjitsurowa

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だれでも歓迎! 編集
「滅亡迅雷.netに接続……オールハイル・ブリタニア」

「「「オールハイル・ブリタニア」」」

時刻は午後一時三十分を少し過ぎた所。
テレビ局を出発した綾小路清隆とドラえもんはマギアタイプやゼツメライザーを装着したマシンタイプNPCモンスターを使って配下を増やしながらアッシュフォード学園を目指していた。
途中遠目に確認した黒き最後の神と自称人間の本質の鬼ごっこをやり過ごし、散発的に戦いながら進んでいく。

<ライジングディストピア!>

蛍光イエローの残影を残しながら高速で駆ける001のアタッシュアローが唸り、頭部を失ったダイアウルフやコボルトが倒れ伏す。
既に敵でもなくなり、ドロップ品もない残骸には目もくれず、001は近くに居た隊長格のカッシーンを呼び寄せた。

「よし、機械型はこれで全部か。
生き残った他のNPCは?」

「はっ!そこの黒い制服の者たちのみです」

「並べろ」

「イエス。マイロード」

無頼やストライクダガーに拘束された三名の鬼殺隊の隊士に001が弓を構える。

「ちょっと待って清隆君!
態々そんな風に殺す必要は!」

仮にも味方相手に

「ドラえもん卿、お言葉ですがこいつらは所詮NPCモンスター。
放っておけばルルーシュ様は勿論、他のすべてのプレイヤーに刃を向ける存在です。
従わないというのならば」

<ポイズン!>

起動したプログライズキーをアタッシュアローに装填。
待機音を待って弓を引き絞る

「これが一番合理的です」

<スティングカバンシュート!>

真ん中の隊士に黒紫色のエネルギーの矢が撃ち込まれ、そこから生えた蠍のライダモデルの尾が左右の隊士をそれぞれ刺し貫く。
捕まえていた機械の兵士たちが離れると同時に三名の隊士たちはぐずぐずに溶け崩れてしまった。

「可哀そうにな。
ルルーシュ様のギアスはガラス越し程度ならば兎も角、映像越しには効果がないばかりに」

「ええ、可愛そうですね」

果たしてそう思ってるのか思ってないのかきっと仮面越しであろうとなかろうと分からない清隆が車に戻る。
ドラえもんは複雑そうな顔のまま車に戻った。



十一時五十分にリュージとアンクが立ち去り、残った東軍総大将と愉快な仲間たちは引き続きアッシュフォード学園の探索を行っていた。
午後一時に一度集合し、普通の学校に置かれていておかしくない道具はない互いにと報告し、コンビを入れ替え行動すること三十分。

「なにかしら、これ?」

家康と鈴音は倉庫を調べていた。
ここまでは一部プレイヤーの個人情報に繋がるなにか以外おいてあるものは規模の大きい学園と考えればおかしくない物ばかりだったが、ここに来て鈴音にも家康にも珍しいと思える物を発見した。

「頭のない……というか、コックピットに天上がないロボット?」

その機体のは第三世代型KMFガニメデ。
アッシュフォード家主導で開発され、ルルーシュの母、マリアンヌ・ランペルージがテストパイロットを務めた物で、ルルーシュも生徒会所有の重機となってから何度か操縦したことのあるグラスゴーやサザーランドよりも古い機体である。

「確かに人型と言うより籠に手足を着けたような見た目だな」

「中を調べてみるわ」

操縦席には手引書とノートがそのまま置いてあった。
文章が英語だったので少し苦労はあったが、お勉強だけは元々優秀な鈴音とあって起動することが出来た。

「YF6-X7K/Eガニメデ……データとノートの内容を信じるなら動力を元の古い物から自作の試作品に置き換えた以外はほぼそのままの状態みたいね」

「使えそうなのか?」

「元々旧式のものをそのまま作業用に使っていたみたいだから動かす分には問題ないはずよ。
ただ、動かせたところでこんな目立つ機械、それも一人しか乗れない上に武器も積んでない物をもっていって役に立つとは思えないけど」

家康が参加している以上ガニメデ程度拳一発で廃品や送りに出来る参加者もゴロゴロいることだろうし、期待は出来ない。

「そうか。だが戦場以外では本当に役に立つのではないか?」

家康は横に置いてあった野菜運搬用のコンテナを指さし言った。

「そこの鉄の籠と同じ蔵に入っているということは、この人形をその気になればそれを運べるのだろう?
これが一体あるだけで民の負担はぐんと軽くなるだろう」

仮に完成しても、家康が考えたような使われ方をしたかと言われるとどうなのだろうか?
爆弾にしろ銃にしろ……KMFやMSにしろ、平和『だけ』のために使われただろうか?

「……ええ。理論パワー道理なら、そうでしょうね」

どれだけ絆で困難を乗り越えても、暴力と破壊が幅を利かせるこのバトルロワイヤルで堀北鈴音の中で少しずつ確かにその心は蝕まれていた。



「ここか」

「みたいだね」

漸く目前に迫った校門を前に清隆は車を降りると、二体のMSシグーに合図を出す。
二体に率いられて迫撃砲を装備したアリウス分校の生徒たちがずらりと並ぶ。

「ま、まって清隆君!
いきなり攻撃したらまずいよ!」

「ええ。だから念のための備えです。
こちらの合図があればすぐに動かす以上のことはさせません。
我々は最低限の護衛を連れて内部の探索に向かいましょう。
ルルーシュ様の威光に膝をつくなら良し。
敬意以上の畏怖に基づき手を組まんとするならそれも良しです」

「……協力してくれなかったら?」

「オレが説得します」

そう言って清隆が一歩前に出ると二体のマギアがそれに続く。
ドラえもんもその後を追う。
振り返ってはいないが二体程なにかしらNPCモンスターがついて行ってるのだろう。
関係ない。
これ以上は絶対に清隆の好きにさせてはならない。
その一念でドラえもんは清隆について行く。
そして一番目立つ本校舎にまっすぐ向かい続けていた途中だった。

「綾小路君!」

あの実力至上主義の教室で耳に馴染んだ声に振り返る。
右手にはライジングホッパープログライズキーを、左手にはアタッシュアローを持ったままに。

「ずっとテレビ局に居るかと思っていたのに、まさか君の方から来るなんてね」

「半日ぶり、って所だな堀北。
その様子から察するに、ルルーシュ様のギアスはやはり制限されていても永続する物らしい」

まるでギアスの効果確認以外に興味がないと言わんばかりの態度に顔をゆがめるが、自分と家康を囲むように集結する怪人やKMF、MSが集まって来る。

(……なるほど。僕を動けなくさえできればもう1人も釘付けに出来るという訳ね)

構えられた銃口の殆どが自分に向いているのを認めた鈴音は動揺を悟られまいとしながら告げた。

「……話がしたいわ。
僕の協力者たちが来るまで、どうか待ってくれない?」

「清隆君、いいよね?」

「……構わない。
オレもそろそろルルーシュ様への手土産になる情報が欲しかったところだ」

腰に装着したドライバーのホルダーにプログライズキーをマウントする。

「綾小路君!それに……堀北さん?」

「一之瀬?」

「知り合い?」

「ええ。同級生です」

「おや、同窓会かな?
我らが居ては、ジャマかな?」

消して穏やかとは言えない空気がただよう中、やや場違いともいえる声がする。
振り向くと、背の低い二人に交じって見覚えのない男性の姿がある。

「誰だ?ゼインではないようだが……」

警戒心に一度はしまった変身アイテムを取り出す清隆。

「おや、このベルトを知っているのかね?
今となっては私の、蛮野天十郎の新しいボディだ」

清隆としては珍しく他に答えを探すように鈴音と家康の方に目線を向けると、鈴音が自分と出会った時以上に苦々しい顔をしており家康は心底驚いたという顔をしている。

「どうやら、色々と話を聞くしかないようですね」

「うん……」

ピリピリとひりつく嫌な感触と共に一同は八人で話せる場所を探した。



桐藤ナギサの衝撃の告白とルルーシュによりもたらされた新たな放送の終了直後。
校長室から持ってきたらしい神聖ブリタニア帝国の国旗を正義実現委員会の構成員が高々と掲げ、風に翻す。

「ジーク・ハイル・マイン・カイザー!」

「「「オール・ハイル・ルルーシュ!
   オール・ハイル・ルルーシュ!
   オール・ハイル・ルルーシュ!」」」

「「「オール・ハイル・ルルーシュ!
   オール・ハイル・ルルーシュ!
   オール・ハイル・ルルーシュ!」」」

「「「オール・ハイル・ルルーシュ!
   オール・ハイル・ルルーシュ!
   オール・ハイル・ルルーシュ!」」」

NPCたちの鬨の声を聞き届けると、清隆はクラブハウスの中に入った。
植民エリアの現地人から貴族の子弟まで幅広い生徒が通うアッシュフォード学園であっても、運営しているのは没落気味とはいえ未だに伯爵家とも縁談話が転がって来る貴族とあってこのクラブハウスにはパーティーも開ける様な広い空間が用意されている。
普段なら生徒会主催の頓珍漢なイベントや貴族としての品のあるイベントの会場になるその場には重苦しい雰囲気が流れていた。
入口から見て右手側に奥から蛮野、レン、サビルバラ、帆波。
左手側に家康、鈴音、ドラえもんと並んでおり、清隆は鈴音とドラえもんの間に立った。

「このまま効率的にスタンドアップミーティングといこうじゃないか」

蛮野の提案に鈴音が頷く。


「それでは早速情報交換、と行きたいところだけど……一つだけ聞きたいことがあるわ。
君は本当に蛮野さんなの?
悪いのだけど、生前のあなたの姿も今のその姿も全く分からないだけにハッキリさせておきたいのよ」

「ふむ、残念ながら所謂悪魔の証明だな」

鈴音の指摘に不安げに蛮野の顔を見上げるレンに、疑惑の当人は安心させるような笑みを向け、リュックを降ろしてその中にプログライズキーを仕舞う。

「では、こうしよう」

蛮野によって投げられたリュックは放物線を描いて清隆と鈴音のちょうど真ん中に落下した。

「私自身の証明は不可能だが、これで私は変身できず丸腰だ」

「……ありがとう。では、始めさせてもらうわ」

鈴音の仕切りで始まった情報交換はまず東軍とレンの今までの旅路と交流したプレイヤーたちから得た情報の公開、ついで帆波、清隆にドラえもんと続く。

(オレたちも目撃した黒い神に、堀北たちも又聞きだが赤い王か。
恐らく単体戦闘能力に限って言えば最上級の存在に違いないな)

やはり清隆の一番の興味はルルーシュの勝利の邪魔となる存在になる。
結局こいつらをルルーシュ自身、あるいはいずれルルーシュの擁立する『勇者』に倒してもらうしかない存在であり、あまり多すぎても困る連中だ。
だからこそ、清隆はこの場で蛮野の立場をハッキリさせておくべきだと考えた。

(まあ、十中八九蛮野は善良な人間ではないだろうがな)

ゼインとはどうゆ存在か知る清隆だからこそ、付き合いの長い鈴音たち以上にそう確信をもって手を挙げた。

「蛮野さん。一つ、聞いておきたいことがある」

「何かな?」

「果たしてあなたが奪ったそのドライバーは本当にコピーの方のドライバーなのか?」

変身していたのがNPCモンスターの男ということはそうなのではないのか?
全員がそう思うが清隆だけはそうは思わない。

「オレはさっき話した通りこの中で唯一贋物と本物、両方のゼインと直接会っている。
別に会話らしい会話があった訳ではないが、それでも実際に見た上で考えると、ルルーシュ様が放送でゼインにもう一度触れなかったという事は少なくともあの後ルルーシュ様は直接ゼインと対峙していない。
対峙していたのならば劇場型のあの御方のことだから『ゼインすらも退ける力を手に入れた』と宣言しないはずがない」

ルルーシュがゼインに勝てるという前提で話しているのはひとまず脇に置いておくとして、確かにルルーシュとゼインは清隆が最後に観た後に一度も会っていないのだろう。
負けるなりまた取り逃がしているならもう一度褒美をちらつかせて討伐するように強く要請するはずだ。

「ふむ、確かに。だがそれがどうして蛮野殿の得た絡繰帯が本物のぜいんということに繋がるのだ?」

「それに本物のゼインが何故寄生先を変える必要があるのか説明が欲しいわ」

「ルルーシュ様の状況から翻ってゼインの状況を考えればわかる。
本物のゼインは偽のゼインを許容することは本来ない。
だが仮に本物が贋物を残すとすれば、それは何か有効活用できる余地がある場合……元々インナーフレームに使っていた少女に使わせること可能な場合だけだ。
実際に戦ってみてドライバー側にも肉体側にも意志を感じなかったから、贋物の変身者の方を本物のゼインが支配すれば従順なインナーフレームの少女の新しい武器として偽のベルトを渡せばいい」

なるほど、確かにそうすれば二人のゼインが同じ目的で両立することが出来るだろう。

「普通に本物のゼインが贋物のゼインを取り逃がしただけなんじゃないの?」

一之瀬の問いに『それもありえるだろう』と返したうえで清隆は続けた。

「と言うか、この仮説を立てたオレが言うのもなんだが、正直外れて欲しいと思っている。
なにせ当たっていた場合、今目の前にいるこの男は俺たちと同等にプレイヤーと判断される明確な自我を消去して肉体を乗っ取った存在……強い言葉を使えば同族殺しの強盗殺人犯ってことになるんだからな」

短い接触で清隆は確信していた。
堀北グループ内において蛮野は少し浮いた存在であると。
プレイヤーでないというのもそうだが、何よりサビルバラは兎も角鈴音が彼に向ける視線が明らかに知らぬ間にボディを得ていたことに対する驚き以上の警戒心を孕んでいたからだ。

(ならもしオレの仮説が正しい場合、こいつも自分が警戒されているのは承知してるだろう。
それでもこのグループに居続けたのはいざとなったら自分に対する警戒心ゼロのレンを人質や盾にして逃げのびる為。
ならそのワンモーションか変身するまでの間に制圧を……)

清隆の発想は別に間違っていない。
仮に間違っていたとしても堀北グループ内に決裂に繋がりかねない楔を討てただけルルーシュ軍にも優位に働くはずだ。
ただ一つ清隆は蛮野天十郎という男の強欲さを見誤っていた。

「ガッ!」

「きゃああ!」

蛮野が放り投げたカバンの中から光る触手が伸びて鈴音を家康の方に殴り飛ばし、清隆の変身を阻害するように巻き付いた。

(なんだと!?まさか……)

「ば、蛮野さん!いくら疑われたからって……」

「下がれレン!」

家康はとっさに鈴音を庇った為即座には動けず、動けたハーヴィンの戦士がレンを庇って右肩に戦端をとがらせた光る触手が深々と刺された。
熱を持つそれで焼き切られたため失血死はしないだろうが、もう剣を偏り上に振り上げることは出来まい。

「ありがとうレン君。
君は本当によく役に立ってくれるよ」

今までとは違う悪意と嘲笑に満ちた声がリュックの中から聞こえる。

「清隆君から離れろ!」

即座に武器を構え動こうとしたドラえもんだったが、一気に距離を詰めたシビトに背後に回られ、思い切り蹴飛ばされた。
あまりの急展開に動けなかった帆波を巻き込んで壁に激突する。

「リモート操作か!」

「ご明察。君は前評判通り優秀だな、綾小路清隆。
あんな皇帝ごっこの小僧にはもったいない」

いつの間にか意識をタブレットの方に戻しゼインドライバーを介して肉体を操っていた蛮野が清隆のフォースライザーを外し、シビトのボディから黒と金色に変色したゼインドライバーを装着させる。

「ふんっ!」

そして用済みになったシビト侑斗の顔面に裏拳を叩きこむとアタッシュアローでとどめを刺す。

<カバンシューティング!>

敗北したロイミュード宜しくシビトは爆散。
その炎や血飛沫を目くらましにデイパックを回収する。
本来のシビトの法則にしたがえば、贋物の消滅に伴い付属品に過ぎない複製品のドライバーとカードも諸共に消滅したはずだが、悪の天才科学者蛮野天十郎が乗っ取ったボディーをそのままにしているはずもない。
新たに機能を付与したりなどは出来ていないが、自分の新しいすみかとして『快適』にした上で見つけた限りの落とし穴も塞いでいる。
問題なく変身アイテム一式とカードを存続させ、支配した清隆の肉体を動かす。

「ドラえもんがブリタニアを裏切った!
全軍をもってクラブハウス内に居る綾小路清隆以外の全員を始末しろ!」

清隆の声で一方的に命令を下し、返答を待たずザイアスペックを自分で破壊する。
これで眼鏡の刀使よりも思考力の無いNPCモンスターたちは何も疑わず清隆以外を攻撃することだろう。

「なんてことを……」

驚嘆する鈴音に蛮野は清隆の身体で、彼が一度も魅せたことがない様な酷薄な笑みを浮かべる。

「残念だよ。君たちはもう少し利用できたかもしれないが、ここまで明確に疑われてしまった以上予定を前倒しにさせてもらう」

そう言い終わると同時にバトルマギアを中心とした歩兵部隊が流れ込んで来た。
清隆の位置を確認すると、それ以外に銃口を向け、引き金を引く。
銃撃音をBGMに蛮野は少しだけ指を喉に当て、清隆の声を極限まで蛮野の物に近づける。

「変身」

スタータースイッチを押し、展開したプログライズキーをドライバーに装填。
金色の円柱状のエネルギーに覆われ、身体中を走るノイズがアンダースーツを形成し、中空に浮かぶように出現したアーマーとマスクが装着される。

「これからは……ゴルドゼインと呼べぇ!」

悪意の駆逐に使われるはずの力が仮面ライダーにすら数えられないアウトサイダーズ中のアウトサイダーにより利用されるとはなんという尊厳破壊だろう。

「さあ選べ。
私に殺されるか外の木偶人形共に殺されるかを!」

殺到するNPCモンスターを見送りながらゴルドゼインは盛大に高笑いを続けた。
ここからは正にハイライト。
ゴルドゼインの独壇場(リサイタル)だ。



「家康さんこのまま倉庫に!
君たちもどうにかついて来て!」

無茶を言っている自覚はありながら家康に抱えられたまま鈴音は叫んだ。

敵は使い切りとは言え複数の仮面ライダーの力を自在に操るゼインを纏った綾小路清隆。
しかもこちらは負傷者多数。
考え得る限り最悪の状態だが出来ることがない訳じゃない。

「あのからくり人形を使うのか?」

「ガニメデなら運転手以外コンテナに入れる形になってしまうけど全員で逃げられる!」

「承知した!」

家康は窓をぶち破り、その先に待機していたシグーを足場代わりに踏み抜き、蹴とばして撃破すると地面を蹴った。
人間離れした速力が今は頼もしい。
何故ならこれは鬼ごっこだからだ。

(ボロの出る可能性を嫌ったのか蛮野は即座にインカムを破壊していた。
なら新しく複雑な命令が下されることはない。
出されても『敵はあっちだ』ぐらいでしょう
本人に先回りされる以外に倉庫を足の速いNPCモンスターに潰される心配はしなくていい)

なんとか、なんとか倉庫まで先に着けさえすれば敗走もいいとこだが逃げ切れはする。

「倉庫には確か、ガニメデとかいう玩具があるんだったか?」

そんな希望はいつの間にか前方に居たガタックダブルカリバーを装備したゴルドゼインの姿で打ち砕かれた。
足を止め、振り返るとバエルを装着した帆波に掴まって飛んでくるドラえもんとそれを追うNPCモンスターの姿が見える。

「鈴音殿、この場は何としても某が抑える。
その間にどうにかがにめでを!」

「させると思っているのか!?」

「否!ワシが絶対にそうさせる!」

手甲とガタックダブルカリバーの刃が火花を散らす。
サビルバラとレンの安否が気になりつつもそれも自分がガニメデを準備して迎えに行けばいい話と無理やり切り替えて鈴音は倉庫に走った。



「邪魔!」

ゴルドゼインの姿を捕らえた帆波はしがみついていたドラえもんを振り落とすとバエルソードを構えて斬りかかった。

「何だ貴様は!」

「帆波殿か!?」

家康には目もくれずバエルソードで斬りかかる。

「綾小路君から離れて!」

危なげなく繰り出される斬撃を避けながらゴルドゼインは深いため息を吐く。

「この私に命令するとは身の程を知れ!」

同時に繰り出された斬撃を武器で受け止める帆波。
ゴルドゼインは手首のスナップを効かせてダブルカリバーで二本のバエルソードを挟むように位置取ると二本のカリバーを結合。

<RIDER CUTTING!>

大型の鋏と化した天の道を征く男を追い、並び、認められた男の刃を高濃度イオンエネルギーが走り、バエルソードを二本まとめて砕き折る。

「うわぁあああああ!」

それでも無手で殴り、蹴るバエル。
どうにか助太刀したい家康とドラえもんだが、ただでさえ清隆が数時間かけてせっせと増やしたNPCモンスターの軍勢が集って来る上に帆波の素人な上に怒り任せゆえの無茶苦茶な動きに下手に突っ込むことが出来ない。
ゴルドゼインもそれを分かっているようで帆波を煽る様に相手取る。

「ふん!」

「ぎぃい!痛い痛い痛い!」

そしてゴルドゼインは家康とドラえもんの両人に丁度背を向けなくていい位置に陣取り、帆波の手首を極め上げて肉盾にするとゼインカードを取り出し、読み砕かせる。

<オーインバスター50!>

「バイスタンプの技術とやら、テストさせてもらう!」

戦斧と銃を兼ねる家族を守る頼れる長男の武器で斬りつけ、怯んだところに銃撃を浴びせる。

「?……なるほど、対エネルギー武器に特化した特殊加工装甲か。ならば!」

ゴルドゼインは首を掴んだ帆波を天高く投げると、通常攻撃でバエルのウイング内臓の牽制バルカンの銃口を攻撃。
中の火薬に着火したのか、スラスターが内側から爆ぜる。
これでバエルはもう飛べない。

<スタンプバイ!オーイングストライク!>

そして間髪入れずに最高火力を叩きこんだ。
モビルアーマーの主砲にすら耐えるナノラミネート装甲を持つバエル自体は問題ないが、当たったビームは周囲に無茶苦茶に反射。
数多の悪魔を仕留めて来た必殺の銃撃が周囲のNPCを巻き込んだ範囲攻撃へと切り替わって降り注ぐ。

「う、うう……あれ?」

「ぐっ……大丈夫か?ドラえもん殿?」

「家康さん!?そんな、背中が!」

「なに、折角結んだ縁がこの両手から取りこぼれていくことに比べれば大した痛みでもない」

「下らんな」

そんな家康の様子を嘲笑う様に落下して来たところを殴り伏せて踏みつけて動けなくした帆波を引きずるゴルドゼインがゆっくりと近づいて来た。
「所詮秀吉とか言うのが私より格下だったから通じた理屈に過ぎない。
絆や愛など、なんの価値もない!」

そう言ってゴルドゼインはゴミのように帆波の身体を捨てる。

「ッ……!だとしても!」

「だとしてもなんだ!くどいぞ!
どれほど強かろうと生身!しかもそんな程度の武装で!」

意識だけの存在になってもなお過る失敗作の息子の姿を、自分を一度はゴルドドライブに完全に劣るはずのシステムと絆を断たれた怒りで撃破した仮面ライダーマッハの姿を連想し、振り払う様に帆波を雑に投げ捨てると家康に殴りかかる。
どれだけ痛みを与えようと、両手にが砕けぬ限り近接格闘(ステゴロ)では家康に分がある。

(だがその傷でまだこれだけの距離があるならこのカードを使うことは防げまい!)

ゴルドゼインのドライバーに読み砕かれた複製品のゼインカードがパラパラと舞い落ちる。

「な!」

家康の声が驚愕に染まる。
何故ならゴルドゼインの姿がマゼンタの光に包まれぶれたと思った次の瞬間にはもう1人ゴルドゼインが出現し、帆波の頭を蹴とばしていたからだ。

(まさか!)

ドラえもんの方にも視線をやると、マゼンタの光と共に彼の側にも武器……ライドブッカーを構えたゴルドゼインが出現した。

「させん!」

「その必要はない」

熱を帯びた感触が腹部を貫く。
続いてドラえもんからこちらに振り返ったガンモードのライドブッカーを持つゴルドゼインが銃撃を叩きこんだ。

「ここで死ぬからだ」

口から鮮血を吐き出し、家康は倒れた。



レンは怪我したサビルバラを抱えて無理矢理滑り込んだ戸棚のスキマから周囲を探すNPCモンスターたちの姿をただ眺めていた。
怪我したサビルバラを抱えて飛び出すのは危険極まりないし、先ほど清隆の音頭で聞こえたNPCモンスターたちの万歳三唱は少なくともこの建物を完全に包囲していたと確信できるほどの声量と音感だった。
頼むから去ってくれ、頼むから気付かないでくれ。
そう願いながらどれだけの時が過ぎただろうか?
ずる……ずる……と、歩き回るNPCモンスターの足音が止み、重たい何かを引きずる音が近づいてくる。

「レン君」

ほんの少し前まで、自分を安心させてくれていたはずの声がした。

「ぁ……」

空気が漏れる程度であったとしても、声を出してしまった。
変身により強化された聴覚がそれを拾い、金色の魔人が凡そ2人が居るあろう位置に立ち止まった。

「レン君、君には本当に感謝しかないよ」

べちゃり、と戸棚の前に人型が放り投げられた。
一度も会話を交わしていない、いつの間にか鈴音たちと合流していた桃色の髪の少女だ。

「おかげでこの戦いは私だけの完勝なんだからなぁあああ!」

ライドブッカーが背中から突き立てられ、痛めつけられ疲れ果てた少女の身体が激しく動く。

「─────ァアアアア……ああっ……」

絶叫に至らなかった絶叫とでも言うべき反射で漏れ聞こえただけの声を吐き出しきると同時に一之瀬帆波は動かなくなった。
憧れた人に追いつくことも、かつてのように皆をまとめ上げて守る事も、どれでもない旅路を征き新しい意味や意義を見出すことも出来ずに死んだ。

「き、さ……」

サビルバラがレンを押しのけ前に出る。
利き腕が使えないなりに戦おうとしたのか、それともせめて自分が身体で盾になっている間に逃がそうとしたのか、どちらにせよ無駄だった。
いよいよ正確な位置を割り出したゴルドゼインのガンモードに切り替えたライドブッカーが火を噴いたからだ。

(バン、ノ……さん、、なんで?)

レンの脳裏を最期によぎったのはひたすらに疑問だった。
あまりに浅い縁、ほぼ目についたから以上の理由のないまま巻き込まれた少女の命は散々使い潰されて潰えた。

「よし、後は分向こうがヘマさえしなければ……」

そんな蛮野の期待を裏切る様に分身を残して来た方から何か重い物を跳ね飛ばしたような音が聞こえた。

「やれやれ。
手負いの獅子が最も恐ろしいと考え分身共に任せたが、失敗だったかな?」

そう言って蛮野はもう一度声を清隆の物に戻し、周囲に残ったNOCモンスターに向けて叫んだ。

「裏切り者を必ず始末しろ!全軍で追え!」

ブリタニア軍式の敬礼をしてクラブハウスを出ていく軍勢の波に逆らい、ゴルドゼインは清隆たちが乗ってきた車に向かう。

「さて。やはり次に狙うはルルーシュだな。
アークゼロとかいうライダーの力も、あの巨大兵器も諸共に手に入れるとしよう」

仮面の下の清隆の顔で邪悪に笑いながら、遂に枷の外れた強欲と自己愛の魔人が真贋入り混じるバトルロワイヤルで動きだした。



【エリアG-4/租界 アッシュフォード学園敷地内/9月2日午後4時15分】

【蛮野天十郎@仮面ライダードライブ(非参加者)】
状態:綾小路清隆へ憑依中
服装:綾小路清隆と同一
装備:ゼインドライバー(複製)@仮面ライダーアウトサイダーズ、ゼインプログライズキー(複製)@仮面ライダーアウトサイダーズ、ゼインカード一式(純正・複製)@仮面ライダーアウトサイダーズ、ゼインカード一式(二号ライダー)@仮面ライダーアウトサイダーズ
道具:メダジャリバー+オースキャナー@仮面ライダーオーズ、強制退出装置@遊戯王OCG(6時間使用不可能)、闇の仮面@遊戯王OCG(6時間召喚不可)、マイティアクションXガシャット@仮面ライダーエグゼイド、裁断されたゼインカード@仮面ライダーアウトサイダーズ、檜佐木修兵のバイク@BLEACH、グレードアップえき(2/5)@ドラえもん、桜井侑斗のレジスター、ホットライン×7
無限バンダナ@メタルギアソリッドシリーズ
Vz.83@メタルギアソリッドシリーズ
ブレンのタブレット@仮面ライダードライブ
渋井丸拓男のバイク@DEATH NOTE
治療キット×1@ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン
予備マガジン×30
蛍丸@刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火
ランダムアイテム×1~5(ロトの防具なし)
アレフのレジスター
ロトの剣@ドラゴンクエスト
ガンダム・バエルの起動鍵@機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
ビスマルクのリュック
フォースライザー
ライジングホッパープログライズキー
フライングファルコンプログライズキー
スティングスコーピオンプログライズキー
アタッシュアロー
プログライズキー×1(種類不明)
エナジーアイテム×5(種類不明)
基本:どんな手を使ってでも生き残る。
01:レン君、君は実によく役に立ってくれたよ。
02:あの青狸共は雑兵に追わせる。
03:倒したライダーをカードに出来る能力を使いアークゼロついでにあの巨大兵器(ユニバースロボ)の力を手に入れる。
04:機を見てチェイスもどうにかしておきたい。
備考
※自身の意識データをタブレットからゼインドライバー(複製)に転送しました。
※仮面ライダーゼインに変身時は金色ベースの見た目になるように機能を弄り、ゴルドゼインを名乗りました。
※裁断された仮面ライダー2号、仮面ライダースーパー1、スカイライダー、仮面ライダー龍騎、仮面ライダーカブト、仮面ライダーダブル、仮面ライダーオーズプトティラコンボ、仮面ライダーウィザードインフィニティースタイル、仮面ライダービルドジーニアスフォームのゼインカードは回収しています。
※ゲーマドライバーとランダムアイテム=マイティブラザーズXXガシャットは『ゼインカード(仮面ライダーエグゼイド ダブルアクションゲーマーレベルXX(量産型脳無))@オリジナル』になりました。

※使用済ゼインカード『ストロンガー、ゴースト、ダブル、カブト、スーパー1、エグゼイド、スカイライダー、龍騎、2号、ウィザード、オーズ、ビルド、響鬼、BLACK、ファイズ、アギト、ウィザード(複製)、カブト(複製)2号(複製)、セイバー、ライダーマン、電王、ダブル(複製)、龍騎(複製)、ブレイド(複製)、X(複製)、V3、鎧武(複製)、カイザ、ZO、G3、イクサ、キバ、バイス、シン、ガタック、リバイ、ディケイド(複製)』

【綾小路清隆@ようこそ実力至上主義の教室へ】
状態:絶対遵守のギアス(極大)
   蛮野による支配(極大)
服装:高度育成高校の制服(男)
装備:蛮野と共通
令呪:残り三画
道具:蛮野と共通
思考
基本:ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアを利用して自分の夢を掴む
00:『ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアへの質問には包み隠さず答える』
01:……。
参戦時期:少なくとも船上試験よりは後
備考
※絶対遵守のギアスをかけられました。
 異能力を無効化する異能力をかけられない限り、新たにルルーシュのギアスの影響を受けることはない代わりにルルーシュからの質問に包み隠さず答えます。
※テレビ局内のどこかに成見亜理紗の手首(令呪付)と成見亜理紗のホットラインが保管されています。
※エナジーアイテム、ルルーシュより下賜された残りのプログライズキーの種類に関しては後の書き手様にお任せします。




【シビト桜井侑斗@仮面ライダーアウトサイダーズ 消滅】
【一之瀬帆波@ようこそ実力至上主義の教室へ 死亡】
【サビルバラ@グランブルーファンタジー 死亡】
【レン@ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン 死亡】



堀北鈴音が狭い倉庫の中身を無理やり押しのけてガニメデで外に出た時、全てが決していた。
ドラえもんの顔は驚き……否、呆然に染まっている。
幾度となく自分を支えてくれたはずの少年が乗っ取られ、変身した金色の魔人は見覚えのない武器を手にしている。
そして銃口の先に居るあまりに有名すぎる名前を持つ快男児は鮮血に濡れていた。
医学に精通している訳ではない鈴音の眼から見ても駄目だろうと思えた。
だって胸と口から血を流すその姿はどう見ても致命傷だ。

「家康さん!」

「鈴音殿!」

とても怪我人とは思えぬ力ある声で家康が答える。
ガニメデに気を取られている内にドラえもんの方に出現させたゴルドゼインの分身が家康にトドメを刺さんとライドブッカーを振り上げるが、家康は振り向きざまに懐に飛び込むと強烈なボディブローを叩きこむ。
分身は粉々に砕け散って消滅した。

「な、なんだと!?」

「ついさっきのことなのに覚えていないのか?
銃創の一つや二つ!
折角結んだ縁がこの両手から取りこぼれていくことに比べれば大した痛みでもない!」

「死にぞこないがぁあああーーーッ!!!」

ギガントナックルとライドブッカーの刃が火花を散らす。
あの壮絶な攻撃の応酬に鈴音が割って入れる余地はディムロスを使ってもガニメデを使ってもない。

(どうすれば……どうにかして、どうにかして家康さんは助かるの?)

ただでさえ致命傷。
その上で激しい運動を続けている。
出血も激しくなってくるだろう。
ならばすぐにでも決断し動かなければ状況は決して好転しない。

(考えないと、なにか、何か策を……)

「鈴音殿!この場はワシが必ず保たせる!
ドラえもん殿を連れて逃げてくれ!」

「なっ!?」

「家康さん!?」

「貴様らさえ殺せば完勝なんだよ……それをっ!
みすみす逃がすと思っているのかァアアア!」

「紡いだと思った絆を踏みにじられ、利用され、この命すら果てようと!
最後に残った仲間の命、絶対に守り抜く!」

だから行けと、言外に告げる家康に鈴音は

「ごめんなさい」

そう短く呟いてドラえもんをガニメデの両腕で掴むと、助けてもらってばかりの恩人に背を向けて逃げ出した。



遠ざかるガニメデの駆動音を聞きながら家康はひたすら拳を振るい続けた。
とんでもなく悔しくて仕方がない。
だがそれが今目の前の敵を全力で食い止めない理由にはならない。
何時も通り絆を守らんと戦うだけだ。

「分身相手に死ぬまで苦しみ続ける道を選ぶか!?」

何を言われようと徳川家康は揺るがない。
忠勝に依存するだけだった坊主ではない。

「貴様程度の力も持ちえないほんの少し人より賢しいだけのガキの為にそこまでする義理がどこにある!?」

何を言われようと、何をされようと、何度裏切られようと、いっそ狂っているとすら思えるほどに徳川家康は絆を守りし者だ。
だからこそ命尽きるその瞬間まで戦い続け、ゴルドゼインの分身をそこから一歩も通さなかった。
金色の魔人を殴り砕いたその姿勢のまま、日輪すら超え得た男は息絶えた。



【徳川家康@戦国BASARA 死亡】



【エリアG-4/租界 アッシュフォード学園敷地内/9月2日午後4時15分】

【堀北鈴音@ようこそ実力至上主義の教室へ】
状態:絶対遵守のギアス(極大) 蛮野に対する絶望、腹に傷(処置済み)、ガニメデに騎乗中
服装:高度育成高校の制服(女子)(腹部に横一文字の切れ込みあり)
装備:ソーディアン・ディムロス@テイルズオブデスティニー(DC版)
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~2(武器以外)、ホットライン
思考
基本:このゲームから生還する。
00:『一人称は僕、二人称は君を使う』
01:僕は……なにもできない?
02:羂索にルルーシュ・ヴィ・ブリタニア……。まさか魔法が実在したなんて。
03:戻った時に何て言われるかしら。
04:喋る剣に、小柄な三十代に、徳川家康……頭が痛いわ。
05:アッシュフォード学園を拠点にできた。後はどうするか。
06;あの蛮野に……いいえ、僕はこれから誰かに立ち向かえるの?
参戦時期:少なくとも髪を切る前
備考
※絶対遵守のギアスをかけられました。
 異能力解除の異能力をかけられない限り一人称が僕、二人称が君のままです。
※ソーディアン・ディムロスにスタン・エルロンの術技がソードスキルとして内包されてます。
※蛮野に対して絶望と生理的悪寒を抱いています。
※隆二、アンク、帆波、清隆、ドラえもんと情報交換しました。

【ドラえもん@ドラえもん】
状態:ダメージ(中)、悲しみと決意
服装:全裸(ロボットなので)
装備:空気砲@ドラえもん、ひらりマント@ドラえもん
令呪:残り三画
道具:ホットライン、チーターローション@ドラえもん、復元光線@ドラえもん、インペリアルセプター
思考
基本:皆が殺し合いから脱出出来る様に行動する。
01:卜部さん、家康さん……
02:逃げるしかないなんて!
03:清隆君が、乗っ取られた!?
04:約束は、守ってくれるよね。
05:総司令官の話には乗らない。
参戦時期:不明。(少なくとも、鉄人兵団の事件の後)
備考
※四次元ポケットは主催側によって没収されています。
※卜部とルルーシュから『反逆のルルーシュ』に関する大まかな流れを知りました。
※ルルーシュの計らいによりテレビ局内を案内されています。


【全体備考】
※ギガントナックル@グランブルーファンタジー、ランダムアイテム×0~2、家康のホットラインが家康の死体と共にアッシュフォード学園の敷地内に放置されています。
※アッシュフォード学園のどこかに裁断されたガタック、リバイ、ディケイドのゼインカードが放置されています。

【アイテム解説】
  • ガニメデ@コードギアス 反逆のルルーシュ
…アッシュフォード学園生徒会所有の第三世代型ナイトメア。
神聖ブリタニア帝国軍にて第四世代型KMFであるサザーランドが主力量産機となっている今となっては旧型のKMF。
状態はいいのか学生が作業用に使う目的で主に生徒会役員により運用されていた。
当ロワではニーナの試作動力で動く使用で手引書などと共にアッシュフォード学園内の倉庫に置かれていた。




121:交情Ⅴ:優しい誰かがいてくれたセカイ 投下順 123:[死体人形に関する多角的検証]]
105:真贋バトルロワイヤルZERO 時系列順 126:2代目ゼロ:オリジン
086:委任状 受け取って絶対 綾小路清隆
ドラえもん
113:二者択一 一之瀬帆波 GAME OVER
091:前坂リュージは嘘は視える 堀北鈴音
徳川家康 GAME OVER
112:獰悪EX:黄金の悪魔はなぜ蘇ったのか サビルバラ GAME OVER
レン GAME OVER
蛮野天十郎

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