25代目スレ 2008/09/16(火)
アーク「なんだろねぇ・・・・・・」
シュウヤ「どうしたんですか?まるで日々を無為に過ごしてます、俺の人生退屈です。とでも言いたげな」
アーク「別に現状に不満があるわけでもねーよ。ま、お前とこうやって教室でぐだぐだゲームしてりゃ
退屈でもねーし。まあミナトみたくしてもいいんだけど、鉄拳飛ばすの大好きなのがいるからネエ」
咲美「なに?じろじろこっち見ないでよ」
アーク「今更じろじろ見てもなーんも面白いことはねーよ。あ、やめて、でこピン痛い!ちょっと待った
お前のでこピン鍋が凹むんだから。あ、痛!血が出た!」
レタス「どうせすぐ止まるでしょう」
アーク「うぇーい、レタスさーん。普通教室で流血沙汰になったらもうちっと騒ごうぜ
てかピューって血が出てんですけど、なんかエヴァの2話目みたいだぞ」
シュウヤ「私たちがインドアな事をしているあいだに、レタスさんはデンジャーなギャンブルを楽しんでいるようですし
少々のデンジャラスやバイオレンスは見慣れたものでしょう」
アーク「あーそうね。んで、タカヤとなんか仲よくしてたな。まあギャンブルなら・・・・」
シュウヤ「はいはい、ほらチェックメイトですよ」
アーク「いや、そこ行くと俺のナイトがキングへ一直線なんだけど」
シュウヤ「・・・・・・・おや?」
アーク「おや?じゃねーよ。たく、これで成績学年でもトップクラスなんだからなんだかなあ」
咲美「本当にね・・・・・。てか提出物の未提出とかで損してる分を除いたら、実はこの中で一番成績いいのよね」
シュウヤ「おだてても何もでませんよ。ああ、ですがアナタにぴったりの下着ならこの通り」
レタス「アナタはいつもポケットに下着を入れているんですか?逮捕されますよ」
シュウヤ「もし、下着のために逮捕されて人生が狂ったなら、その狂った先の人生が私にとって正しい人生だったという事ですよ」
咲美「ねえ、兄さん。なんかいい精神科医を呼んだほうがいいんじゃない?」
アーク「やめとけ。このスレの半分がお医者さんのお世話になるから。ん、てかもうすぐ昼休み終わるぞ」
シュウヤ「延長します」
レタス「あのですねえ。もうクリスは教室に帰っていますわよ。いい加減にしたほうが」
アーク「別にいいんじゃねーの?・・・・だって、ほら」ガラガラ
レラ「・・・・ゼィ・・・・ゼィ・・・・間に・・・・合った・・・・・」
アーク「あんな風にA組みに入り浸ってる人も居る訳でね?まあヴィレアムやキャクトラとよく一緒にいるけど
なーにやってんでしょうねえ」
レラ「・・・・何?・・・・・文句・・・・るの?」
アーク「別に、そんなもんねーっすよ。てか個人の自由じゃねーの?誰と仲良くしようが?」
レラ「・・・・・さっきから・・・何・・・・」
アーク「はい?いや別に。誰と誰がどうしようが自分の人生好きにすれば?つーだけじゃん。あいつらもいい奴だし
俺達といるより、あいつらと居るほうが面白いならそれでいいだろ」
レラ「そう・・・・・・じゃ・・・・」ガラガラ
アーク「え・・・・おーい・・・・。じゃ、って何?つーかなんであいつ出て行くわけ?」
咲美「兄さん!何かレラに恨みでもあったの?まさか自分が最近ろくな目にあってないのに、レラが色々と活躍してる
のが気に入らなかったの?」
アーク「?」
レタス「というか、自分達で檻に入ったみたいにして、ゲームばっかりしているのが原因でしょう」
アーク「??」
シュウヤ「あー・・・・なんというか、アークは言葉遣いが悪いんですよ。まあ誤解を招く言動はやめなさい」
アーク「誤解も何も、自分の生き方は自分で決めたらそれでいいじゃん、って言っただけだろ」
咲美「は?」
レタス「え?」
シュウヤ「あのですね。アークは悪意をもった言動をする時はもっと露骨なんですよ。今のはですね
本気でそう思って言ったんですよ。むしろ善意ですね。ですが、まあなんていうかですね」
咲美「うん、なんとなく分かった」
レタス「つまり、本気で好きにすればいいと考えて、それがレラにとって良いことだと思ってそう言ったんですね」
アーク「他に何があるってんだよ」
咲美「・・・・・・まあ、なんていうか・・・・。うん後でレラに謝っといたほうがいいわよ」
アーク「あぁ、たく。謝り方考えてたのに、結局放課後もレラに会えなかったな」
咲美「日ごろの行いが悪いからじゃないの?」
アーク「へいへい。ああ、それとこの後シュウヤと出かけるから
晩飯は冷蔵庫に朝作ったのが入ってるから温めて食っといて」
咲美「また?別にいいけど、あんまり危ないことしないでよ。あと私が寝る前には帰ってきてよ」
アーク「ヘイヘイ。んじゃ、行ってくる」
アストラ「
アーク・アルトリート」
アーク「なんすか?また宿を借りにでも来たんすか?あいにく家はガンアクションには向かないつくりで・・・・」
アストラ「いや、今日はそうではない。ちょっと、ティプラーに異常があってな。それを確かめに寄っただけだ」
アーク「何のことかわかんねーけど、まああれでしょ?トンでもエンジンがTo-Loveっったと」
アストラ「まあそんな所だ。・・・・・・・所で額の傷はどうした?」
アーク「ん?ああ、昼間咲美に派手にでこピンされたんすよ」
アストラ「それは災難だったな」
アーク「てか、何で俺に声かけたんすか?」
アストラ「なんとなくだ・・・・・」
アーク「アストラさんでも、なんとなくってあるんすね。あとあのクールビューティーに言っといて
『飯食う時は飯代くらい持ってこい』って」
アストラ「承知した」
アストラ「傷の損傷の修繕の遅延を検知。及び、対象のアカシックレコードへの介入率常時80%オーバー
危険レベルをCからAまで繰り上げる必要があると判断」
イングレッタ「通常なら即対処レベル・・・・。でもいいわ、この世界は危険レベルS超過のあの子が
笑っていられるほど懐が広いんだから。あと、危険度の算出が厳しすぎないかしら?計算やり直して」
アストラ「了解。不確定因子を除外し、確定因子のみで再度検証。危険レベルはB。要注意に変わりは無い
ちなみに、不確定因子の準確定率は上昇中。これより10時間以内が山と思われる」
イングレッタ「了解。じゃあ、ちょっと悪趣味な男をストーキングに出かけるわよ」
アストラ「承知」
イングレッタ「じゃあ・・・・・ちょっと手回ししておくわ」
ズダダダダダダダダーーーーッ!ダダダダダダダダーーーーッ!
アオラ「うおぉぉぉぉっ!今日のレミュさんはどうしたんだ!ビットがいつものスピードと数を超えてる!」
ルル「あれはフェザーファンネルですわ!そして動きはもはや板野サーカスしている勢いですわーっ!」
デスピニス「曲はマブラヴオルタネイティブトータルイクリプスの『INSANITY』!」
ラン「明らかにクロスボーンの鉛筆動画の影響うけとるんやぁー!」
ヴィレアム「な・・・・なあ、なんか今日のレラおかしくないか?」
キャクトラ「友よ一々気にしすぎでは?まあ多少機嫌は悪いようだったが」
ヴィレアム「第一、このライブだってかなり突発的に若い母さんが『今日は隣町の隣町でライブするから』
て連絡をいきなりよこしたから来たけど、それまで準備も何もしてなかったんだぞ」
キャクトラ「まあ落ち着け友よ。当日いきなりヤレと言われても案外どうにかなったわけだし。
それに、さっきからレラ殿が『お前ら、やる気が無いなら帰れ』と言わんばかりにこっちを見てる」
ヴィレアム「あ・・・・ああ」
【ライブ終了後】
キャクトラ「何とか無事終了したな、友よ」
ヴィレアム「ああ。しかしなんだか客席にいつも以上にガラの悪そうなのが多かったな」
キャクトラ「ご近所タイムダイバーに追いやられた暴力団や暴走族の類がじょじょにこの辺りに流れ込んだとのこと
まあ治安は相当悪いらしい」
ヴィレアム「そうか。なら今日は三人で固まって帰ったほうがいいかもな」
レラ「・・・一人・・・帰る・・」
キャクトラ「『お前のような非常時に活躍してるように見えて、実は周囲の助けがないと割と何もできてない奴に
送ってもらう方が不安だ。私は一人で帰れる』だそうです」
ヴィレアム「いや、そんなに長くなかっただろ!レラもそこまで言ってないって若干焦った顔してるし!」
レラ「・・・・・・・」
ヴィレアム「って、いやほんとに一人で帰るのか?」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「『送り狼にならないのは知っているが、なんか気持ち悪いから嫌だ』だそうです」
ヴィレアム「絶対そこまで言ってないだろ。いや、てか本当にレラ帰ったぞ」
キャクトラ「あぁ、友の鼻息が若干荒いから」
ヴィレアム「荒くない!」
レラ「・・・・・・(別に、誰かにどう思われたからって気にしない。ただ、今は音楽があれば私は)」
ホントにそうなの?
レラ「・・・・・・(前の学校からここに来て、私は強くなった。今は私は昔みたいに弱くない)」
じゃあ、どうして強くなれたの?一人で強くなれたの?
レラ「・・・・・・(ここに来た時、最初に声をかけてくれたのはアイツ。私が傷つけても笑ってくれたのもアイツ)」
アーク「ようレラ。どうしたこんな物騒な所で」
レラ「!!!!!!!」
アーク「アダダダダ!ビット打ちすぎ!うわなんか触手まで!何かノコギリ付きの円盤までぇぇぇぇ!」
アーク「なんつーか悪かった、暗闇から突然現れて。それに昼間の事も、なんか俺が変な事言ったみたいだし」
レラ「・・・・別にいい・・・・」
アーク「あ、そう。てか何でこんなとこに居るんだよ。あぶねーぞ、この辺りは」
レラ「・・・・そっちは・・・・・何・・・?」
アーク「いや、そのな。結構やってる事がアレだから黙ってたけど実は最近この辺の賭場でおっちゃんや
シュウヤと派手にやってたわけよ。まあこんなとこに居るような不良娘には話すけど。
俺が普通に勝って、おっちゃんがイカサマで馬鹿勝ちして、シュウヤが奇跡みたいな負け方して
ホントは割りとボロ勝ちなのに、シュウヤのせいで負けてるように思わせるという
まあかなりインチキ臭い遣り方で勝ってたんだけどさ・・・・・ちょっとな」
レラ「・・・・・トラブル・・・・?」
アーク「イグザクトリー。いやつーか、遭遇したんだよ。レタス達と」
レラ「・・・・(ぽんっ)」
アーク「うん、解かりやすい相槌あんがと。なんて言うかさ、すごかった・・・・・
追いかけるレタスがそこらじゅうなぎ倒して、逃げるおっちゃんは劇場版クレヨンしんちゃん
の劇画風なヒロシ顔になってるし、周りの連中が討ち入りと勘違いして銃撃戦始めるし
最後シュウヤが変身しなかったらヤバかったな」
レラ「・・・・・変身・・・・?」
アーク「まあハウスメイド的なアレね。で、バラバラに逃げてきたわけよ。んで家に帰る道を探してたら
お前を見つけてさ。まあ帰り道教えて欲しくて声をかけたわけよ。つーわけで帰り道おしえて」
レラ「・・・・・ついてくれば・・・・・」
アーク「アイサー。所で、結局昼は何に怒ってた訳?」
レラ「・・・・・解から・・・・別にいい」
アーク「また怒ってない?」
レラ「・・・・別に・・・」
アーク「けどさ、ホントここら辺うろつくなら気をつけろよ。マジで危ないんだから」
レラ「・・・・・・んで・・・?」
アーク「おっちゃんに聞いたけど、なんか盗られた、襲われた、帰ってこない、内臓抜かれて帰ってきた
この辺で起きる事件なんてそんなんばっか。なんか怖い連中がいっぱい出るらし・・・」ドカッ!
ブレーカーA「そうね、怖い連中いっぱいだねぇ」
アーク「つっ・・・・死ぬだろ、バールで後ろから殴るって」
ブレーカーA「おー生きてる、生きてる。でもまあ邪魔だから、な?」ドガッ!
アーク「ぐっ!・・・・・・」バタッ
レラ「・・・・何・・・する気・・・・?」
ブレーカーA「いやいや大した事じゃねーのよ。こんな荒廃もしてない世界でブレーカーしてるとさ
ブルーストーンじゃなくて普通のお金で暮らさないといけないの
でさ、人体実験に使うニュータイプを高値で買ってくれるって、太っ腹なのがいるからね」
レラ「なら・・・・・分って・・・・ニュータイプ・・・・怖さを・・・・・・・・・・えっ!?ファンネル・・・動かな・・・」
ブレーカーA「アンチファンネル~(某猫型ロボット風)いやマイナー過ぎるけど便利だな。んじゃこいつで眠ってね」バチっ
レラ「・・・ッ!」ドサ!
アーク「・・・て・・・・てめえ・・・」
ブレーカーA「ああ?まだ生きてるの御宅?ちょっとしつこいよ。ま、こいつなら静かになるよな」パーン!
アーク「・・・・・・」
ブレーカーA「おお、某超人みたいに頭に穴が開いてカッコいいじゃないか。じゃあな」
アーク「たくっ・・・・マジで殺してくれやがって。クソッ・・・・後を追っかけて」
イングレッタ「止めなさい」
アーク「おっ、丁度いいな。なあお前も手伝ってくれねーか!レラが訳わかんない奴にさらわれて」
イングレッタ「ええ、そうね。そうなるように仕組んだんだから」
アーク「・・・・・は?」
イングレッタ「ある因果律の変動を感知した。今日この周辺でニュータイプを探しているブレーカーが獲物を見つける確立の上昇。
レラ・ブルーの危機遭遇率の上昇。それらを感知して、私は少し干渉をしたの」
アーク「まさか・・・・お前、レラがさらわれるように!」
イングレッタ「仕向けたわ」
アーク「な・・・なんでだ!お前、そんな事する奴じゃないはずだろ!」
イングレッタ「私は世界を守るためにならなんだってしてきたわ」
アーク「それとレラがさらわれる事と何の関係があるんだよ!」
アストラ「我らは同時にもう一つの事を感知した。アーク・アルトリートのアカシックレコードへの介入率が
通常の生命体の可能領域を突破した事。それに、汝の存在そのものの危険度の上昇を」
アーク「分りやすい説明で頼みます」
イングレッタ「あなた今、自分の自由意志で体を回復させているわね」
アーク「・・・・・・、分るのねそーいうの」
アストラ「常に観測し続けていたからな。この世界で危険度2位の汝の存在を」
イングレッタ「まあ1位が別格過ぎて話の種にもなっていなかったし、何よりアカシックレコードの方があなたを
守るように因果律を補正していたから容認していた。でもアカシックレコードに介入するなら話は別よ」
アストラ「アカシックレコードに自由に介入できる存在は、その危険度を調査し、その後に
しかるべき措置を施す事が定められている」
アーク「それじゃあレラの事の説明になってないぞ」
イングレッタ「この事件が調査であり、同時にアナタへの措置なのよ」
アーク「分りやすくお願い」
イングレッタ「今回の事。あなたが因果律へ介入することで解決できたら?アナタの因果律への介入は基本回帰による復元
だから生々しい修復シーンみたいなのは存在せず、みんなの認識から外れた瞬間に再生する。
便利な力。世界にもアカシックレコードにも負担を掛けない最も単純な因果律制御よ。で、この力でどこまで出来る?
体どころか周囲の物体の復元もできるのかしら?物質の枠すら超えて人との関係性も復元できるのかしら?
そして、必要とあれば時間を回帰してあらゆる事象全てを復元できるのかしら?」
アーク「あいにく、自分のこと意外で何か出来る事なんか無い。それに人に認識されてる状態じゃ俺は再生できない」
イングレッタ「そう。ならいいわ。後はアナタはおとなしくここにいて、事件の推移を見守っていればいい。
すぐにヴィレアムやキャクトラ、それに学園の騒々しい人たちが動き出す。後は勝手に事件解決
あなたは後でアホみたいにみんなの前に出て行き、再開と無事を祝う」
アーク「なるほどね。んで、俺はいつも通りの生活に戻れると」
イングレッタ「そうよ。これが過ぎれば、しばらくアナタの周囲に危険な因果は無い。また平穏な生活が待っている。
無茶な介入をすれば命を落とすか、戦いの中で能力が拡大して世界の害となり、私達に消される。
選ぶ必要も無いほど単純なものよ」
アーク「そりゃそうだな。待ってるだけで平和な生活が待っている。サイコーだな。で?その平和な生活を送る俺は
いつも通りバカやって生きてりゃいいわけな。サイコーだ・・・・・・サイコーにクソ野郎だそいつは!
そうやってダチが危ない目にあってるのを見過ごすのも、そうなる原因になった奴のいう事を聞くのもな!」
イングレッタ「なら、行かせないわ」ズドンズドン!
アーク「ぐっ・・・・」
アーク「たくっ・・・・痛いじゃねーか」
イングレッタ「再生した・・・・。くっ、レスの更新を見計らって!レスが変わるその瞬間に再生したわね」
アーク「その通り・・・・ハハ、クールビューティーに冷や汗かかせるのも悪くねーな」
イングレッタ「そう。でもこの状況でレスをひたすら更新する訳にもいかないでしょう?」ズドン!
アーク「ぐっ・・・・」
アーク「足撃つの止めてくれない?マジ痛いから」
イングレッタ「行を開けて再生・・・・・世界のシステムそのものに介入している。何が自分の事だけなんだか」
アーク「俺も嘘くらいつくんだよ!」ズドン!
アーク「くそっ!容赦ねえな!」ズドン!
イングレッタ「止まりなさい。こちらに接近したところで白兵戦アナタに万に一つの勝ち目も無いわ」ズドン!
アーク「だああああ!痛ぇぇぇ!」ズドン!
アストラ「お嬢。ここは私が」
イングレッタ「
アストラナガンは動かないで。計測を続けなさい」ズドン!
アーク「あとちょっと!」ズドン!
イングレッタ「接近したところでアナタに勝ち目なんて無いわよ」ズドン!
アーク「そりゃ勝つ方法なんてねーよ!」ズドン!
アーク「だけど、あいにく相打ちする方法くらいなら持ってんだよ。そして、今の状況なら」ズドン!
アーク「相打ちでも勝ちだよな!」ジャラッ
イングレッタ「小型の爆弾!」
アーク「銃もナイフも使いこなせないけどな、スイッチ押すだけのこいつなら俺でも使えるんだよ!」
アストラ「お嬢!」ドォォオオオオオオオオンッ!
イングレッタ「ぐっ・・・・ゴホッ・・・右足からわき腹まで持っていかれたわね」
アストラ「すまない。盾になるのが遅れた」
イングレッタ「私がギリギリまで計測を続けさせたせいよ。むしろとっさに良く飛び込んでくれたわね」
アストラ「どんな時でもこの力お嬢のためにある」
アーク「で・・・・どうすんだよ。アストラ兄さんが俺の相手するってんならさすがに諦めるけど?」
イングレッタ「・・・・・そうね、そこまで覚悟があるなら行きなさい。ただしその力、もし必要以上に求めるなら」
アーク「いらねーって、こんなの。じゃあ、行かせてもらうぞ俺でも約に立つって所たまには見せたいしな」
イングレッタ「なら、一つだけ言うわよ。レスの更新時以外の再生は誰かに認識されている時には認めないわ
世界の均衡を崩す要因になりかねないから」
アーク「それは大丈夫、なんか出来ないんだよ人に見られていると。今はなぜか出来たけど。ま、そんじゃあな」
アストラ「行ってしまったな」
イングレッタ「そうね。でも、たぶんそこの影にいるわよ」
アーク「あだだだだだ!痛い痛い!死なないけどメッチャ痛いよこれ!あとさっきのはグロかった!わき腹から右足まで
ごっそりだぞ!ヤベッ、吐きそう・・・・・ウッ」
アストラ「ここまで叫び声が聞こえてくるな」
イングレッタ「死ぬほど痛そうね。あと吐いてるみたいよ」
アストラ「お嬢もかなり体組織の損傷が激しいようだが?すぐに再生に入る事を推奨するが」
イングレッタ「動けるだけの再生でいいわ。すぐに次の仕事があるわよ」
アーク「くそっ、痛いのが引くのに時間食っちまった。えっと、とりあえずこういう時は」ピッ
タスク『どうしたぁ?こっちはレタスをどうにか振り切って現在潜伏中だぞ?』
アーク「説明してるヒマはないんで、詮索なしで頼むんすけど、この辺でニュータイプ専門に
人身売買してる連中がどの辺りを根城にしてるかわかりますか?」
タスク『なんか深刻な内容だな。たぶん港の辺りだろうし、詳しい場所もまあ調べりゃ分るけどな
何?トラブルか?』
アーク「いや、マジ説明してるヒマは・・・・・ヘイ、タクシー!」
トウマ「マイド・・・・ってなんだトウキ達の学校の奴だろ?どうしたんだこんな時間に」
アーク「詮索はなしで、とりあえず港の方へお願いします!」
トウマ「あい分った。じゃあ飛ばすぜ!」
タスク『まあとりあえず分ったらすぐ連絡するから、あんま無茶してくれんなよ。命は一つだぜ』
アーク「ウィッス・・・・・(ブチ)・・・・一つじゃないんだけどな」
トウマ「もう港だぞ」
アーク「とりあえずこの辺をグルグルして(ブルルル)おっちゃん!」
タスク『分ったぞ。なんかガンダムX的なニュータイプ研究所がニュータイプをかなり大掛かりに買い付けてる
みたいだ。とりあえず港の第3区画全部そいつらの貸切になってるぞ』
アーク「ウェ!マジっすか!」
タスク『ただ、大掛かりに準備した割にはこの辺り一帯ニュータイプはほぼ皆無で念動力者ばっかだから
そろそろ諦めかけてるとか聞いたんだけど・・・・・」
アーク「分りました。とりあえず行って見ます!(ブチ)て訳で第3区画に行ってください」
トウマ「おう!」
【港、第3区画】
ブレーカーB「結局今回つかまったニュータイプって一人なんだろ?」
ブレーカーC「らしいぜ。まあ俺達もギャラは出るから別にいいんだけどな。しっかし港一区画まるまるねえ」
ブレーカーB「MSやらPTまであるとか無いとか、俺達もウォーカーマシンもって来たけどな。別に誰もきやしねーよ。
たかが一人捕まえてそんですぐにトンズラすんのに」
ブレーカーC「ハハハ、ちげーねー・・・・・」
ドォオオオオオオオオオオン!
ブレーカーB&C「ギャアアアアアッ!」
アーク「オラオラオラオラ、自爆しても戦闘不能にならないチート野郎のお通りだ!」
ブレーカーB「なんだよあれはぁぁぁぁ!」
ブレーカーC「爆弾撒いてる!すっげー投げてる!てか俺達爆発に巻き込まれたのに黒こげアフロで済んでる!」
ブレーカーB「ブレーカーってそういうもんじゃん!俺達ブレーカーで良かっ(どおおおおおおん!)ギャアアアア!」
アーク(クソッ、爆発に乗じて再生してるけど痛すぎだろ!てか周りの連中はなんで平気なんだ?ブレーカーだからか?)
ブレーカーD「くそっ!爆弾魔がぁぁぁ!」ダダダダダダダッ
アーク「ぐっ・・・・・撃たれたら、自爆!」ドオオオオオオンッ!
アーク「ぐっ!キリがねえ。てか、このクソ広い中からどうやって見つければ」
???「お困りの」
???「ようじゃねーか」
アーク「・・・・・・いやいやいやいや、なんで居るんだよ。おっちゃん、それにシュウヤも」
タスク「バーカ。お前に場所教えた時点で俺もとっくに移動開始してるっつーの」
シュウヤ「咲美さんからアナタが帰っていないという連絡と、A組の何人かが私にレラの行方を聞いてきたので
気になって独自に動いていたんですよ」
アーク「いや、でも二人には関係ない」
シュウヤ「生憎、友達の危機に駆けつけられないほど落ちぶれてはいないので。大方レラさんがさらわれたのでしょう」
タスク「ニュータイプなんて、数えるほどしかいないからな。それとな、お前がいくら頑丈でも
その他大抵無能なんだから、ちっとは頼れよ」
シュウヤ「私達はタイムダイバーをしている方々や、ハザリア、ヴィレアムのような安定した力はありませんが
誰にも譲れない己の領分を持っているんですから」
アーク「・・・・・ああ、そうだな。じゃあ背中は任せる」
シュウヤ「分りました」
タスク「レラはたぶん、こっから見える一番奥の倉庫の辺りにいるはずだ!あそこが一番怪しいぜ!」
ブレーカーC「行かせるかよ。そんなガキと浮浪者ごときが」
タスク「あらカッチーン。荒廃してない世界でブレーカーしてる奴らにホームレスとか指摘されたかねえなあ」ジャキン!
ブレーカーD「M60機関銃!?どっから出した!お前さっきまで手ぶらだったじゃん」
タスク「手品だよ手品。マジック的なあれだよ」
ブレーカーB「全長1メートル越えてる銃をホイホイ出されてたまるか!」
シュウヤ「余所見をしていていいんですか・・・・・?」
ブレーカーB「い・・・・いつの間に後ろに・・・・ハッ!なんだこの股間と胸元の感触は!?」
シュウヤ「私の腕に掛かれば、服を脱がさずに下着を着せるなど造作も無いのですよ。フフフ
アナタはそこそこ胸板があるので、男性用のフルカップブラ(自作)をハードワイヤーで激しく締め付け
しかしアンダー圧を感じないようベルトは細く、そして乳首を刺激する特殊なボーンで快感を呼び起こします。
対して股間は意外と貧相なので、やや柔らかく包み込むようにローレグタイプのショーツですよ。ですが
マイクロファイバーの記事が産み出す快感が絶えず股間を程よく包み込みますよ」
ブレーカーB「な、なんだこれは、快感に体が飲み込まれる!ひぃいいいい、怖い!逃げられない快感が俺を襲っている!」
ブレーカーC「くそっ!何をしやが(ダダダダダダダダッ!)ぎゃああああ!撃ってきやがった!こいつマジで撃ちやがった!」
タスク「大丈夫大丈夫!俺パイロット能力的に命中とか射撃とか低いから。ほら命中率も(0%)な?
あ、でも時々ラッキー出るけど」
ブレーカーD「ラッキーは意外と良く出るから!あんまラッキーっていえないくらいの比率で出るから!」
タスク「しかも出たら必中&クリティカル♪ポケモン風に言うと『きゅうしょにあたった』」
ブレーカーC「ぎゃあああああ!急所に当てられるぅぅぅぅ!」
シュウヤ「ふははははは!私の下着から逃れる事など出来はしませんよ!あんな性別不明のゴーグルに
私のお株が奪われてたまるものですか!下着の説明がしたいなら最低でも『LOLA LUNA』や『VALISERE』
を着けてから出直しなさい!ちなみに私は現在進行形ではいています!」
ブレーカーB「なんか私怨が混じってるぅぅぅぅう!うああああ、下と上の二重の締め付けがああ
堕ちる・・・・・堕ちてしまうぅぅぅぅ!助けてくれぇぇぇぇ!」
シュウヤ「その悲鳴こそが産声!この世界に女性下着を身に着ける者と言う新たな命の誕生を迎えた歓喜の叫びなのですよ!」
ブレーカーB「お、お母さぁぁぁぁぁぁん!」
シュウヤ「ハハハハハ母は私ですよ!アナタに新たな人生を与えた私は今のアナタの母なのです!さあ後は私が開発したこの顔装着用
パンツを被る事で、アナタは完全な新人類として誕生するのです!」
タスク「ハハハ、そろそろかなあ?ラッキー出るかな?(実はさっきから撃ってるのはエアーガン)」
ブレーカーB&C&D「いやあああああああああああっ!」
アーク「・・・・・・・さー、先を急ぐぞー(ちょっとは友達を選ぼうかな・・・・)」
ブレーカーA「さっきから、騒々しいな。トラブルか?」
研究員「勘弁してくださいよ。こっちは実験用のニュータイプを依頼しただけなんですから。まったく
わざわざこんなところまで呼びつけて」
ブレーカーA「予算ケチって運搬費用出さなかったそっちが悪いんだよ。で、早くギャラと捕獲のボーナスを出せよ」
研究員「分った分った。まあ、こちらもニュータイプさえ手に入れば言う事は無いんだ」
レラ「・・・・・・・・」
レラ(なんで、こんな事になったんだろう)
不運なんていつもの事じゃない
レラ(でもここに来てそうじゃないって、思えるようになったのに。いつもみたいに学校に行って
ヴィレアムやキャクトラとバンドをして、遅く帰るとお父さんが少し不機嫌で)
それだけ?
レラ(私は・・・・別に・・・・)
誰かが居てくれたから、たとえその先で何があっても、その誰かが一番特別なんじゃないかな?
レラ(一番特別・・・・)
私は、最後まで信じられたよ。ただ、ちょっとだけ運が無かったけど。でもさアナタはまだ大丈夫じゃない
レラ(・・・・・ねえ、アナタは誰)
私はレラ。あなたじゃ無いレラ。アナタのお父さんとお母さんに救われた女の子。最後は少し悲しかったけど
レラ(・・・・・・そう・・・・なんだ)
私は最後まで信じられた。結局手は届かなかったけど、それでも最後まで私の名前を呼んでくれたから。
レラ(・・・・・・)
だからさ・・・・信じてみなよ。あなたが信じる人はあの扉を蹴破って、こんな不幸も吹き飛ばしてくれるって
レラ(・・・・・・うん)
ブレーカーA「さっきから何だ?爆発音がやんで、今度は悲鳴と笑い声が」
研究員「君の仲間は薬物でもキメているのかい?」
ブレーカーA「酒ならやってるけど薬はやってないはずだが」
レラ「・・・・・・・・・・(ピキーン)!」
アーク「オラアアアアア!」
研究員「な!」
ブレーカーA「テメエさっきの!なんで生きて・・・」
アーク「レラ!眼を閉じて耳をふさげ!」
レラ「!」
キイイイイイイイイイイイイン
研究員「ぐぉ!」
ブレーカーA「グッ(音響兵器のスタングレネードと閃光弾のフラッシュバンの混成か。くっ体が動かない)」
アーク「たくっ!俺の実家が兵器の製造なんかやってた事に感謝したのはこれが初めてだよ!」バチバチ!
研究員「があああ!」
ブレーカーA「!(スタン警棒!くそ、パトレイバーかよ!)」
アーク「レラ!無事か!」
レラ「ア・・・・・アーク・・・」
アーク「ふぅ・・・・。たくっ、なんだよ泣きそうなツラして」
レラ「・・・・・・来てくれ・・・・た・・・・・・!アー・・・」
アーク「グッ!何が・・・・・刺さってる、くっこいつ!」
ブレーカーA「残念だけどな、鍛えてるんでね・・・・それにな、そろそろ来る頃だぜウォーカーマシンがな」
ズドオオオオオン
アーク(まずい、レスの更新時に刺されっぱなしだから再生できなかったぞオイ!それにこの音は)
ブレーカーA「残念だったな。これじゃあ助からないなー。まあ何で生きてたのか知らないけど、また死ぬだけ」
アーク「ぐっ・・・・」
レラ「・・・・!アーク・・・・アレを・・・・!」
アーク「あれ・・・・・、アレかああ!」ドオオオオオオオン!
ブレーカーA「何だと!アンチファンネルシステムを・・・・・それに爆弾だと・・・・ヒッ!」
レラ「・・・・・ファンネル・・・・!」
ブレーカーA「ギャアアアアアッ!」
アーク「やった・・・・・」
ブレーカーA「クソがあああああ!」、ゴリ!
アーク「ぐ、アアアアアアアアア!」
レラ「・・・・・アーク・・・・・!」
アーク(くそ、最後の最後にこいつナイフをひねって・・・・ヤバ!内臓が出そう)
レラ「・・・・あ、あああああ」
アーク「おい・・・・・何そんな深刻な顔してんだよ・・・・・俺が頑丈なの・・・・・知ってるだろ」
レラ「・・・でも・・・・・血・・・・たくさ・・・」
アーク「平気だって・・・・・・ほら何時もみたいに気づいたら治ってるって」
アーク(いや、無理かなーこれ・・・・。最後の頼みのギャグ補正もたぶん効かねーし・・・・・
ヤバいなあ・・・・・てか、死ぬなこりゃ)
レラ「・・・・今・・・・死ぬ・・・思った」
アーク「うわ・・・・それ分るのかよ・・・・」
レラ「・・・・・どうして・・・・・・私・・・・ために・・・」
アーク「ダチ助ける理由が・・・・・そんなに必要か?・・・・それに、たまには格好つけたいしな」
レラ「・・・・・」ギュッ
アーク「お・・・・おい」
レラ「・・・・わた・・・・・何・・・・出来な・・・・」
アーク「何かして欲しくて・・・・・助けたわけじゃ・・・・あだだだ!キツイキツイ!
女の子に抱きしめられるのってある意味男のロマンだけど痛いから!内臓はみ出そうだから!」
ドオオオン
アーク「ちっ・・・・・・外でなんか暴れてるな・・・・ここに居たらやばい・・・・かもな」
レラ「・・・・だった・・・・一緒に・・・」
アーク「無理でーす・・・・・一歩も歩けねーよ。一人で逃げとけ」
レラ「・・・・・・死ん・・・いいの・・・?」
アーク「ゴキブリよりしぶといのが特徴だからな・・・・・」
アーク(それにレラが居なくなれば一気に再生して)
ドオオオン!
ブレーカーE「お!いたいた、潜り込んできたバカが居るって聞いたけど、マジでいやがった」
アーク(ウォーカーマシンかよ!・・・・・だあああ!予定変更。レラだけでも)
アーク「逃げろ・・・・レラ!」
レラ「・・・・・ファンネル・・・・!」
アーク「・・・・そーいう無茶するかな普通・・・」
アーク(あー、これまた再生できないっぽいし・・・・・あー、死んだ)
アストラ「生憎、我が妹の世話になるにはまだ早いと思うのだが?」
アーク「うっわ・・・・ここで来るって、見てただろ。割と一部始終見てただろ」
イングレッタ「ええ。悪いけど、見極めるためにね。そしてもうタイムリミットみたいだから」
ブレーカーE「テメェ、どこから!」
アストラ「答える理由は無い」
イングレッタ「アストラナガン、行くわよ」
アストラ「承知!」ゴオオオオオオオ!
ブレーカーE「機動兵器!って、うわああああ!」ガシャァァッ!
アストラ「その程度の兵器で、ネオジオンのグレミーの軍勢を単独で圧倒する私を倒せるか?」
イングレッタ「・・・・アーク・アルトリート」
アーク「なんだよ・・・・・」
イングレッタ「アナタが、本当の意味では馬鹿でなくて良かったわ。さあ、アストラナガン」
アストラ「周囲敵戦力約20。ガンファミリア!」ドドドドド!
レラ「・・・・・強い・・・・」
アーク「反則だよな・・・・」
キャクトラ「おーい!レラ殿ー!おおあんなところに」
ゼラド「やっぱり、あのブルーストーンが鍵だったみたいね」
ハザリア「ふん、結局ドンパチが始まって、散々走り回った意味も無かったがな」
マリ「そういいながら、両手いっぱいにかかえた牛丼どうする気だよ」
ミナト「なあ頼むから片方でいいから、その牛丼を俺に」
ハザリア「しつこい!まったくキサマはアイドルの尻を追いかけることだけにドラゴンボールZの引き伸ばし並みに
しつこいのが特徴だろう。俺の牛丼に寄るな!触るな!」
ミナト「やな特徴デッチあげるなよ!」
マーズ「いや、割とそんなかんじだとおもうけどなー」
アーク「・・・・・・なんか、あっちがここまでたどり着くまでの過程が超気になるんですけど」
ヴィレアム「無事かー!・・・ってなんでアークも、てかお前らなんでそんな抱き合って」
レラ「・・・・!」バッ!
アーク「ぎゃあ!急に離すな!地面に体打ち付け・・・・うわ!なんかはみ出した!」
レラ「!!!」
キャクトラ「『そんな、うっかり出ちゃったは期待していない!ハミ臓なんてグロいだけだ』だそうです」
ヴィレアム「いや、今レラ確実に言葉にならない悲鳴を上げただけだっただろ」
ハザリア「ハミ臓なんて新語を作るより早く医者を呼ぶぞ。さすがに素人には処置できん」
マリ「ならすぐに、救急車を」
タスク「へーい、それならもうこっちで手配してあるぞー」
シュウヤ「やれやれ、まったく下着をかぶる前に失禁するとは、情けない限りでしたよ。やはりまだ人類は
そのレベルに達していないという事でしょうか」
ハザリア「こやつらが何をしていたのか無性に気になるぞ」
ゼラド「そんな事より、早く病院!アークくん、顔が青から白になってるよ!」
アーク「あはははは・・・・やべ、なんか川が見える・・・・川の向こうでゲームキューブと○箱が呼んでるぞー」
マーズ「大丈夫かー!○箱は海外じゃいいとこ行ってるからなー!希望を捨てんじゃないぞー!」
ヴィレアム「励ますところが違うだろ!うわ、なんか今にもあっち行きそうな綺麗な顔してる!」
【学校】
ヴィレアム「けっきょく、なんだったんだ今回の事件は?若い母さんが関わってるらしいけど」
キャクトラ「レラ殿も分らないらしいし、アーク殿は知っているらしいが、入院してしまった」
ハザリア「奴が入院とは大事だな。まあ前にもあったがな」
マリ「なあ、そういいながら何を楽しそうに果物のカタログを眺めてるんだ?」
ハザリア「いや、別にお見舞いと称しておしかけて、病室で看護師を激怒させるまで騒ぎ倒そうとか
そんな事は考えてないぞ!断じてな!」
咲美「いや、てか迷惑だからホントにそういうのは止めてね」
レタス「まったく、なんでお父様がいたのに誰も連絡をくれないのですか」
シュウヤ「また錯乱してもらっては困りますから」
レイナ「てか、レラが見当たらないんだけど?」
ヴィレアム「いや、一応誘拐された次の日だからな。タイムダイバーがらみって事で警察沙汰はなかったけど
いきなり次の日に普通に学校に顔を出せないだろ」
シュウヤ「別の理由かもしれませんがね。ククク」
【病院】
アーク「なんか助かったけど、結局入院かよ」
イングレッタ「普通死ぬわよ。まったく、でもまあしばらくはそこで大人しくしておいて欲しいわね」
アーク「あっそ。てか、結局何がしたかったんだよ」
イングレッタ「単純にアナタの危険度の調査よ。まあ今回のことで、ほぼ無害と判断された
何しろ、あなたはアナタという存在を強く認識されるほど再生が難しくなる。最後死にかけたのもそのせいね」
アーク「だろーね」
イングレッタ「そもそも、あなたの家に厄介になったのも、アナタの監視が目的」
アーク「飯代払え」
イングレッタ「事前に保険だってかけておいたわ。依然あなたにリアクション芸人としての能力を見出させたのは
強い認識の中で発動する別の再生能力が前面に出ることで、本来の力を緩和するというね。まあ目論見は外れて
逆にあなたの力が増大したけど。まあ全然許容範囲よ。もう一人の別格に比べれば」
アーク「うっわ、俺の発言総すかんかよ。てかさ、俺の能力ってかなりメタだよな。レスとかギャグ補正とか。
で、まあつまり、あれか?あの状況で笑いをとれば再生できたわけ?」
イングレッタ「やれるものならね」
アーク「まあ無理だよ。ま、これで俺への監視だのなんだの無くなったわけ?」
イングレッタ「もう少し継続するわ(もしもアナタが純粋に願えば、世界の破壊者にだって成れるのだから)
じゃあ、もう帰るわ。別のお客さんが来たみたいだし。じゃあまた」
アーク「別の?」
レラ「・・・・・・」
アーク「・・・・よう、意外とマシな顔して安心したぞ」
レラ「・・・・ねえ・・・」
アーク「なんだよ」
レラ「・・・・アーク・・・・私・・・・」
アーク「なあ、無理にたくさん言葉を重ねる必要はねーぞ。てか俺どうせ馬鹿だからあんま喋られると逆に分らなくなるし」
レラ「・・・・あ・・・あ」
アーク「ほら、笑えよ。な?難しくないだろ。はい、そんでもって深呼吸。ほらどうぞ」
レラ「・・・・・ウン・・・」
レラ「ありがとう・・・・」
アーク「おう、どういたしまして」
最終更新:2009年10月17日 12:50