喜べ少年、君の願いはようやく叶う。
言峰綺礼
言峰綺礼
「ハハッ!ヒースクリフの野郎、五道化(おれたち)と同列にまで落とされやがった!ざまあねえぜ!
しかも凶星病理も死ぬとはな!こいつは悪いことばっかりでもないらしい!」
しかも凶星病理も死ぬとはな!こいつは悪いことばっかりでもないらしい!」
「うっさい!気が散る!」
最凶となった神殺し、メラの脅威に対抗するべく行動を共にすることになった小鳥遊ホシノと激怒戦騎のドゴルドは発電所で放送を聞いていた。
このクソゲーの仕掛け人の一人、ヒースクリフこと茅場晶彦はよりにもよってNPCに格下げされ、今となっては障害にしかならない運営側の五道化、コルファウスメットが死んだ。
ドゴルドとしては久々に気分が良くなるような吉報だったがホシノにとってはそうはいかない。宇蟲王ギラと秀吉が死んだのはいいが当然それだけで済むはずもない。
このクソゲーの仕掛け人の一人、ヒースクリフこと茅場晶彦はよりにもよってNPCに格下げされ、今となっては障害にしかならない運営側の五道化、コルファウスメットが死んだ。
ドゴルドとしては久々に気分が良くなるような吉報だったがホシノにとってはそうはいかない。宇蟲王ギラと秀吉が死んだのはいいが当然それだけで済むはずもない。
「ジーク、学郎……!メラもグリオンも絶対に殺してやる……!!」
目の前で空蝉丸を惨たらしく殺したNPCの主、メラはジークをも殺していた。
夜島学郎はアビドス対策委員会の偽者を造った怨敵・グリオンの配下の手で殺されていた。
共に行動した時間は僅かだったが決して許せることではなかった。
グリオンに対して許せないことはそれだけではない。
夜島学郎はアビドス対策委員会の偽者を造った怨敵・グリオンの配下の手で殺されていた。
共に行動した時間は僅かだったが決して許せることではなかった。
グリオンに対して許せないことはそれだけではない。
「しかもディアッカを!ディアッカをよくもこんな風に……!」
偽アヤネから聞かされていたこともあって、覚悟はしていたがいざ目にすれば胸の奥から湧き上がる憎悪を抑えきれない。
更新された墓標アプリにはグリオンの横に記載された冥黒ディアッカが三名の参加者を殺害したという情報があった。
しかもそのうち一人は覇世川左虎。ホシノは直接会っていないが生前のディアッカが会っていた、殺し合いに乗っていない側の参加者だ。
こんなことを生前のディアッカが望んでいたはずがない。何としても自分の手で外道の手駒に堕とされたディアッカを終わらせなければと決意を新たにする。
そのためには横にいる片腕のない怪人との共同戦線を張る必要がある。
更新された墓標アプリにはグリオンの横に記載された冥黒ディアッカが三名の参加者を殺害したという情報があった。
しかもそのうち一人は覇世川左虎。ホシノは直接会っていないが生前のディアッカが会っていた、殺し合いに乗っていない側の参加者だ。
こんなことを生前のディアッカが望んでいたはずがない。何としても自分の手で外道の手駒に堕とされたディアッカを終わらせなければと決意を新たにする。
そのためには横にいる片腕のない怪人との共同戦線を張る必要がある。
「で、そろそろ答えてくれるよね?聞きたいこと、山ほどあるんだけど?」
「わかってるよ。だが時間がもったいねえ。話は移動しながらだ」
そう言って片腕の怪人、ドゴルドはホシノを先導するように移動を始めた。
だが奇妙なことにその足は放送直前に駆け込むのに使った入口ではなく施設の奥へと続いていた。
だが奇妙なことにその足は放送直前に駆け込むのに使った入口ではなく施設の奥へと続いていた。
「ちょっと、そっちは出口じゃないでしょ?
大体逃げ込むにしたって何もここじゃなくたって良かったじゃん。メラとの距離が開いたのは良いけどここ、テレビ局の目と鼻の先だよ!?」
大体逃げ込むにしたって何もここじゃなくたって良かったじゃん。メラとの距離が開いたのは良いけどここ、テレビ局の目と鼻の先だよ!?」
「んなこたあテメエに言われなくったってわかってんだよ!俺がここに用があるって話だよ!でなきゃ逃げ先にここを選ばねえよ!」
G-8にいたメラから逃げるのはいい。しかし逃げた先が問題だった。
発電所のすぐ近くには裁定者気取りの男、ルルーシュが根城にしているテレビ局がある。
正確にはテレビ局跡と言うべきだろうか。発電所に入る直前、チラリとテレビ局の方角を見た時は建物らしきものは見当たらず、代わりに巨大なロボットのようなものが遠目でも見えた。
あちらでも何かただならぬことが起こっている。
発電所のすぐ近くには裁定者気取りの男、ルルーシュが根城にしているテレビ局がある。
正確にはテレビ局跡と言うべきだろうか。発電所に入る直前、チラリとテレビ局の方角を見た時は建物らしきものは見当たらず、代わりに巨大なロボットのようなものが遠目でも見えた。
あちらでも何かただならぬことが起こっている。
とにかくメラほどの脅威ではないにせよ、信用ならないルルーシュの軍勢がすぐ近くにいる。
そのような位置関係にあるランドマークに長居したいとは思わない。
そのような位置関係にあるランドマークに長居したいとは思わない。
「ここにはな、二回目の放送で解禁される五道化専用の通路があるんだよ。
何でも五道化とプレイヤーの戦闘をより激化させるために役立つアイテムもそれぞれに用意してるんだとか。そいつを根こそぎいただく」
何でも五道化とプレイヤーの戦闘をより激化させるために役立つアイテムもそれぞれに用意してるんだとか。そいつを根こそぎいただく」
☆
コツコツと廊下を歩く音が響き渡る。
ドゴルドとホシノが歩いている場所は発電所の内部ではあるが、通常の参加者が入ることのできない区画だ。
地下区画の奥には二回目の放送以降に五道化のみが開くことのできる扉があり、その先に五道化専用のランダム支給品と呼ぶべきアイテムがある。
通常の参加者が力づくで壊すことはできない封印がされており、力づくで扉を破壊しようとして施設を破壊すれば内部で生成されているGN粒子が漏洩、電波障害を引き起こしてレジスターが停止するというわけだ。
ドゴルドとホシノが歩いている場所は発電所の内部ではあるが、通常の参加者が入ることのできない区画だ。
地下区画の奥には二回目の放送以降に五道化のみが開くことのできる扉があり、その先に五道化専用のランダム支給品と呼ぶべきアイテムがある。
通常の参加者が力づくで壊すことはできない封印がされており、力づくで扉を破壊しようとして施設を破壊すれば内部で生成されているGN粒子が漏洩、電波障害を引き起こしてレジスターが停止するというわけだ。
ここまでの道すがら、ドゴルドは己の事情を説明したり、ホシノからの質問に答えていた。
元々激怒戦騎のドゴルドはシロコの肉体を使っており、今は殺し合いに乗った柊真昼という参加者を支配しているということ。
今はシロコ共々運営に反旗を翻して行動していること。
ルルーシュとナギサの放送を聞き逃したホシノのために放送のことにも触れながらこの真贋交わる殺し合いの舞台がクルーゼの侵略で滅ぼされた並行世界のキヴォトスであることも話した。
その際ナギサはバグスターとしてガシャットに封印された上でテレビ局地下に幽閉され、シロコは数々の人体実験を施された結果五道化の一員となったことも。
元々激怒戦騎のドゴルドはシロコの肉体を使っており、今は殺し合いに乗った柊真昼という参加者を支配しているということ。
今はシロコ共々運営に反旗を翻して行動していること。
ルルーシュとナギサの放送を聞き逃したホシノのために放送のことにも触れながらこの真贋交わる殺し合いの舞台がクルーゼの侵略で滅ぼされた並行世界のキヴォトスであることも話した。
その際ナギサはバグスターとしてガシャットに封印された上でテレビ局地下に幽閉され、シロコは数々の人体実験を施された結果五道化の一員となったことも。
「へえ~……私たちと別の世界とはいえキヴォトスをこんな風に……その世界の私や先生に皆も殺してシロコちゃんにも……ふぅ~ん。
いやあ知らなかったよ、あいつらとんでもないマゾ野郎だったんだね。そんなに私に殺されたいんだったら素直にそう言ってくれれば良かったのになあ~」
いやあ知らなかったよ、あいつらとんでもないマゾ野郎だったんだね。そんなに私に殺されたいんだったら素直にそう言ってくれれば良かったのになあ~」
ドゴルドの想像に反してホシノの反応は大人しかった。表面上だけは、という但し書きがつくが。
とっくのとうに羂索らに何度もブチギレ、この手で殺すことを固く誓っているホシノにとっては、運営を抹殺する理由がまた上乗せされたに過ぎない。
沸点を何周もオーバーしているせいで表面的には冷静さを保っているように見えているだけだ。
とっくのとうに羂索らに何度もブチギレ、この手で殺すことを固く誓っているホシノにとっては、運営を抹殺する理由がまた上乗せされたに過ぎない。
沸点を何周もオーバーしているせいで表面的には冷静さを保っているように見えているだけだ。
「よし、ここのどこかに俺用のアイテムが……うぉっ!?」
長い廊下を歩き続けた先にあった扉を開いた先にあった部屋へ入る二人。
目当てのアイテムを探そうとした瞬間、ドゴルドの頭上が青く発光、直後に参加者に配られているものと同じリュックが音を立てて床に落ちた。
目当てのアイテムを探そうとした瞬間、ドゴルドの頭上が青く発光、直後に参加者に配られているものと同じリュックが音を立てて床に落ちた。
「もしかしてこれ、探す必要があるんじゃなくて部屋に入ったら勝手に転送されてくるやつなんじゃない?」
「マジかよ……先に乗り込んで他の連中の分も独り占めしてやろうと思ってたってのに。
盗難防止は完璧ってわけかよ。探す手間は省けたが腹立たしいぜ!」
盗難防止は完璧ってわけかよ。探す手間は省けたが腹立たしいぜ!」
ドゴルドの目論見としてはこの場所に保管されている五道化用のアイテムの数々を独占するつもりだったのだが、そこは流石に対策が施されていた。
五道化の誰かが部屋に入った瞬間に運営側が使用する空間から自動でその五道化に対応する追加アイテムが転送される仕組みとなっているのだ。
腹は立つが発電所というデリケートな場所である都合上八つ当たりで周囲の物を壊すわけにもいかない。
仕方なく片手でリュックの中を検めることにする。手の空いたホシノはキョロキョロと部屋の内装を見渡している。
決して広くない、殺風景な部屋だが部屋の隅にある作業机とデスクトップ型のパソコンが目についた。
五道化の誰かが部屋に入った瞬間に運営側が使用する空間から自動でその五道化に対応する追加アイテムが転送される仕組みとなっているのだ。
腹は立つが発電所というデリケートな場所である都合上八つ当たりで周囲の物を壊すわけにもいかない。
仕方なく片手でリュックの中を検めることにする。手の空いたホシノはキョロキョロと部屋の内装を見渡している。
決して広くない、殺風景な部屋だが部屋の隅にある作業机とデスクトップ型のパソコンが目についた。
「何でこんなとこに……どこかと通信できるとか?」
「かもしれねえが今の俺らに必要なもんじゃねえだろ。……おっ、こいつは!おいホシノ、開けてみろ!」
ドゴルドがリュックから取り出した小さな小袋をホシノに投げ渡す。仮面でわからないが人間であれば喜色満面になっていそうな声音だった。
自分で開けろと言いたいが片腕ではそれも難しいだろう。
仕方なく紐を解いて小袋をひっくり返すと中から緑色の小さな豆が三粒ホシノの小さな掌に落ちてきた。
自分で開けろと言いたいが片腕ではそれも難しいだろう。
仕方なく紐を解いて小袋をひっくり返すと中から緑色の小さな豆が三粒ホシノの小さな掌に落ちてきた。
「そいつは仙豆だ!どいつの差配か知らねえが助かったぜ!
まずお前が一粒食ってみろ。それで俺が言いたいことがわかるはずだ!」
まずお前が一粒食ってみろ。それで俺が言いたいことがわかるはずだ!」
「えー……こんな豆が?」
こんなもので何かが劇的に変わるものなのかと思わざるを得ないが、仕方なく一粒食べることにした。
「ん?……お、おお、おおおっ!?」
するとどうだ。たちどころに身体の痛みが引いていく。
疲労で鉛のように重くなっていた身体が羽のように軽くなり、ついでにお腹の具合も満腹になった。
ゲームが始まった瞬間と同じ、ややもすればそれ以上の絶好調にまで回復している!
疲労で鉛のように重くなっていた身体が羽のように軽くなり、ついでにお腹の具合も満腹になった。
ゲームが始まった瞬間と同じ、ややもすればそれ以上の絶好調にまで回復している!
「ええっ!?すごすぎない!?この豆!」
「それだけじゃねえぞ。ヒースクリフが俺に詰め込んだ知識がフカシじゃなきゃ失った手足だって戻る!
……ってわけでだ。少し協力しろ。俺は鎧が本体だからそのままじゃ食べられねえ。
腕を戻すには中身の柊真昼(こいつ)に食わせなきゃならねえんだが、鎧の面を外した時点でこいつの意識が戻っちまう」
……ってわけでだ。少し協力しろ。俺は鎧が本体だからそのままじゃ食べられねえ。
腕を戻すには中身の柊真昼(こいつ)に食わせなきゃならねえんだが、鎧の面を外した時点でこいつの意識が戻っちまう」
「だから私が有無を言わさず速攻で食べさせてあんたに身体の主導権を戻さなきゃいけないってことでしょ?
よし来た!そういうことなら……エンゲージ!」
よし来た!そういうことなら……エンゲージ!」
《センタイリング!》 《パトレンジャー!》
ドゴルドに支配されている少女に無理矢理仙豆を食わせてから再び有無を言わさずドゴルドに支配権を戻す鬼畜の所業である。
しかしあらかじめ件の少女が殺し合いに乗っている側と聞かされており、さらにキヴォトス人であるホシノの倫理観は緩い。
乗っている者なら殺されないだけ温情だろうと本気で思っている。
傍から見れば犯罪そのものな行いのためにユニバースパトレン1号へエンゲージ。
しかしあらかじめ件の少女が殺し合いに乗っている側と聞かされており、さらにキヴォトス人であるホシノの倫理観は緩い。
乗っている者なら殺されないだけ温情だろうと本気で思っている。
傍から見れば犯罪そのものな行いのためにユニバースパトレン1号へエンゲージ。
「よし、いいか!?顔の面を外すぞ!そしたらすぐ口の中に仙豆を突っ込め!」
「了解!」
準備が整い、ドゴルドの面が外れ、整った顔立ちの少女が表出する。
その顔に困惑の色が残っている今、この瞬間が絶好のチャンス!
その顔に困惑の色が残っている今、この瞬間が絶好のチャンス!
「どっせえええええええい!!」
「―――!?う、んぐ……!?」
瞬時に真昼の口を開かせ仙豆を強引にシュート!超・エキサイティング!
「よし、食わせたな!うおおおおっ!!」
仙豆を呑み込んだ瞬間にドゴルドの本体とも言える仮面が全速力で動き、真昼の顔に再度装着!
これにてミッションコンプリートだ。
失われていた真昼の左腕がみるみるうちに再生され、仙豆の回復効果がドゴルドにも適用されたか、あるいはもとからの機能故か鎧の左腕部も元通りに復元された。
万全に戻ったことに気を良くした二人はその場のノリと勢いでハイタッチを交わし、直後に「何でこんなことを?」と後悔した。
これにてミッションコンプリートだ。
失われていた真昼の左腕がみるみるうちに再生され、仙豆の回復効果がドゴルドにも適用されたか、あるいはもとからの機能故か鎧の左腕部も元通りに復元された。
万全に戻ったことに気を良くした二人はその場のノリと勢いでハイタッチを交わし、直後に「何でこんなことを?」と後悔した。
「これで完・全・復・活!この勢いでメラを殺しに……行けないよねえ」
「当たり前だろうがクソガキ。俺らだけじゃ神将数体倒せるかどうかってとこだ。
そもそもの話、メラ本人とまともに戦ったら俺もテメエも一瞬で蒸発させられて終わりだ。五道化全員がかりで的を散らせば話は別だがシロコ以外の連中と共闘なんざ有り得ねえし、もう一人欠けてる。
だがな、対主催側の参加者(プレイヤー)の中にはとびっきりの強さを誇る奴がいるってことはヒースクリフから聞いてんだよ。ご丁寧に外見もな」
そもそもの話、メラ本人とまともに戦ったら俺もテメエも一瞬で蒸発させられて終わりだ。五道化全員がかりで的を散らせば話は別だがシロコ以外の連中と共闘なんざ有り得ねえし、もう一人欠けてる。
だがな、対主催側の参加者(プレイヤー)の中にはとびっきりの強さを誇る奴がいるってことはヒースクリフから聞いてんだよ。ご丁寧に外見もな」
とびっきりの強さと聞いてホシノの頭脳に電流が走った。
先の放送で羂索は四凶なる最強プレイヤーたちを倒した者の中にその力を取り込んだ者もいると言った。
ドゴルドによればノワルはルルーシュが倒し、その力を奪った。言うまでもなくアルジュナ・オルタはメラに力を奪われた上で退場に追い込まれた。
となればホシノも直接相対したあの暴虐の王、宇蟲王ギラを倒したのは―――
先の放送で羂索は四凶なる最強プレイヤーたちを倒した者の中にその力を取り込んだ者もいると言った。
ドゴルドによればノワルはルルーシュが倒し、その力を奪った。言うまでもなくアルジュナ・オルタはメラに力を奪われた上で退場に追い込まれた。
となればホシノも直接相対したあの暴虐の王、宇蟲王ギラを倒したのは―――
「ズバリ、カオルちゃんだ!どうやったのかわかんないけど、宇蟲王ギラを倒したカオルちゃんも四凶の力を手に入れてる!
つまり……爆誕したってことだよ!対主催(わたしたち)の希望の星、宇蟲王・益子薫が―――」
つまり……爆誕したってことだよ!対主催(わたしたち)の希望の星、宇蟲王・益子薫が―――」
「ねえよ」
ホシノの閃きはそれはもう綺麗にバッサリと否定された。
「力を吸収したとかじゃなくて、元々いるんだよ。五道化(おれたち)みたいな相性の有利ありきじゃない、シンプルな力で四凶を殺すことを期待された戦士がな。
そこらへんの端役がフィニッシャーになれるぐらい宇蟲王を削ったのもほぼほぼ間違いなくそいつのおかげだろうよ。
そいつを探してスカウトするのがこの計画の要の一つだ。いいか、そいつの名は―――」
そこらへんの端役がフィニッシャーになれるぐらい宇蟲王を削ったのもほぼほぼ間違いなくそいつのおかげだろうよ。
そいつを探してスカウトするのがこの計画の要の一つだ。いいか、そいつの名は―――」
☆
D-8の市街地を、幽鬼のような足取りで歩く青年が一人。
その姿を見れば十人が十人、死にかかっていると判断するだろう。
身体の至るところに痛ましい傷や応急処置の痕があり、肩で息をし、相当量の血を失ったのか顔色も蒼白くなりつつある。
生きて活動していることが不思議だとすら言える。参加者の中に数名いる医療従事者なら即座に安静にさせるに違いない。
青年の名を、トランクスと言った。
その姿を見れば十人が十人、死にかかっていると判断するだろう。
身体の至るところに痛ましい傷や応急処置の痕があり、肩で息をし、相当量の血を失ったのか顔色も蒼白くなりつつある。
生きて活動していることが不思議だとすら言える。参加者の中に数名いる医療従事者なら即座に安静にさせるに違いない。
青年の名を、トランクスと言った。
(―――しおちゃんが、死んだ。いや、それどころか……)
運営による二回目の放送は人類の守護者たるトランクスにとって最大の凶報となった。
神戸しお。トランクスがゲーム開始とほぼ同時に出会い、これまで庇護し続けてきた少女。
元より不穏な空気を漂わせ、心の裡ではトランクスを強く拒絶し、松坂さとうの死をきっかけにして取り返しのつかないほど転げ落ちてしまった少女。
さとうを殺したルルーシュへの復讐を誓い、ルルーシュの身内を殺めてしまい、ルルーシュの方もまた己の敵として利用せんとしていた少女。
宇蟲王との遭遇ではぐれてから行方がわからなくなっていたしおの名が放送で呼ばれてしまった。
神戸しお。トランクスがゲーム開始とほぼ同時に出会い、これまで庇護し続けてきた少女。
元より不穏な空気を漂わせ、心の裡ではトランクスを強く拒絶し、松坂さとうの死をきっかけにして取り返しのつかないほど転げ落ちてしまった少女。
さとうを殺したルルーシュへの復讐を誓い、ルルーシュの身内を殺めてしまい、ルルーシュの方もまた己の敵として利用せんとしていた少女。
宇蟲王との遭遇ではぐれてから行方がわからなくなっていたしおの名が放送で呼ばれてしまった。
それだけでもトランクスを打ちのめすに十分な事実であったが、更新された墓標アプリには凄惨にして無情な情報が刻まれている。
まず神戸しおを殺めたのは魔王グリオン。名前の禍々しさに違わずここまでに7人もの命を奪っている。
第二回放送終了時点で最多の殺害数であり、あの宇蟲王や急激に殺害数を伸ばしたメラという参加者以上だ。
だが単純な殺害数以上に見過ごせないのがグリオンの横に記載された名前だ。
まず神戸しおを殺めたのは魔王グリオン。名前の禍々しさに違わずここまでに7人もの命を奪っている。
第二回放送終了時点で最多の殺害数であり、あの宇蟲王や急激に殺害数を伸ばしたメラという参加者以上だ。
だが単純な殺害数以上に見過ごせないのがグリオンの横に記載された名前だ。
冥黒ホシノ、冥黒ディアッカ。そして―――冥黒しお。
名前の語頭に「冥黒」なるワードがついた三名に共通するのは参加者名簿に名前があるということだ。
冥黒ホシノに対応するであろう小鳥遊ホシノが未だ生存しているので断言まではできないが、彼らはグリオンが参加者の遺体を弄んで作り上げた意思持つ兵隊なのではないか?
だとすればしおはグリオンの手で殺された後も忠実な手駒として使役されているということになる。人の尊厳を何とも思わぬ悪鬼の所業だ。
名前の語頭に「冥黒」なるワードがついた三名に共通するのは参加者名簿に名前があるということだ。
冥黒ホシノに対応するであろう小鳥遊ホシノが未だ生存しているので断言まではできないが、彼らはグリオンが参加者の遺体を弄んで作り上げた意思持つ兵隊なのではないか?
だとすればしおはグリオンの手で殺された後も忠実な手駒として使役されているということになる。人の尊厳を何とも思わぬ悪鬼の所業だ。
(でも、もしかしたら、しおちゃんは……)
表面的に読み取れる情報はここまで。だがトランクスにはその裏にさらに悍ましい真実が隠れている気がしてならない。
しおの次に死亡したのは夜島学郎。殺害者には冥黒しおとグリオンの名が共同で刻まれている。
夜島学郎が殺されたのは間違いなくトランクスが宇蟲王と戦っている最中のはず。トランクスが見ていないところでも相当な混乱があったことは容易に想像がつく。
混乱の坩堝のような状況下にしては、神戸しおの死亡と冥黒しおによる夜島学郎の殺害にタイムラグがなさすぎるのだ。
これはとりもなおさず、ルルーシュを殺せる力を渇望していたしおと手駒を欲したグリオンの間に明確な合意が成立してしまっていた、ということになりはしないか?
しおはグリオンと邂逅し、あらかじめグリオンが死体を使役する術者であることを聞き、力と引き換えに自らの死後を売り渡すことに同意してしまったのではないか?
しおの次に死亡したのは夜島学郎。殺害者には冥黒しおとグリオンの名が共同で刻まれている。
夜島学郎が殺されたのは間違いなくトランクスが宇蟲王と戦っている最中のはず。トランクスが見ていないところでも相当な混乱があったことは容易に想像がつく。
混乱の坩堝のような状況下にしては、神戸しおの死亡と冥黒しおによる夜島学郎の殺害にタイムラグがなさすぎるのだ。
これはとりもなおさず、ルルーシュを殺せる力を渇望していたしおと手駒を欲したグリオンの間に明確な合意が成立してしまっていた、ということになりはしないか?
しおはグリオンと邂逅し、あらかじめグリオンが死体を使役する術者であることを聞き、力と引き換えに自らの死後を売り渡すことに同意してしまったのではないか?
もしこの仮説が正しいとすれば、しおは今後グリオンの下で参加者の殺戮に手を貸しつつ、ルルーシュを殺すための牙を研いでいくのだろう。
止めなければならない。神戸しおであって神戸しおではない存在になり果ててしまった彼女を、これ以上手を汚す前に終わらせねばならない。
だが―――できない。無双の戦闘力を持つ超戦士たるトランクスは宇蟲王との死闘の果てに極限まで疲弊し、傷ついている。
参加者を7人も殺せるようなマーダーを止められるだけの力は今のトランクスにはない。
それどころか今このタイミングでグリオンに見つかってしまえば一方的に殺される可能性さえ否定はできない。
故にトランクスは不本意ながら雄英高校とは正反対の方向へ移動を始めた。最低限戦えるようになるまでの三十分の休息も切り上げる他なかった。
止めなければならない。神戸しおであって神戸しおではない存在になり果ててしまった彼女を、これ以上手を汚す前に終わらせねばならない。
だが―――できない。無双の戦闘力を持つ超戦士たるトランクスは宇蟲王との死闘の果てに極限まで疲弊し、傷ついている。
参加者を7人も殺せるようなマーダーを止められるだけの力は今のトランクスにはない。
それどころか今このタイミングでグリオンに見つかってしまえば一方的に殺される可能性さえ否定はできない。
故にトランクスは不本意ながら雄英高校とは正反対の方向へ移動を始めた。最低限戦えるようになるまでの三十分の休息も切り上げる他なかった。
「こんな爆速で見つかるとはな。どうやら今の俺は運が向いてきてるみてえだな」
「何っ!?」
声を掛けられ、初めて正面に二人組がいることに気づいた。
マイナス思考の海に沈みこんでいたために、何より消耗が重なりすぎていたために気でも視覚でも注意が散漫になっていた。
トランクスの目に入ったのは何とも奇妙な二人組。仰々しい仮面や鎧を着けた怪人と頭上に天使の輪のようなものを浮かべた幼い、恐らくはしおとそう変わらない年頃の少女という取り合わせ。
マイナス思考の海に沈みこんでいたために、何より消耗が重なりすぎていたために気でも視覚でも注意が散漫になっていた。
トランクスの目に入ったのは何とも奇妙な二人組。仰々しい仮面や鎧を着けた怪人と頭上に天使の輪のようなものを浮かべた幼い、恐らくはしおとそう変わらない年頃の少女という取り合わせ。
(何だ?邪悪な気を感じるが、ただそれだけでもないような……いや、これは気が二つ折り重なっているのか?
もう片方の彼女も気の大きさからして只者じゃない。ずいぶん刺々しい気だが……)
もう片方の彼女も気の大きさからして只者じゃない。ずいぶん刺々しい気だが……)
「何かその…大丈夫?あんた今にも死にそうだけど……」
「心配はいらねえだろ。何せこいつは戦闘民族サイヤ人ってやつらしいからな。
テメエらキヴォトス人も目じゃねえぐらいの戦闘力と生命力を持ってるって話だ」
テメエらキヴォトス人も目じゃねえぐらいの戦闘力と生命力を持ってるって話だ」
「キヴォトス人だと!?」
そのワードを聞き、即座にシャドーセイバーを手に取り戦闘態勢に移行するトランクス。
以前アンクから警告されていたキヴォトス人の参加者とこんなタイミングで出くわすとは。よく見ればボディアーマーでわかりづらいが服装のデザインも羂索と似ている。
先のルルーシュの放送でゲームの舞台であるここがクルーゼに滅ぼされたキヴォトスであることは承知しているが、それだけで警戒しないわけにはいかない。
以前アンクから警告されていたキヴォトス人の参加者とこんなタイミングで出くわすとは。よく見ればボディアーマーでわかりづらいが服装のデザインも羂索と似ている。
先のルルーシュの放送でゲームの舞台であるここがクルーゼに滅ぼされたキヴォトスであることは承知しているが、それだけで警戒しないわけにはいかない。
「あっ!もしかして私が羂索と繋がってるとか思ってる!?
冗談じゃない!できるなら今すぐにでもキヴォトスを滅茶苦茶にした挙句ユメ先輩の死体を穢してるあのド腐れ野郎を跡形もなく吹き飛ばしたいぐらいだよ!」
冗談じゃない!できるなら今すぐにでもキヴォトスを滅茶苦茶にした挙句ユメ先輩の死体を穢してるあのド腐れ野郎を跡形もなく吹き飛ばしたいぐらいだよ!」
「俺の方は本来テメエとは相容れない身の上だがな、今は敵対する気はねえよ。そっちから来るなら話は別だが。
俺は元・冥黒の五道化の激怒戦騎のドゴルドだ。メラの野郎をぶっ殺すためにお前をスカウトしに来たんだよ、トランクス」
俺は元・冥黒の五道化の激怒戦騎のドゴルドだ。メラの野郎をぶっ殺すためにお前をスカウトしに来たんだよ、トランクス」
「ス、スカウト?」
トランクスの予想に反し、敵意を見せない二人。
少なくとも戦闘の意思はないらしいと判断し、トランクスは剣を収め情報交換をすることにした。
少なくとも戦闘の意思はないらしいと判断し、トランクスは剣を収め情報交換をすることにした。
☆
「まさか最初に戦ったあの白髪の男がメラに倒されて力まで奪われていたとは……。
ルルーシュでさえノワルの力を手に入れたことで恐ろしいほどの強さになった。
元々四凶の一角だったメラが同じことをしたとなれば確かに放っておいていい相手じゃない!」
ルルーシュでさえノワルの力を手に入れたことで恐ろしいほどの強さになった。
元々四凶の一角だったメラが同じことをしたとなれば確かに放っておいていい相手じゃない!」
「トランクスだっけ。あんたも色々と大変だったみたいだね。
しおって厄ネタっぽい子のお守りしたり、あの宇蟲王と何度も戦ったり……。カオルちゃんのことも助けてくれてありがとうね」
しおって厄ネタっぽい子のお守りしたり、あの宇蟲王と何度も戦ったり……。カオルちゃんのことも助けてくれてありがとうね」
三人はメラから遠ざかるためD-10にある橋へ向かいつつ互いの自己紹介と情報交換を済ませていた。
その中でドゴルドからアルジュナ・オルタとトランクスが最初に戦った白髪の男が同一人物、即ち四凶の一角だと聞かされた。
元々アルジュナ・オルタを倒すために仲間を募ろうとしたトランクスだ。今のメラに抗うにはもっと多くの仲間が必要なことはすぐに理解できた。
その中でドゴルドからアルジュナ・オルタとトランクスが最初に戦った白髪の男が同一人物、即ち四凶の一角だと聞かされた。
元々アルジュナ・オルタを倒すために仲間を募ろうとしたトランクスだ。今のメラに抗うにはもっと多くの仲間が必要なことはすぐに理解できた。
「それよりメラの野郎だ。はっきり言ってこの面子でもまだあいつと神将どもの総戦力には及ばねえ。
だから南側に逃げたシロコやキリトたちと合流するのがとりあえずの目標だな。
シロコが言うにはヒースクリフを倒せばキリトも十分戦力に数えられるようになるらしい。
それとあと何人か神将どもと勝負が成り立つぐらいの参加者を集められればメラをぶっ殺すってのもだいぶ現実的になってくるはずだ」
だから南側に逃げたシロコやキリトたちと合流するのがとりあえずの目標だな。
シロコが言うにはヒースクリフを倒せばキリトも十分戦力に数えられるようになるらしい。
それとあと何人か神将どもと勝負が成り立つぐらいの参加者を集められればメラをぶっ殺すってのもだいぶ現実的になってくるはずだ」
「それがいいね。キリトなら信用できるし、私もシロコちゃんと直接会って話がしたいし」
「わかった。……悔しいが今からグリオンとしおちゃんを探しに雄英に戻っても見つけられる当てがない。
それなら君たちと同行する方が良さそうだ。だがドゴルド、約束を破るなら俺も容赦はしないぞ」
それなら君たちと同行する方が良さそうだ。だがドゴルド、約束を破るなら俺も容赦はしないぞ」
「わかってるよ。ほれ、前金代わりだ、受け取れ」
トランクスの同行が確定したと判断し、ドゴルドは残っていた仙豆の最後の一粒を乱暴にトランクスに投げ渡した。
一瞬驚いたトランクスだったが、すぐに仙豆を口に運び咀嚼した。
一瞬驚いたトランクスだったが、すぐに仙豆を口に運び咀嚼した。
「はぁっ!!!」
「おわっ!?す、すごっ……!」
重くなっていた身体が軽くなる。傷が癒え、空腹は満たされ、枯渇していた気も一気に充溢した。
軽く気合いを入れただけで衝撃波が発生し、ホシノが驚きの声を上げ、ドゴルドは満足げに頷いた。
希望の超戦士、トランクスがここに完全復活を遂げた。
軽く気合いを入れただけで衝撃波が発生し、ホシノが驚きの声を上げ、ドゴルドは満足げに頷いた。
希望の超戦士、トランクスがここに完全復活を遂げた。
(やっぱりな。こいつならメラとサシで戦っても最低限勝負の土俵には乗れる。
俺とホシノがトランクスに加勢して、シロコにキリト、他の連中で神将どもを抑え込めれば十分勝ち目はある!
待ってやがれよクソ野郎。空蝉丸を名前も知らないまま殺しやがったツケはきっちり払わせてやる!)
俺とホシノがトランクスに加勢して、シロコにキリト、他の連中で神将どもを抑え込めれば十分勝ち目はある!
待ってやがれよクソ野郎。空蝉丸を名前も知らないまま殺しやがったツケはきっちり払わせてやる!)
「俺からも一つ提案したいんだが、どうにかして鉄華兵団に接触することはできないだろうか?
ホットラインに放送を届けられる彼らの発信力や組織力を借りる方が仲間集めが捗ると思う」
ホットラインに放送を届けられる彼らの発信力や組織力を借りる方が仲間集めが捗ると思う」
鉄華兵団。それは16時過ぎのルルーシュの放送のすぐ後に運営側の回線をジャックする形でルルーシュへの弾劾放送を行った2代目ゼロ率いる対主催集団。
運営による二回目の放送の後、トランクスもホシノもホットラインにゼロの放送が入っていることに気づき、視聴していた。
今頃彼らの元には多くの人員が集っているのではないかという期待があったが、鉄華兵団と接触するには問題があった。
運営による二回目の放送の後、トランクスもホシノもホットラインにゼロの放送が入っていることに気づき、視聴していた。
今頃彼らの元には多くの人員が集っているのではないかという期待があったが、鉄華兵団と接触するには問題があった。
「ひみつ道具博物館がここの真反対じゃなければそれもアリって言いたいとこなんだけどねえ……」
「そうか……松坂さとうを擁護してくれたことのお礼をゼロに言いたかったが」
しおが探していた大切な人である松坂さとうの死を誇るべきこととして喧伝したルルーシュの放送には強い不快感を感じていた。
そのルルーシュに対して断固とした態度で反論してのけたゼロに、既にトランクスは少なからぬ信を置いていた。
直接礼を言いたいが無理なものは仕方ない。
そのルルーシュに対して断固とした態度で反論してのけたゼロに、既にトランクスは少なからぬ信を置いていた。
直接礼を言いたいが無理なものは仕方ない。
「松坂さとう?……ああ、そういやルルーシュの野郎が名前出してやがったな」
「ああ、墓標アプリを見る限り、大道克己…仮面ライダーエターナルと組んでルルーシュを倒そうとした結果、返り討ちにされてしまったようなんだが……」
言って墓標アプリをドゴルドに見せる。
松坂さとうは二人の参加者を殺め、何を思ったか大道克己と共闘してルルーシュを殺そうと画策していたようだった。
しおと同じ世界の住人ならそれまで荒事には縁がなかったはずだが、唐突なデスゲームに放り込まれて精神がおかしくなってしまったのかもしれない。
墓標アプリにはほぼ同時にルルーシュに殺されたのであろう、大道克己とさとうの名が仲良く並べられていた。
松坂さとうは二人の参加者を殺め、何を思ったか大道克己と共闘してルルーシュを殺そうと画策していたようだった。
しおと同じ世界の住人ならそれまで荒事には縁がなかったはずだが、唐突なデスゲームに放り込まれて精神がおかしくなってしまったのかもしれない。
墓標アプリにはほぼ同時にルルーシュに殺されたのであろう、大道克己とさとうの名が仲良く並べられていた。
「大道、克己だと?おいちょっと待て。そりゃあ……おかしいだろうが」
しかしこの並びに元・運営側最強のNPCとして盤面に放り込まれた怪人、激怒戦騎のドゴルドは明確な違和感を覚えた。
ドゴルドが唱えた異議は場の空気を完全に一変させる嚆矢となった。
ドゴルドが唱えた異議は場の空気を完全に一変させる嚆矢となった。
| 169:クライシスアンドエスケープ | 投下順 | 170:憤怒のT/せめて悲しみとともに |
| 167:ラストアタックとアイスとアンクの欲望 | 時系列順 | |
| 152:至命Ⅳ:ただ一人が望まなかった最終決戦 | 小鳥遊ホシノ | |
| 激怒戦騎のドゴルド | ||
| 164:雄英事変:ピリオド | トランクス |