おっちゃんのクリスマス


21代目スレ 2007/12/25(火)

ガイスト「はあ、主人との付き合い方ですか?」
ディストラ「もう最近自分に自身が持てなくて」
アストラ「むぅ・・・・どうも私の妹は、メンタル的な面で悩んでいるらしいな」
ディストラ「いや、まず何で兄さんがここに居るのか教えてください」
アストラ「実は先ほどバランガ家でお嬢に昔話を聞かせていると案の定寝てしまったわけだ」
ディストラ「兄さんの語りは眠くなりますしね。でもイングレッタさんはそれを求めている気もしますけど」
アストラ「仕方が無いから布団を敷いていたら、元主がそこに現れて、突然怒鳴りだし、色情魔と私を罵りながら
    時代を拓く神の姿に改造しようとしてきたから逃げてきたのだ」
ディストラ「スーパーロボット大戦ト○ビュート!?いやでも、何でここに?」
アストラ「ここが・・・・唯一の安全地帯だからだ」
ディストラ「ああ、ヴィレッタさんの・・・・・」
ガイスト「でもわざわざ聞きに来てもらって悪いですが、私はそもそも、主人と上手くなんていってませんよ?」
ディストラ「は!?いやいや、ヴィレアムさんとあんだけ仲良くしておいて言うセリフがそれですか!?」
ガイスト「いえ、管理者登録はまだギリアムですから・・・・・そもそも散々使われてあげくポイされた私に何か聞くことでも?」
ディストラ「あれ、なんか地雷踏みましたか。いやでも、ヴィレアムさんとは仲良く出来てるじゃないですか、その秘訣は?」
ガイスト「しいて言えば第一印象でしょうか・・・・最初に人の姿で現れたので、ヴィレアムさんは機動兵器というイメージが
    あまり湧かないから人間のように接してくれているんじゃないでしょうか?」
ディストラ「それ私絶望的じゃないですか!真っ赤な魔法陣から怒号を上げてせり出した化け物ですよ第一印象は!
     え、ナニ?もしかして、未だにご主人様の頭の中で私はアレなんですか!?こんなにフリフリで可愛く決めても!」
ガイスト「ですから私も・・・・ギリアムから見ればあのブサイクな機動兵器なんですよ」
アストラ「まあ確かに第一印象だな。元主をヒーロー戦記から知っていればαであれだけ胡散臭くてもR-GUNを育てるが
    ヒーロー戦記を知らなければ、絶対裏切ると思って倉庫番だろうしな」
ディストラ「じゃあなんで兄さんは!というか兄さんの第一印象はなんなんですか!」
アストラ「私はお嬢が戦う準備が出来てから初めてお嬢と対面したのだが、それまでに人型と機動兵器どちらの姿もとれるようになっていた。
    元主の決定で、最初からこの執事スタイルでお嬢と対面した。そもそもお嬢の任務自体生身で行うことが多いから私もこの姿が常だ」
ディストラ「羨ましい・・・・・・。ご主人様は私の事を家の中に入れても問題ない小奇麗な乗り物くらいに思っていますよ」
アストラ「私も似たようなものだ。お嬢は分別が良いからな。私の話もオルゴールの音くらいに思っているだろう」
ディストラ「イングレッタさんが兄さんに寄りかかって寝てるのを見た事があるんですけど」
アストラ「クッションか何かと思っているのだろう。私のコクピットの中で眠ることも多いしな」
ディストラ「ふふふ、なぜでしょう、この殺意に似た感情は?というか兄さんは天然でどんだけ羨ましい状況なんですか?」
ガイスト「けっきょく、あまり前に出ず地味に活躍して信頼を築いてきたのが勝因じゃないですか?
    あと、やっぱり人恋しくなる日もあるでしょうし、そんな時に二人きりだったのが大きいと思いますよ」
ディストラ「くっ・・・・・私はいつもあの邪魔な元ご主人様のせいで二人きりになったことなんてありません。それが原因ですか!」
アストラ「まあ、この世界では私にはほとんどお嬢は話しかけてこないしな。結局話す相手がいれば機動兵器に話しかける理由はないだろう」
ディストラ「なら・・・・あの元ご主人様が成仏すれば番人の使命の最中は二人きり・・・・・」
ガイスト「いや、そういうのはあまり建設的じゃないし止めましょうよ」

ヴィレアム「どうでもいいけど、俺の部屋にメイドとか執事が居るこの状況はどうにかなりませんか?」


ディストラ「ヴィレアムさんがメイドや執事が普通に居るハヤテのごときシチュエーションに耐えかねたので出てきましたが」
アストラ「いや、まてなぜ私も行かねばならん?私は元主に見つかったら不味いのだが」
ディストラ「大丈夫ですよ、そのときはディスレブに入れますから」
アストラ「羨ましいな、新型の動力と言うものは」
ディストラ「兄さんは羨ましいのベクトルが本当に違いますね」
龍王「なにをしているんだ?ゴキブリと・・・・・えっとギャオス?」
アストラ「いや、頭の形は似ているが・・・・・」
ディストラ「で、骨董品が何をしているんですか?いよいよ年末ですし粗大ゴミに自分を出そうと決心しましたか?」
龍王「いや、年を越す前に余計な害虫を駆除しようと思ってホウ酸団子をな」
アストラ「お前達なあ・・・・・・それより龍王よ、お前も主人とはうまくいっているはずだな?」
龍王「まあな」
アストラ「その秘訣は?」
龍王「子供が居れば仲も良くなるだろう。子供がいるから離婚しないと言う夫婦も居るそうだし」
ディストラ「それだぁぁぁぁぁ!」ダダダダダダッ
龍王「なんだあいつ?」
アストラ「まあ大体想像はつくが・・・・所で、我々機動兵器は人型になってもそれなりに重量があったはずだが」

クォヴレー「ん?アストラナガン?」
ディストラ「ご主人様!今こそ私と愛の結晶を!」
クォヴレー「な、何を!ぐああああああっ!」

ゼラド「ええ!お兄ちゃん、肋骨にひびが入って病院いったってホント!」
ゼオラ「なんでもディス・アストラナガンが馬乗りになったとかなんとかで」
アラド「何やってんだあいつら?」

ディストラ「シクシク・・・・・」(反省中)
アストラ「何と言うか・・・・・結局、自然体が一番じゃないかと思うんだが」


 【竜巻亭
スレイチェル「ぶー」
ミツハル「やぁやぁ、やっぱりここだったか。
 まったく君は、クリスマスとかバレンタインが近くなるとぶーたれるんだから」
スレイチェル「失せろ、捏造カップルの子」
ミツハル「そうはいうけどねえ、君のとこだって大概なもんだよ?」
スレイチェル「一緒にするな」
ミツハル「いい加減、どっちかに確定したらどうだい。性別」
スレイチェル「気楽にいってくれる」

ミツハル「やれやれ、粉かけたマオ社の広報からはドタキャンされちゃうし」
スレイチェル「マオ社になにをしている」
ミツハル「正面きって敵対するなんて時代遅れだよ。僕は搦め手で行くんだ。
 いや、しかし、惜しかったなぁ、あのお尻」
スレイチェル「お前はロクデナシだ」

 カランコロン♪
アイミ「こんにちは」
ミツハル「やぁやぁ、アイミちゃんじゃないかぁ!
 久しぶりだねえ! お兄ちゃんのこと、覚えてるかい?」
アイミ「えっと、ミツハルさんでしたっけ?」
スレイチェル「面識があったのか」
アイミ「一応、スポンサーの息子さんなので」
ミツハル「懐かしいなぁ、前に会ったときはアイミちゃん、こんなにちっちゃくてさ。
 そして3歳にもなってないイルスちゃんは、僕の腕メコメコにへし折るし」
アイミ「なんていうか、すみません」
ミツハル「お兄ちゃん、思わずゾンボルトさんちに土蔵とヨロイカブト進呈しちゃったよ」
スレイチェル「スラムキング扱いか」
ミツハル「一人かい?
 こんなカワイイ娘さんをクリスマスに一人にしてるなんて、この街の若者はなにをやってるんだい」
スレイチェル「カノウ兄弟のAKB48の名前全部いえる方はどうした」
アイミ「AKB48のイベント行っちゃいました」
ミツハル「まったく! しようがないな、この街の若者は!」

 LuLuLuLu
ミツハル「ああ、備品か。僕だ。今どこにいる?
 シベリア? クリスタルセイント? なにをいっているんだ。
 まぁいい。お前、前にしこたまチケットを仕込んでいただろう。
 それで、あれだ、オニャンコの何十番煎じみたいなあれは・・・・・・。
 は? もうさばいたあと? 一枚二枚残ってるだろう?
 引き出しの奥? わかった。お前の事務所の鍵なら持ってるから。
 なぜ持ってる? それはお前が生体認証システム使えないからだ!」ガチャン
アイミ「ミツハルさん・・・・・・!」
ミツハル「よし、行こうか! 僕と!」
スレイチェル「お前とか!」


サルデス「ハハハハ! どうしたどうした! その程度で!」
キャクトラ「くっ、このままでは!」

 バババババッ
サルデス「くっ・・・・・・!」
ヒラデルヒア「何奴!?」
キャリコ「やれやれ、アラスカから帰ってみれば、このザマだ」

サルデス「キャリコ!? なんのつもりだ!?」
キャリコ「フフフ、私がいうのもなんですが、宅の息子はまだまだ修行不足。
 どうです、お二方、久しぶりに私とスパーリングとは」
キャクトラ「お父さん!」

サルデス「ちょこざいな! 年中嫁とイチャイチャしてる男が!」
ヒラデルヒア「しかし、キャリコは体術、法力ともに最高!」
サルデス「なんだ、法力とは」
キャリコ「さぁ、かかっていらっしゃい。
 わかっていますよ。月輪の陣を仕掛けるつもりですね?」
サルデス「やばいぞ。なんだか、月輪の陣を仕掛けなければいけない空気に持って行かれてる!」
ヒラデルヒア「しかし、月輪の陣とは・・・!?」
サルデス「一進一退の攻防のことでは?」
ヒラデルヒア「いや、三日月状のビームを出す技では?」
サルデス「そもそも、エペソは姫様に着いてらっしゃる。
 2人では、不完全な月輪の陣しか出せん!」
ヒラデルヒア「なぁ、どうしても月輪の陣を出さなければならないのか!?」

キャリコ「行け、キャクトラ。行って母さんに会ってこい!
 母さんはな、きれいな人だったぞーっ!」
キャクトラ「お父さん! 私が行きたいのは、お母さんのところでは!」

サルデス「しまった! これはキャリコの罠だ!」
ヒラデルヒア「奴め! 『普段はおちゃらけてるけど実は実力者』というポジションを築くつもりだ!」


 【ダテ家】
マリ「ただいまー」
リトゥ「マリ! いままで、いったいどこにいってたの!?」
マリ「後で話すから」
リトゥ「その、なにかあった後みたいな格好はなんなの!?」
マリ「すぐに着替えるから!
 もう、硝煙と、白人種特有のワキガの酸っぱい匂いが染みついてるんだから、この防寒着!」
 ドスドス ドスドス!

ハザリア「おぅ眼鏡、土産だ。アラスカ名物アラスカサーモンだぞ。
 家族で、いやしくむさぼり食うがいい」
リトゥ「あ、ありがと」
ハザリア「では、俺は行くぞ」
リトゥ「あっ、えっと、上がってかない?」
ハザリア「いらん。俺は喫茶店に行って、いいケツを愛でてくる」
リトゥ「この、・・・・・・バカァ!」

 【喫茶パピヨン】
ユウカ「女王様万歳! ファシストの政治はお前を低脳にしちまった~♪」

タスク「しかし、この店はクリスマスだっていうのに閑古鳥が鳴いてるな」
ユウ「ユウカ、店で女王陛下をアジるのをやめなさい」
ユウカ「だって、皇族批判したら右翼が怒鳴り込んでくるから」
ユウ「だからって、女王陛下を批判していいという話にはならないだろう」
ユウカ「でもダディ」
ユウ「ダディとか呼ぶのをやめなさい」

ユウ「知らないうちに娘がグレていた。これをどう思う」
タスク「いや~、お前が知らなかっただけで、だいぶ前からあんな感じだったよ、お前とこの娘は」
ユウ「クリスマスだっていうのに、こんなところで体制にケンカを売って」
タスク「まぁ、ずっと不登校寸前だったからなぁ。
 クラスでもちょっと浮いてるみたいだし」
ユウ「ユウカ、お前、この間バルマーからの留学生にえらく気に入られたと聞いているが」
ユウカ「ダディ! ダディは、娘のお尻が可愛くないの」
ユウ「解答に困るような質問をするのはやめなさい」
ユウカ「ダディは、クリスマスに娘のお尻が引き裂かれてもいいの」
ユウ「そういうことをいうのをやめなさい!」


トゥルルルルル
咲美「もしもし」
レタス「フフフ、ああ咲美、レタスですけど」
咲美「あのさあ、電話に出たとたんそんな笑い声聞かされて、私はどうすればいいのよ」
レタス「ごめんなさい、実は本日からコロニーの母の実家に帰省するのでその連絡を」
咲美「ああー、そういえば実家は宇宙だって言ってたっけ?で、何でそんなに機嫌がいいのよ」
レタス「それは・・・・・・実は放浪中の父が明日からしばらく家に帰るそうなので」
咲美「まあたまにこの町で見かけるけどね。てかアンタけっこうファザコン?」
レタス「そんな事はありませんわよ!別に普通ですわ!」
咲美「いや普通じゃないって。その年で親が家に帰ってくるのが嬉しい子は、けっこうファザコン入ってるわよ」
レタス「まったく失礼ですわね。まあ、そんなわけでしばらく家にいませんので」
咲美「はいはい、そんじゃーねー」
翌日
トゥルルルルル
アーク「もしもし」
タスク「助けてくれ」
アーク「あのさあ、電話出たとたん助けも止められて、俺はどうすればいいんすか」
タスク「とにかく今からお前の家に行くからちょっと待ってろ!ガチャッ」
アーク「なんだよいったい?」

タスク「つまりだよ、レタスにクリスマスプレゼントってことで、必死こいてカジノで稼いでたんだけど
   ありったけ金かけてやってるところに、年末恒例の賭場荒らしが出てリアルに007してたらいつの間にか
   俺の有り金全部持ってかれてたってわけよ」
咲美「アホですか。そもそも娘のプレゼント代を賭場で稼ごうってのが卑しいですよ」
アーク「てか、やめましょうよ年末にそういうとこ行くの。雀荘でも時々人が死ぬのに」
咲美「いや、兄さんも日ごろからそういう所は出入りしないように」
タスク「いや、こいつは普段青空麻雀だぞ。タバコのにおいが嫌いなんだとさ」
アーク「いやだって、口にタバコ5本入れてそれをくわえても火傷しないとかいう事する人に散々煙かけられたら嫌にもなるっすよ」
咲美「二人の賭博録はもういいです。それよりマトモな話をしてください。というか何の用ですかホントに」
タスク「お前の会社で一日でもうかるバイトとか紹介してくれねえか?」
アーク「いや何でうち?自分の会社があるでしょ」
タスク「いやもう、あれとか部下任せで俺なんて社長って名前のオブサーバーだしさー。てか、むしろお飾りよ
   イカサマ王が社長やってるわけ分らん会社ってネームバリューで業界で恐れられてるってだけでさ。
   そりゃ金くらいさあ、ぽんってくれるけどなんか勝手に金が増える貯金箱から下ろすみたいでかっこ悪くね?」
咲美「カジノで娘のプレゼント代捻出する父親はかっこ悪いと思います」
アーク「てか、まじでどうすんすか?」
タスク「とりあえず町内回ってみるか」


咲美「けっきょく町内を足で探すって事になったわけですけど、当てなんてあるんですか?」
タスク「当てとかあるのか?」
アーク「当てとかあるか咲美?」
咲美「二人には本当にガッカリよ!何この人達、ためらい無くこの寒いのに外に出て、当てなんてありませんって!マッチ売りの少女も
  まだマッチ売るって目的あるのに、この人達マッチの幻想にもすがれないわよ!」
タスク「いやそれバットエンドじゃん」
アーク「おいおい咲美、いい年こいて童話持ち出すの止めようぜ。勉強しない子にアリとキリギリスの話するお母さん見たいじゃん」
咲美「あんたらがいい年こいて子供みたいだからでしょうが!」
タスク「しっかし、マジでどうする?」
アーク「そりゃ金の話つったらあいつっしょ」

マーズ「は?何か金稼ぎないかって?やめてよもー、こっちはどっかのシングウジとか言うかいしゃが
   ひっどいインサイダーをヤクザぐるみでかましてるって、泣きつかれたから
   その裁判起こすのに、旅行とか行って予定詰まって忙しいんだからさー」
咲美「あんた何やってんのー!」
タスク「知りませーん。俺の部下が勝手にやりましたー。俺関係ありませーん」
咲美「それでホントに社長!なんかうちの兄さんでもいますぐ社長になって大丈夫な気がしてきたわ!」
マーズ「いやいや、代表の名前あんただしさー、ちゅーかさアンタの部下ってあんたの名前で
   商売してるから言い逃れでねーでしょ。だって、しゃちょー不在でも居ますって言うもんあんたの部下
   証拠集めてたら、あんたの名前がメールの履歴に出てくるしさー、これどうすんのよ?」
アーク「どうすんすかー」
咲美「なんで兄さんは平然としてるの?いやむしろ慣れてる!この状況に慣れてる!?」
マーズ「まじでどうすんの?2日前から調べてもう証拠挙がってるし、インサイダー取引とかけーじ事件だぜ」
タスク「2日も前なら大丈夫、お前が調べてるそれ、もう内々で処理してるはずだし」
マーズ「は?あ、でんわ・・・・・・ああ、お宅ね。へ、何?もうその話はいい?うちは何の被害にもあってない?いやいやちょっとさー
   何それ、二日前に泣きついてきたのあんたじゃん。は?うちの娘がこのままじゃナニ・・・・ソープ?いや知らねーってそんなの、って
   何で泣いてるのー、俺ロボットだからわかんないよ、ちょっとー!え、依頼料は成功ほーしゅうの分まではらうからこの話は無かったことって
   ちょっとねー・・・・・うわ切れたし」
タスク「ま、そーいうことよ。んじゃ暇だろ?仕事紹介してくんねー?」
咲美「汚っ!大人って汚れてるとかそんなレベルじゃないわよこの男!体の真ん中から腐ってるわ!」
タスク「成り上がりなめんな!ポケットマネーに綺麗な金なんざほとんど入ってねーよ!綺麗な金はレタスの教育費になってるし」
マーズ「あーもう、シングウジをやっとどうにかできるとおもったのにー。珍しくしっぽ見せたしさあ。
   普段は証拠とか探したり裁判したら、結局勝ってもこっちの損失が大きいからしないけど、今回はチャンスだったのに
   もう、あんたら仕事紹介するからさっさと帰ってよー。でどんな仕事がほしいのよ」
タスク「一日で1500万儲かる仕事」
マーズ「ガーガーガピー・・・・言ってる意味がわかんねー、CPUが処理してくんねー、ナニこのバンダナおじさん、俺もしかして壊れてる?」
咲美「大丈夫、あんたはまともよ。むしろこのオッサンが壊れてるわ。てか、賭場でどんだけ盗られたのよ!むしろその金額で何買うつもりよ」


アーク「結局追い出されたっすねえ」
タスク「どうすっかねえ」
咲美「もうどうもしないでください。適当にバイトして服でも買えばあの子ファザコンだから十分喜びます」
タスク「いや生ぬるい!10年もほぼ放置した挙句、参観日のたびにお前の父ちゃんなんでこねーの?とか言われたせいで
   若干捻くれたツンデレに育った娘の心を癒すには、そんなもんじゃ足りねー」
咲美「そう思うならまず普段から家に帰ってください。てか、プレゼントは私とかでいいよもう!レタスなら喜ぶよ!」
アーク「俺が嫌だ。男が全身ラッピングされてる図なんてショタが限界」
タスク「俺も嫌だ。男が全身リボンでグルグル巻きなんて『こんなかわいい子が女の子のはずが無い』レベルじゃないと無理」
咲美「この二人シンクロしすぎ!もう嫌!兄さんがよく外出するようになって、
  だんたん変な性格になったなーって思ったけど貴方と一緒に居たんなら納得ですよ」
アーク「でもどうするんすか?そりゃちょっとなら金も貸せるけど1500万となるとちょっとポンって出すのは」
タスク「いや、借りるくらいなら会社から取り出すし。ん?そうだ会社のほうのつてってわけじゃないけど
   一人いたな、金関係でいい感じに儲け話持ってそうな奴」

ミツハル「はい、どなたですか?」
タスク「よっ!」
バタンッ
タスク「なっ!いきなり閉めるなよ!ほらお前のおばあちゃんの大好きな微妙な味のもみじ饅頭もあるぞ」
ミツハル「なんでうちのおばあちゃんが、もみじ饅頭好きって知ってるんだ!帰ってくれ!あんたとは二度と関わるか!」
咲美「アンタホントになにやってんのー!なんか今日一日だけでドン引きよ!
  もうバンダナ見るだけで引ける自信がついたわ!二度と私と兄さんに関わらないで!」
タスク「ははは無駄無駄!だって俺達」
アーク「マブダチだし!」
咲美「もうあんたら二人でマブダチ・オルタネイティブって感じに異世界行ってください!」
アーク「やだグロイし」
タスク「あんまエロくねえし」
ガチャッ!
ミツハル「いや、それでも熱い主題歌と、吉成作画のシーンのカッコよさは見所だと思うね!」
咲美「ええー!何でそれで出てきちゃう!ファンなの!好きなの!エロゲーですよ!」
ミツハル「ち、違う!ただJAMの主題歌と吉成鋼さんが好きなだけだ!本編なんてやってない!」
アーク「最終決戦に主人公が移動砲台はねーよなー」
ミツハル「いや、あれはあれでまさに最終兵器と言うカッコよさが・・・・・・って、しまった!」
タスク「まー、確かに面白いよなあアレ。ところで、お宅のお孫さんがこんなゲームしてますよーっておばあちゃんの前でプレイしていい?」
ミツハル「やめろー!ま○もちゃんのシーンでおばあちゃんの心臓が止まる!てかあそこは引いたよさすがに!
    あーもう、どうぞお入りください、てかむしろ入れ!中でじっくり話し合おう」


ミツハル「それで、つまり一日で1500万もうかればいいわけですか。分りましたよ。実はうちの会社の前に
     なぜかヤクザの事務所が建って、社員が迷惑してるんであれを立ち退かせてください。そしたら1500万円
     くらい出しますよ。まあ、出来るんでしたらですけど」
タスク「もしもし?イスルギの食料部門のイスルギフードの前のお前の事務所どっかどかしてくんね?
    え、あの土地はもう俺のもんだって?いや頼むよ代わりに、デパート建てるから。管理は任せるしさ。
    お、いいって!ありがと、んじゃーな。ってわけで1500万くれ」
ミツハル「お前かぁぁぁぁぁぁぁぁ!お前が立てたのかあのヤクザの事務所を!」
タスク「いや、地球圏に事務所立てたいってギャンドラー組みのガデスっておやっさんが言うから
   まあちゃんと立ち退いただろ。てなワケで金くれ」
ミツハル「無茶苦茶だこいつ!頼む4本足のロボットを呼べ!このアホの犯罪録を二人で暴こうと言えば応じてくれる!」
咲美「さっきマーズのところには行きました。たぶん無駄です。生粋の犯罪者に法律でどうこうとか考えちゃいけないってのを見ました」
アーク「社会って理不尽だよなー、おっと」
ガシャーン!
ミツハル「ええぇぇぇ!おばあちゃんのつぼが!どうやったらそこでおっとってなるんだよ!
    足元に何も無い所で、無造作に壷掴んで落とすってナニ!社会よりおまえの存在が理不尽だよ」
アーク「これはーそのー、あれだよ、壷が下に敷いた布に跡がつくほど長い間棚の上に置かれていて
   あんまりに不憫だったから、ちょっと解き放ったんだけど、解き放ちすぎてちょっと地球の引力ってのを
   体感しちゃって、その喜びを一人じゃ受け止めきれないから増えちゃったんだって」
ミツハル「増えてない!パーツは増えたけど質量は増えていない!てか落とした言い訳がそれ!?」
タスク「地球の引力じゃあしょうがねえな。シャアでもどうしようもないんだぞ。せめてサイコフレームとアムロが無いと」
咲美「どうしてこう二人で居ると頭が良く回るのかしら」
ミツハル「もう君ら帰って!あと金はやらんぞ!」
タスク「えー、そりゃないだろ」
ミツハル「ほとんど自作自演みたいなもんじゃないか!訴えるぞ!」
タスク「たくっ、裁判めんどーだしまあ、いいか。なら仕事紹介しろよ」
ミツハル「わかったよ!ほらこれ、ゾヴィーグのお偉いさんがペットが逃げたから捕らえて欲しいそうだ。賞金は1000万。
   あんたなら残り500万くらいふっかけられるだろう!」
タスク「ほんじゃ行くか。じゃあまたくるぜ」
ミツハル「二度とくるな!」

咲美「なんで兄さんあんな事したのよ。壷をいきなり落としたりして」
アーク「だって、あいつそろそろブチ切れそうだったし、金払う気もなさそうだし、
   部屋の外に土足の足音がしたからたぶん特殊部隊が入ってくる直前だったな、ありゃ。
   そろそろマジ切れしたアイツに俺達消されそうな感じになってたし逃げる機会を作ったんだよ。わかんなかったか?」
タスク「良くやったな。まあお前がやらなくても俺が何かしてたけど」
咲美「分んない!この人と居るときの兄さんがすっごく分らない生き物に見える!」



タスク「つーわけで、ペット探しに来ました」
メキボス「ああ、ありがたい。いやもう、うちの弟が騒いでしょうがないんだよ。ガーちゃんが逃げたって」
アーク「ガーちゃんっすか、でそれ見つけりゃいいんすよね」
メキボス「ちょっと違うな。居る場所は分ってるんだが、捕まえられないんだよ」
咲美「何かすっごい地雷臭がしてきたんだけど」
ウェンドロ「兄さん!ガーちゃんが来たよ!」
ズドンバキバキバキ
咲美「ナニこの地響き、地雷どころか戦場ど真ん中じゃないの?」
ガーちゃん「ゴアーッ!」
メキボス「小型の宇宙怪獣・合体怪獣のガーちゃんだ」
アーク「咲美ガンバ!」
タスク「期待してるぞー」
咲美「私ぃ!何でここで私!普通あんたらが体はる場面でしょ!」
アーク「いやほら咲美怪力だし」
タスク「レディーファーストとかって事でどうだ?」
咲美「あんたら揃いもそろって散々よ!てかナニよこれ!どうしてこうなるの!むしろ何で逃げるのこれが!」
メキボス「いやあ、何ていうかちょっと鍵の閉め忘れで」
咲美「この凶暴な怪獣の檻の鍵を閉め忘れれる神経を疑うわ!」
メキボス「まあそれはほら、事故は誰にでもあることだし。そういうのを強い意思で打ち破る地球人に俺はとても感動した事があるんだ」
咲美「ならそれに習ってあんたがやれ!」
メキボス「いや、基本ゾヴォーグの人間って戦争から炊事洗濯までバイオ兵任せで貧弱だし。機動兵器を使うと傷つけるかもしれないしさ」
咲美「捕まえる人間が傷つきます!」
メキボス「いや大丈夫だって、小さい固体だし」
ウェンドロ「でも兄さん・・・・・昨日は40人ほど・・・・」
メキボス「こら、黙ってろ」
咲美「今の黙ってろって所がすべてを物語ってるじゃない!てかもう嫌!こんな不細工ペットにするのがおかしい!」
ウェンドロ「いやほら、この辺とかかわいくない?」
咲美「それが可愛いと思えるフェチズムを地球人に求めるなこの■■■■■野郎!」
アーク「下品だなー咲美」
咲美「もし目の前にこんな怪獣がいなけりゃ、まず兄さんの首を捻ってるところだわ!」
メキボス「ちなみに賞金は昨日から引き上げられて1500万円だ。頑張ってくれ」
タスク「おっしゃ、目的の金額に届くぜ!」
アーク「頑張れよー」
咲美「あーもうやってやるわよ!いつの間にか怪力になってた私がやってやるわよもう!」
ガーちゃん「あー」
カプッ
タスク「あ、食われた」
アーク「え、いやいやマジで、どんなバットエンドだよこれ」


メキボス「大丈夫。死ぬことはありえないから」
タスク「どういうことだ?」
ウェンドロ「ほら」
ヌチャヌチャ、ヌメヌメ
咲美「きゃー!ちょっとナニこれ!何か粘ついて絡みつくけど、・・・・ああっどんどん気持ちよく・・・・」
メキボス「宇宙怪獣STMCはもともと知的生命体を滅ぼすためのもの。そしてあれは変り種でな、
    あの口の中の凄まじい気持ちよさで、思考を奪い知的生命体を堕落させ、自然に滅ぼそうとする
    恐ろしい物だ」
ウェンドロ「昨日も40人以上が骨抜きにされて、ゾヴォーグの大使館が機能しなくなりそうだったりで大変だったんだよ」
メキボス「これは小型だが大型のこいつがもしも数十体で惑星を襲ったら、その惑星の文明は滅びるだろうな」
アーク「うわ、リアルに怖!」
タスク「何か俺の知ってる宇宙怪獣とちがうけどな」
メキボス「宇宙は広いからな」
咲美「そんなことより!ああん・・・・助け・・・・んんっ・・・・」
タスク「もう少し見とくか?」
ウェンドロ「いいよ、この手のは見飽きたし、あの地球人まな板だから」
アーク「んじゃ、頑張って捕まえるか」

タスク「で、まあ普段から不死身補正とかでいろいろと便利なアークが上手いことおとりをして、
   俺が罠にかけて見事ガーちゃんはつかまりましたっと」
咲美「私は・・・・何かする必要あったの・・・・」
ウェンドロ「サービス要員?まあまな板だけど」
咲美「もしも・・・・恨むことで人がどうこうできるなら、こいつを今すぐあの怪獣の口にぶち込みたいわ」
メキボス「むこうでシャワーを浴びるといい」
咲美「どうも・・・・・・」
メキボス「一回300円な」
咲美「ええ!なんで金取るの!海水浴のシャワー!?てか1500万円もぽんと払うくせにナニよそれ!」
メキボス「それはそれ、これはこれ。分別つけるのが大人だ」
タスク「おう、そのとおり。で金は?」
メキボス「ほら小切手だ」
タスク「確かに本物だな。んじゃあ、咲美が出てきたら行きますか」


咲美「もういやー、クリスマスにこんな扱いもういやー・・・・私汚れちゃったよー」
アーク「俺を咲美ブリーカーでブチまけた事がある時点で汚れじゃねーの?」
咲美「今日の兄さんの頭の回り方もいや!何でこのおじさんといるとそんなに頭が回るのよ
あと、今日の私の役の大半は普段兄さんがやるやくでしょ!何で今日に限って全部私なのよ!」
アーク「さあ?」
タスク「まあ金も出来たし、目的のものを買って空港行って・・・・あれ、チケットがねえ」
アーク「何やってんですか」
咲美「どうするのよ。クリスマスの帰省組みで今頃宇宙への便なんて取れないわよ」
タスク「となると運び屋に頼むか」
咲美「運び屋?」
タスク「えっと、もしもしマーズか?おい切るな切るな!いーから聞けよ
    お前の親父を呼んでくれ。え、紹介料払えって?10万?
    わーったよ、今度振り込んでやるっと」
咲美「改めて思うんだけど、10万円を後で払うってぽんと言える人に、私達はお金の事で振り回されたのよね」
アーク「主に振り回されてたのはお前だけどな」
タスク「さてと、あいつ慌ててたから日本円で10万って言ってねーし、後で10万分振り込んどきゃでいいか」
アーク「分?」
タスク「100分の1人民元の事。ちなみに1元今いくらかしらねーけど17円くらいだったはずだぜ」
アーク「つまり・・・・・32万8千円?」
咲美「違う!兄さんどんだけ計算弱いのよ!むしろどんな異次元計算したの!?1万7千円よ!
  てかおじさんもどんだけ鬼畜なの!私はてっきりただのギャンブル狂いの家出親父だと思ってたのに!
  てかおじさんが家出してて良かったわよ!あんた家に居たらレタスがどうなっていたか!」
タスク「その分アークがこうなりました」
咲美「orz」

カズマ「ういっす。マーズから連絡があったけど、なんか運んでくれって仕事だって?」
タスク「おう。娘と嫁へのプレゼント。意地でも届けねーと」
カズマ「そういうことならお安い御用。で報酬は」
タスク「ほら・・・・こいつだ」
カズマ「これは・・・・・超高級ソープ「バラルの園」のタダ券。それも10枚!」
タスク「一枚20万の券だぜ。自分で使うもよし、売るもよし、好きに使いな」
カズマ「おっしゃ!いっちょ行くぜ!」
咲美「大人って・・・・」
アーク「いや、あんなもんだろ」



レタス「ふう、お父様はいつ帰ってくるかしら」
レオナ「まあ、自由奔放な人ですからギリギリに帰ってくるんじゃないのかしら?」
レタス「そうですか・・・・」
レオナ「だから家の中で待ちなさい。コロニーの中がいくら地球よりあったかくても、季節に合わせて今は冬の気温に
   してあるんですから」
レタス「いえ、もう少しだけ」

レタス「ハア・・・・いつになるんでしょうね。でも本当に帰ってくるんでしょうか。
   最近はまた連絡が取れませんでしたし・・・・・・もし怪我とかしていたら。それに浮気とかも!」
タスク「おいおい、酷い言われようだな・・・・。頑張って帰ってきた父親にそのセリフかよ」
レタス「父さん!」
タスク「いやー、危うく今日中につかねーところだったぜ。プレゼントの用意に手間取ってさあ」
レタス「プレゼント・・・・・ですか?」
タスク「母さんには今年で磁器婚式だしこの古伊万里をんで、お前にはこいつだ」
バサッ
レタス「ウエディング・ドレス・・・・・・・・私に・・・」
タスク「お前を幸せにしてくれる誰かと結婚するとき、そいつを着てくれ。そうすりゃ俺も大満足さ」
レタス「父さん・・・・ありがとう」
タスク「おーい、なーに泣きそうな顔してんだよ。ほら家に入ろうぜ。俺腹が減ってんだよ」
レタス「はい!」

アーク「感動的だなー」
咲美「その裏であったやり取りの数々を見てきた私は、どのタイミングで感動すればいいの?」
タスク「ははは、悪かったな!」
咲美「え!家に入ったんじゃ」
タスク「ちょっと忘れ物って言ってさ。お前らには今日はいろいろ迷惑かけたな」
アーク「いやいいすよ別に」
咲美「いや良くない。絶対良くない。だいいちなんで私達がここまで連れてこられたんですか」
タスク「ちょっと耳かせ咲美」
タスク(今日はこの後1時間後に人口雪が降るらしいぜ。それからカズマには2時間後に出発するように言ってある
   ホワイト・クリスマスにアークとデートってのも悪く無いだろ短いけど)
咲美「なな!なんで!てかえええ!」
タスク「いや、年取るとわかるもんよ。誰が誰とどうだとか、誰が誰をどうだとか」
アーク「?なんすかそれ」
タスク「お前ら仲良くしな、て話だ。おっと、しかしこのままだとレラに俺かお前が刺されるかも」
アーク「???」
咲美「兄さん行くわよ・・・・・・もう、今日は遊びつくすわよ!」
アーク「お、おう」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2009年10月17日 14:17
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。