27代目スレ 2009/01/03(土)
ヒューゴ「あー、まあ冬休みも明けて」
アーク「明けてません。まだ三箇日です。大絶賛冬休み真っ最中です」
ヒューゴ「明けたんだよ。別に右上の日付どおりにあわせるルールなんて無いだろ
今日はもう冬休みが開けたんだ」
シュウヤ「まだ家におせちが残ってるのに冬休みが明けたとか言われても理不尽です」
ヒューゴ「うちはもう食いきった。だから正月も終わりだ」
シュウヤ「百歩譲って正月が終わりでも冬休みはまだ終わってません
個人的には冬休みに強引に登校日設定されたくらいの感覚です」
ヒューゴ「ならもう登校日でも構わないから、まず座って話を聞け」
アーク「なんすか?俺とりあえず補習は去年のうちに済ませましたよ」
ヒューゴ「そうだな。で?補習の終わりに提出して言ったこれはなんだ?」
欠席届。1月○日 アーク・アルトリート
シュウヤ・シラカワ 体調不良により欠席
アーク「欠席届ですよ。他の何に見えるんですか?ラブレターにでも見えたんすか?止めてくださいマジで」
ヒューゴ「誰もそんな事いってないぞー。てかふざけるな。なんで事前に体調不良により欠席とかいう届けが
出されてるんだ?しかもちょうどマラソン大会の日だな、この日は。サボりか」
アーク「あの日です」
ヒューゴ「は?」
シュウヤ「あの日って言ってるのに、詮索するとかなんですか?セクハラですか?」
ヒューゴ「いや、何の日だ?」
シュウヤ「男の子の日に決まってるでしょう」
ヒューゴ「いったいなんだそれは!あれか?お前らはなんかの周期でドバドバ放出してんのか?!」
アーク「ドバドバ毎日自分で放出してるけど、それとは別になんかこう男の子の日なんです」
ヒューゴ「たのむ!先生若干からだが普通じゃない人だからわかんないんだけど、最近なんか環境ホルモンとか
食品添加物の影響で人類の体の構造は変化でもしたのか!?」
シュウヤ「じゃあ、とりあえずそれでお願いします」
ヒューゴ「じゃあって言ったよな今。てかとりあえずって言ったよな。お前らホントに何があったんだ」
アーク「だってさ・・・・・・マラソンとか、あれ拷問じゃん」
シュウヤ「通常の授業形態を捻じ曲げて、1日ただ走ることに費やす意味を真剣に問いますよ」
ヒューゴ「あれも体育の時間数だから別にいいだろう。ただ走るだけだぞ」
アーク「嫌です。つーか体力の平均値が高いせいで、男子20キロってなんすかそれ?
一日かけてハーフマラソンって。ぜんぜんただじゃないし」
シュウヤ「それ以前に寒いです。なんですかこの寒空の下で走り回るって。犬じゃないんですから」
ヒューゴ「お前らなー。これ走らないと保健体育の成績壊滅するぞ。一日全部が体育の時間数だからな」
アーク「じゃあ見学で。もう最後尾追いかける車の中で、暖かくさせてください」
ヒューゴ「どんだけ甘えてるんだ!?というか、アーク。お前、従妹の咲美は
百人一首で大活躍だったって言うのに一応兄さんとか呼ばれてるのに情けないと思わないのか?」
アーク「ぶっちゃけ従妹とか近しい他人じゃん。片親が兄弟ってだけじゃん。もう血のつながりクォーターなのに
そこ比べることないじゃないですか。あと兄がしっかりしてない方が萌える妹が育つという宇宙の法則が」
ヒューゴ「その宇宙の法則は乱れてるぞー。そして隣で、『あー、そうかー。家事の手を抜けばもう少しは・・・・・・』
的な顔するのやめなさいシュウヤ。クリスもあれでもいい所があるぞ・・・・・・たぶん何か!」
シュウヤ「ええ。まあ愛玩動物としてなら、喋るしコミュニケーションは取りやすいですね・・・・・・」
ヒューゴ「とにかくなあ。見学なんてよっぽどの理由でもないと認められないぞ。せめてそれなりに走って
限界になったらリタイアとか」
アーク「外寒いから走り出す前から終わりです」
ヒューゴ「諦めたらそこで試合終了ですよー!」
アーク「始めなけりゃよくね?試合開始しなけりゃよくね?」
シュウヤ「そもそも、私達体調不良で見学するんで、走るとか走らないとか関係ないですねぇ」
ヒューゴ「だんだん先生へのタメ口が酷くなってきたぞお前ら!」
アーク「あーもう、俺その日死ぬわ」
ヒューゴ「この生徒、とんでもないこと言い出したぞ!」
アーク「大丈夫、次の日には生き返るから」
ヒューゴ「大丈夫、髪の毛切ってもまた生えてくるから、みたいなノリで生き返るとか言い出す生徒への対処法の
マニュアルを教育委員会が作ってくれ!」
シュウヤ「私はその日家のランジェリーショップが忌むべきノーパン主義者達に襲われるので心労で走れません」
ヒューゴ「お前はいったい何と戦ってるんだ?」
アーク「とりあえず咲美の下着を学校の窓からばら撒けば程よく殺されるかな?」
ヒューゴ「とりあえず落ち着けアーク!それやると翌日の新聞に咲美が少女A従兄を殺害とか乗っちゃうぞ!」
シュウヤ「もういいです。とりあえず足でも折りますよ。それで見学できますよね」
ヒューゴ「お前は普通の人間並みの回復力だから本当にやめなさい」
アーク「いい事思いついた。学校が爆破されたら良くない?」
シュウヤ「そうなると爆弾ですか。まあこんな町ですから探せばどっかの台所の棚の中にありますよ」
アーク「タンスとかどうよ?」
ヒューゴ「どんな町だよ。てかどういう認識だ、お前らの中でこの町は。いやなんかありそうだけど
いや、それ以前にどっかの台所とかタンスをあさるのかお前らは」
アーク「俺達今日から勇者一行なんで、普通に家宅侵入して壷の中とかあさります」
ヒューゴ「迷惑だ。行く先々で殺人事件が起こる探偵と同じくらい迷惑だ!」
ルアフ「おーっと、金田一少年の事件簿の悪口はそこまでだ」
シュウヤ「そこは名探偵コナンじゃないんですか?」
ルアフ「君達!軟弱だぞ。僕を見たまえ、この正月開けの寒さの中でもこの半裸スタイル」
シュウヤ「とりあえず、その皮下脂肪も脱いでください」
ルアフ「無茶は言わないで。正月太りで僕もレイナもじゃっかんモッチリなんだから」
アーク「さらっと娘のプライバシーが侵害されてる!」
ルアフ「まあともかく。20キロのマラソンがキツイのは分かる。だけどね、考えてごらん
必死で自分の足で走りきった20キロ、走り終えたとき、辛さと共に訪れる奇妙な達成感
そこでさ、女の子に出迎えてもらって、タオルをポンッと渡されるんだ
ずっとタオルを持って待ってた女の子の手のぬくもりが、ほんのり感じられるタオルが
20キロ分の汗と疲れを拭い去ってくれるんだよ。どうだい20キロくらい屁でもないだろう」
アーク「ウヒョー!!ちょ、マジで!やべー、ワクワクしてきた!」
シュウヤ「待ちなさい!これは孔明の罠です!距離は違いますが(女子は10キロ)男女合同のマラソンですよ!
女子のほうが先にゴールしますが、その時女子はクタクタ!タオルを持って男子を待つ余裕は皆無!
それに仮にそういう女子がいても、先にゴールした体力のある集団がタオルを独占する
タオル格差が生まれます。そしてそのヒエラルキーの最下層は間違いなく私達のような人種です!」
アーク「なっなんだってー!!ちぃ、だまされるところだったぜ」
ルアフ「ふむ。安易な説得は受け付けないか。でもまあ
本気で頑張ってタオルを勝ち取るというのは考えないのかい?」
アーク「いや、どう考えても俺とか運動能力男子の中じゃ底辺じゃん」
シュウヤ「私はタオルよりパンツが欲しいですね」
ルアフ「とりあえず星の着いてる玉を7つ集めるといいんじゃないかな?」
ヒューゴ「いや、というかなんでお前らがマラソン大会をサボろうとしていることに対して追及するだけで
すでに3レス目に突入してるんだ?普通1レス目で導入、2レス目で説得で
3レス目はそろそろ走り出してないか?」
シュウヤ「いいんですよ。こっちは走らないこと前提で話を進めていますから」
アーク「つーか、さっさと家に帰らせてくれねえ?ヒューゴ先生いわくできのいい従妹が
正月なのにコンビニで飯済ませようとするから。てか正月にちょっと家に戻らなかったら
冷蔵庫の中まで大掃除完了されててビビッたんすけど」
ヒューゴ「この欠席届を訂正したらすぐに帰れるぞ」
シュウヤ「いいですか?チカン等の犯罪を犯したとき、このように警察はこうしたら帰すといいますが
それに乗るとまず間違いなく人生の終局ですからね」
ヒューゴ「お前らの中でマラソン大会は人生の中でどれだけ重要な意味合いをもってるんだ」
アーク「とりあえず最前列で眠ってた入学式よりは一大事です」
ヒューゴ「何をやってんだ。せめて俺みたいに受付を引き受けて、誰も受付に来ない式の最中寝とくとかにしろ」
ルアフ「いやいや、そこは僕みたいに放送室にこもってフライデーを読むとかね」
シュウヤ「教員交えてどんだけ入学式を軽視してるんですか?」
ルアフ「正直高校生にとって入学式とかさほど意味無いでしょ。ぜったいその後のHRとか
翌日の自己紹介とかのほうが一大イベントでだよね」
アーク「そうっすねー。ちなみに俺は入学直後の自己紹介で彼女募集中といったけど未だに彼女が出来ない」
ヒューゴ「俺はその時に『ああ、こいつは絶対在学中に彼女できないなあ』と思った」
アーク「うへ、ヒデェ!」
シュウヤ「まあ、入学式の話はその辺にして、じゃあ私達はもう帰るので、欠席届お願いしますね」
アーク「さよなら、先生ー」
ヒューゴ「おーう・・・・・・ってそうは行くか。なんかスルッと話をそらされたが、そこまで先生甘くないぞ」
シュウヤ「チッ」
アーク「ケッ」
ヒューゴ「お前ら、どんどんフランクになってくな!」
ルアフ「まあ、あれだよ。こうやってマラソンとか言って走れるのも高校生のうちだよ
大学は言ったら、何かサークル入ったりしないと走ることもなくなるし
社会に出たら当然そんな運動する余裕もないし。今を楽しむことが何よりじゃないかな?」
アーク「今を楽しむために休みます。そして最後尾を追いかける車の中で女子の尻とか眺めます
マジ楽しそうじゃないっすか」
シュウヤ「それに走り終わった女子が、走ってからだが火照り、ジャージの上を脱いだとします
すると、この冬場にブラが透けて見えるのですよ。走ったら、とてもそれを眺める余裕は無いですよ」
ルアフ「個人的に、それはそれで青春臭いけど、ちょっと不健康に思えてくるね」
ヒューゴ「ていうかルアフ先生。俺の今のポジションって普段アクア先生じゃないんでしょうか」
ルアフ「アクア先生、いま実家に帰省してるしね。まあ、おそらく食って寝てばかりでウエストが増えて
今頃正月太りに気づいて必死にシェイプアップしてる頃じゃないの?」
アクア「クシュン!うーん、汗かきすぎたかしら。でもあと500calは燃やさないと!
ええーい!」ガシャン、ガシャン
ヒューゴ「あと冷静に考えたらシュウヤって俺、別に担任してないですよね」
シュウヤ「でも最近は朝のSHRとかで伝達事項を聞く回数は担任のラミア先生よりヒューゴ先生の方が多いですよ」
ヒューゴ「ラミア先生はどこにいるんでしょうか」
ルアフ「年末はナンブ家に押しかけて、飽きたらアクア先生の所に行くとか行ってたね」
アクア「いちに、いちに、いちに、いちに!」ガシャン、ガシャン
ラミア「ニヤニヤ」
アクア「ヒィィ!なんでラミア先生がここに!」
ラミア「遊びに来たぞ。それにしても(ビュイーン)ふむウエスト+6㎝と」
アクア「なんかスキャンされた!ていうか、なんで勝手に部屋に入ってるんですか!
せめて許可を」
ラミア「なんだ?同じカマで飯を食べることもある仲なのに」
アクア「親しき仲にも礼儀ありって知ってますか!?」
ラミア「礼儀か。じゃあ、まず挨拶を。あけましておめでたいな、頭が」
アクア「何ですかその、超強引なけなし方は!いっそ普通にけなしてください」
ラミア「食って寝るばかりだから太ったか。肝臓でフォアグラでも作成するのか?」
アクア「ストレートすぎます!あと普通のけなしじゃないです、重度のSですよそれ!」
ルアフ「まあ、ラミア先生もアクア先生と居るのに飽きたらそのうち帰ってくるでしょ。
でさあ、君達とりあえずマラソン大会は走らない方向でもう貫くのかい?」
アーク「貫くというかそれしかないっつーか、もう走らない事に果てしないデステニーを感じます」
シュウヤ「というか、走ると家の店が襲撃されます。ノーパンに」
ヒューゴ「だからお前はいったいどういう集団と戦ってるんだ。そしてどこに走ることと関係があるんだ」
ルアフ「まあまあ、ヒューゴ先生。ここは彼らの自由意志を尊重して
走らないという方向で行きましょうか」
アーク「マジっすか!さすがルアフ先生!でも授業中に咲美に隠語っぽい名前を言わせるのは止めてね
家で機嫌悪くした咲美が、俺が靴下脱ぎっぱにしただけでフライングニー決めてくれるから」
シュウヤ「・・・・・・何か裏がありませんか?」
ルアフ「ん?別に。ちゃんと走らなくていいようにするよ。大丈夫、先生に任せなさい」
マラソン大会当日
アーク「任せない・・・・・・なんて言葉、なんで俺あの時信じたんだろう」
シュウヤ「さあ。まあ少なくとも走らなくていいポジションですよ」
アーク「まあな。何しろな(指を指す↓)だぜ」
『運営本部集計部』
アーク「20キロ走り終わって戻ってくる奴がいるまで、俺ら仕事無しだぞ!この寒空の下で!」
シュウヤ「あと、このストーブ火力弱くないですか」
ルナ「お前達!ルアフ先生からの推薦で集計部に置いたのだぞ。もう少し真面目にしたらどうだ」
アーク「会長はふっつーにでっかいストーブの前なんだよな。てか意図的に集計部のストーブだけ小さくね?」
ルナ「学校の備品のストーブが少なくてな、そのストーブもギリギリだったのだ。
それに、もともとはキャクトラが集計部で集計をするはずで
自分は火力の弱いこれで十分といっていたから、そこだけストーブが小さい」
アーク「マジかよ。てかマジで何時間待つんだよ、ここで」
ルナ「そんなに待つこともなかろう。何しろ、ほれ」
アクア「えーっと、じゃあ今から自由距離組が出発します」
アーク「は?」
シュウヤ「自由距離組?」
レラ「・・・・・・・・・」
アーク「てかレラ走るのかよ!って、あ?何?500メートルだけだがな・・・・・・だって!?」
ルナ「当たり前だろう。男子にしろ女子にしろ、平均値は高いが当然走るのが苦手な者もおる
第一女子に普通10キロはきつい。だからこうして体力の低い面々は無理ない距離を設定して
走っておる。というか昨年のうちにHRで言ってあるはずだぞ?」
アーク「マジデ?じゃあ、俺らだったら」
ルナ「まあ、せいぜい5キロ。うまくすれば3キロとかで良かったんじゃないのか?」
アーク「うわあああああああ!そんなんで良かったのかよ!」
ルナ「あと、走り終わった生徒の休憩所には一番いいストーブが置いてある」
シュウヤ「なんですって!」
ルナ「まあ、そういう事だから、1キロ未満の面々はすぐにゴールするから集計の準備をしておくんだぞ」
アーク「・・・・・・」
シュウヤ「・・・・・・」
ルアフ「やあやあお二人さん。どうだい?走らないでいいポジションだよ」
アーク「でもキツイっすよ!最後尾の車の中とかはなかったんすか!?」
ルアフ「だって、車も走ってるじゃないか。走らないのがいいんだよね」
シュウヤ「どんなトンチですか!」
ルアフ「まあね。て、いうかそういうの全部建前でね、実は二人にね、ある言葉を知ってほしくてさ」
シュウヤ「なんですか?」
ルアフ「因果応報。善行を行った者には良い報いが、悪行を行った者には悪い報いがあるという意味さ
まあ、僕は本当は国語は専門外なんだけどね。あとさ、自由距離組とかさHRで先生の話
ちゃんと聞いてれば知ってるはずだからね。まあそういうの含めて因果応報だね」
アーク&シュウヤ「・・・・・・ギャフン!」
最終更新:2009年10月17日 14:20