女工作員セレーナ


女工作員セレーナ

5代目スレ 2005/12/08(木)

ハザリア「それでは次の公演。『女工作員セレーナ』の配役を発表する」
ヴィレアム「なんで文化祭シーズンでもないのに立て続けに劇やってるんだろう・・・・」
レイナ「主役は当然アタシよね!」
ハザリア「いや、お前にはアイビス・ダグラス役をやってもらう」
レイナ「ちょっ! 物理的に不可能なこといわないでよ!」
シュウヤ「心配ご無用。グランゾンの力を持ってすれば乳房を押さえ込むことなど」

ガバッ!
レイナ「っちょ・・・・・・、なにするの・・・・・・! あ・・・いや・・・痛い! 痛いってば!
 あ・・・、いや・・・。つまんじゃ・・・つねっちゃイヤァ!」
シュウヤ「フム。手ごわいですね。ブラックホールエンジンを・・・と」
クリハ「ブラックホールを使わないと押さえられない胸って・・・!」
レイナ「あ・・・もうダメ・・・(ガクッ)」

レイナ(スクッ)「ない! ホントに胸がない! うわーっ、嘘みたいに体が軽い!
 クリハ! あんたいつもこんないい思いしてたのね!」
クリハ「・・・ウルセエ」

ハザリア「そして主役セレーナは貴様だ。マリ」
マリ「また私?」
シュウヤ「ククク・・・、グランゾンの力を持ってすれば豊胸など造(略 」
ハザリア「黙れシュウヤ。この俺がバケモノじみた乳に観客の視線を集中させて演技をごまかすような姑息な手を使うと思うか?
 マリ。貴様にはそのままでセレーナのバケモノ乳を演じてもらう・・・!」

マリ(私が・・・巨乳の演技!?)


ダテ家
マリ ・・・ブツブツ(背中の反らし方・・・、歩く時は無意識に胸と物の間に間隔をあける・・・、
 肩の動き・・・胸筋の動き・・・、呼吸・・・・、振り返るときには胸に重み・・・足元を見るときの目の動き・・・)ブツブツ

リトゥ「家に帰ってからずっと・・・」
リュウセイ「ただいまー。あれ? どうしたマリ。パットなんかつけて」
リトゥ「父さん、なにいってるの!?」
リュウセイ「あれ? なんも着けてねえ・・・」
リトゥ(そんな・・・、見える・・・! あるはずのないマリの胸が揺れてる・・・!)

マリ(重力・・・視線・・・身のこなし・・・、できる・・・! 巨乳・・・、私は巨乳・・・!)

そして開演当日。
トウキ「オイ、小道具の運び込み急げ!」
ゼフィア「ぬう、大道具の準備が間に合わない。止むを得ん! 俺が後ろから支える!」
ハザリア「ええい、マリはどこに行った!? もう始まるぞ!」
レイナ「アタシ、呼んでくる!」

レイナに引っ張られて舞台に上がっていくマリ。

ハザリア「フン、ヒヤヒヤさせおって。
 ん? レイナ、ぼっと突っ立ってどうした。貴様の出番もすぐだぞ」
レイナ「あの子・・・、アタシのこと、レイナって、呼んだの・・・」
ハザリア「なんだ? 貴様呼び捨てにされたくらいで腹を立てているのか?」
レイナ「アタシ・・・ふざけてて・・・母さんて、呼んだのよ・・・。あの子のこと・・・」

―舞台上
マリ「受けた恩は忘れても・・・!」

ハザリア「心の底からセレーナになりきっていたというのか!?
 マリ・・・やはり恐ろしい女!」

自分の中で燃え上がり始めたなにかを、少女はまだ自覚もしていなかった。

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最終更新:2009年10月17日 11:32
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