ルアフと行こう遊園地!


25代目スレ 2008/09/18(木)

セレーナ「あんたさ、ちょっと酷いんじゃない?」
レイナ「何が?」
セレーナ「あいつに対する態度」
レイナ「そんな事無いわよ?第一父親父親って言ってるけど、最近出てきた奴だし、小さい頃に遊んでもらった記憶も無いし………」
セレーナ「え?あるでしょ六歳くらいの時に」
レイナ「はぁ?」
セレーナ「ほら、ビルが崩れて来………あ」
レイナ「ビル?」
セレーナ「あー…………まぁ、そろそろ話しても良いかもね」
レイナ「?」
セレーナ「あのね、レイナ。あんたが六歳くらいの時に…………」




セレーナ「つー訳で。レイナと遊んだげなさい」
ルアフ「………何を言ってるんだい?この僕が?ガキと?あり得ないね」
セレーナ「お黙んなさい。しばかれたいの?」
ルアフ「すみませんでした!」
セレーナ「はぁ…………父親との思い出が全くないってのは、悲惨な事なのよ?」
ルアフ「…………でも、さ」
セレーナ「いいから!わかった!?」
ルアフ「了解です!!!」




ルアフ「………さて」
レイナ(六歳)「…………」
ルアフ「…………どうしようか」
レイナ「……………」
ルアフ(はぁ、だからガキは嫌いなんだよ。ったく、セレーナの奴は……)
レイナ「…………パパは」
ルアフ「あん?」
レイナ「レイナの事………嫌い………?」(涙目で震えながら首を傾げる)

ぐさぁっ

ルアフ(がはぁっ!?なんだ、何なんだこれは!?胸のあたりにガトリングドライバーを刺されて体を固定されたまま最大出力で回されてるようなこれは!?)
レイナ「……うっ…ひっ………ひん……」
ルアフ「あああああ!?ぱ、ぱパとあソビに行こうカ!?」
レイナ「ふぇ………ほんと?嫌じゃない?……………レイナの事、嫌いじゃ…………ない?」
ルアフ「もちろん!」
レイナ「……………うん!」
ルアフ(はあああああああ………)

一週間後


レイナ「パパ~!おやすみなさ~い!」
ルアフ「うん。おやすみレイナ」(満面の笑顔)

パタン


ルアフ「いや~………可愛いねレイナは」(でれでれ)
セレーナ「この一週間で随分仲良くなったっていうか随分変わったわね」
ルアフ「だぁってさぁ~可愛いんだよ~?」
セレーナ「………ちなみに、一週間前の自分をどうしたい?」
ルアフ「体の末端から少しずつ念動力で引き裂いてやりたいね」
セレーナ「…………あ、そ。ま、良い傾向だわ」
ルアフ「明日は二人で出かけて来るんだよ~」(でれでれ)
セレーナ「何回目よそれ言うの………でも、気を付けなさいよ?私やクォヴレー達も手は尽くしてるけど、それでもこの町を狙ってる奴等は多いんだから」
ルアフ「大丈夫だよ~」(でれでれ)
セレーナ(…………本当に大丈夫かしら?)


翌日


レイナ「パパ~ソフトクリーム美味しい~!」
ルアフ「うんうん、可愛いなあレイナは~」
レイナ「えへへ……」
???《おい………当に………や…のか?》
???《ここ………たら後に……引け………》
ルアフ(……?念の網に何か……そういや随分念も使って無…)
レイナ「パパ?どうしたの?」
ルアフ「………ん?ああ、何でも無いんだ。ちょっと」
ズッガアアアアン!!!!
レイナ「!!!」
ルアフ「何だ!?影が……………なっ!?」
ルアフ(ビルが………降ってくる?いや上半分か?それに燃えてる?なんで……)
(狙ってる奴等は多いんだから)(本当にやるのか?)(後には引けない)
ルアフ(まさか………テロ?)

ルアフ(何故念の網の展開を忘れていた?周りは敵だらけじゃなかったのか?信じられるものなんて)

レイナ「パパぁ………」
ルアフ(信じられるものが、出来たから?馬鹿な、そのせいでこんな事に?愚かだ、僕は。それでこの子を危険に晒すなんて)
ルアフ(守らなければ、この子を)
ルアフ「レイナ。怖がらなくていいよ?ちょっと目を閉じてれば、すぐ終わるから」
レイナ「………うん……」
ルアフ(内部を走査…………生体反応無し。爆発物らしきもの多数)
ルアフ(追い出したか殺したか。後者かな?転移するか?いや、レイナと一緒に転移するには時間が足りない。と、なると)
ルアフ(いいさ。やってやろうじゃないか。受け止め、然る後に念動力で無理矢理に分解)

ズ……ズズ…ン……
ルアフ(神経が纏めて切れる音がしたね。左目は見えないし、右目も視界が真っ赤だ。まあここの所、念もあの零帝に頼りきりだったからね。そうでなくとも無茶だし、受け止める事すら出来て無いんだけど。でも)
レイナ「パパ……ひぐ………えぐ…」
ルアフ(セレーナ達が僕に挑んできた時も、こんな感じだったのかな?なにがなんでも守りたいものがあって、その為なら、立ち上がれる)

ズ…………

ルアフ(止まった。あとは)
ブヂッ

ルアフ(口の中が血の味だね。せっかくレイナと一緒にソフトクリーム食べてたのに。…………正直、分解は無理だ。全盛期で、ヤツの助けがあったとしても……)
レイナ「パパ………頑張って……!」
ルアフ(レイナが………念動力を使ってる!?)
レイナ「パパ………!」
ルアフ(息が荒くなってる。当然だ、覚醒直後でこんな大質量。そして、僕の力が弱まればその分の負担はレイナに行く。そうなれば幼いレイナの脳は容易く破壊される)
ルアフ(無理なんて言ってる場合じゃない。やるんだ。それに………)
ルアフ(この子なら、僕よりずっと凄い念動力者になってくれる。僕から継いだ力を、正しい事に使ってくれる)

ルアフ「……ぁぁああああああ!!!!!」
バシュ
ルアフ「分解……完了」
ルアフ(右目が破裂した………かな?酷い状態だろうな……)
レイナ「……パパ?………血が」
ルアフ「ごめんね?レイナ」
レイナ「あ………」
ルアフ「クォヴレー。この子を頼むよ。眠らせる他に暗示をかけてここ最近の記憶も纏めて消した。当然僕の記憶もね。嫌な事は早く忘れるに限る」
クォヴレー「………すまない。間に合わなかった」
ルアフ「いいさ。それに、今のままじゃこの子の父親としては相応しくない。どれだけかかるかわからないけど、罪を償うついでにこの街を狙う奴等を潰してくる。セレーナにも伝えといてよ………レイナを…この街を……頼むよ、タイムダイバー」
クォヴレー「………ああ。確かに任された」



レイナ「………いや、何の冗談よ?あいつピンピンしてるわよ?」
セレーナ「どうとでもなるもんよ?」
レイナ「はいはい、嘘も程々にしてよ。おやすみ」

パタン

セレーナ「………ふう。報われないわね、あなた」
ルアフ「愛は見返りを求めない。与え続けてもなくならないものだよ、セレーナ?」






コンセプトは
[かっこいいルアフ]でした
普段は非常にあれでアレなルアフをかっこよくしようと頑張ってみた



ああ、あとサスケでサイキック・エナジー使われててビックリしたんだぜ

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最終更新:2009年10月17日 14:15
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