27代目スレ 2009/02/14(土)
【学校】
ヴィレアム「あのさあタカヤ、お前的に、女性っていうのはどういう存在なんだ?」
タカヤ「なんだよ、藪から棒に」
ヴィレアム「だってお前、種の存続的に間違ってるもん」
タカヤ「ひとを人格破綻者みたいにいうなよ」
ヴィレアム「一種のそれだろ。お前の女性に対する態度、ちょっとおかしいもん」
タカヤ「べつに、俺だって女の人が嫌いなわけじゃないよ。
ただ、手のかかる生き物だなと思ってるだけで」
ヴィレアム「わかった。お前が若干可愛そうなヤツだってことはわかった」
ハザリア「フム、よろしくないな。
産めよ増やせよ地に満ちよの、聖書の教えに反しておる」
ヴィレアム「お前はいつ聖書の教えを信仰するようになったんだよ」
ハザリア「そんな貴様に質問だ。
視聴者参加型のクイズバラエティにでも出ているつもりでいろ。
3つの扉がある。1つの向こうには新車、あとの2つは泥プールだ」
ヴィレアム「ずいぶん昔のタイプのクイズバラエティだな」
ハザリア「貴様は1番を選ぶ。
すると司会者は3番の扉を開き、向こうが泥プールであることを見せる。
そして貴様に聞く。
『本当に1番でよろしいのですか』と。
司会者は正答を知っている。さて、貴様はどうする?」
タカヤ「そりゃ、2番に変えるよ」
ハザリア「フム、初志を貫徹しないというのだな?」
タカヤ「単に、確率の問題だろ?
俺が1番を選んだ時点で、正解を引く確率は33.3%。
でも、正解を知ってる司会者が俺の選んだ以外の2枚からハズレを出した。
そうすると、2番がアタリな確率に33.3%上乗せされるだろ?
そしたら、2番を選んだ方がアタリの可能性が高いじゃないか」
ヴィレアム「え、でも中がわからないドアが2枚なら、50%になるだけじゃ」
ハザリア「フム、貴様、モンティ・ホール問題の理屈を知っていたか?」
タカヤ「コメディ映画のことか?」
ハザリア「よろしい! ちと、遊びにいかぬか」
【ラスベガス】
ヴィレアム「ちとっていって、ラスベガスまで来るヤツがあるか!」
タカヤ「なにするんだよ、こんなとこで」
ハザリア「なにといわれても、ブリトニーと結婚しに来たとでもいうと思うか?」
ヴィレアム「忘れてやれよ、ブリトニーの酔った勢い婚は」
ハザリア「先にこのペンダントを着けておけ。
予知能力や念動力の働きを抑制するものだ。
これがないと、店に入れてもらえんぞ」
タカヤ「俺は、念動力者でも予知能力者でもないけど」
ハザリア「妙な因子が紛れ込んではいるだろう。
いいから、目立つところに着けておけ。
あとでやいのやいのいわれてもウザいだけだ」
【カジノ】
赤いメカブースト「おい、あっちの台、見たか?」
青いメカブースト「ド金髪の女がバカ勝ちしてるらしいぜ!」
タカヤ「なんだって!」
ヴィレアム「あ、おい、タカヤ!」
金髪ギャル「ラッキぃ~、また当たりぃ?
今夜はツイてるぅ、どうしようかしら、また思い切って」
タカヤ「レタスさん! 君はまたこんなことを!」
金髪ギャル「は?」
タカヤ「あ、人違い?」
金髪ギャル「えぇ~、なにこのひとぉ~」
タカヤ「いや、ちょっと待て」
金髪ギャル「う」
タカヤ「君、コバヤシさんじゃないか?」
金髪ギャル「わっ、わっ、しぃ、しぃー!」
タカヤ「なにやってるんだよ、ヘンな演技までして」
金髪ギャル「いやだから、ちょっと事情が」
ハザリア「邪魔しおって。おい、今夜はこれまでだ。切り上げるぞ」
【ホテル】
ミズル「ねえねえド金髪さん。
ド金髪さんのお父さんがハリウッド版悟空の声あてるってほんと?」
レタス「さすがは、わたくしのお父様でしてよ」
ミズル「ルアフ先生が狙ってたのにぃ~」
レタス「こればっかりは実力の世界ですもの」
ミズル「でも、5、6周まわってワクワクしてくるね!
どんな想像を絶するドラゴンボールが観られるんだろう!」
レタス「うふふ、乞うご期待でしてよ」
タカヤ「やっぱり、いるんじゃないか、レタスさん」
ヴィレアム「グレーデンさんとこの子は、なんでいるんだ?」
ハザリア「ああ、おい」ポン
ミズル「ん~、ハートの10スペードのA、ダイヤの3ハートの6ハートのクイーン
ハートのキングスペードの6クラブの8、ダイヤの2ダイヤのAスペードの7」
ヴィレアム「なんだ?」
マリ「さっきわたしがやってたゲームの使用済みカードだ」
ハザリア「この中学生、妙に記憶力がいい。
『レインマン』でもダスティン・ホフマンがバカ勝ちしていただろう。
右脳の発達した人間には、たまにこういう芸当ができる。
もっともこやつの場合、本当にただ記憶しているだけで、論理的思考というものが欠如しておるからな。
指示してやる必要がある」
タカヤ「指示ってなんだよ」
ハザリア「ブラックジャックというゲームは、
使用済みのカードを記憶することによって期待値を算出することが可能だ」
ヴィレアム「イカサマか、それ」
ハザリア「イカサマではない。期待値といっただろう、100%ではない。
しかし、あるのかないのかわからん財宝を探すよりは率がはるかに高い。
俺はカードで稼ぐことにした。
どうだ、貴様らも一枚噛まないか」
タカヤ「俺は、ギャンブルなんてしないぞ」
ハザリア「ギャンブルではない、ただの数学だ」
タカヤ「帰る」
ハザリア「そうか。では帰れ。足代は出さぬがな」
タカヤ「汚いぞ!」
ヴィレアム「俺は、どうしよう」
ハザリア「まあフルーツ盛りでも食っていろ」
ヴィレアム「あまり俺に期待していないのか!」
マリ「だって、抑制ペンダント着けてないとカジノに入れないし。
予知能力は期待できないからな」
ハザリア「ブドウがいいか? イチゴがいいか?」
マリ「にもかかわらず、この厚遇はどういうことだ」
ミズル「おれ、パイナップル食べる!」
ハザリア「貴様に勧めた覚えはないがな!」
ヴィレアム「なあミズル、いつも一緒のランディ1/2はどうしたんだよ」
ミズル「あれ、ほんとだ! Pちゃんいない!
どこいったんだろ!」
マリ「そういえばいないな。昨日まではそのへんにいたんだけど」
ハザリア「また迷子だろう」
ミズル「しょうがないな、Pちゃんは。
いったん見えなくなるとタクラマカン砂漠とかに行っちゃうからなあ」
ハザリア「カウンティングにより、通常のギャンブルよりもリスクは極端に低い。
タネ銭は俺が管理する。配当はくれてやる。 悪い話ではないだろう?
稼いだカネは好きに使え」
ヴィレアム「うぅ~ん」
レタス「おめおめと逃げ帰るのでして?」
タカヤ「逃げてるつもりなんかないよ」
レタス「では怖じ気づいたのでして?」
タカヤ「俺はギャンブルってものが嫌いなんだ。
父さんがギャンブルをやると、いつもろくなことがない。
だから、俺は分の悪い賭けなんかしないんだよ」
レタス「あなたは、お父上の戦績を知らないのでして?」
タカヤ「若いころの話だろ。
しょっちゅう上層部に盾突くから出世はしないし、
実戦がない最近じゃ、単なる変わり者でしかないよ」
レタス「しかし、いざというときには必ず勝っていたのでしょう」
タカヤ「その、いざっていうときがないんだろ」
レタス「あるのかないのかわからない機会のために、つねに判断力を磨いている。
それがあなたのお父上ではなくて?」
タカヤ「俺は軍人になるつもりなんかないし、父さんみたいなことするつもりもない」
レタス「農家であろうと介護士であろうと、判断力は常に求められるもの。
いまのあなた、行く手がすすけていましてよ」
ハザリア「決まったようだな。ではサインを伝えよう。
さあ、ラスベガスをぶっつぶすとしようか!」
【カジノ】
ハザリア「変装をしろ。おなじ顔が勝ち続けるとカジノ側に警戒される」
ミズル「スペードの3ハートのジャッククラブの4」
ハザリア「プラス1、マイナス1、プラス1」
ディーラー「ヒット・オア・ステイ?」
マリ「ヒット」
ハザリア「勝ちすぎるな。
酔ったブリトニーを見物に来たおのぼりさんを装え」
ミズル「ハートのエースクラブの10ダイヤのクイーン」
ハザリア「ゼロ、マイナス1、マイナス1」
ヴィレアム「えっと、えっと、ステイ」
ハザリア「ギャンブルをやっているつもりになるな。
数学のペーパーテストに臨むような気持ちでいろ」
ミズル「スペードの6ハートの4クラブの3」
ハザリア「プラス1、プラス1、プラス1」
タカヤ「ベッド」
【レストラン】
ハザリア「フハハハハ! ウィナーウィナー、今夜はチキンディナー!」
ヴィレアム「カネを作るんじゃなかったのかよ、お前」
ハザリア「貯蓄に興味はない。
悪銭は身に付かないものだ。さっさと使ってしまった方が健康にいい」
マリ「ああ、こいつはひょっとして、一生貧乏なのかもしれない」
ミズル「おれはおカネとかギャンブルのことよくわかんないけど、
ラスベガスはピカピカジャラジャラギャンギャンしてて好きさ」
ハザリア「フハハハハ、食え! 飲め! 歌え!」
タカヤ「ハザリア、肉ばっかり食べるなよ。栄養が偏るぞ」
ハザリア「やぁっしいわ、この男おばさんが。
そら飲め!」
タカヤ「や、俺、お酒なんか!」
ハザリア「貴様の薄っぺらい聖人君子ぶりには、常日頃からイラついておったのだ!
だいたい貴様、考えてみたら両親のどちらにも似ておらぬではないか!」
タカヤ「俺が恵まれてるものっていえば反面教師だけだからだよ!」
マリ「そういえば、お前もけっこう両親と似てないぞ」
ハザリア「飲みたい食いたい遊びたい。人間とはそういうものだ。
清らかでありたいなど、それこそ一文にもならないナルシズムに過ぎん。
そういうものはな、食い潰してしまいたくなる」
タカヤ「近い、顔が近い」
ハザリア「ラスベガスではすべてが変わる。
貴様の薄皮一枚底で、どんなツラがイビキをかいていることか」
タカヤ「俺は別に、そんな聖人ぶってるわけじゃないよ」
ハザリア「ふん、谷間に札束を突っ込む店に行っても、そのようなことがいえるかな」
マリ「いかせないよ!」
レタス「浮かない顔をしていますのね」
タカヤ「こういう、分のいい賭けばっかりしてるのは」
ハザリア「おいおい貴様、まさかギャンブルをしているつもりではなかろうな。
これはただの数学だぞ」
【カジノ】
ミズル「ハートの2と、ええと」
ハザリア「どうした」
ミズル「8時の方向、こっちをじっと見てるひとたちがいるよ」
ハザリア「カジノ側の人間か。
おい、今夜はもう撤収するぞ」
ヴィレアム「チップはどうするんだ?」
ハザリア「損切りだ。換金は諦めろ。
そのへんで適当にスロットでもして、溶かしてしまえ」
タカヤ「そんなことしなくても、誰かに換金を頼めばいいんじゃないのかな」
ハザリア「ここはラスベガスだぞ。持ち逃げされるのがオチだ」
タカヤ「カジノで賭け事してないひとだっているだろ?」
Hit me baby one more time~♪
ハザリア「なるほど、ダンサーか」
ミズル「ユウカねえ~」
マリ「なにをやってるんですか、ユウカさん」
ユウカ「ポールダンサー?」
イングレッタ「どう、いかがわしいでしょう」
マリ「なんでOGクロニクル3巻のカラーイラストみたいな格好してるんですか!」
ハザリア「それで、どこに札束をはさめばよいのだ」
マリ「主旨が変わってきてる!」
ユウカ「顔の上にでも置いたら?」
イングレッタ「踏んであげる」
ミズル「マジで!」
ハザリア「それは、いくらからだ!」
マリ「そういう店じゃないから、ここ!」
レタス「うふふふ」
タカヤ「なんだよ」
レタス「少し、楽しそうなお顔をしていらっしゃるのね」
タカヤ「べつに、せっかくのチップをみすみす捨てるのはもったいないと思っただけだよ」
【カジノ】
ミズル「ハートのジャックスペードのクイーン」
ハザリア「ステイだ」
タカヤ「ヒット」
ハザリア「おい!」
タカヤ「ダイヤのエース。ブラックジャックだ」
【ホテル】
ハザリア「なんのつもりだ、今日のあれは!」
タカヤ「勝てると思ったから張っただけだよ。
現に勝ったじゃないか」
ハザリア「思い上がるな! 我々はチームで数学に取り組んでいるだけだ!
個人のヒキの強さなど、問題にしておらん!」
タカヤ「テーブルから指示出してるだけのお前にはわからないさ」
ハザリア「出て行け。ギャンブラーに用はない」
ヴィレアム「おい、そんなにいうことないじゃないか」
ハザリア「黙れ! さもないと、リンゴをウサギさん型に剥いて食わせるぞ!」
ヴィレアム「なんて恐ろしい脅迫なんだ!」
ハザリア「古来から、数学者はカネ持ちに雇われてギャンブルの必勝法を編み出そうとしていた。
しかし、カウンティングの手法が確立したのは西暦1962年のことだ。
なぜそうも時間がかかったかわかるか?
ギャンブラーと数学者は必ず仲違いしてしまうからだ。
要するに、バカなのだ。ギャンブラーという人種は」
タカヤ「こんなヒリヒリしないゲームを続けるくらいなら、俺はバカでいい」
ハザリア「待て。タネ銭を置いていけ。元々俺のカネだ」
タカヤ「構わないさ。帰りの足代くらい、自分で稼ぐ」
レタス「いいお顔になりましたのね」
タカヤ「こうなって欲しかったから、俺を引き込んだんだろう?」
レタス「否定はしなくてよ」
【カジノ】
カララララララ...
タカヤ「ルージュの5、一点張りだ」
レタス「今度は、ルーレットに宗旨変え?」
タカヤ「なんだよ」
レタス「ノワールの35番」
カララララララ...
レタス「わたくし、ワクワクしてきましてよ」
タカヤ「それ、ハリウッド版の悟空はいうのかな」
レタス「わたくしがこの世でもっとも尊敬しているのはお父様。
あんなお声をして、案外人間評は厳しくていらっしゃるのよ。
そのお父様が、唯一手放しで賞賛していたのが、あなたのお父上。
いつもは負け戦ばかりなのに、いざというときには必ず勝ちを引く。
あなたのお父上の話をするとき、お父様の瞳は少年のような憧憬で輝いておりました」
タカヤ「軍の関係者からは煙たがられてるよ、命令違反ばっかりするから」
レタス「嫉妬に似た感情でしたの」
タカヤ「なんの話をしてるんだよ」
レタス「だから、あなたのお顔を見たときには落胆しましてよ。
あなたときたら、てんでつまらない。勝負をなさろうともしない」
タカヤ「だったら、いまの俺には満足なんじゃないのか」
レタス「帯に短したすきに長し、というのでしたか?」
カララララララ...
がしっ
黒いメカブースト「ちょっと、来てもらおうか」
【事務所】
黒いメカブースト「先日からあちこちでカウンティングを働いてたのはてめぇらだな」
レタス「ええ、いかにも。
ただし、そちらの方はもうチームを抜けております。
ケジメをつけるのなら、わたくしひとりになさってくださいまし」
タカヤ「なにをいっているんだ、君は!」
レタス「イカサマでないとはいえ、カジノ側にしてみれば面白くはないことは確かでしてよ。
カウンティングを続けていれば、こうなることはわかりきったことでしょう」
ガンッ
黒いメカブースト「うるせえ。
チームから抜けてようがなんだろうが関係ねえ。
カウンティングはな、カジノにとっちゃ侮辱なんだよ。
てめぇら、五体満足で帰れると思うんじゃねえぞ」
ハザリア「吹くではないか。バンサー風情が」
黒いメカブースト「監視カメラに写ってたボスか。
よくもヌケヌケと顔を出せたもんだな」
どさっ
黒いメカブースト「なんだ?」
ハザリア「100万ドルある、持っていけ」
黒いメカブースト「舐められたもんだな」
ハザリア「舐めてはおらぬ。むしろ評価している。
このご時世に、その歳で、バンサーなどを続けていられるのは相当なものだ。
最近では顔認識システムが導入され、
貴様らのような生身のバンサーは失業の危機にさらされているのだろう。
しかし、どうする。
このまま定年まで勤め上げて、100万ドルに達するのか?
貴様の職業は年金も出ないだろう。
失業の恐怖に震えながらパンサー業を続けるか。
それとも、100万ドル持って西海岸あたりで金髪のバアさんと老いらくの恋でもしてみるか」
黒いメカブースト「ふん」
ハザリア「おっと、待て。
そやつら2人の身柄に、100万ドルはいかにも高すぎる。
釣りを払ってもらうぞ」
黒いメカブースト「なんだと?」
ハザリア「なに、そう高価なものではない」
【空港】
ヴィレアム「結局、儲けはゼロかあ」
ミズル「おれはなんか面白かったから、どうでもいいよ」
マリ「それで? お前の目当ては最初からそれだったのか?」
ハザリア「昔々、地球を訪れた俺の祖先がラスベガスにはまりおってな。
負け金代わりに、この首飾りを置いていった。
どこぞの倉庫でホコリをかぶっていたのだろうが、場所が場所だ。
うかつに忍び込みでもすれば危険が危ない」
タカヤ「俺たちをエサにしたのか?」
ハザリア「たわけが。本来なら、引っ張られるのは俺の予定だった。
なにしろ、カジノでゲームもせずに安ワインをあおっているだけなのだからな。
それを貴様、目立つことをしおって!」
タカヤ「悪かったよ」
ハザリア「ふん、ではマンゴーでも買って帰るとするか」
ガシャン!
マリ「おい、そのペンダント、壊しちゃっていいのかよ」
ハザリア「べつに高価なものではない。
このような一族の恥、最初から壊すつもりだったのだ。
石が欲しければくれてやる。
細工し直せば、それなりに貴様と合う色だろう」
マリ「お前さあ、そういう、催促みたいのはどうかと思うよ」
ハザリア「なにをいっておるのだ?」
マリ「今日が何日なのか知らないわけじゃないだろ?」
ハザリア「そういえば、何日だったろうな。曜日感覚がなくなっている」
マリ「しようがないやつだな、お前は。ほら、来いよ!」
レタス「わたくしの負けでしたのね」
タカヤ「いや、ルーレットの結果は」
レタス「わたくしがルーレットのテーブルについた途端、パンサーが来た。
つまりは、わたくしのヒキが弱かったということでしょう」
タカヤ「ギャンブラーの流儀で話をするなよ」
レタス「べつに、他意はなくってよ。
負ければ支払う。それがわたくしの誇りであるというだけですのよ」
ヴィレアム「しまった! 今日、2月14日じゃないか!」
ミズル「ホールに出てたチョコぱちってきたけど、あげようか」
ヴィレアム「いらないよ!」
最終更新:2009年10月17日 12:48