22代目スレ 2008/01/20(日)
ヴィレアム「ふぁあ・・・・うっかり徹夜で新曲を作ってしまった。まあ最近あまり行ってないし
せめて曲くらいは作っておかないとな」
ゼラド「ヴィレアム君、曲って何の?」
ヴィレアム「ウオワアアア!い、いや、そんな事言ってないぞ。き、聞き間違えじゃないか?」
ゼラド「ふーん。ところで時間そろそろまずいと思うんだけど。走らないと学校遅刻じゃないかな」
ヴィレアム「あ、ああ。そうだな・・・・・・・ッッ!(な・・・・ゼラド)」
ビローン
ヴィレアム(鼻毛が・・・・鼻毛が右の鼻の穴から出ている。どうでもいいが、鼻毛も銀色か!)
ゼラド「どうしたの?ヴィレアム君」
ヴィレアム(ど、どうする!?すぐに言うか・・・・いや待て、ここでもしそれを指摘したら)
ヴィレアム脳内シミュレートパート①
ヴィレアム「ゼラド、鼻毛が出てるぞ」
ゼラド「え・・・・・あ、うん。どうも・・・・・」
ヴィレアム「ああ・・・・・」
ゼラド「・・・・ねえ、私こっちの道で行くから、ヴィレアム君はあっちの道でいってくれないかな?」
ヴィレアム「え・・・・・」
ゼラド「じゃあね・・・・」
ヒュウゥゥ
ヴィレアム(い、いかん!デリカシーの無い男と思われた挙句、拒絶されてしまう!くっ・・・)
ヴィレアム「なんでもない。ちょっと寝起きでボーっとしただけだ」
ゼラド「そっか」
ヴィレアム(ふう・・・・・って、何を落ち着いているんだ俺は!これじゃあ何も根本的な解決になっていないじゃないか!)
ビローン
ヴィレアム(出ている!どう見ても鼻毛が出ている!どうする!これはどう対処する!ああしかし、今はそれより急がないと
くそ!どうすればいい!俺はどうすればいいんだ!)
50 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 23:41:58 ID:Q7/OOSzl
一時間目
ヴィレアム(ホームルームぎりぎりに入り、更にその後ゼラドは一人で購買に間食を買いに行ったから
どうにか1時間目までは大丈夫だったが、どうするか・・・・・。早くしないと誰かに見られてゼラドが恥を・・・)
ゼラド「・・・・・・・」
ビローン
ヴィレアム(どうする。周囲にもゼラド自身にも気づかれないように鼻毛をどうにかする。そんな事出来るのか?いややるしかない!)
アクア「あ、あの・・・・イェーガー君・・・そんなに私の授業はむずかしかった?そんなすごい顔をして・・・・」
ヴィレアム「あ・・・いえ、別にそんな事は・・・」
アクア「じゃあ、ここは分かるかしら?」
ヴィレアム「はい・・・・・」
ヴィレアム(ハッ!い、いかん!授業中は大丈夫だと考えていたが、授業中に当てられる可能性もある!アクア先生の授業ならいい
だが・・・・もしヒューゴ先生の授業あたりだとどうなる・・・・・」
ヴィレアム脳内シミュレートパート②
ヒューゴ「おいバランガ、ここをといてみろ」
ゼラド「はい」
ヒューゴ「ん?おいバランガお前鼻毛出てるぞ」
ゼラド「え・・・・・あ!」
アハハハハハハハ ワハハハハハハハ
ヴィレアム(まずい!これじゃあゼラドは晒し者だ!どうする!別に可能性は高くは無いが・・・・・・)
ゼラド「ふわぁぁ・・・・・むぅ・・・ちょっと眠いかも・・・」
ヴィレアム(絶賛睡眠希望中だとぉぉぉぉぉッ!いかん!眠ったりしたら突然当てられるぞ!しかも起きたばかりの顔に加えて鼻毛!
どうする・・・・・・・ハッそうだこれだ!)
アクア「あのー、イェーガー君。早く解いてくれないかしら?」
ヴィレアム「えいっ!」
ギュイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ
教室一同「ウワアアアアアアアアッ!」
アクア「イェーガー君何してるの!?」
ヴィレアム「すいません、ちょっと勢いあまって爪で黒板をこすってしまいました」
アクア「いや、ちょっとじゃないよね?それにえいっ!って言ったよね?」
ヴィレアム(ゼラドの様子はどうだ!)
ゼラド「耳痛~い・・・・目も覚めちゃった」
ヴィレアム(よし!効果ありだ!)
アクア「イェーガー君聞いてる?ちょっと聞いているの?ねえ!?」
51 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 23:43:29 ID:Q7/OOSzl
2時間目
ヴィレアム(休憩時間もどうにかしのいだ。だが・・・・・、この先も無事とは限らないぞ!予知能力もうまく働かないし・・・)
ラミア「じゃあ次の問題を・・・・・」
ヴィレアム(ハッ!ラミア先生が指名する相手を探し始めた・・・・どうなる・・・・)
ゼラド「あ!」
コロコロ
ヴィレアム(誰が当てられるかという緊迫と静寂の中、シャーペンが落ちた!いかん!ラミア先生の視線も向かっている!
くっ、汗が出てきた・・・・それに手が震えている。教えてくれ、俺は後どれだけ悩んでもだえればいい。
予知は俺に何も教えてくれない。ってエンドレスワルツのセルフパロをしている場合か!)
ラミア「では・・・」
ヴィレアム(くそっ!このままじゃゼラドが!この状況を打破するには・・・・俺がいくしかない!)
ヴィレアム「先生!すいません腹の調子が悪いので、ちょっとトイレに」
ラミア「そうか、なら行って来い。それじゃあこの問題はカノウ兄弟のAKB48の名前を全員言えそうな方が解いてみろ」
ミナト「いや48くらい覚えれるでしょ普通!・・・・って、何みんな?なんか俺を中心に机が引いたんですけど」
ラミア「おーい、誰かこいつに一般人にうまく溶け込むマニュアルを渡してやれ」
ヴィレアム「はぁ・・・よし、これでとりあえずしのいだが。これを連発するとまずい。ただですら教室に戻ってウンコマンとか
言われかねないのに、ゲ○ピーマンとか言われたら立ち直れないぞ。いや、さすがに高校生にもなってウンコマンは無いか
そんな子供心に満ち溢れた人はさすがに・・・・・」
ラミア「戻ったかウンコマン」
ヴィレアム(居たよ・・・・・。こういう時に真っ先にこういう事言いそうな人が居たよ。第一声ですっごいナチュラルに
口から出てきたよ。後、テンテン君やハニ太郎じゃないんだから学校で下品な話はやめてくれないですかホント)
ラミア「まったく、朝ちゃんとしてくるのは常識だろう。まあ私はウンコもオシッコも出ないがな。まあ時々良く分からないものが
出てきたりするがな。くしゃみと一緒にネジが飛んだり、鼻からダイオードが垂れたり」
ヴィレアム「直してもらいましょうよそれは。一瞬どこぞの究極超人みたいに寸胴で腕がハサミみたいなスペアのボディ付けた
先生の姿が浮かびましたよ。先生がそうなると魔改造ってレベルじゃありませんよ」
52 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 23:44:38 ID:Q7/OOSzl
3時間目
ヴィレアム(さあどうする・・・・このままじゃあまずい事になる。せめて昼休みまでにはどうにかしないと、レイナ達とゼラドが
弁当を食べ始めてしまう。そうなったら向き合って食べている最中に気づく可能性が高い・・・・)
ビローン、サワサワ
ヴィレアム(相変わらず鼻毛は健在。くそゼラドの呼吸に合わせて揺ら揺らと・・・・・いかん、鼻毛に何か変な感情を抱きそうだったぞ)
ルアフ「と、こんな感じでアインシュタインが原爆を作ったとか、アインシュタインが原爆製造に加担したとか変な勘違いをする人が
いる訳だけど真っ赤な嘘なわけだよ。時々不穏当な発言もあったけど、基本は平和主義者だったしね。まあ問題は科学者がいくら
ぐちぐち考えても、根本的な解決にはならないんだよね。結局時代ってのは人が動かす物だから」
ヴィレアム(根本的解決・・・・・・それだ!)
休憩時間
レイナ「ねえヴィレアム。さっきからなんかすごい顔してるけどいったい何なの?」
ヴィレアム「悪いけどちょっと保健室に行くから次の授業の先生にはそう言っといてくれないか?」
レイナ「別にいいけど、まさか腹痛で保健室?」
ヴィレアム「ま、まあそんな所だ。じゃあ頼む」
4時間目
ヴィレアム(と、言うわけで根本的解決のために、今俺は校舎の外から教室の窓の下に張り付いている。スパイである母の血が騒ぐが
それ以上に、この寒い時期に冷たい校舎の壁は指に刺さるようだ。などと近況報告を脳内でしている間に準備完了。
あらかじめ空けておいたこの窓から、この風向きでさっき調理実習の部屋からとって来たコショウを風に乗せて入れれば
まっすぐゼラドの元に届きクシャミが出るはずだ。そうすればその勢いで鼻毛がどうにかなるはずだ!)
シャカシャカ
ヴィレアム(さあ行けコショウ!粉達よ届け!そして彼女を救ってくれ!)
フワッ
ゼラド「ンッ・・・・ふぁ・・・クシュン!」
ヴィレアム(どうなる!運命の女神よ、あなたはどんな未来を俺と彼女にくれるんだ!)
ゼラド「んん・・・・ふぅ・・・」
サラッ
ヴィレアム(取れた!コングラチュレイション!ああ運命の女神よ!そしてコショウよ!俺は今モーレツに感動してい・・・・何!)
ビローン
ヴィレアム(今度は左の鼻の穴からだとォォォォォォッ!ムッ!?)
ゼラド「ンクッ・・・・クシュン!」
ヴィレアム(もう一回クシャミが出た!ああコショウ達!鼻腔に残って最後の力でもう一度奇跡を起こしてくれたのか!)
ビローンビローン
ヴィレアム(両方だとォォォォォォォォォッ!鼻毛が両方から出ているだとぉぉぉぉ!この駄コショウがぁ!余計なことを!
もう一度いくか!いやさすがにこれ以上は怪しいまれる・・・・いったん引くか)
53 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 23:46:13 ID:Q7/OOSzl
放課後
ヴィレアム(散々心配したり誤魔化すのにトイレに3回も行ったりして、どうにか見つからなかったな。さすがにもう・・・・・)
レイナ「ねえ、カラオケ行かない?」
クリハ「いいよ」
アイミ「たまにはいいかな」
ゼラド「じゃあ私も」
ヴィレアム(カラオケだとぉぉぉぉぉぉぉっ!一見すると部屋は薄暗かったりして鼻の下なんて目立たない・・・・
だがカラオケボックスによっては歌っている人にスポットライトが当たったり、そもそも歌う人がライトの下に
行くこともあるはずだ。そしてライトの下で歌っている人物は他の全員の視線を受けることになる・・・・)
ヴィレアム脳内シミュレーションパート③
ゼラド「~~~~~~~~♪」
クリハ「ゼラドはやっぱりうまいよね。大人しい歌しか歌わないけど」
アイミ「うん・・・・・ってゼラドの鼻の下・・・・・」
レイナ「両鼻から・・・・鼻毛!」
アハハハハハハハハハハハ ナニソレドウシタノw
ヴィレアム(まずいどうする!このままでは親友たちの前で赤っ恥という事態に。そうなるとゼラドはカラオケのたびに
半ばトラウマじみた責め苦を味わうことになってしまう!だがどうする!カラオケボックスは隔離領域
先ほどまでのように外からでは容易に介入することは・・・・・ならあの中に入っていけば」
トウキ「クリハが行くなら俺も」
レイナ「あのねえ・・・女友達同士での集まりってのもあるんだし今回は我慢してくれないかしら?」
トウキ「そうか」
クリハ「トウキ君。大丈夫、今度二人で行こう。ね?」
トウキ「ああ。ぜったいだぞ」
レイナ「いつもの事でもう吐く砂も尽きた感じだけど、相変わらずよねえあんたらも」
ヴィレアム(だめか!男の時点でだめか!ならば女装してでも・・・・・てアホか!そんなの通じるか!)
キャクトラ「友よ、今日はバンドの練習には出るのか?」
ヴィレアム(バンド・・・・・・歌・・・・・・・これだ!)
ヴィレアム「悪いが今日は無理だ。それじゃあな!」
キャクトラ「そんなに腹の調子が悪いのか?」
54 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 23:48:06 ID:Q7/OOSzl
カラオケボックス
レイナ「~~~~~~~♪」
アイミ「レイナは声質が特別いい分けじゃないけど歌いなれてる感じだよね」
ゼラド「まあけっこう、カラオケ一人でも来るみたいだしね」
クリハ「それより、さっきから壁の向こうからなんかすごい大声が聞こえるんだけど」
ヴィレアム「ぺったん、ぺったん、つるぺったん!ぺったん、ぺったん、つるぺったん!
ヴィレアム(この歌ならクリハの爆弾を爆発させられるはずだ!ウォォォォォォォォッ!届けぇぇぇぇぇぇ!)
ヴィレアム「ぺったん、ぺったん、もじぺったん!ぺったん、ぺったん、むねぺったん!」
クリハ「・・・・・・ベキッ!」
アイミ「クリハ!今の音は何!?口の中からしたけど、まさか歯軋り!?」
ヴィレアム(今度は方向を変えて!)
ヴィレアム「ち~ちちっちおっぱーい!ぼいんぼい~ん!ち~ちちっちおっぱい!ぼいんぼい~ん!」
ビキビキビキビキ
クリハ「コォォォ・・・・・・・」
レイナ「ちょっと!今にも波紋疾走始めそうな呼吸を始めるのは止めて!」
ヴィレアム(止めだ!)
ヴィレアム「つるぺーただぁって気にしてないもん!つるぺーたのほうがかわいいはず!
でもね私少し不安!今はちっちゃくてもいつかおおきくなってくれるよね?!」
クリハ「昔の私もそう思ってたけど現実はこれで悪かったわねぇぇぇぇぇ!ハアアアアアアアアアッ!」
ゼラド「ク、クリハ・・・・・壁に向かってドリンクを掲げてどうするの・・・・(ガクガクブルブル)」
クリハ「拳紅怒燐駆{けんこうどりんく}!!ハアアアアッ!」
ブシャアアアアアアアアアアアアアアッ!
ヴィレアム「なっ!ウワアアアアアアアアアア!」
レイナ「あ、あの・・・・クリハ?ドリンクが壁に吸い込まれたと思ったら向こうの部屋からすっごい悲鳴が聞こえたんだけど」
クリハ「拳紅怒燐駆。任意の相手に強制的にドリンクを飲ませる最終奥義。いかなる壁もこれを阻むことは出来ないわ」
レイナ「あ、そう。うんまあ、それじゃあ次はど、どうする?」
55 名前:それも名無しだ[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 23:49:00 ID:Q7/OOSzl
ヴィレアム「ひ・・・ひどい目にあった。だけど気まずくなってカラオケはすぐに終わったみたいだし、とりあえずもう大丈夫なはずだ
というか、鼻毛でいったいどんだけ引っ張るんだ。っていうかそもそもスレの主役が鼻毛ってどうなんだ・・・・・」
ヴィレアム(ん?あれはクォヴレーさん・・・・・・ハッ!まずい!)
ヴィレアム脳内シミュレーションパート④
クォヴレー「ん?ゼラド鼻毛が出ているぞ」
ゼラド「あ・・・・う、は、恥ずかしいよぉ」
クォヴレー「大丈夫だ。鼻毛は体に入ってくる余計なものを取り除く重要な物だ。恥ずかしいものじゃない」
ゼラド「で・・・・でも」
クォヴレー「ふっ。それに、俺はそういう少しだらし無いところもこみで、ゼラドの事をかわいいと思うぞ」
ゼラド「もう、お兄ちゃんったら!」
キャッキャッ ハハハハハ
ヴィレアム「アアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!別の意味でまずい!こうなったら!」
クォヴレー「ん?なんだ
ヴィレアム・イェーガー」
ヴィレアム「クォヴレーさん!お手合わせお願いします!」
ヴィレアム(さすがに風呂に入って顔を洗えばとれるはずだ!しかしゼラドがいつ風呂に入るかは分からない・・・・・・・
ならば、一晩中ひきつけるしかない!俺の技量でどこまでいけるか分からないが、やってやる!)
クォヴレー「いいだろう。かかってこい!」
ヴィレアム「うぉおおおおおおおおおお!」
ゼオラ「あら、ゼラド鼻毛出てるわよ」
ゼラド「あ、ホントだ」
ゼオラ「女の子なんだから身だしなみには気を使いなさい」
ゼラド「はーい」
最終更新:2009年10月17日 13:15