28代目スレ 2009/05/10(日)
【旅館 卓球場】
レイナ「あ」
ランディ「あ」
ゼラド「あれ、Pちゃんくんたちも旅行?」
ランディ「うん、なんか、偶然だな」
トウキ「あ~あ、会っちゃったよ」
ミナト「今回、そういうテンションじゃなかったんだけどなぁ」
ゼフィア「男子のみという話だった」
タカヤ「途中で女子に会うと、なんか気分変わっちゃうな」
克夜「御婦人抜きっていうのが今回の旅のコンセプトだったのに」
ミズル「Pちゃん、幹事としてガツンといってあげてよ」
ランディ「勝手にひとを幹事にした挙げ句に、ヘンなコンセプトを押し付けんな!」
ゼラド「せっかく会ったんだから、仲良くしようよ」
ランディ「うん、まあ、微妙に関わり合いが薄い組み合わせだけど」
トウキ「仲良くするのはいいんだけどさ、
おい、誰か、適当に3、4人いるとこ写真に撮っといてくれ。
あとでヘンなふうに写真が出て、クリハから浮気疑われちゃたまんねえ」
ミズル「大変だね、カノジョいるっていうのも」パシャッ
ゼラド「ほんとはクリハも誘うはずだったんだけど、なんかいなかったの。
どこ行ったか知らない?」
トウキ「なんか、偽書がどうのこうのいってた」
アル=ヴァン「ともあれ、せっかく複数名いるんだ。
ダブルスを組んで卓球勝負と洒落込まないか」
レイナ「うわっ! なんかいつの間にかいる!」
ランディ「なんでいるんすか」
アル=ヴァン「保護者だ」
克夜「我が師アル=ヴァン、残念ながら、
僕たちはゼフィアお父さんと息子たちという設定で旅館の予約を取っています」
トウキ「続柄、息子息子息子息子で、チェックイン余裕でした」
ミナト「正直ツッコミ待ちみたいなとこあったんすけど」
ミズル「大家族ですね、なんて受付のお姉さんからにこやかに話しかけられる始末だったよ」
ゼフィア「・・・・・・そんな」
タカヤ「すみません、先輩。
打ち明けよう打ち明けようとは思ってたんですけど、
旅館のひとがあんまりにも疑問を感じてない様子だったから」
【アル=ヴァン・タカヤ VS 咲美・ゼフィア】
かこーん かこーん かこーん かこーん!
咲美「えっと、わたっ!」バタバタ
ゼフィア「落ち着け赤月!」
ランディ「ピンポン球をよく見るんだサッキー!」
トウキ「ゼフィア先輩の浴衣の裾からチラチラしてるフンドシに目を奪われるなサッキー!」
ミナト「フンドシばっか見てんなサッキー!」
ミズル「フンドシにあんまココロ奪われないでサッキー咲美さん!」
克夜「ひとまずフンドシのことを忘れるんだサッキー咲美さん!」
ミナト「どんだけフンドシが好きなんだサッキー!」
咲美「うるさーい!」
かこーん!
咲美「もう! 外野がサッキーサッキー、フンドシフンドシってうるさいから負けちゃったじゃない!」
ゼフィア「・・・・・・その、・・・・・・あまり、・・・・・・フンドシを見るな」
咲美「モジモジ恥じらわないでください、気色悪い!」
克夜「さすがタッちゃんだ。
ハラダさんをして、『天才という言葉はタッちゃんのほうにふさわしい』
といわしめただけのことはあるよ」
タカヤ「誰だよ、ハラダさんて」
アル=ヴァン「ところで、我が愛弟子克夜よ。
師は重大なことに気が付いた」
克夜「なんでしょう、我が師アル=ヴァン。どうせろくなことじゃないでしょうが」
アル=ヴァン「あの、赤月という娘だが、
卓球をしている間乳がいっさい揺れなかった。
乳に、なにか重大な障害があるのではないだろうか」
克夜「我が師アル=ヴァン、驚くべきことに、地球には揺れない乳も存在しているようなのです」
アル=ヴァン「なんということだ」
咲美「もはや軽く差別問題に触れるような発言してますからね、あなたたち!」
【ミナト・ルナ VS アイミ・ミズル】
ミナト「姫さんは手先が器用だからさ、
シェイクハンドよりペンホルダーのほうが向いてると思うぞ」
ルナ「ミナトは、卓球に詳しいのか?」
ミナト「AKB48卓球部部長さぁやの誕生日が7月26日だって知ってる程度には詳しいぜ!」
ルナ「それは、卓球の技術となにか関係があるのだろうか」
ぱこーん!
アイミ「やっぱりミナトはすごいよ! 全然かなわなかった!」
ミナト「いや、ダメだ! さぁやのへにゃっとしたフォームを全然再現できなかった!
こんなことじゃ、二十歳にもなって突如卓球部の部長になっちまったさぁやに顔向けできねえっ!」
アイミ「あの・・・・・・」
ミズル「ねえねえ、ダグラスさんは筋肉の付き方からして、
もうちょっと素早く動けそうなもんなのに、なんだか全然本気出してなかったっぽいよ?」
ランディ「うん、そういうことはな、気付かなかったフリをしろ。
精一杯か弱く振る舞ったつもりなんだろうから」
【ゼラド・トウキ VS レイナ・克夜】
トウキ「クリハと付き合い長いゼラドと組むんだったら浮気を疑われる心配もないぜ!」
ゼラド「備えは万全だね!」
トウキ「でも、はっきりいって俺は揺れるおっぱいに目が吸い付けられること請け合いだ!
だから、ゼラドはシングルで打つ覚悟で頑張ってくれ!」
ゼラド「あんまそういうこといってるとクリハにいいつけるよ?」
克夜「レシタールさん、打つ前に、君のフォームについて意見させてくれ」
レイナ「なによ」
克夜「腰の高さは一定に、上体は反らし気味に、
それいで前のめり気味にボールを追いかけ、移動した後に一呼吸溜めを作るんだ!」
レイナ「なに? そうすると強烈なサーブかなんか打てるようになるの?」
克夜「いや、こうすると左右均等に美しい乳揺れが」
ばきんっ!
レイナ「誰が乳揺れのレクチャーしろっていったのよ!」
ゼラド「えっと、こう?」
克夜「頭をあまり動かすと、髪が若干ヅラに見えるから気を付けろって、
うちのお父さんが、名前にDの付くひとについて話すときとおなじ声のトーンで語っていたよ」
レイナ「ゼラドも、馬鹿正直にレクチャーを受けない!」
克夜「でも、バランガさんには勝ちたいだろう?」
レイナ「あんたのそういう、不必要に勘が働くところがイヤ!」
克夜「だって! レシタールさんの乳は左右バラバラに揺れてて、見るに耐えないんだ!
乳の付け根が痛いんじゃないかと、気にかかって気にかかって!」
レイナ「あんたに乳の付け根のこと心配されるいわれはないわよ!」
ミナト「でも、ヘンだぞ、レイナの乳の揺れ方は」
トウキ「どんだけ奔放な乳持ってるんだよ」
ミズル「なんか、見てて目がクラクラするもん」
タカヤ「ちゃんとブラしてるの?」
ランディ「ブラがブラの役割果たしてねえよ」
レイナ「口々にうるさい! いま温泉上がりだから、ブラしてないわよ!」
咲美「落ち着いてレイナ! いわなくていいことまでいってる、いま!」
トウキ「まさか、全員ノーブラなんじゃねえだろうな!」
ミナト「ふざけんなよレイナ! そういうことは、もっと早くいえ!」
ミズル「ここまで適当に観戦しちゃったよ!」
ゼフィア「・・・・・・」
アル=ヴァン「ノーブラだってわかってたら、観戦のテンションもだいぶ変わってたぞ」
タカヤ「えっと、ブラはちゃんとしたほうがいいよ」
レイナ「うるさい男子ども! 叩き出すわよ!」
ランディ「やめろみんな!
ブラしてなくてもいっさい乳が揺れなかったサッキーのことも考えてやれ!」
トウキ「しまった! それはいっさい考えられなかった!」
ミナト「びっくりするほど蚊帳の外だったぜ!」
ミズル「それでいま、どういう気持ちなのサッキー咲美さん!」
咲美「大きなお世話という気持ちでいっぱいよ!」
克夜「乳が揺れないからと行ってコンプレックスにさい悩まされることはないよ、サッキー咲美さん。
設定上胸がなくても乳を揺らす方法を、先週テニアお母さんに電話で聞いてきたんだ。
まずは正面見切って、右腕を前に、口は半開き気味にして斜め上から入るように」
咲美「レクチャーもいらない!」
克夜「サッキー咲美さんのバカっ!」
咲美「えぇ~、なんか、ひどく真面目な顔で叱られた」
克夜「どうして、どうしてそんなに簡単に諦めるんだ!
諦めたりなんかしたらダメだ!
揺れるんだ。乳は、揺れるものなんだよ!
小さくたってなんだって、練習すればしただけ乳は揺れるんだ!
練習するんだ。毎日、毎日、少しずつでも繰り返し練習するんだ!
練習にかけた日時に、その魂に、乳は必ず答えてくれるんだよ!」
咲美「乳揺れについて熱く語らないで!」
克夜「サッキー咲美さんこそ、乳揺れを軽く考えないでくれ!
僕は、いくつになってもより美しくダイナミックな乳揺れの研究に余念ないお母さんたちを見て育ったんだ!
そんなお母さんたちを、僕は尊敬している!」
トウキ「うっ、うっ! ありがとう、ありがとう! 紫雲家のお母さんたち!」
ミナト「乳揺れにかけた人生、涙を禁じ得ないぜ!」
ミズル「ばんざい、 ばんざーい!」
トウキ「どうかそのノウハウを、大いに業界に反映させてくれ!」
ミズル「マーくんちのおばさんたちは、さっぱり揺れなかったけども!」
ランディ「落ち着けお前ら!
自分ちの母親が乳揺れの練習してるとことか、想像してみたらけっこうイヤだろ!」
トウキ「そういうこというなよ」
ミナト「お前にはガッカリだよ」
ミズル「テンションだだ下がりだよ」
克夜「風の精霊とかいう前に空気読もうよ」
ランディ「完全に男のみの旅行モードか、お前ら!」
アル=ヴァン「では、試合開始」
かこーん! かこーん! かこーん! かこーん!
【試合終了】
トウキ「へへ、なぁ、カッちゃんよ」
克夜「なんだい、カノウ兄くん」
トウキ「やめてくれよ、他人行儀な呼び方は」
克夜「じゃあトッつぁん」
トウキ「今日、俺たちは手に入れたよな。
勝ち負けなんかより、ずっと大切な宝物を」
克夜「うん。素晴らしい、素晴らしかった!
素晴らしく、完璧に左右均等な美しい乳揺れだったよ」
ゼラド「え~と」
レイナ「こいつら、乳揺れのことしか考えてなかった!」
克夜「怒ってはダメだよ、レシタールさん。
乳が揺れるときはね、誰にも邪魔されず、自由で、
なんというか救われてなきゃあダメなんだ。
独りで、静かで、豊かで・・・・・・」
レイナ「戦闘デモって単語の最初に付いてる2文字について、よく考えてからモノをいいなさい!」
最終更新:2009年10月17日 12:36