クリハを探せ体育祭


26代目スレ 2008/10/13(月)

 ----体育の日----
ルナ「せんせーい、我々選手一同はぁー」
マキネ「えーと、スポーツマンシップにのっとってぇー」
ルナ「正々堂々と戦うことを誓います!」

 【白組】
ルナ「皆の者、日頃の成果を発揮するのだぞ!」

ゼラド「うん! 頑張ろうね!」
レイナ「日頃の成果ってなによ」
ヴィレアム「日頃の成果は、日頃の成果だっ!」
キャクトラ「存分に発揮しようではないか!」
レイナ「あんたたちが日頃なにを積み重ねてるっていうのよっ!」
ゼフィア「なにかしら積み重ねている!」

 【どどめ色組】
マキネ「えーっと、なんかこう、
 取って付けたような体育祭でテンション上がんないのもわかるけどさー」

ミナト「今日はナゴヤまでSKB48の旗揚げライブ行こうと思ってたのになぁ」
ハザリア「ワカヤマまでなれ鮨を食いに行こうと思っていたのだが」
ユウカ「だっる」
ランディ「家に帰りたい」
ミズル「運動きらーい」

マキネ「なに、このヘボい学園ドラマの問題児クラスみたいな人選。
 なんで世話役なんか仰せつかっちゃったかな!」
スレイチェル「すべてはマキネの仕切りにかかっている」
マキネ「あんたが仕切ってよ! 先輩じゃん!」
スレイチェル「スレイチェルに着いてくる人間がいるとでも思っているのか」
マキネ「たしかにそれはそうだ!」
スレイチェル「自分でいってはみたものの、少し傷付いた」
マキネ「このひと、めんどくさっ!」

 ----100M走----
 【実況席】
トウキ「はい、なんかこう、テキトーな感じですが、司会のトウキです」
ラーナ「中等部代表、解説のラーナちゃんです」
トウキ「まずは100M走ですが、白組はいきなりキャクトラ選手を繰り出してきました!」
ラーナ「明らかに勝ちに行っていますね」

 【グラウンド】
キャクトラ「相手が誰であろうと、勝って見せます!」
ハザリア「なれ鮨特有の酸っぱ味がな」
キャクトラ「・・・・・・は?」

 【実況席】
トウキ「あぁーっと、なんのつもりでしょうどどめ色組!
 体力勝負ではてんで役に立たないハザリアをぶつけてきたぁーっ!」
ラーナ「しかもなれ鮨のことで頭いっぱいの様子です」
トウキ「これはいきなり勝負を捨てたかぁーっ!?」

 【どどめ色組サイド】
マキネ「ひひっ、わかんないかなぁ。暁泉学園戦法さ。
 90年代サンデーの柔道物を支えた『帯をギュッとね!』において、
 強キャラ藤田恵に対して
 誰とやっても負けるであろうゴルファー兼柔道部員原田彦蔵16歳(嘘ではない)
 をぶつけていった、暁泉学園市川先生(2児のパパ)戦法!」
スレイチェル「意外とセコい手を使うな、お前も」

 ----借り物競走----
 【グラウンド】
ゼラド「はいっ! 『頼りがいのあるひと』!」
クォヴレー「俺でいいのか?」
トウキ「はい、ゼラド1着ー」
ヴィレアム「ぐすっ、ぐすっ、『髪が長い人』」
レイナ「なに泣いてんのよ」
トウキ「ヴィレアム2着ー」

ラーナ「スレイチェルさん、失格です」
スレイチェル「なんだと、『美しい人』を連れてきたではないか!」
ラーナ「ひとりじゃないですか」
スレイチェル「スレイチェルはスレイチェルより美しい者を見たことがない!」
ラーナ「なにいってるんですか、あなたは」

トウキ「あれ、ゼフィア先輩、なにウロウロしてるんですか」
ゼフィア「・・・・・・『質実剛健な人』とは、どこに」
トウキ「あぁ~、そりゃ難しいですね」
ラーナ「見つけるまでゴールすることはまかりなりません」

 ----玉入れ----
 【実況席】
トウキ「さあ、高校生にもなって玉入れをやるのかという疑問はさておき、
 白組側からはレタス選手」
ラーナ「どどめ色組からは明らかにやる気ない感じのユウカ選手」

 【グラウンド】
ユウカ「だる」ポーン ポーン
レタス「ダルいのならリタイアなすったらいかが?」ポーン
ユウカ「出席日数足りてないし」ポーン
レタス「自業自得ではなくて?」ポーン
ユウカ「ブルジョアのお嬢ちゃんにビッグな顔されるのも気に入らないし」ポーン
レタス「大きな顔してるのはあなたではなくて?」ポーン
ユウカ「B組の教室じゃ、あんたのほうが明らかにデカい顔してるし」ポーン
レタス「それはあなたがB組に出席すれば解決するのではなくて?」ポーン
ユウカ「B組の教室、なんかフィアー」ポーン
レタス「なにがそんなに怖いというんですの」ポーン
ユウカ「なんか、誰もいないところに向かって喋ってる男がいてフィアー」ポーン
レタス「あなたまさか、咲美さんやレラさんが視界に入っていないんですの!?」ポーン
ユウカ「なんか、昔男だったのもいるし」ポーン
レタス「それはお互い様ではなくて?」ポーン
ユウカ「いいから、あんたはさっさと東京ミュウミュウに戻ってご奉仕してな」ポーン
レタス「あなたこそ、名前のわりに誰も癒していないのではなくて?」ポーン
ユウカ「は、癒すし。ばんばん癒すし。
 非モテ女に心配されなくても激しく癒すし」ポーン
レタス「誰が非モテですの!? ヤンデレに片足突っ込んだクーデレのくせに!」ポーン
ユウカ「ハーフのくせにブロンドとか、うさんくさいのよ」ポーン
レタス「半分ラテンのくせに不良英国人ぶって、いかがわしくってよ」ポーン
ユウカ「は、やんの? 魔法にかけられたエイミー・アダムスみたいな古くさいブロンドして」ポーン
レタス「ストーム操ってたころのハル・ベリーみたいな顔して凄んでも怖くなくってよ」ポーン

 【実況席】
トウキ「あぁっと、いけません。
 双方、玉入れの玉をぶつけ合うのはやめてください」
ラーナ「撤収、撤収です。
 心ある人はあのふたりを呪泉郷まで引っ張ってってください」

 ----保護者対抗200M走----
 【グラウンド】
ディストラ「負けない・・・・・・っ!」
デスピニス「あの、よろしくお願いいたします」

 【実況席】
トウキ「さあ、保護者対抗200M走、白組走者はバランガ家からディス・アストラナガン選手」
ラーナ「どどめ色組は、うちの会社で会計とかやってくれるデスピニスさんです」
トウキ「真にエロいお姉さんはどちらなのか、
 泣いても笑ってもこの一戦で決まります!」
ラーナ「片やメイド服、片やなんか透けてるピラピラ、
 双方明らかに走る格好ではありません」
トウキ「さあ、戦いのホイッスルが鳴る!」

 パァンッ!

ラーナ「走者いっせいに走り出します」
トウキ「揺れてます! たゆんたゆん揺れています!」
ラーナ「ふたりの顔はうっすらと上気し、
 首筋に汗の伝う様は、見る者に不思議な背徳感をすら与える艶めかしさがあったのでした」
トウキ「それにしても揺れすぎです!
 まさか、していないのでしょうか! 双方ノーブラなのでしょうか!?」
ラーナ「獣のように猥雑な息を吐きながら、両者コーナーにさしかかります」
トウキ「あぁーっと、ここでディストラ選手に動きがぁーっ!」
ラーナ「動いています。眼球が恐るべきスピードで動いています。
 自分の足元、そして観客席、きょろきょろきょろきょろと、まるでなにかのタイミングをうかがうように」
トウキ「そしてコケたぁーっ! なにもないところでコケたぁーっ!」
ラーナ「まさか、ドジッ子、ドジッ子だとでもいうのでしょうか」
トウキ「いや、違う!
 転倒の寸前、ディストラ選手は明らかに観客席の一点を意識していました!
 あざとい! これはあざとい!
 まるで同性に嫌われるOLのようなあざとさだぁーっ!」
ラーナ「あ、いけません。メイドさんはスカートの下に・・・・・・」

 【グラウンド】
 シュタッ
ディストラ「ご主人様・・・・・・!」
クォヴレー「ばか、サルマタをはけといっているだろう」
ディストラ「サルマタって、サルマタって・・・・・・!」

 【実況席】
トウキ「ディストラ選手、
 スカートがまくれ上がる寸前、クォヴレーさんに救出されました!」
ラーナ「コースを外れたのでメイドさんはリタイアということになります。
 しかしなぜでしょう、その負け顔は末期のブチャラティさん並みに満足げで、
 そして恍惚に輝いているのでした」
トウキ「ありがとうディストラ選手、いやディス・アストラナガン選手!
 勝負に負けてエロスで勝った!
 たった一瞬のチラリズムを、我々は忘れません!」
ラーナ「満場の拍手の中、お二人が退場していきます。
 わたしも涙が止まりません」
トウキ「ありがとう! ありがとう!」

 ----お昼休み-----
 【白組側】
ゼラド「はい、お兄ちゃん、いーっぱい食べてねっ!」
ルナ「お父様、こちらも」
クォヴレー「応援する側が食べるというのは、なにか違わないか?」

ヴィレアム「ゼラド、あの、俺、一生懸命これ作って」
レイナ「はいはいはい、こっちいらっしゃい、食べてあげるから」
ヴィレアム「手塩にかけて作ったこの弁当、チリソースまみれにされてたまるか!」
レイナ「チリソースになにか文句でもあるの!?」
キャクトラ「チリソースを振りまわさないでください!」

 【どどめ色組側】
マキネ「はい、ランディ1/2、いーっぱい食べてね、えへ」
ランディ「えへじゃない!
 弁当箱にメガマックぎゅうぎゅうに詰めてなにいってんだ!」
マキネ「ええ、気持ちがいっぱいに詰まってるのに」
ランディ「『太れ』っていう内なる声しか聞こえてこないんだよ!」
マキネ「あ、食べたらすぐ昼寝に入ってね。速やかに脂肪化するように」
ランディ「1500M走、まだ誰もエントリーしてないか! 俺が出る!」

ハザリア「なぁ~、なれ鮨が食いたい、なれ鮨が食いたい、
 ワカヤマのなれ鮨が食いたい」
マリ「うるさい、甘えるな」
ハザリア「なあ、なれ鮨を食いたくないか」
ユウカ「あたしに甘えたってダメよ」ぺしっ

 ----応援旗合戦----
 【実況席】
トウキ「はい、競技というより昼食後の余興ですね。白組側は絵師アオラ」
ラーナ「あ、いけません。誰ですかミズルを引っ張り出したのは」

 【グラウンド】
ランディ「しっかりしろ!」
ミズル「ダメダメダメ、ありえない、クラクラする。
 アニメ絵キモい、受け付けない」

 【実況席】
トウキ「あっと、どうしたのでしょう、どどめ色組ミズル選手、
 ランディ1/2に肩を借りて退場していきます」
ラーナ「ミズルはアート寄りなので、アニメ調の絵は高橋留美子絵で限界なんです。
 デッサンのくるった絵を見ると目まいがするとかナマイキほざいてます」
トウキ「それでは欲望剥き出しの同人絵は劇薬のようなものでしょう!
 人選ミスです、勝者白組!」

 ----1500M走----
 【グラウンド】
カル「ミナトと雌雄を決せられなかったことは残念だが、あなたにだって負けはしない!」
ランディ「太ってたまるか太ってたまるか・・・・・・っ!」

 【実況席】
トウキ「接戦です! 両者一歩も譲らずーっ!」
ラーナ「しかしPちゃんさんはこれからギアを上げていく様子です。
 見てください、髪の毛が赤く」
トウキ「出たぁーっ! 怒ったり興奮したりすると髪が赤くなる恥ずかしい体質ーっ!」
ラーナ「赤くなったからといって身体能力が上がるわけではないそうですが」

 【グラウンド】
 タァーンッ!
ランディ「わっ! なんだ!? 足元の地面が抉れて・・・・・・っ!」
ユウカ「ブラックポークが、ナマイキ。赤毛は彼の色よ」
ランディ「なんでチームメイトの走行邪魔するんだよ!」

 【実況席】
トウキ「あっと、いけませんランディ1/2選手。
 赤毛に対して並々ならぬ思い入れを持つユウカさんに狙撃されてます」
ラーナ「死にたくなかったら赤毛にならないように、
 息を整え整え、ゆっくり走ってください」
トウキ「どどめ色組、勝てるわけがありません! 勝者白組!」

 ----ふたり棒倒し----
 【実況席】
トウキ「さぁー、いよいよ最後の競技です!」
ラーナ「暴力行為厳禁といわれるわりに、ほぼ間違いなく殴る蹴るになる競技ですね」
トウキ「このふたり棒倒し、ひとりが棒を守り、ひとりが棒を倒しに行く特殊ルールです!」
ラーナ「通常の棒倒しだと、ごちゃごちゃなってよくわからなくなるからですね」
トウキ「実質、オフェンス同士の一騎打ちになります、果たして・・・・・・!」

 【白組】
キャクトラ「友よ、オフェンスは任せた!」
ヴィレアム「任せろ、勝利をこの手に! カッコいい姿をゼラドの目に!」
キャクトラ「友よ、すでに目に邪心が混じっている!」

 【どどめ色組】
マキネ「ハザリアーっ、
 ようやくあんたの悪知恵が役立ちそうってときに、どこ行ったのーっ!?」
ユウカ「もうなれ鮨が食べたくてガマンできないとかいって、
 小脇にマリ抱えてランナウェイしてったよ」
マキネ「あンの唐変木っ!」

ランディ「じゃ、ディフェンスは頼む」
ミナト「おう、そっちも、髪の毛赤くなんないように気を付けろな」
ランディ「背中に照準を合わせられてる恐怖で、いまにも赤くなりそうなんだ」
ミナト「そっちにオフェンスはいかせねえよ」

 パァッンッ!
ヴィレアム「どけ、ミナトぉっ!」
ミナト「YES! WONDERLAND! 夢のツバサぁ~ひぃ~ろげっ!」

 【実況席】
トウキ「あぁーっと、ミナト選手!
 開始一番ヴィレアム選手が放った跳び蹴りを、
 なんかキモい歌歌いながらカラテの内受けではたき落とした!」
ラーナ「双方、暴力行為禁止のルールは無視していますが
 審判の笛は鳴りません。なにか諦観の空気すら漂っています」
トウキ「ミナトが体得しているのはフルコンタクトカラテ!
 受けからの攻めは一体化しています!
 なんかキモい歌詞を高らかに叫びながら、順突き逆突きカギ突きのラッシュ!
 キモいくせにやたら正当派なカラテです!」
ラーナ「凄いけどキモいです。キモいけど凄いです。まとめると凄くキモいです」

 【グラウンド】
ミナト「『ここにいるぜぇ!』、それはごっちん卒業後初のシングルナンバー!
 そのダンスはそれまでのどのナンバーよりも激しいことで知られている!
 そう、それは!
 『ごっちん、ごっちんがいなくてもウチらは大丈夫、だからソロ頑張って』という、
 愛弟子あいぼんの、のんたんの、れいにゃの、なっちの、いいらさんからの
 熱いメッセージ!
 この熱さの前に、為す術があるかぁっ!?」
ヴィレアム「いま挙げた連中の、現在の体たらくを考えてみろっ!」
ミナト「お前こそ、いい加減こんこんの魅力を認めたらどうだ!」
ヴィレアム「こんこんていわれても、顔もわからない!」
ミナト「巨乳で大食いでほっぺなこんこんだよぉっ!」
ヴィレアム「その記号で俺が思い浮かべるのは、ひとりだけだぁっ!」

 【実況席】
ラーナ「双方キモいです」
トウキ「キモーい! なんとキモい対決でしょう!
 小等部及び中等部の親御さんは、お子さんの目と耳を塞いでください!
 それ以上の方は目を背けてください!」

 【グラウンド】
ミナト「ごっちんがいなくても、娘。のみんなは大丈夫だったんだ!
 俺だって、俺だって、兄貴がいなくてもやれるっていうとこ見せてやる!
 むしろ兄貴いらねえ! 兄貴がいたからってどうなるもんでもねえし!
 兄貴が役に立ってるとこ見たことねえし!
 消えろ兄貴! もうカノウ兄弟ってフレーズいらねえよ!」
ヴィレアム「なんか視点ズレてないか!?」
ミナト「一度きぃ~りのじ~んせっ♪ お~腹いっぱぁ~いまぁ~なぼ♪」

 【実況席】
ラーナ「なんかキモい歌歌いながらお兄さん不要を喚いています。
 あんなキモい感じに要らない要らないといわれるお兄さんとは何者か、
 若干の興味が湧きます」
トウキ「さあ、一体どこの何者なのでしょうか。
 当方、まったく心当たりがありません!」
ラーナ「そういえばあなた、名字はなんといいましたか」
トウキ「いま答えたくありません!」

 ----閉会式----
 【実況席】
トウキ「さあ、すべての競技が終了しましたが」
ラーナ「え、これでおしまいですか?」
トウキ「果たして、勝ったのはどちらのチームなのか!」
ラーナ「そういえば、誰が得点集計してたんですか」
トウキ「クリハです!」
ラーナ「聞いたことない名前ですけど、誰ですかそれ」
トウキ「俺のカノジョです!」
ラーナ「へえ、カノジョいたんですか」
トウキ「いたんです!」
ラーナ「高校生の男女交際って、どのへんまでするんですか?」
トウキ「そんな女子中学生の興味に答えてやる義理はありません!」
ラーナ「どこにいるんですか、そのカノジョさん」
トウキ「どこかにいます!」
ラーナ「どこかって、どこですか」
トウキ「どこかはどこかです!」
ラーナ「なにいってるんでしょう、このひとは」
トウキ「勝ちチームが知りたいのなら、クリハを見つけてもらうしかありません!」
ラーナ「は?」
トウキ「なお、クリハを見つけたチームには大量1000Pが振り分けられます!」
ラーナ「ここに来て、いままでの競技をすべてムダにするような大量得点の提唱です」
トウキ「クリハへの愛がどちらかのチームを勝利に導くと信じて、ホイッスル!」

 ピィーッ!

ラーナ「いつ終わるのか見込みがつかないので、わたしは帰ります」

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最終更新:2009年10月17日 12:32
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