23代目スレ 2008/04/26(土)
ミナト「頼む!付き合ってくれ」
アーク「いやさー、いきなり付き合ってとか男に言われた時は、尻のあたりが冷たくなったぞ
ただ一緒に来てほしい場所があるだけかよ。てか、何だよ一緒に来てほしい用って」
ミナト「今A組、B組合同の体育の最中だが、合同体育の時は女子がA組、男子がB組で着替えるな」
アーク「まあな。狭い更衣室で二クラス全員が着替えてたら時間がかかるからって事でそうなってるな」
ミナト「でさぁ、教室にちょっと女子に見られたらやばいものを置いてきたんだって」
アーク「なんだよそれ?またエロ本かよ?学校に持ってきても使えないから家だけにしろよ
実用性ねーよ学校でなんて。エロ本学校に持ってくるとか単なる馬鹿だよ」
ミナト「なんで俺がやってもいないことでお前に罵倒されているのかが果てしなく気になるけど
エロ本なんか学校に持ってくるわけねーだろ。まあ、帰りにコンビニで買ったことはあるけど」
アーク「うっわー、嫌だ嫌だ。ぜってー表紙買いだよ。しっかも内容は糞ショボくてすぐ捨ててんだよぜったい」
ミナト「なんでみんな最近俺の行動を察知してんだよ!俺はあれか?人に心をサトラレる人か?」
アーク「いつの映画だよ。てかタイトルうろ覚えで出てこねーよ。で、アホな話してる間に教室についたぞ
てか鍵しまってるだろ。どうすんだよ」
ミナト「鍵屋でバイトした時に身に付けた開錠術で、そら」ガチャ
アーク「これから、何か盗難があったら、俺お前の名前を挙げるぞ」
ミナト「なんだよ。アニキも出来るし、念動力者とかいるだろーが。てかさっさと済ませるぞ」
アーク「へーいへーい。てか結局なんだよ置いて来た物って」
ミナト「えっと、これこれ。机の中に入れてたからなあ。これだよこれ」
アーク「えーっと?へぇ、リラックマ。なんだよ可愛い趣味を見られたくないだけ・・・・・コンドーム?」
ミナト「おう。リラックマコンドームだ」
アーク「なんだよこれ!リラックマグッズを集めてる奴が最後にこれにたどり着いたとしたらどんな顔すんだよ!
それ想像しただけで気分悪くなるわ!お前使うのかよこれを!てか使う機会があるのかよ!」
ミナト「何だよ。いーじゃーねーか。てかさ、ほらリラックマって所が、逆に女の子を安心させるっていう」
アーク「弱そうなコンドームなんて不安しか煽らねーよ!某軍曹が保障する1リットル入れても大丈夫が不安になるよ!
てかなんだよ箱に書かれた「ここらでひとハナさかせてみますか」って!どっちだよ!
咲かせたいのか、咲かせたくないのかどっちかにしろよ!コンドーム付けて咲いたら馬鹿みたいだろ!
てか、コンドーム取りに行くのに付き合わされた俺が、一番馬鹿みてーだよ!」
ミナト「いや、ほら。一人じゃ不安だしさあ、お前なら別にドン引きされても、しょせんお前じゃん」
アーク「俺はお前の中でドンだけ位置が低いんだよ!って・・・・・ん?雨」
ミナト「あー、外で雨降り出してんだな・・・・・・・・・・・なあ、体育って外じゃなかったっけ?」
アーク「そーいえば・・・・・・外?」
ガヤガヤガヤ
アーク「ミナトサン。ローカカラアシオトガシマスヨ」
ミナト「ソレニ、ハナシゴエモシマスネ」
アーク「・・・・・・」
ミナト「・・・・・・」
アーク「更衣室がわりの教室から出てくる男二人なんて犯罪者にしか見えない。見つかったらぜったい終わり」
ミナト「今から逃げたらぜったい見つかる」
二人「くそっ!隠れるぞ!」
アーク「おい!なんで一緒に同じ掃除ロッカーに隠れてんだよ!俺が先に入ったんだから遠慮しろよ!」
ミナト「仕方ねーだろ!他にまともに隠れれる場所がねーんだから!」
アーク「てかんなだよこれ、最近メタ発言とかやたら多いなーとか、みんなナチュラルにスレとか言ってたら
なんでよりによってこんな王道展開が、俺に回ってくるんだよ!」
ミナト「その発言がメタ発言じゃねーか!てかなんで男となんだよ!普通女の子と閉じ込められるもんだろ!
王道って言うなら!てかなんでこいつんなんだよ!」
アーク「うっせーよ!どうせそんなのはヴィレアムとかハザリアの仕事で、俺達には一生回ってこないんだよ
てか、俺もお前じゃなくてシュウヤならまだ良かったてのに」
ミナト「え・・・・やっぱり、お前らってそういう」
アーク「違ーよ!なんだよ男二人で行動してたらそういう目で見るんだよ!俺達はおホモだちでもなければ
ましてやお尻合いなんて事はねーんだよ!」
ミナト「ほら、深呼吸して落ち着けよ、ヒッヒッフー」
アーク「何か出す気かテメェェ!この状況で液体、気体、固体のどれでも出しやがったら大声でこう叫ぶぞ!
『たすけてぇぇ!ミナトに掘られる!』って」
ミナト「お前やっぱりホモ意識してんじゃねーのかよ!」
ガヤガヤ
アーク「っち、しゃーねー。動くなよ」
ミナト「当たり前だ!」
クリハ「あーもう、ビチャビチャ。下着濡れちゃった」
アイミ「ほんと。急にあんな強烈なのがくるなんて思わなかった」
レイナ「字面が卑猥だからちょっと自重してくれない・・・あれ、鍵が開いてるじゃない」
アーク「この馬鹿!いきなりモロばれじゃねーか!」
ミナト「仕方ねーだろ!鍵閉めてる余裕なんてなかったんだよ!」
ゼラド「あれ、私鍵閉めてなかったっけ?」
レイナ「あーもう、この子は。下着もだけど、財布とかも置いてるんだから気をつけなさいよ」
ゼラド「ごめーん」
アーク「おっしゃラッキー!」
ミナト「たまたまゼラドが鍵当番で助かったー!天然で助かったー!」
アーク「これなら、後は黙って動かなかったら凌げるぞ・・・・・・あれ
でもなんつーかさあ、こういう時って大抵変な事が起るんじゃ・・・」
ミナト「不吉なこと言うなよ・・・・」
クリス「はぁ、もう最悪です。せっかく髪もセットしたのに」
レイナ「へえ・・・・・で、髪型をそこまで気にする理由は?」
クリス「僕だって女の子なんだから当然です。なんですか急に」
レイナ「いや、見せる相手でもできたのかなーっとか。あ、もちろんシュウヤじゃなくてね」
クリス「別にそんなの居ません・・・・・・ええ、あんなエロい変人になんて興味ありませんし!」
咲美「そうね。てかあまり変なこと言ってると、フラグ立つから止めなさい」
レラ「・・・・一時・・・・・気の迷い・・・」
クリス「な、なんですか気の迷いって!それに僕はちゃんと」
マキネ「ちゃんとの相手がおかしいから」
クリス「存在がおかしな事になってる人に言われたくありません!」
ミナト「なあ、殴っていい?出来る限り精一杯の力で殴っていい?」
アーク「なんでだよ。てかクリスの奴誰のこと言ってんだ?」
ミナト「やっぱり殴らせろ。頼む一発でいいから」
アーク「あのなあ。てか静かにしろよ。バレたらマジでやばいだろうが」
ミナト「ちっ・・・・・しょうがねえ」
ゼラド「おっかしいなあ。鍵閉めたと思ったんだけど」
アイミ「まあ、そういう事もあるって。ほら四月だしボーっとしても変じゃないって」
クリハ「だったら、このドリンクを飲んで目を覚ましたらどう」
レイナ「何に目覚めるドリンクよ。てか、あんたはなんでそうドリンクを常備しているのよ」
クリハ「その場その場にあわせて使い分けられるようにって。ほら護身用の爆弾ドリンクも・・・・あっ!」
ボンッ!
一同「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!」
レイナ「な、何よ今の!てか、ドリンクが爆発して!」
クリハ「ちょっと調合を間違えたかなあ?でも調合が完璧だったらそもそもこんな爆発じゃ済まないし」
レイナ「あんたはいったいなんなんだぁぁぁぁぁ!」
アイミ「それより、ドリンクが飛び散って大変なことになってるんだけど」
レイナ「主に私達4人にかかったわね。まあしょうがないわ。早くバケツと雑巾掃除ロッカーから出してきて」
アーク「やっぱりだよ!なんでこう俺達ってこういうときに必ず酷い目にあうんだよ。しかもぶっ飛び落ちが
ありなせいで、フルボッコされて終わりなんてのがザラなんだよ!今度はなんだ!?
夕日をバックに張り付けが二つか!?それともリュウセイさんのAAで有名な吊るしか!?
それとも年末にリアクション芸人がやるようなバス横転とかか!?」
ミナト「落ち着け!こんな時こそ冷静になって、偶数を数えるんだ!
2、4、6、7、10・・・・・」
アーク「偶数数えてどうすんだぁぁぁぁぁ!てか一つ間違えてる!7は偶数じゃねえ!
おまえ全然冷静じゃネエェェェェェェェ!」
ミナト「そりゃそうだよ!冷静でいられるかよ!てかどうすんだよこれは!明らかに逃げ場なんてねーし!」
アーク「解決策その一 まずミナトがゴミ袋を頭にかぶって飛び出し、混乱に乗じて俺も逃げる
解決策その二 俺達がホモってた時にテメエらが勝手に帰ってきたんだ!と言い張り相手を逆に悪者にする
解決策その三 本当のことを言って、とりあえず最悪の事態は回避
って所か!」
ミナト「全部却下だ!一つ目はあの連中相手に逃げ切る自信が無いからだ!二つ目はこっから先の人生捨てる
事になるからだ!三つ目はそれじゃあここに来た意味がないからだ!てか余計に心象悪くなるわ!」
アーク「解決策その四 助けて~ミナトに掘られると言って飛び出して、俺だけは難を逃れる」
ミナト「そんときゃ意地でも道ずれにしてやる!てか何でそんなにポンポンアイデア出てくんだよ!」
アーク「リアクション芸人なめんな!頭の回転めちゃくちゃ速いんだからな!」
ミナト「特殊技能とかメタな事を言ってんじゃネエ!」
アーク「切り払いとかくらいしか個性が無い奴らがかわいそうだし、スパロボなんだからそこは許容しろよ!」
ミナト「あの連中はあれでいいんだよ!個性あったら逆に嫌だよ!あトロイエ隊は別ね」
アーク「そんなテメエの趣味嗜好はどうでもいいんだよ!今はこれをどうするかだろうが!」
ミナト「なんでお前は若干冷静なんだよ!てかだったらテメエがなんとかしろよ!」
アーク「俺にそんな便利な能力があったら、とっくにしてるっての!こちとら運動も勉強もできねーわ
ルックスいまいちで女にもてねーわで時々死にたくなるんだよ!」
ミナト「なら死ねぇぇぇぇぇ!もう嫌だ!こいつの存在が嫌だ!自覚無しとかそんな問題じゃねえ!
存在そのものが悪だ!」
アーク「こんな状況に正義も悪もあるか!正義とかなんとか言いたいならズール様でもあがめてろ!」
ミナト「ネタが古いんだよ!」
アーク「うるせぇ!任天堂ハードを馬鹿にするな!」
ミナト「どっちかというとお前はマイクロソフトじゃねーのかよ!」
アーク「うるせぇ!あっちはラスボスが面倒なんだよ!てか俺達なんでこんなアホな事話してんだよ!
てかあいつらが雑巾とりにロッカーに近づく間にどんだけ話してんだよ!」
ミナト「ほらアレだ!スポーツ選手とかがなるとかいう、一秒が何分にも感じられるとか言う
って、んな事話してる間に近づいてきてる!足音が近い近い!」
アーク「助けて~ミナトに掘られ・・・・・」
ミナト「てめぇ!ここにきてこのタイミングで裏切るつもりか!」
アーク「だって俺お前がコンドーム取りに来たのに付き合っただけじゃん!俺くらい助かってもいいだろうが!」
ミナト「この状況じゃ一蓮托生だろうが!」
アーク「だああああ!くそ!こんな事してる間に足音が近づいてる!」
ミナト「ああああああ、もうだめだぁぁぁぁ!」
レラ「・・・・ぞうきん・・・・外から取ってきた・・・・」
レイナ「え、でも別に教室のでも」
レラ「・・・・臭く・・・・から・・・」
アイミ「ああ・・・・牛乳とか拭いたみたいに」
レラ「バケツも・・・・きたから・・・・」
ゼラド「ありがとレラちゃん。じゃあ早く拭こう」
クリハ「うーん、何がいけなかったのかしら・・・・・やっぱりリンの量が多すぎたのかなあ」
レイナ「あんたはいったいドリンクと称して何を作るつもりなのよ」
ミナト「た・・・・助かったぁぁぁぁぁ」
アーク「ああ・・・・マジで寿命が縮まったぜ」
ミナト「しっかし、ラッキーだったな。たまたまレラがぞうきん持ってきてくれたおかげで助かったな」
アーク「いや、ラッキーは違うだろ」
ミナト「は?」
アーク「お、男子が帰ってきたし、これにまぎれて出るぞ」
ミナト「あ、ああ」
ミナト「なあさっきのラッキーじゃないってなんだったんだ?」
アーク「ああ、それについてだけど・・・・・お、うわさをすれば」
レラ「・・・・・アーク・・・危なかった?」
アーク「かなりやばかった。あと少しで社会的に死ぬとこだった」
ミナト「お、おい。なんでレラが」
アーク「いやほら。ニュータイプだし」
レラ「・・・・・困ってるの・・・・分かったし・・・・悪気・・・・無かったみた・・・し」
ミナト「ニュータイプってそういうもんなのかよ。てか、アークもよく分かったな」
アーク「ああいうときにレラがわざわざ外まで雑巾取にいったら、そりゃ違和感あるしなあ。
で、あの行動だろ。こりゃこっちに気づいたなって」
ミナト「お前ら、何そのシンクロ率?」
アーク「だってほら。同じクラスのダチだし」
レラ「・・・・・・・」
ミナト「えーっと・・・・ああ、そうっすね。そうですよね、悪かったなこの野郎」
アーク「何切れてんだよ」
ミナト「切れてネエ!」
ミナト「だからさあ、あいつが何でモテるかなんとなく分かったわけですよ」
トウキ「いや、お前も普通にしてれば」
ミナト「いや、俺っていつも自然体だから」
トウキ「そうか・・・・・・(だめだこいつ、早くなんとかしないと)」
ミナト「あいつさあ、たぶん周りの女の子全部友達としか思ってねーよ。一応女だからって対応してるし
エロいネタフリとか、セクハラ言ってみたりするけど、相手をただのダチと思ってやってるんだよ」
トウキ「いや、あれは欲望の塊だろう」
ミナト「そりゃ欲望の塊かもしれねーけどさあ。なんつーかこう、自分と血のつながった姉とか妹に恋しないみたいに
親しい女に恋しないんじゃねーの?あいつ付き合いが長い女にほど興味なさそうになってるし」
トウキ「つまりどういう事だよ?」
ミナト「最初は嫌な奴でも、後からいい奴になるツンデレでもクーデレでもないタイプのデレなわけだよ
最初はドン引きするような行動をとっているのに、後からまともになっていくっていうデレなんだよ。
だって、あいつに最初から惚れてる奴なんかいないのに、いつの間にか近くにいる女に片っ端から
フラグ製造してんじゃん」
トウキ「まあフラグ製造は確かに」
ミナト「つまり時代は形態こそ変わっても絶えず何らかのデレを求めているんじゃないかと思うわけだよ」
トウキ「えっと、何がいいたいんだ?」
ミナト「つまり!モテる秘訣はデレにあるんだよ!ハザリアにしてもそうじゃん!」
トウキ「いや、アークとかハザリアのはデレじゃなくて、駄目な奴がたまにいいところを見せるといい奴に見える
劇場版ジャイアンの法則だと思うぞ・・・・・・」
ミナト「いや!そんな単純な理由なわけがねえ!それだけでフラグ量産なんかされてたまるか!絶対にモテる秘訣はデレだよ
こうなりゃ新しいデレを開拓するぞ!そうだな普段は趣味を隠しているけど、デレると趣味を暴露する
隠し状態からデレるカクデレなんてどうだ!」
トウキ「それは明らかに結婚するまで趣味を隠していたオタクが結婚して破局するパターンだ!
というか、今のお前はもう転校でもしないとそれ無理だから!ていうか、
新しいブーム発祥しようとしてする奴は間違いなく失敗するから!」
ミナト「行って来るぜ!」
トウキ「いやいや!どこへだ!?というか人の話を聞けぇ!」
アーク「さってと、クリスのメアドもそろそろ友達カテゴリに入れとくかなあ。どう思う・・・・・・てあれ?」
レラ「・・・・・・・・(友達って言われたのは喜ぶべきなのか悲しむべきなのか思考中)」
アーク「もしもーし、レラ公どうしたー?反応しないとみなみけ風にスカート引っ張って・・・・あ痛い痛い!
レラは無反応なのにビットだけが、俺を真夏の太陽のごとく攻めやがる!あっいや、ごめんなさい!」
ミナト「さあ!デレてデレてデレまくってやるぞぉ!」
トウキ「誰かあいつを止めろぉぉぉぉぉ!」
アーク「さーて、どうすっかなあ。一応レラに助けてもらったし礼をしといたほうがいいよなあ
ホワイトデーの時も面倒だったし、できるだけ早くしたほうがいいし」
クリス「何をぶつぶつ言ってるんですか?しかも教室の隅で壁のほうを見ながら。
ついに自分のおろかさと恥ずかしさに気づいて、ATフィールドを張りたくなったんですか?」
アーク「あのなあ・・・・・・そういやお前って女だったっけ?」
クリス「なっ!失礼ですね!ていうか何だと思ってたんですか!?」
アーク「なんかシュウヤにくっついてくるおまけみたいな。ほら食玩についてくるラムネみたいな」
クリス「誰があんなおまけ扱いですか!しかもあれのせいで、なぜか食玩には賞味期限が存在するんですよ
あんな大しておいしくも無いラムネのせいで!」
アーク「なぜ怒りがラムネに向かってんだよ。あとあのラムネ俺けっこう好きだぞ」
クリス「ラムネはどうでもいいんですよ!で、僕が女だとなんだっていうんですか」
アーク「いや、ちょっと聞きたいことがあって」
クリス「なんですか?」
アーク「女の子が喜ぶものってなんだ?」
クリス「女の子が喜ぶものですか?色々ありそうますけど・・・・・・」
アーク「じゃあ、悪いんだけど用意してくれねえ?金は後で払うから、プレゼント用にちゃんと包装して」
クリス「まあ、いいですけど。報酬はちゃんとあるんでしょうね」
アーク「うちの会社のおもちゃ部門のカタログと適当な金額の商品券でどうだ」
クリス「おもちゃなんて興味ありませんよ」
アーク「うちの会社の兵器製造部門のカタログと適当な金額の商品券でどうだ」
クリス「何をよこすつもりですか!?というか、貴方の中ではその二つは同じようなものなんですか!?」
アーク「となると・・・・・お菓子とかじゃダメか?俺の手作りになるけど」
クリス「・・・・・まあいいです。ジキミのお菓子は割りとおいしいですし」
アーク「そりゃどうも。まあスレイチェル先輩とかみたいにはいかねーけどな」
クリス「いいですよ。そこまでは期待しませんから」
アーク「じゃあ頼むわ」
咲美「え?兄さんに頼まれた?」
クリス「はい」
レタス「いったい何をですか」
クリス「えっと・・・・・女の子を・・・・・よがらせるもの・・・・でしたっけ」
咲美「女の子を!」
レタス「よ・・・・よがらせる!」
クリス「あれ?喜ばせるだったかもしれませんけど」
咲美「どっちにしたってアレじゃないの!兄さん何を考えているの!?」
レラ「・・・・アークに・・・何があったの・・・・・」
クリス「あれ・・・・えっと事情は良く分からないけど、なんかプレゼント用の包装とか
してくれって言っていましたし。たぶん誰かに送るんじゃあ」
レタス「いったいどういう意図ですか・・・・・しかもよ、喜ばせるものって・・・」
クリス「割と真剣な顔をしていましたけど・・・ん?なにか違うような気も・・・」
咲美「いや、兄さんなら真顔で聞いてきてもおかしくないわ。前に女の性的快感は男の二十倍って本当かって
真顔で聞いてきたし」
レタス「まったく・・・・・とんでもない人ですわね」
咲美「・・・・でもさ、つまり誰かに送るって事よね」
レタス「そういう事でしょう。まったく神経を疑いますよ」
咲美「まあ、それはそうだし、いとことして恥ずかしいけどさあ、もしかしてそのプレゼントで愛の告白をするんじゃないの?
まあ滅茶苦茶ゆがんでいるけど・・・つまり、そういう意図があるってことじゃないの」
レラ「・・・・・・・誰か・・・告白・・・・!」
咲美「兄さんたぶん、エロ本の読みすぎで、告白したらすぐHとか勘違いしているんだと思うから
その時に失敗しないようにとか言うへんな気の回し方をしているんじゃ」
レタス「た・・・確かに彼ならありえるかもしれませんわね」
レラ「・・・・なら・・・・忠告したほうが・・・・・・」
咲美「いや・・・・あえてそういうものを贈らせたほうがいいわ」
レタス「なぜ!」
咲美「ここで、うかつにまともなものを渡して、カップル成立なんかしたらその相手がどんな目にあうか
だから、あえて相手がドン引きするくらい凄いものを渡して破局させるわ
(というのは建前で、実際はアークを誰かとくっつけたくないだけ)」
レラ「・・・・・確かに・・・(咲身の考えていることがなんとなく分かって共感)」
レタス「じゃあまじめに考えるって事でよろしいですわね」
咲美「ま、まあ・・・・別に詳しいわけじゃないから、まあ振動するあれとか、ピンクのあれとかくらいしか
思い浮かばないけど」
レラ「・・・・・私も・・・・」
レタス「そういいながら、なぜ二人してこちらを見てくるんですか?」
咲美「え・・・・いや別に。ただ・・・まあ、そのねえ」
レラ「口調が・・・・S・・・いから」
レタス「誰がSですか!誰が!」
レラ「・・・・・それっぽいし・・・・」
レタス「ツンデレとかクーデレは言われたことがありますが、まさかSと呼ばれるとは思いませんでした」
咲美「まあ確かに最近の妙な風潮よねえ。やたら属性をつけたがって」
レラ「・・・・怪力属性・・・?」
咲美「悪かったわね!なんか気づいたら怪力になってたわよ!しかも実際のところはどのくらいの強さか分からないし」
レタス「まあアーク以外に怪力を発揮した場面なんてありませんものね」
咲美「いや・・・・あるんだけどね・・・・何個か前のスレで・・・・宇宙怪獣相手に」
レタス「何があったんですか!?」
咲美「あなたのお父さんにでも聞いてください。思い出したくありません。てか忘れさせて本当に」
レタス「は・・・・・はあ。でも、いったいどうすれば。それに詳しい人なんて」
クリス「そうですねえ。僕も、ロ○ター、バ○ブ、ディ○ド、ア○ルビーズくらいしか分かりませんし」
咲美「ちょ!伏字にしてもやばいから!てか何でそんなに!?」
クリス「お母さんの趣味で」
一同「ああ・・・」
クリス「まあ、最近は使う相手もいないから埃をかぶってるみたいですけど」
咲美「じゃあ、そういうのが買える店とかも分かる?」
クリス「お母さんに聞けば・・・・・。でも、僕はそんなにお金持っていませんよ」
咲美「まあどうせ兄さんが最終的には出すんだから、まず私達で割り勘しとけばいいわ」
レタス「じゃ、じゃあどうするんですか」
咲美「放課後にでもクリスのうちによって話を聞いてから買いに行くわよ」
レラ「・・・コクリ」
レタス「わかりました・・・・これも一応勉強だと思ってついていきますわ」
クリス「まあ、僕は別にいいですよ」
咲美「じゃあ放課後に」
クリス「ん~?おかしいですね、最初はお菓子とか服とかの話になるような気がしていたんですが
なぜ大人のおもちゃの話になったんでしたっけ?それとも、B組みの女の子のトレンドは
そういうものなんでしょうか?」
翌日
咲美「兄さん」
アーク「あん、何?」
咲美「クリスから話を聞いて、みんなで選んで買って来たんだけど」
アーク「え、みんなで行った?そいつは・・・・・・ま、いっか」
クリス「一応、みんなで相談して選びました。たぶん、強烈に喜ばせますよ」
アーク「強烈に喜ばせなくてもいいんだけど。てか、強烈って何だよ」
レタス「とにかく、領収書はこれです。後で払ってください」
アーク「へいへいっと。んでこいつね・・・・・なんかエラく凄い包装だな。
ショッキングピンクの包みに赤い紐って。まあ女ってのはこういうのがいいって事なのか?
クリス「一応女性の店員に、女性に送るものなのでそれらしく包装してくださいって頼みましたよ」
レラ「・・・・・けっこう悩んでた・・・・」
アーク「結構悩むって・・・・どういう店で買ったんだ?普通女性向けのプレゼント用包装なんて慣れてんじゃねーの?」
咲美「兄さん。それはエロ本の読みすぎよ」
アーク「?????いや、普通のマンガでもなんかそんな感じで・・・・まあチャンピオンのマンガはエロ度高いけどさ」
クリス「とにかく、ちゃんと僕は頼まれたことはやりましたからね。というか、これどうするんですか?」
アーク「ああ。レラにプレゼント」
レラ「!?!?!?」
アーク「昨日のお礼にって事で。やっぱお返しって早くしねーといけねーって前のホワイトデーで分かったしな。
俺だって学習するんだぜ。中身が気になるけど、みんなで選んだくらいだし、大丈夫だよな」
レラ(何!?いったいどういう事?どういう冗談!?でもアークに悪意とかは全然無い・・・・・むしろ
すっごく普通に、やり遂げた感じすらあって・・・・ええええ!?!?!?・・・・・ブツッ)
バタン
アーク「は・・・・・ちょ!なんでそこでレラが倒れるんだ!?てか大丈夫かよおい!
うわ!レラにはっきり感じるくらい脈がある!?一年に何万回だかくらいしか脈打たないくせに」
咲美「に・・・・兄さん!レラに何をするつもりだったの!?そして昨日いったいなにがあったの!?」
アーク「いや、昨日って・・・・・それは言えねーなー」
咲美「まさか・・・・レラに言えないような事を・・・」
アーク「言えないような事なんて・・・・いや、まあしたけど・・・・レラにはしてないからな!」
レタス「正直に言いなさい!今ならまだ弁解すれば聞きますわ!」
アーク「何をあやまれと!?・・・・いやまあ、A組とB組の女子全員に謝らないといけないかもしれねーけどさあ」
クリス「女子全員って何をしたんですか!?」
アーク「絶対に言わねえぞ!絶対に教えないぞ!俺の人生がつぶれる!」
咲美「に・・・兄さん・・・・いったい何をしたの?場合によっては・・・・この手で・・・」
アーク(ま、まずい・・・よく分からないうちに殺されそうになっている!いや、まだ打開策もある
そうだ・・・まず状況を把握しよう。このプレゼントの中身を見て、それからだ)
アーク「とにかく。まず話し合おう!冷静になって、な!まずこいつについて説明するから・・・(カチッ)・・・・カチッ?」
ブブブブブブブブブ、ウィイイイイイイイン
アーク「ちょっ!おま!何これ!何が入ってんの!?て、うわあああっ!」
手が滑って中に入っていたものが飛び出し、咲美めがけて飛んでいく
咲美「ヒッ!イヤアアアァァァァァァァァァッ」バシッ!
アーク「凄い反射神経で咲美がけり返した○○○○○○が俺めがけて飛んでき・・・ブゲラっ!」
咲美「はあ・・・・はあ・・・・」
アーク「な・・・・なぜ。てか、なんでこんな目に会ってんの俺」
クリス「ジキミが女の子を喜ばせるものとか言っていたから、そのとおりにしたんですよ!」
アーク「俺が頼んだのは女の子が喜ぶものだぁぁぁぁぁぁ・・・・ガクッ」
シュウヤ「それは災難でしたね」
アーク「たくっ・・・・・何が悲しくて伏字だらけのアイテム顔面に喰らわねーといけねーんだよ
物理的にも精神的にも痛いだろうが」
クリス「紛らわしい言い方をしたのがわるいんですよ」
アーク「お前が紛らわしいことにしたんだろうが!てか何だよこれ!?普通おかしいと思うだろ!?」
シュウヤ「いや、貴方ならやりかねないですね」
アーク「なんで!?」
シュウヤ「少なくとも、告白したら直後にSEXするものだとは思っていますね」
アーク「おう」
シュウヤ「そんなものはマンガの中か、よほど慣れた大人の話です。童貞と処女でそんな状態になるなんて早々ありえないし
ましてや、それでうまくいくはずなんてありませんよ」
アーク「マジで!?」
シュウヤ「常日頃そういう価値観で行動しているからそう思われるんですよ」
咲美「兄さん・・・それにシュウヤも。教室全体に聞こえるような大声でそういう事言うのやめてくれない?」
アーク「顔面に○○○○○○ぶつけられたから、もう羞恥心なんてなくなりました。てか誰がアレを選びやがったのかが
今一番気になる事なんですけど」
咲美「黙秘」
レタス「黙秘」
アーク「たくっ・・・レラの意識もまだ戻らねーしさー。なんかもー散々だよ」
クリス「まったくですねえ」
一同「お前が言うな!」
最終更新:2009年10月17日 14:19