各家庭の朝風景

29代目 2009/06/23(火)

 【バランガ家 朝】
ゼラド「おはよー!」
ゼオラ「遅いわよ、早くご飯食べちゃいなさい」
ゼラド「あーっ! アオラ、わたしの豚足食べてるー!」
アオラ「早い者勝ちだよーだ!」モソモソ
ゼラド「んもー!」
アラド「よさないか、朝から豚足のことなんかでケンカするのは」モソモソ
ゼラド「じゃ、お父さんの豚足わけてよぉ」
アラド「それはイヤだ。これはお父さんの豚足だ」モソモソ
ゼラド「お父さんのケチ!」

ゼオラ「ああ、親子揃って朝からモソモソ豚足をむさぼり食うなんて、
 うちの子たちはなんて頑丈な胃腸の持ち主なのかしら」
ゼラド「じゃ、行ってきまーす!」
ゼオラ「あっ、待ちなさいゼラド! 髪がちゃんと結えてないわよ!」
ゼラド「え~、時間ないのにぃ~!」
ゼオラ「しょうがないわね、背中こっち向けなさい。お母さんがやってあげるから」
ゼラド「ふぇ~ん」
ゼオラ「まったく、いつまでたっても子供なんだから」

 【レシタール家 朝】
エルマ「レイナさん、納豆にマヨネーズ入れるのはやめてください」
レイナ「なによ、納豆くらい好きにさせてよ」
ルアフ「いや、いけないよ。せっかくの引き割り納豆を」
セレーナ「ちょっと、娘に妙な教育しないでよ。
 納豆っていったら大粒に決まってるでしょ?」
ルアフ「いやいや奥さん! 仲良し夫婦とはいえ、引き割りのツブツブ感は譲れないよ!」
セレーナ「仲良し夫婦とかじゃないけど、やっぱり納豆には存在感がないと」

レイナ「・・・・・・うち、なんでこんな和風な朝なの?」

 【バルマー寮 朝】
キャクトラ「姫さま、お鞄です」
ルナ「では、登校するか」

ルル「姫さまは、毎朝早くていらっしゃること」
ハザリア「フハハハ、ルルよ。
 面白みのない乳な貴様のために、兄が自分の朝食を譲ってやろう」
ルル「まあ兄上! 朝ご飯くらい毎朝きちんと摂ってくださいまし!」
ハザリア「そして兄は二度寝する」
ルル「兄上!」

 【カノウ家 朝】
トウマ「全員、手を合わせてー」

 ぱんっ

トウマ「いただきます!」
トウキ「いただきます!」
ミナト「いただきます!」
ミナキ「いただきます!」

トウマ「ふふ、必ず家族揃って食卓を囲んで『いただきます』。
 朝はこうじゃないと」
トウキ「妹疎開してるけどな」
ミナト「兄貴、コショウ取って」

クリハ「トウキくーん、おはよっ! 学校行こ!」
ミナキ「あらクリハちゃん、おはよう」
トウキ「おう、じゃあ、行ってくらあ」

ミナト「兄貴、コショウ」
ミナキ「ミナト、さっさとカノジョ作りなさい」
ミナト「兄貴、コショウ」
ミナキ「じゃあ母さん、そろそろ研究所に出勤しなくちゃだから」
トウマ「俺も日雇いのバイト行かなきゃだから」
ミナト「親父、定職に就けよ」

 【マーズの事務所 朝】
マーズ「ふぃ~、たっだいまー。
 やー、今夜もいーシノギしちゃったなー。
 ん? なーんだ、もー朝か。『おはスタ』観て寝よーっと。
 おやすみ~」

 【グレーデン家 朝】
ミズル「おひゃやぅ~」
ランディ「挨拶くらいちゃんとしろ」
ミズル「おやぅやー」
ランディ「頼むから言語でコミュニケーションを取ってくれ。
 ほら、顔洗う!」
ミズル「うゃー」ばちゃばちゃ
ランディ「メシを食う!」
ミズル「むぎゅっ」
ランディ「歯磨きっ!」
ミズル「しゃこしゃこしゃこ」

デスピニス「では、今日もミズルさんをよろしくお願いします」
ランディ「まったく、毎朝手間のかかるヤツだ!」
ミズル「学校まで連れてくのはおれなんだけどね」

 【克夜のアパート 朝】
克夜「もしもし? おはよう、兄だよ。
 こらこら、『ウザッ』と小声で呟くんじゃない。
 寝坊助な妹たちのために、この兄が毎朝モーニングコールをしているんじゃないか。
 朝ご飯はちゃんと食べたかい?
 あまりお菓子やマンガ肉を食べ過ぎちゃいけないよ?
 では、兄は学校に行くからね。
 お前たちも、しっかりネイリスト技能検定の勉強をするんだぞ?」

 【ジェグナン家 朝】
ユウカ「モーニン」
ユウキ「遅いぞ。早くトーストと紅茶を上がりなさい」
ユウカ「おはよ、ダディ?」チュッ チュッ
ユウキ「もう子供ではないんだから、いつまでも朝のキスをするのはやめなさい」
ユウカ「ンフフ、うれしいくせに」
ユウキ「わかったから、早く服を着なさい。
 そのまま二度寝に向かおうとするんじゃない」
ユウカ「ダディは朝からノイジィね」
ユウキ「いい加減、きちんと朝登校しなさい」

 【トラビス家 朝】
メール「ダーリン! 競馬新聞見ながら朝ご飯食べない!
 ランルも! 朝ご飯を写メに撮ってブログにアップしない!」
ランル「ママン~、キャラ弁作って欲しか~。
 アクセス数が跳ね上がるって噂っちゃ」
メール「自分で作んなさい、そんなもん」

アサキム「・・・・・・」
メール「アサキム! 朝からネットゲームをしない!」
ランル「アサキムおじさん、来ちょったの?」

 【ゾンボルト家】

ゼフィア「いただきます。」
ゼンガー「うむ。」
ゼフィア「(たまには洋食……いや、母さんが作ってくださったものに不満を言うなど!)」
ソフィア「ふふ、食事の時までそんな難しい顔をしなくてもいいんですよ、ゼフィア。」
ゼフィア「そ、そんな顔をしていましたか?」
ゼンガー「…今頃イルスはどうしているだろうか。」
ゼフィア「…『自分を見つめ直しに行ってくるよ!心配御無用!』と書き置きしたまま音沙汰なしとは…」
ソフィア「困っていないと良いんですけどねぇ、周りの方々が。」
ゼンガー「………。」

 【シラカワ家 朝】

シュウヤ「クリス、朝ですよ。
 起きてください」
クリス「シュウヤ~、おはようのチュ~」
シュウヤ「冗談言ってないで早く顔を洗って歯を磨いてきてください。
 今日はクリスの好きなクラブハウスサンドですよ」
クリス「僕はシュウヤが作ったものなら何でも大好きですよ」



シュウヤ「一つお聞きたいことがあるのですが、よろしいですか?」
クリス「なんですか?」
シュウヤ「あの男のことをグランゾンを通して感じていられるとはどういうことですか?」
クリス「そのままの意味ですよ。
 グランゾンを通して父様のいるところがだいたいわかったり、お話しすることができるのです。
 この前だって父様がOG町にいることがわかっていたから、帰って来るかもと思ってシュウヤに準備して貰ったのですよ。
 今は・・・・・・・・・冥王星宙域にいるみたいです」
シュウヤ「居場所がわかっていたのですか!
 お話しって・・・連絡が取れたのですか?」
クリス「だいたい週五回ぐらい話してるのですよ。
 心配してくれるのはうれしいですけど、もう少し子離れして欲しいです」
シュウヤ「週五って多っ!
 いつ話していたんです?」
クリス「いつって・・・父様はあの通り自由な人ですから、朝早くから夜遅くまで父様が話したいと思ったときにグランゾンを通して話しかけてくるのです。
 確率的にシュウヤがアークとお出かけしてる時とか、お店で働いてる時とかが多い気がしますけど、シュウヤが一緒にいる時も話していますよ。
 父様もシュウヤと話したがっていたのです。
 でも、シュウヤは父様とお話しますかって僕が聞いてもすぐにその場からいなくなりますし」
シュウヤ「ぬいぐるみで遊びながら父様父様言っていたのは父の居ない寂しさからの代償行為ではなく本当にあの男と話していたのですか?
 あまりに痛々しくて見ていられなくて部屋から出て行っていたのですが」
クリス「あれは手持ち無沙汰だからやっていただけなのです。
 電話中にする落書きと同じなのです。
 シュウヤが話してくれないって父様も悲しんでいたのですよ」

シュウヤ「なんて事だ・・・。
 私は父さんの思惑を・・・。
 父さんはグランゾンを私たちとの通信手段として残したんだ・・・。
 なのに、私は何をしていたんだ?
 一体何を?私のこの十年はなんだったんだ・・・。
 あれは一体なんだ!?
 今更それはないじゃないですか、父さん・・・。
 何故一言でいい。
 ちゃんと言い残してくれなかったのですか?
 こんな恐ろしいものを私たちに渡しておいて、どうしろって言うんだよ!?
 父さん!
 答えてよ父さん!! 」
クリス「・・・シュウヤ・・・ん?
 ・・・おはようございますなのです、父様!
 ・・・僕も久しぶりに父様のお顔が見れてうれしかったです。
 ・・・もうっ父様ったら、親子とはいえその発言はセクハラなのです~。
 ・・・その親父ギャグは笑えないのです。
 ・・・フフッ父様、そのスナフキンの声真似すごく似てるのです。
 シュウヤ、怖い顔してどうしたですか?
 シュウヤも父様とお話ししますか?」
シュウヤ「不幸な行き違いから私が父さんに対して誤解していたことはわかりました。
 でも、言ってやりたいことが山ほどあることは変わりません。
 だが!
 それよりも!
 まずは一発ぶん殴らせろ!」

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最終更新:2009年10月17日 12:36
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