27代目スレ 2008/12/24(水)
【イスルギ社 機動兵器試験場】
アイミ「航行システム及び、管制塔とのデータリンク完了。ミナトそっちは?」
ミナト「テスラドライブの推力偏向装置、各種フラップも異常無しOKだ!」
アイミ「了解、管制塔こちらアステリオンAXX、アイミ・ダグラスです。
テスラドライブの出力安定、システムオールグリーンいけます!」
ミツハル「んー、非常にてぎわがいいねー。うちのテストパイロットとは段違いだよー」
アイミ「そんな、発進準備なんてこれ位は普通ですよ」
ミナト「機動兵器の推進装置のチェックなんてバイトでよくやるし普通だろ?」
ミツハル「はっはっは、今回のテストに必要な資格を全部持ってたミナト君が、
今までどんなバイトをしていたのか個人的に気になる所だが、時間が無いので手短にすませるよ。
まず今回のテストの目的は、わが社が開発した新型テスラドライブとGコントローラーの
運用テストをしてデータを収集する事だねー」
アイミ「了解、でも次世代型のテスラドライブは、各企業の共同開発でテスラ研で作られているって・・・」
ミナト「まー、自分の所で作った技術を全部教えたりはしないよな普通」
ミツハル「そういう事だね、技術は結局の所イタチごっこで競争の最先端にいた方が有利だからねー」
アイミ「そのおかげで私は宇宙に上がれるんですけど、ちょっとずるい事をしているような気が・・・」
ミナト「そうか? わりと普通だと思うぞ」
ミツハル「そうだよー、資本主義と女の子ってのは非情だからねー。
クリスマスプレゼントは豪華な物じゃないと後ろから包丁でブスリだよ」
アイミ「それは何か違う気が・・・」
フィリオ「やあ、メリークリスマス。ずいぶん楽しそうだね準備は終わったのかい?
ミツハル「今までどこにいってたんですかフィリオ先生、いいかげん仕事して下さい」
フィリオ「イスルギ宇宙開発課一働かない男、
フィリオ・プレスティ!」
ミツハル「いい笑顔でさらっとダメな事言わないで!ほんと働きましょうよ!」
フィリオ「まあ、それは置いといてアイミ君、ミナト君、まだそのテスラドライブは試作品だ。
いきなり爆発したりはしないだろうが、あまり無理はさせないでくれよ。」
アイミ「はい!!」
ミナト「了解だ!フィリオ先生」
フィリオ「ふふ、よい返事だ。宇宙は広い・・・、気おつけていっておいで」
ミツハル「では、発射カウントスタート! 5・4・3・2・1・0!」
ミナト「テスラドライブ出力最大、やーってやるぜ!!」
アイミ「アステリオンAXX、発進します!」
フィリオ「管制塔了解、よい旅を」
ミツハル「・・・後から来て、おいしい所だけもっていきましたね」
フィリオ「フフ、伊達に2時間も出待ちしてた訳じゃないよ」
ミツハル(駄目だコイツ早く何とかしないと・・・)
フィリオ(やはり蛙の子は蛙なのかな、あの子の純粋さはキミによく似ているよアイビス・・・)
【衛星軌道上 静止軌道】
アイミ「高度35,786kmに到達、静止軌道に入ります。機体及び乗員に異常なし。
テスラドライブの冷却完了を待って次のテストに入ります」
ミナト「ヒュー、衛星軌道まで36秒とはゴキゲンだぜ!」
アイミ「でも、かなりのGがかかったけど本当に大丈夫?」
ミナト「大丈夫、大丈夫、元から鍛えてたしそれに夏休み入ってからすぐに、
フィリオ先生とカルと一緒に自転車で日本縦断したり沖縄で修行したりしてたからさ」
アイミ「はあ、色々してるのね・・・」
ミナト「それよりアイミこそ平気なのか?」
アイミ「えっ、わっ私は、そっその慣れてるから」
ミナト「そっか、いやーでもびっくりしたよ。AKB48のライブ帰りにフィリオ先生から、
『クリスマスにバイトで宇宙行ってみない?』って言われてさー」
アイミ「フィリオさん相変わらずなのね・・・」
ミナト「割りもいいし、危険手当も付くし非売品のアイドルグッズもくれるって言うし・・・」
アイミ(・・・ミナト君も相変わらずなのね)
ミナト「アイミってさ、やっぱりすごいのな」
アイミ「えっ!?」
ミナト「フィリオ先生から聞いたんだ。土日とかの休みを使って何回もテストパイロットとして宇宙に上がって、
飛行時間が結構あってもうルーキーじゃないレベルだって言ってたぜ」
アイミ「そ、そっんな事ないよ。まだまだ私なんて・・・」
ミナト「『私なんて・・・』って言うなよ。アイミは、外宇宙に行きたいって言う夢に向かってがんばって来たんだろ?
ずっと努力するって格好いいじゃん。だからその結果には胸をはってくれよ。」
アイミ「えっと、その、うん、ありがとう」(///)
ミツハル「えー、非常に声をかけにくい空気なんだけど、ずっと映像と音声が来てるんでいい加減にしてくれないかな君達。」
フィリオ「いやー青春だねー、いいデータも取れたよ。でも悪いんだけどお客さんが来たみたいだから、続きは後でしたまえミナト君」
チャーチャラーラーラーラーチャチャーチャチャーチャラー
ミナト「うっ、空気がない宇宙でも空気を読まないこのBGMは・・・」
アイミ「あれは、スレイチェル先輩のカリオンでもなんでこんな所に・・・。あれっ?通信が入ったよ」
???「クリスマスに若い男女が狭い密封空間でキャッキャッウフフする、人それを不純異性行為と呼ぶでヴィルベル!」
ミナト「変な犬のかぶり物つけて何やってんすか、スレイチェル先輩」
スレイチェル?「ちっ、違うぞ私はOG町の風紀とアイミの貞操を守るドギー仮面、スレイチェルではなーい!!」
アイミ「て、貞操ってまだそんなんじゃないのに・・・・・・」
ミナト「俺は近くに女の子がいたらとりあえず襲い掛かる様な変態じゃねー!」
スレイチェル?「ふむ、それではアイドル好きの妙に腕っぷしの強い変態という事で・・・」
ミナト「だから変態じゃねーって、仮にアイドル好きの変態だとしても変態という名の紳士だから!」
ミツハル「変態だね」
スレイチェル?「変態だな」
アイミ「さすがにちょっと・・・」
フィリオ「その若さで・・・、よくぞそこまで練り上げた!感動した!!」
ミナト「若干1名以外ドン引きかよ、て言うかミツハルさんには言われたくねーーー!」
ミツハル「失礼な事を言うね君も、それでそのドギー仮面君は何の様でいらっしゃったのかな?」
スレイチェル?「ふむ、イスルギ社が新型のテスラドライブの試験を行うと噂に聞きいたのでね。この私のカリオンヴィルベルとどちらがより駆け抜けられるか、我が友と共に試しに来たのだよ」
ミナト「我が友って事は・・・、まさかゼフィア先輩もいるのか?」
スレイチェル?「うむ、我が心の友、ウォーダン仮面だ」
アイミ「あ、やっぱり」
ゼフィア?「・・・・・・」
アイミ「あれっ様子が・・・、ゼフィア先輩だいじょぶですか?」
ゼフィア?「・・・・・・・・・気っ、気持ち悪い・・・・・・」
スレイチェル?「友よ、あれしきの加速とシャインスパーク軌道で気分が悪くなるとは情けないぞ」
ミツハル「ふふふふふ、ふはははは、はーっはーっはーっ、何かと思えば個人所有の旧式機体が大企業の試作機にケンカ売りに来たって?僕を笑い死にさせる気かい?」
フィリオ「面白いね、いつの時代でも新しい技術はチャレンジ精神から生まれる。勝算はあるのかい?」
スレイチェル?「ヴィルベル、この機体は某マッドサイエンティストの手で徹底的に改造されているので、中身は全くの別物なのだ。
さらに試作段階では自称天才脚本家をお星さまにする位の能力だったテスラドライブも出力のみを大幅にアップし、いまなら自由ーに空も飛べるはずーな位になっているのだ」
レモン「あらっ、これは・・・」
アルフィミィ「どうかしたんですの?」
レモン「ん~、なんか見覚えのあるネジがあるのよ」
アルフィミィ「レモンの持ち物だから見た事があって当然ですの」
レモン「そうなんだけど、何~かひっかかるのよね~。足りないって言うか余ってるって言うか?そんな感じなのよね」
アルフィミィ「タカヤの愛が足りなくて、いらない姉が余っているのはいつもの事ですの」
レモン「・・・あら偶然ね、私も邪魔な妹が余っているかなって思っていたとこなの」
アルフィミィ「・・・・・・」
レモン「・・・・・・」
アルフィミィ「表に出やがれですの・・・」
レモン「上等よ、姉より優れた妹など存在しない事をその身に刻んで逝きなさい」
【エルピス近海宙域】
ミナト「なーんか妙な展開になってきたな」
アイミ「うん、まさかこんな事になるなんてごめんねミナト君」
ミナト「気にすんなって特別ボーナスも出るって言うし、それに面白そうじゃん。アイミがあやまる事なんて全然ないぜ」
アイミ「ミナト君・・・、ありがとう」
ミツハル「おおっと、それ以上はアイミ君の兄的存在である僕を倒してからにしてもらおうか」
ミナト「いつからアイミの兄的存在になったんっすか?ミツハルさん。それにそれ以上ってオレ何にもしてないっすけど」
ミツハル「はっはっはっ、殴るぞこのやろう」
フィリオ「準備はできたかな」
アイミ「はい、でもどうやって勝負するんですか?」
ミナト「まさか鬼ごっことかじゃないですよね先生?」
フィリオ「いや、もっとシンプルな事で決めるよ。向こうからの提案でねキャンノンボールスタイルで衛星軌道上まで帰ってきてもらう」
ミツハル「何でもアリアリの早い者勝ちさ」
アイミ「そんな・・・、危険すぎます!!」
ミナト「おいおい、そんなに怒んなくても・・・」
アイミ「もし何か事故が起きたら私はともかくミナトまで巻きこみます。そんな事・・・」
ミナト「・・・アイミ心配してくれるのは嬉しいだけどさ、何か軽く見てないか俺の事も自分の事も」
アイミ「えっ」
ミナト「フィリオ先生達がその条件で勝負を受けたって事は、俺達の実力なら十分勝算があるって事だろ」
フィリオ「もちろん全く危険が無い訳ではないれけど君達ならうまくできると判断させてもらったよ」
ミツハル「負けそうになったら機体トラブルをよそおっていいからねー、こっちは試作機だしー」
アイミ「フィリオさん・・・、ミツハルさん・・・」
ミナト「了解だ!先生、報酬分はきっちり働いてみせるぜ!」
アイミ「ミナト・・・」
ミナト「アイミ、もっと信じてくれ俺の事もフィリオ先生の事も、そして自分の事も。俺達ならできる問題無しってやつさ。」
アイミ「・・・私、私しあわせ者だね、こんなに支えてもらっている・・・。ダメダメな私でもここで出来ないって言って逃げるのはダメだって解る!」
フィリオ「気合が入った様だね、むこうも準備OKの様だ始めようか」
【エルピスコロニー 航行安全領域】
ミナト「まさかスタート合図が、クリスマスのスターマイン(星間花火)とはね・・・」
アイミ「エルピスの人達は悲しい事があった時やおめでたい時には、必ず花火をあげるんだって・・・。
何もない宇宙でもせめて花を捧げる為にあげるんだって・・・。」
ミナト「へー、ロマンティックな話だな。まっ彼女いない俺にはかんけーねーけどなー」
アイミ(なっ、なにかいい雰囲気、もしかしていま誘えばクリスマス一緒にすごせる?)
アイミ「あのー、ミナトもしよかったら地球に戻ったあとn」
ミナト「お、始まる見たいだぞアイミ、スタート準備!」
アイミ「・・・・・・了解。」
【エルピスコロニー内 ガーシュタイン家】
レオナ「今年は一人で見る事になりそうね・・・。全く家族がそろって見れた事なんてほとんど無いんだから・・・」
???「そりゃー無いぜお姫様、わざわざ君と過ごす為に飛んで来たって言うのにさ」
レオナ「・・・あら連絡もよこさず、家にも居つかない人が言うセリフかしらタスク。」
タスク「とっ、きびしいなーレオナちゃん」
レオナ「本当の事でしょう当然よ!」
タスク(まいったね、ご機嫌斜めのツンツンだよ)
タスク&レオナ「あっ」
タスク「始まったな音の無い花火が・・・」
レオナ「ええ・・・、キレイね・・・」
タスク「レオナちゃんのほうがキレイさ」
レオナ「・・・そのセリフ聞くの何度目かしら?」
タスク「何度言ってもいいだろ?本気でそう思ってんだからさ・・・」
レオナ「ふふ、お帰りなさいタスク。メリークリスマス!」
【暗礁宇宙域 小惑星群地帯】
ミナト「いくら最短ルートだからっていきなり小惑星群に突っ込むかふつー!!」
アイミ「先輩達の普段の行動見てたらおどろかないよ!!」
ミナト「ブレイクフィールドがあるっていってもデカイ破片に当ったら終わりなのによ!!」
アイミ「先輩達の事言えないよ、私達もほとんど同じルート飛んでるんだから!!」
ミナト「アイミ、隕石の軌道予測だ。テスラドライブ出力安定まだ余裕がある!」
アイミ「了解、マニューバー入力、余剰出力はフィールドに回して!」
スレイチェル「ふむ、なかなかどうしてついて来るではないか直線だけが速いかと思えばそうではない様だな」
アイミ「先輩!?」
ミナト「この軌道中に通信とかどんだけ人間離れしてんだあの人は・・・」
スレイチェル「なかなか息の合った連携だが、私と我が友の連携にはかなうまい」
ミナト「画面の隅にぐったりしたゼフィア先輩が転がってるぞ」
アイミ「ゼフィア先輩だいじょうぶかな?」
スレイチェル「ヴィルベル、私と友は一心同体、呉越同舟、創聖合体アクエリオンなので心配無用」
ミナト「色々と間違ってんだが取り合えず。なんで通信まで入れて絡んでくるんすか?速さ勝負ならこんな事必要ないでしょ」
ヴィルベル「それはクリスマスだからといって一緒にいる男女が嫌いだからである!!」
ミナト「はっ?」
アイミ「えっ?」
ヴィルベル「クリスマスが近くなるとイチャイチャしてチュッチュッしているのが我慢ならないのである!我が友を誘おうにも『クリスマスは家族で過ごすものだ』とつれないのだ!!」
アイミ「えーっと・・・」
ミナト「・・・・・・」
スレイチェル「まったく今年のクリスマスは中止である。友と過ごせないクリスマスに意味は無いのである。
そう思いぶーたれていたらイスルギのボンボンが面白い事をすると言うので我が友と一緒に見に来たのである」
ミナト「んっなーー、下らない理由っでこんな事になってんのか!クリスマス中止は賛成だが、スレイチェル先輩が結果的においしい思いしてるってのが気にくわねー!!」
アイミ「ミ、ミナト落ち着いてー」
ミナト「一人身ってのはもっと沈んでなきゃダメだ、一人静かに穏やかな心でカップルに怨念を送らないといけないんだー!!」
アイミ「ミナト狭いからあばれないでって、ああっ、もうどうにかしてー」
【地球近海 衛星軌道付近】
スレイチェル「友よ、見えるかあれが地球の灯だ」
アイミ「ミナト、このままじゃ追いつけないよ!」
ミナト「えー、もーどーでもいんじゃね。俺なんか生きてんの嫌になってきたし・・・」
アイミ「自分でいった事でへこんでないでよー、私の事を信じてくれたじゃないの?」
ミナト「ああ、信じてるよアイミなら何があっても絶対負けない。でも俺はダメだ、こんなアイドル好きのダメ男に彼女できるわきゃねーし」
アイミ「できるよ」
ミナト「そうそう、無理だよなー・・・。えっ?」
アイミ「俺なんかって言わないで、ミナトには良いところたくさんあるよ。私知ってる空手だけじゃなくて色々な格闘技の練習したり、体育指導員の資格取るために勉強してるって」
ミナト「いや、でもよー・・・」
アイミ「ミナトはダメじゃない、だから『俺なんて・・・』って言わないで胸をはって!!」
ミナト「・・・・・・やっぱりダメだな俺は・・・」
アイミ「ミナト・・・」
ミナト「アイミにこんなに心配させるなんてダメ男だ、だから・・・。スレイチェル先輩まだ勝負は付いてないぜ!!」
スレイチェル「ヴィルベル、面白いそうでなくては」
アイミ「そろそろ減速しないと・・・」
ミナト「アイミ、減速は考えるな!」
アイミ「そんな! こんな速度と角度で大気圏に突入したら・・・」
ミナト「大丈夫、俺を信じろ!」
アイミ「・・・了解、ミナトを信じる!」
スレイチェル「む、静止限界点が近いはずだが減速しない。チキンレースが最後の手段か、常にギリギリのスレイチェルに勝負を挑むとは笑止」
ミナト「スレイチェル先輩・・・、流星は空を切り裂いて飛ぶ止まりはしないぜ!」
アイミ「いっけっえーーーーーー!!」
スレイチェル「ヴィルベル!?」
ミナト「テスラドライブ出力最大、リミッター解除、ブレイクフィールドを機体前方に集中展開!!」
アイミ「Gコントロール、マイナス値負荷設定最大!!」
ミナト「じゃーな、先輩先に地上でまってるぜー!」
【同刻 OG町バランガ家】
ゼラド「うわー、お兄ちゃんすごいよー。あんなにキレイな流れ星見たことない!」
クォヴレー「ずいぶんと尾が長いな、かなり高速で飛んできたんだろう落下して被害がでないと良いが・・・」
ゼラド「もー、お兄ちゃんたらこんなときは『お前のほうがキレイだよ』とか言ってくれたら良いのに」
クォヴレー「?」
【太平洋 上空15,000m】
ミナト「いやー、正面からでも30Gってけっこうきつかったなー」
アイミ「えーと、普通は20秒もてばいいほうなんだけど・・・」
ミナト「足りない分は闘志で補えば大丈夫!問題無し!!」
アイミ「まったく・・・。でも試作機なのにボロボロにしちゃったね」
ミナト「フィリオ先生がすぐに直してくれるさ、心配すんなって」
アイミ「もう、ミナトらしいんだから」
ミナト「さあ、フィリオ先生達が待ってる帰んなきゃな!」
アイミ「うん!」
ミナト「あー、スレイチェル先輩のせいでひどい目にあったぜ!」
アイミ「クリスマスなんてもうこりごり?」
ミナト「んー、そうだなカワイイ女の子が隣にいるクリスマスなら大歓迎」
アイミ「そうっ、じゃあメリークリスマス!ミナト!!」
【成層圏上部 上空50,000m】
ゼフィア「むっ、ここは・・・」
スレイチェル「気がついたか我が友よ。いま地球に降下しているところだ」
ゼフィア「スレイチェル、全く無茶ばかりしてたまには付き合う身にもなってくれ」
スレイチェル「ああ、すまないな我が友よ・・・」
ゼフィア「どうした、勝負に負けたか?」
スレイチェル「完敗だ、ああも見事に負けると清々しい」
ゼフィア「むこうはイスルギの新型テスラドライブを積んでいたんだ負けても・・・」
スレイチェル「違う、スレイチェルは信じ合う心に負けた」
ゼフィア「信じ合う心?」
スレイチェル「パートナーを信じ助け合う絆の深さに負けたのだ。笑ってくれ我が友よ」
ゼフィア「むっ、それは済まない事をした俺が気を失わなければ結果は違ったかもしれん」
スレイチェル「・・・我が友よ、スレイチェルはお前の誰にでも優しいところが少しキライだ」
ゼフィア「ところでスレイチェル、降下速度が少し速い様だが・・・」
スレイチェル「最後の急制動で無理をさせすぎた様でさっきドライブが止まった」
ゼフィア「・・・なんだと」
スレイチェル「現在絶賛降下中である、我が友よドコに落ちたい?」
ゼフィア「スレイチェルーーーー!!」
【同刻 OG町伊達家】
リトゥ「あっ、流れ星」
マリ「今日は多いな、2個目だな」
ハザリア「どっかのバカが宇宙に捨てたゴミが降って来ただけだろうに何を騒いでおるか」
マリ「おいリトゥ、空から家の庭に降って来たゴミがなにか言ってるぞ」
リトゥ(今年はハザリア君とクリスマスを過ごせましたできれば来年もお願いします)
クリスマスは聖なる日、万人が幸せである様にメリークリスマス
最終更新:2009年10月17日 12:34