つれづれ。 -雨の放置ゲーム-
【つれづれ あめのほうちげーむ】
ジャンル
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放置ゲーム
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対応機種
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iOS/Android
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配信元
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ARCHIVER,LLC
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配信日
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2016年10月15日
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価格
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無料(一部アイテム・サービス課金)
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判定
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なし
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ポイント
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心を慰める音響
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概要
本作を端的に言ってしまえば、通貨代わりの「雨のかけら」と「クリスタルのかけら」を集めて新しい要素を開放していくゲーム。
ゲームシステム
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雨のかけら
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雨がふり緑が生い茂る一枚絵を眺めていると、時間経過ランダムで光るポイントが現れそれをタップすると雨のかけらを集めることができる。
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設置した「えさ」は秒単位でカウントがどんどん減っていき、0になると生き物を呼び寄せる。この生き物をタッチしても「雨のかけら」が入手できる。
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えさのカウントダウンは画面をタップすることでも減る。連打することで時間をかなり短縮できる。
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雨のかけらは生き物を発見して入手した方が多く手に入る。また生き物がレアなほどもらえる雨のかけらが多くなる。
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雨のかけらで買えるもの
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生き物を集めるための「えさ」は雨のかけらを消費して購入しなくてはならない。
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その他 支払量こそ多いものの、新画面の解放(初期の1画面に加えて、さらに4面加えることができる。)、えさの待ち時間の短縮、ランダムで出現する光から入手できる雨のかけらの量の強化といったオプションを得ることもできる。
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広告を見ることで雨粒のボーナスに加え、設置したエサのカウントダウンが(広告を見たとき基準で)半減する。
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広告
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えさを設置した画面、およびしょっぷ画面では時折、15秒程度の広告動画を再生することができる。
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前者の広告を見ると、エサの効果発揮までの時間が広告を見た時点を基準に半分に減り、さらに雨のかけらも多くもらえる。
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後者の広告を見ると、「クリスタルのかけら」をもらえる。クリスタルのかけらは集めると、雨のかけらを集めやすくなるアイテムと交換できる。
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また240円課金すると、広告を見ないで「あめのかけら」や「クリスタルのかけら」を入手できるようになる。
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音響について
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雨の音、ピアノによる音楽がゲームの雰囲気を演出している。
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これらはそれぞれ任意にON/OFFにできる。
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BGMは7種類あり曜日で変化する仕組み。また雨のかけらを100000集めてショップで対応した景品と交換すると、このBGMを曜日に関わらず好きなものを流せるようにできる。
評価点
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美麗なサウンド
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効果に個人差はあるだろうが、曜日ごとに変わるピアノのBGM、サーサーと降り続ける雨音、雨のかけらを回収したときのSEはなかなか聞いていて癒される。
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時間帯に対応した背景
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えさを配置できる画面は、時間帯に応じて朝靄、夕闇とかなりバリエーションをもって変化してくれる。
賛否両論点
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ゲーム構造について
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放置ゲーの運命といってしまえばそうかもしれないが、ゲームそのものの抑揚は弱い。
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しかし本作は、収集要素にも乏しくや新マップも4つしか(2018年1月現在)開拓ができない。よってゲームに起こる大きな変化というのも殆どない。目標というものも特に設定されていないので、ゲームを続行するモチベーションを保ちにくい。
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プレイヤーの好きなタイミングでゲームに介入できるため、暇つぶし用のツールとしてはきちんと役割を全うしているとはいえる。
問題点
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雨のかけらの使い道
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雨のかけらを消費して「えさを置く画面にたまる雨のかけらの量を増やす」「えさの待ち時間を短縮する」ということもできるが、この2つの恩恵がいまいち弱い。
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餌に呼び出された生き物が背景と同化しやすい
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生き物のカラーリングが若干パステルカラー調であり、はっきりと描かれている背景に埋もれて見えなくなる事起こりやすい。特に背景が明るく発色する昼間で顕著。
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生き物の設定がややいい加減
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設置できる「えさ」のグラフィックが「草」しかない。ついでに言うと、この「草」も若干背景の草木に埋もれて見にくくなることがある。
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カラス、オオカミ、テントウムシといった肉食の生き物も登場するので、こういう生態にこだわる人は若干気になる。
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「レアな~」「激レアな~」という色違いもいるが、色だけ変えているためどこか現実味のない外見をしている。
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曜日設定の不具合
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しばらくゲームをプレイしていないとBGMの周期がずれていくことがある。たとえば木曜日のBGMが木曜日ではなく日曜日に流れるようになったりする。
総評
放置ゲーゆえゲーム性や目標というものがない。そのためプレイを続けることが難しいという難点は書かている。しかし一種の静かで美しい世界観を描くことには成功しており、真に手持無沙汰になった時にやってみると心が癒されるかもしれない。
余談
今後、マップおよび新たな生き物の追加が予定されている模様。
最終更新:2024年09月22日 15:26