アーク争奪


23代目スレ 2008/03/13(木)

アクア「えっと、これはどういう事かしら?」
アーク「いや、どうってなんすか?」
アクア「ラミア先生もヒューゴもルアフ先生も珍しくアルトリート君がまじめに勉強して、赤点取らなかったって聞いて
    今回は大丈夫かなって、採点したら過去最低点で赤点っていうのはどういう事かしら?」
アーク「いや、アクア先生なら適当に補修受けて、あと前のテストとまったく同じ内容の再テスト受けて合格点出せば
    OKだから、1秒も勉強してませんでした」
アクア「何か言うことは?」
アーク「・・・・・サーセン?」

アクア「ハァ・・・・・私って、教師としてダメですよねえ」
ラミア「なんだ、今頃になって。せめて腹のたるみが発生する前に気づくかと思っていたが、座っていれば
    腹に段が出来るほどになって、それでやっと気づいたか」
アクア「・・・・・・そーですね」
ラミア「いつに無く無反応だな」
アクア「・・・・・・そーですね」
ラミア「どうでもいいがその髪型、髪の毛もうすこし伸ばしで脱色したらアギラみたいだな」
アクア「・・・・・・そーですね」
ラミア「今日終わったら、先生方皆で飲みに行くんだが、アクア先生のおごりでどうだ?」
アクア「嫌です」

ラミア「むう、あんなに腑抜けられては弄っても面白みが無い。どうにかしてやる気を取り戻させなければ」
シュウヤ「フフフ・・・・・なるほど、それでしたら私に考えがあります」
ラミア「どこから沸いて出た。それと、最近休み時間では飽き足らず、授業中もB組に行ってないか?」
シュウヤ「ええ。何しろ午後になると決まっていなくなってしまう方が居て、席が空くものですから。昼休憩に
     B組で粘りすぎた後に、教室に戻るのが面倒な時など便利ですね。あの席いつも置き勉してますから教科書とかもありますし
     机の主のノートとか取ってあげていたら、前感謝の手紙が机に入ってましたよ」
ラミア「その席はもしや・・・・・・まあいい。で、よい考えとは」
シュウヤ「やる気がおきない原因が明確なのですから元を断つのですよ」
ラミア「元というと・・・・・・・アルトリートか。あれは簡単には死なないぞ」
シュウヤ「殺しませんよ。というか死にませんよ。前日本刀が頭にささったそうですが、額に絆創膏ばってるだけでしたし」
ラミア「ではどうするのだ?」
シュウヤ「アークが赤点を取らなくなればいいんですよ」
ラミア「それは恐らく、スパロボ64のリメイクくらい難しいぞ。それと顔が怖いというか凶悪というか、縮退砲のカットインみたいなんだがどうした?」
シュウヤ「ふふふ、別になんでもありませんよ。別に前スレの最後のネタで下着のネタなのにランジェリーショップやってる私ではなく
     男だか女だか分からない人に相談に行かれて、自分の本来の立ち位置を軽く見失ったとかそんな事はまったくありませんから。
     アークの友達としか認識されてないんじゃないかとか、そんな気もまったくありませんからね」
ラミア「本音がダダ漏れだぞ。で、何か考えがあるのか?」
シュウヤ「我に策有り・・・・・ですよ」

ラミア「というわけで、希望者参加の障害物競走を開催する。賞品はアーク・アルトリート一日使用権だ。どんな風に使っても大丈夫
    まず壊れることは無いこの、超耐久性能を1日存分に使う権利を得るのは誰だ!」
アーク「はい!?何で俺!?普通そういうのって美女のキスとか、願い事をかなえてくれる胡散臭いアイテムとかが賞品じゃねーの!?」
ラミア「いや、なんか貴様があまりに授業とかテストとか舐めてるから、もう赤点取るたびにこの企画やっちゃおうかと思ってな。
    とりあえず、今回が第1回だ。さあ、これの参加条件はこの学校の生徒であること、それのみだ。いつもどおりノリと勢いで参加しろ」
アーク「いや、おかしくね?てか俺なんて賞品にして参加するやついんのかよ」
ラミア「いや、けっこう居るみたいだぞ。ほら」
レモン「・・・・・1日。まず朝から試したかった新薬を20、いや30。それに短時間の過密ストレス実験も。いやいっそ溶かしてみるのも」
アーク「皮算用やめてぇぇぇぇ!聞いただけで命が縮む!」
イルス「アハハ、最近いいサンドバックが無かったんだよね」
アーク「この人、人の命を何だと思ってますか?え、死なない?いや死ぬからね!ドクロちゃんでも居ないとさすがに死ぬからね!」
咲美「兄さん!散々さぼってくれた掃除とか洗濯とかちゃんとしてもらうからね!」
アーク「その分料理全部俺に押し付けてただろ!それと、女の子のパンツってのは夢と一緒に生々しい赤い何かがついてる事もあるから
    私的に、従妹のパンツとか干す時に思わず躊躇してしま、ブゴッ!」
咲美「兄さん、あんまり余計なことするとぶつわよ」
アーク「もうぶたれてます。てかグーで殴られました」
レラ「・・・・・わた・・・・も」
アーク「やめとけよ。たぶんお前が勝つのが俺に一番被害少ないけど、たぶんお前が途中で死ぬから。てか障害物競走だぞ
    レラが勝てる要素ねーよ!」
レタス「ふう。そろそろお父様には家に帰っていただきたいし、ちょっと探すのを手伝っていただこうかしら」
アーク「いや、俺おっちゃんの居場所知ってるよ。教えねーけど」
クリス「これに勝って、僕がお前を一日好きにこき使ってやりますよ。覚悟しなさいです」
アーク「・・・・・・なんだろう、不思議と安心感しかわかねーや」
クリス「なんですかそれは!でも、そんな余裕もすぐに消えるのですよ。僕が勝ったら、意味も無く隣町までジュース買いに行かせたり
    靴磨きさせたり、面倒なキッチンの油汚れ掃除させたりしますよ」
アーク「おーい、シュウヤ。俺いっしゅん萌えちまった。殴ってくれ」
シュウヤ「まあ周りがアレですから、相対評価ですよ。単品でしたら生意気なだけですよ」
クリス「シュウヤ!シュウヤはこのジキミの味方なのですか!」
シュウヤ「まあ、普通家の外では家族より友人を優先しますよ」
アーク「あれ、もしかして友達の誘い断って、飯つくりに家に帰る俺って普通じゃない!?」
シュウヤ「あなたが言うと、なぜかものすごい違和感なのは確かですよ。キャラじゃないですよ、家事をまじめにするなんて」
クリス「どうせインスタントとかですよ。もしくはレトルト」
シュウヤ「それすら出来ないのは誰でしょうか?しかし、またどうして?」
アーク「いや、帰って飯作らないと咲美が飯作るから」
シュウヤ「そんなに酷いんですか?」
アーク「俺以外が食ったらやばいよ。前こぼれたのを食べたゴキブリが死んでたし」

ラミア「こんな感じでいいのか?」
シュウヤ「ええ。だいたいいい感じに場も盛り上がってきましたし。近くで見てきましたが何人かは結構本気みたいですし」
アクア「あのー。これはいったい何事ですか」
ラミア「ああ、ちょうどいいところにきたな。実はカクカクシカジカでこれからアークの人権を争奪して皆が争う事になった」
アクア「それじゃあ、根本的な解決になってないですよ!」
ラミア「そうか・・・・・・それじゃあこういうのはどうだ?これから競争を始めるんだが、その勝負の間にアクア先生がアルトリートの補修を行う
    もし勝者が決まる前に補修が終わったら、アルトリートは無事開放。どうだ?」
アクア「競争の間にですか、それはちょっと難しいんじゃ」
ラミア「ふう・・・・・教師というのは、少々の無理を押し通してでも生徒のために何かしてやれるものじゃないのか?
    それとも、やさしい言葉をかけて気遣っているそぶりだけしていれば教師が務まるのか?そんなだから、生徒からも舐められる」
アクア「ツッ・・・・・分かりました!やりますよ!競争が終わるまでに終わらせますよ!見ててください!」
ラミア「まあ、がんばれ。私は競争のほうを見ているがな」
シュウヤ「どうでもいいですが、アクア先生が舐められてるのはたぶん。ラミア先生がみんなの前でアクア先生とコントをするせいだと思うのですが」

レイナ「さあ、分けわかんない理由で始まりました障害物競争。一人の人間の人権賭けてガチンコレース!
    学園のモラルハザードが今更不安だけど、そもそも1スレ目からそんなの存在しませんね!てなわけで司会は
    やってくれたら内申上げるとか言うこれ以上ないくらい分かりやすい報酬にのっかって、引き受けた私レイナと」
ヴィレアム「特にそんな理由もないが、なんか引き受けさせられたヴィレアムだ。最近ならこういう仕事はマキネがするんじゃないのか?」
レイナ「自分探しに行くとか言ってたような気がするけど、また迷子になってるんじゃないかしら?」
ヴィレアム「あいつも大変だな。あそこまでキャラとして軸がブレると」
レイナ「で、そろそろスタートなわけですが。先ほど騒いでいた面々に加えて女子がいくらか参加。後なぜか男子からミナトが参加しています。
    他の男子が『別にどうでもいいよ、またあいつが酷い目にあうんだろ?』的なノリで傍観している中なぜミナト一人が参加するのか?
    ちょっと聞いてみましょう」
ミナト「ノウ!俺はミナトではない。通りすがりの嫉妬マスクだ!こんな変態が女の子に争奪戦をされるというのが死ぬほど気に食わないので駆けつけた」
ラミア「なら通りすがりの嫉妬マスクはうちの生徒じゃないから参加できないな。帰ってくれ」
ミナト「なっ!しょうがない帰るか・・・・・・・・・(1分経過)・・・・・・・・おーい、さっきめっちゃカッコいい嫉妬マスクとすれ違ったぞ。
    んで代わりに出場してくれって頼まれてきた」
レイナ「えっと、たぶん自分でも無理してると思うからこれ以上アレには触れない事にします。はい、もうなんか哀れなんで。
    で、今回の競争の説明ですが、かなりハードな内容になっているそうですね。距離も短距離ではなく中長距離だそうです
    スポンサーミツハル氏の協力のもと学校外にまでさまざまな仕掛けが仕掛けられております」
ラミア「参加者が参加者だからな。学校を出てコースを回って戻ってくる感じだ。距離は約5キロ。学校をお前たちが出たら門に鍵がかかる
    折り返し地点の鍵をとってこないとゴールできないから、実質ショートカットは無い過酷な競争だ。まあ賞品はあれだがな」
アクア「だから、ここはこうで、あれがこうで、それがそうで」
アーク「いや、それじゃ分かりませんって。てかアレだよ、大学院まで行った人って自分は勉強で努力はしても苦労はしてねーから教えるの下手っすよね」
ヴィレアム「またえらい、的確にアクア先生の痛いところをつくなあ。狙ってやろうとしても出来ないくせに」
レイナ「まあ、あんな調子ですがとりあえずアークの補修が終了した時点で、賞品は没収です。まあ、その可能性はまずないですね、これは」
シュウヤ「いえ、そうでもないですよ。彼に短時間で高得点を取らせる方法が2つあります。まあアクア先生が気づけばですが」
レイナ「おっと、ここで最近『あいつってアークの友達で・・・・・えーと、他になんかあったけ?』とか言われるシュウヤが意味深な発言を!」
シュウヤ「女子の皆さん。下着のことなら、この私にご相談ください。決してイグニションなる変なのの所には行かないように」

ラミア「では、用意スタート!」
レイナ「さあ始まりました障害物競走。おっといきなり前に飛び出したのはミナトです!しょっぱなからそんなに飛ばして大丈夫なのか!?」
ミナト「こんなもんはな!とりあえず前に出て、あとは後ろから誰か近づくたびに少し加速すりゃあ勝てるんだよ!」
ラミア「まあ普通の競争ならそれでもいいんだが。忘れていないかカノウ兄弟の授業中に時々ノートの端にポエム書いている方。これは障害物競走だぞ」
ミナト「へ・・・・・ってアレは何だ?」
レイナ「あーっと、いきなりミナトの前に現れたのは・・・・・1/1のディストラさん人形です。あーっとその人形がいきなりミナトに切りかかった!」
ミナト「なっ!ちょっと待て!俺何があっても女に刺されることだけは無いと思ってたのに、こんな形で裏切られた!?」
ヴィレアム「その自信は逆に悲しいものがあるぞ」
ミナト「違うわー!女の子を泣かせるようなまねはしないって意味だよ!女の子に相手にされないとかそんなんじゃねーよ!てかなんだよこれ!」
ミツハル「いや、最近防犯グッズもアキバブームとかで萌を前面に押し出したのが売れるんだよ。で、デザイン費をケチるためにゴードン氏に頼んで
     ディス・アストラナガンのデザインを取り入れて、このメイド型ガードマンロボを作ったんだ。で、ちょっと実用テストをするのに
     どうしようかと思ってたら、わざわざモニターになってくれる集団がいるとか言うから、このイベントに出資してみたんだ。
     ははは、この後もイスルギ製の対人兵器が目白押しだよ!」
ミナト「ギャアァァァァァッ!こいつ強い!生身で相手できる相手じゃねぇ!」
ミツハル「対人兵器なんですから当然ですよ!ははは!生半可なことでは突破など許しませんよ」
レイナ「なにをやっている兵器産業とつっこみを入れたいけど、スポンサーなのでそこはぐっと我慢して、司会続行!
    おっとここでイルス先輩が前に出た」
イルス「面白そうだから先に行くよぉぉぉ!」
ミツハル「戦闘能力で強引に突破するつもりなら甘いですよ!ガートマンロボ男版として開発した1/1アストラナガン始動!」
レイナ「あっと、今度は執事が登場!あぁー!しかし一瞬でした!イルス先輩一瞬でアストラナガン人形を粉砕!しょせんレプリカ
    いやむしろ、これはイルス先輩が凄いのか?それともあの人形にはまだ隠された機能が何かあるのかぁ?」
ミツハル「orz・・・・・」
レイナ「割と自信満々だったのにごく普通に突破されたようです!あっとイルス先輩が進もうとしたところにレタスが立ちふさがる!」
ヴィレアム「だが、まともに考えればレタスじゃあイルス先輩を阻むのは無理だ・・・・ん、何か取り出した?」
イルス「何をする気かな?て、ハンカチ?それでなにするの?」
レタス「さあ、取り出したるは何の変哲もないハンカチ・・・・・ここからまずは基本としてハトを取り出して見ましょう」
レイナ「あーっと手品だ。イルス先輩を手品で釘付けにして動かせない作戦だ!」
イルス「ワクワク、ドキドキ」
ヴィレアム「単純なほどあっけなくイルス先輩釘付けだ。だがそれじゃあレタスも動けないはずだが?」
レタス「問題ありませんわ。なぜなら」
咲美「私が先に行くからよ!」
レイナ「これはどういうことだ!レタスがイルス先輩をひきつけて、その間に咲美が前に出た!」
レタス「私はお父様が今どこにいるか知りたいだけですから、彼から聞き出すのくらい10秒です。なのでここで咲美に協力して
    咲美に勝ってもらい、かわりにお父様の居場所を聞き出していただくのです」
レタス「おーっとこれは多少せこいが作戦勝ちか?」
レモン「甘いわね!そんな事、私も考えたわよ!」
レイナ「今度は咲身の前にアルフィミィ先輩が立ちはだかった!明らかにアークなんてどうでもよさそうなアルフィミィ先輩を投入
    するあたり、レモン先輩らしいというかなんと言うかですね!」
ヴィレアム「これ、参加者が男子ばっかりだったら、すっごい淡白な展開だっただろうな」

咲美「別にアルフィミィ先輩は兄さんになんて興味ないですよね」
ミィ「はいですの」
咲美「なら通してくれませんか」
ミィ「ダメですの。これでちゃんと足止めできたなら、私の部屋の掃除をタカヤに手伝うようにかけあってくれるそうなんですの」
咲美「いやおかしいですよね?なんでそこでタカヤ?あとなんで弟に部屋掃除の手伝い?てかタカヤに了解とってないですよね?」
ミィ「別にそんなことはどうでもいいですの・・・・・もし通ろうというなら、サクッといきますの」
レイナ「うわ!アルフィミィ先輩両サイドに赤い鬼を召還して、さらに日本刀まで出した!」
咲美「ふん!ギャグ展開の延長で、気づいてみたら人間を水風船みたいに破裂させられるくらいの怪力キャラにされてた私を
   無礼るなああああ!」
ミツハル「その台詞を言ったら、超絶作画で触手を切り裂きながら敵に突っ込まないと!ほら鬼を出してる君!
     触手とか出せないの!?それで派手にやっちゃって!」
レイナ「立ち直ったかと思ったら、いきなり変なこと言い出したぁぁぁぁ!そんなにエロゲが好きなんですか!?」
レモン「今のうちに行かせてもらうわよ・・・・・って何よこれ!」
ヴィレアム「いつの間にかレモン先輩がビットに囲まれている!」
レラ「・・・・・行かせ・・・・い・・・・・」
レイナ「レラがビットでけん制をかけた!。というか、レラが放ったビットのせいで全員が動けない!?
    いや、もしイルス先輩が手品に飽きたら一発で突破されるでのは容易に想像できますが、レタスも必死で次々にネタを疲労している
    そして唯一自由に動けるレラは、歩きでも5キロはきついはずだ!これは思ったよりも長引きそうです!」

アーク「だそうっすよ。つーわけで、のんびりやりませんか」
アクア「だめです。ほら、わざわざ間食のおにぎりも家庭科室でご飯炊いて握ってあげたんだし、これ食べてやる気を出して」
アーク「つっても・・・・塩加減めちゃくちゃだし、握り方が乱暴だからご飯硬いし、さらにせっかく炊きたて握りたてなのに海苔を巻いてさらに
    握ったせいで海苔が全然パリッとしてないし・・・・・・25点っすね」
アクア「あれ?なんで生徒にダメだしされて赤点つけられてるの私。というか、アルトリート君は料理できるの?」
アーク「出来るのっつーか、まあぶっちゃけ家での料理は俺のかんかつだし。えっと、ごはんとかまだあるんすか?」
アクア「ここにあるけど。塩とか海苔とかもここにあるし」
アーク「えっと、んじゃこれをまず塩加減考えながら、ほほいのほいっと。んで海苔をちゃちゃっと巻いて完成っす」
アクア「どれどれ・・・・・・あ、美味しい」
トウキ「俺にも食わせてくれよ、ミナトのほうを見てても暇だし・・・・・お、いけるな」
ハザリア「どれ・・・・ふむ、日本の米食文化の真髄おにぎりをシンプルだが堅実に仕上げているな。作った人間の存在以外はかなり良いな」
ゼラド「私も~。うん、美味しい!おかわり」
アーク「うおぃ。なんかわらわら寄ってきたから、ノリで作ってるけど、なんで俺みんなにおにぎり握ってんの?
    てか、おにぎりだぞ?そんなに好んで食べるほどのもんじゃないだろ」
ゼラド「なんか、節分の豆みたいに、素朴な味なんだけど思わず食べ過ぎちゃう感じかなあ。思わず後を引くんだよね」
アーク「その思わず後を引くで、俺すっげーハイペースでおにぎり握らされてんですけど。てかもう10個目だよ
    まあ、もうご飯無いけど」
アクア「みんな~用務員さんのところからご飯もらってきたわよ」
アーク「いや・・・・・なにこれ?俺補修受けてたんじゃなかったけ?いつのまにこんな事になってんの?」
アクア「あれ・・・・思わずノリで、ご飯もってきちゃってたわ。そうよ、補修よ補修!あ、でも、おにぎりもう1個おねがい」
シュウヤ「いや、もうおにぎりはいいから、さっさと補修を終わらせてください」

アーク「どーしたんだよシュウヤ。てか、今回このイベントってお前が一枚噛んでんだろ」
シュウヤ「ええ。よく分かりましたね」
アーク「いや、いっつもなら朝からうちのクラスに来てオセロなり将棋なりしてからホームルームに行くのに
    今日こなかったから、どうせ何か別のくだらねえ事してんだろーなーとか思ってたけど、マジくだらねえぞこれ」
ラミア「さすが親友同士。お互いの考えることはお見通しか」
アーク「親友ねえ」
シュウヤ「どうなんでしょうかねえ」
アクア「でも、だったらなんで早く補修を終わらせてなんて言い出したの?」
シュウヤ「それは、あっちが完全に硬直して動き出す気配が無いからですよ。元々、前スレで下着ネタに絡めなかったから腹いせに起こしたイベント
     でしたが、どうにもこのままでは収集がつかないようですし、なにしろスタートして500メートルほどでみなさん膠着状態ですし
     たとえこれが解けても、ミツハル氏が気張って用意した多数の対人兵器が待ち構えてますから、正直終わるのがいつになるか・・・・。
     というわけで、補修をさっさと終わらせて勝負をドローにしてください」
アーク「つってもさあ、まだ前と同じ内容のテストでも合格点取れる自信ないぜ」
シュウヤ「分かってますよ。アクア先生。悪いですがテストの内容を変えてもいいですか?」
アクア「まあ、カリキュラムの範囲内なら。ある程度簡単にするとかはありだけど」
シュウヤ「じゃあ、これを。アークはさっさと解いていてください」
アクア「えっと、どれどれ・・・・・いや、これはどこの学校の問題?問題自体はマークシートだけど1問ごとに選択肢が8つあるし
    難易度もすごく高いから、私でも解けないわよ」
ラミア「いったいどんな難関校からとってきたんだこれは?点を取らせない気しかしないぞ」
ハザリア「これを作った奴は、前日に高学歴の官僚にでも女を寝取られでもしたのか?どんなに勉強しても点をとらせんという気概を感じるぞ
     第一8択のマークシートなど嫌がらせ以外の何になるのだ」
アクア「確かにこれでちゃんと点がとれるなら、補修をおわりにしてもいいけど、そもそも無理でしょう」
アーク「ほい、できた」
一同「なにぃぃぃぃぃぃぃっ!」
ハザリア「貴様どうせ適当だろ!」
アーク「当たり前だ!んなもん出来るか!超即効で勘で解いてやったよ!」
ハザリア「そんなもので、正解できたら苦労せんわ!」
アクア「え、でもこれ・・・・・全部あってるんだけど」
一同「ないぃぃぃぃぃぃぃっ!」
シュウヤ「特殊技能『リアクション芸人』と同時にアークはもう一つ特殊技能を備えています。特殊技能『ギャグキャラ』。これさえあれば
     受けをとるだけで本人には大した得にもならないラッキーや、一瞬だけ絶頂を向かえそこから転落を迎えるという二段構えの
     ラッキーを引き寄せる事ができるのです。誰にも解けない問題でもマークシートならそれで解くことができます。
     代わりに、普通の問題じゃあマークシートでは逆に0点を取るかもしれませんがね」
ゼラド「なんかすごいねー、モシャモシャ」
アイミ「いや、このスレで1、2を争うくらい凄い人に言われても」
クリハ「てかゼラド、いつまで食べてるの?」
シュウヤ「まあとりあえず、これで終了できますね」
アクア「ええ。とりあえず補修は終了です」

レイナ「おっと、ここで残念なお知らせです。なんとアークの補修が終わってしまいました!と、言うことは障害物競走はここで終了です!」
ミツハル「何!?まだ僕が用意した対人兵器の10分の1も出ていないですよ!」
ヴィレアム「それ全部出してたらこのssはtxtでアップすることになると思うんですけど。てか今でも十分長いですよね」
レイナ「それに長引くだけですよそんなの。学校スレでも長引きすぎるイベント形ネタは難しいからって毎回途中で有耶無耶になっていたし
    適当なところで落としましょうよ。じゃあ校門の鍵を開きます」
咲美「え、終わり・・・・・」
レモン「何よそれは。せっかくの実験台が」
レタス「あなたはいつでも、別に許可とかとらずに実験台にしているでしょう」
レモン「それもそうか・・・・」
ヴィレアム「で、競争の終了と同時に門が開いたわけだが、みんななんか疲れてノロノロと帰ってくるな。えらいスローペースだ」
レイナ「そりゃ、やる気も無くなるでしょ」
ヒューゴ「なあ、アークいるか?」
ヴィレアム「ヒューゴ先生どうしたんですか?」
ヒューゴ「いやな、じつは平均点計算間違いしてたんだよな。んで赤点を平均点の半分で設定してたらさ、赤点のラインがちょっと上がって
     アークが赤点に引っかかる事になっちまったんだよ」
レイナ「えっと、つまりそれはアークにはまだ赤点があるということですか?」
ヒューゴ「ああ。んで、これから補修の事を伝える所だ」
ヴィレアム「と、言うことは・・・・」
レイナ「競技続行です!まだアークには補修があります!」
咲美「なっ!再開!」
レラ「・・・・でも・・・」
レタス「もう門が開いています!」
レモン「なら、さっさと戻ったら勝ちって事じゃない!」
レイナ「あっと、みんな一斉に走り出した!勝つのは誰だ!」
ヴィレアム「いや、もう勝負あった」
レイナ「え・・・・・ああぁっ!あれは!ゴールに誰かが足を踏み入れています!」
クリス「はあ・・・・けっきょく無駄足でしたか。もう疲れました、帰ります・・・・・ってゴール?」
レイナ「2レス目に出て、フェードアウトしてたクリスがいつの間にかゴールです!これはどういう事だ!?」
ヴィレアム「恐らく、割と早い段階でレラのビットに狙われてかなり序盤に足止めを食らっていたんだろう。
      そして、疲れたという感情より早く帰りたいという感情が優先されたのか、皆よりだいぶ早く学校に戻っていた。
      で、割とジャストタイミングでヒューゴ先生がアークの補修を伝えにきた。っと言ったところか」
レイナ「と、言うことは!勝者はクリスです!これは意外な展開だ!」

アーク「はっ・・・・・・マジで?」
シュウヤ「さすがにこれは予想外ですね」
アーク「なあ、これってどうなると思う?」
シュウヤ「いや、私もあまり想像力が豊かなほうでは無いので・・・・・」
マリ「おーい、こっちにもおにぎり4つ頼む」
アーク「うぃーっす。って、なんで俺はこんな事になったんだ?」


後日
クリス「さあ、今日一日馬車馬の用にこき使ってあげます!」
アーク「具体的にどんな風にだよ?」
クリス「えっと、じゃあ靴磨きを」
アーク「なんか靴ピカピカなんすけど」
シュウヤ「まあ私が衣類や靴などは丁寧に管理し、汚れたらすぐに綺麗にしていますから」
クリス「じゃあ隣町まで御使いにいってきてください」
アーク「何をだよ」
クリス「えっと・・・・・あれ・・・えっと」
アーク「あと、俺金持ってきてないからな。何か買うんなら自腹で頼むぞ」
クリス「シュ、シュウヤァ・・・こいつ、まるっきり言うこと聞く気がありません」
シュウヤ「いや、そもそも律儀に言うことを聞くアークなんて気持ち悪いからみたくありませんよ。それにどうせレモン先輩とかが勝つと
     思っていましたから、私としてもあまりに予想外でどうしたものかという状況なんですが」
クリス「それにしたって、1日言うことを聞くという話でしたし、ラミア先生に言いつけますよ!」
シュウヤ「ラミア先生的にはアクア先生がやる気を取り戻しさえすればいいわけでしたし、クリスではアークを面白く弄れない
     でしょうから、正直もう興味もうせているでしょう」
クリス「なんですかそれは!というか、冷静に考えたら、こんなの好きに出来ても何も嬉しくないですよ!」
シュウヤ「だからでしょう。これが例えば女子の誰かが賞品だったりしたらシャレになってませんし」
クリス「つまり後腐れが無いから・・・・・ですか?」
シュウヤ「そうです。ところで、アーク。何をしてるんですか?手をむずむずさせて」
アーク「いや、おにぎり握るのがなんか癖になってて、なんか無い?」
クリス「あーもう!いいですよ、ジキミはずっとおにぎりでも握っててください!」

咲美「ああ・・・・今頃兄さんはいったいクリスと何を・・・・まさか、ご主人様と執事とかいった感じで!」
レラ「・・・・君が主・・・・・」
レタス「いや、それは無いでしょう」
レモン「はあ、せっかくいい実験台が手に入るかと思ったのに。まあいいは、代わりにこいつでいいわ」
ミナト「何で俺!俺はあいつみたいに頑丈じゃないぞ!」

シュウヤ「今思うと、後腐れがあったのかもしれませんが、まあ私は自分が下着関係のキャラというのをアピールできればそれでよかったんですし
     とりあえず結果は出ましたから私はまあおおむね満足ですよ」
アーク「お前、目的のために手段を選ばないけど、いちいち回りくどいよな。自分は出来るだけ関わらないし」
シュウヤ「どちらかというと父親に似ましたから」
クリス「手が止まっていますよ!モグモグ・・・休まず握り続けなさい!」
アーク「へいへい。てか具無しのおにぎりをよくそんなたくさん食えるな」
シュウヤ「やけ食いは止めたほうがいいですよ。太りますから」
クリス「いっそおにぎりみたいになってやりますよ!」
アーク「てかおにぎり、おにぎりってもうやめようぜ。俺、おにぎりキャラなんて定着したら泣いちゃうぞ」
シュウヤ「いいじゃないですか。出番としか言わないよりは」
アーク「昔のことをほじくり返さないでください。いやマジで」

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最終更新:2009年10月17日 14:18
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