27代目スレ 2009/02/14(土)
アーク「シュウヤ、ほらチョコ」
シュウヤ「これはどうも。では私からも」
アーク「おう」
ヒューゴ「キモッ!なにお前ら、最近みかけないと思ったら
二人で愛でもはぐくんでたのか!もう教育指導マニュアルの
どのページを見たらいいか分かりませんよ先生は!」
アーク「は……?愛?なにそれ、てかキモイっすよ先生」
シュウヤ「きっと、軍属時代に上官に男同士の愛し合い方を叩き込まれたのでしょう
文字通り体に。ズッコンバッコンとか擬音つきで」
アーク「先生、さすがの俺でも引きますよ」
ヒューゴ「勝手なことをいうな。それとお前ら今の状況が分かってるのか?」
アーク「補習っすよね。てか、そうじゃなきゃなんで土曜に学校に来るんすか?」
ヒューゴ「来る理由だけなら部活とかいろいろあるだろ」
アーク「いや、ウチの学校のほとんどの面子が帰宅部じゃね?」
シュウヤ「そういえば、誰かが部活に入っているという話をあまり聞きませんね
まあ、私は家の手伝いがありますから」
ヒューゴ「部活動にあまり熱心ってわけじゃ無いからなぁ、ウチの教師陣も
個々の個性がありすぎて、正直他校と接触するとトラブルになるから
あんまりそういうのはしたくないってルアフ先生も言ってたな」
アーク「ウチの連中が対外試合とかすると、確かに酷い事になりそうだしなあ
レモン先輩とかイルス先輩とか」
ヒューゴ「個人的にはお前もよそ様にあまりさらしたくないな
いろいろ酷いから」
アーク「ヒデェ。担任が言うことじゃねえ」
シュウヤ「で、結局補習がどうかしたんですか?」
ヒューゴ「急に戻るなよ。まあ、あれだ。お前ら二人そろってテストボイコットして
今こうして補習を受けているわけだ。再試だとアークが確実に進級不能に
陥るからな」
アーク「九九で躓いた人間に、いったい何を期待してるんですか、とね」
シュウヤ「何を偉そうに言ってるんですか。あとヒューゴ先生は結局
授業中にチョコを交換しているのが気に食わないと?」
ヒューゴ「そのとおりだけどな。お前ら、そもそもなんで男同士でチョコを?」
アーク「まず、チョコを貰えなかったら惨めじゃん?」
ヒューゴ「まあなあ。俺なんか職員室で義理をもらえるけどな」
シュウヤ「そして去年は貰えたら貰えたで、ホワイトデーに苦労しましたし
ならいっそ、バレンタインのうちに面倒なこと全部終わらせようと思ったのですよ」
アーク「そこで、男がチョコを送る逆チョコっつーのに乗っかり、かつ互いに渡す事で
面倒なことをすべて解決する、このチョコレート交換作戦を実行したんっすよ!」
ヒューゴ「・・・・・・なあ」
シュウヤ「何ですか?」
ヒューゴ「それでお前らうれしいか?」
アーク&シュウヤ「・・・・・・アレ?」
ゼラド「はい、お兄ちゃん!いつもお疲れ様!」
久保「これは……チョコか?すまないな、ゼラド」
ゼラド(他に誰か渡す人がいたはずなんだけど……。ま、いっか!)
アーク「ま、まあチョコ0よりはマシだし」
シュウヤ「平日なら義理でももらえるんですがねえ。休日は」
ヒューゴ「前日に渡すとか無かったのか?あとアークは咲美、シュウヤはクリスからもらえるだろ」
シュウヤ「前日に義理チョコを配るほど殊勝な方がいればよかったのですがねぇ」
アーク「期待するだけ無駄だったなぁ。あと家族からはノーカウントじゃね?
あと食ったら死ぬ」
シュウヤ「アークは別に死んでも大丈夫ですが、私は食べたら死ぬ類の暗黒物質を
摂取する気にはなれませんね」
ヒューゴ「どんだけだよ。……って、お前らなんで鍋を出してんだ?」
アーク「いや、これからチョコレートフォンデュを作ろうかなって」
シュウヤ「材料も持ってきてありますし」
ヒューゴ「お前ら、先生舐めてるだろ。補習舐めてるだろ」
シュウヤ「まあまあ、先生はこちらのフルーツを串にさしてください」
アーク「シュウヤ、ミルクってどれくらい入れる?」
シュウヤ「入れすぎるとチョコレートっぽくないですが、無いなら無いでくどいですから
それなりに入れておいてください」
アーク「ほいっと」ドボドボドボドボ
ヒューゴ「何でお前ら手際よくフォンデュ作ってるんだよ!」
シュウヤ「まあ完成したら先生もどうぞ」
ヒューゴ「馬鹿なことをいうな。俺は食わないぞ。絶対に食わないぞ!」
10分後
ヒューゴ「うまいなコレ!」
アーク「まあ、そりゃ作り方間違えなきゃうまいですよ」
シュウヤ「普通フォンデュと言えばチーズフォンデュなのですが、バレンタインですし
ちなみにチョコレートフォンデュにチーズはあまり合いません」
ヒューゴ「本当か?俺はけっこうチーズ好きだから期待してたんだけどな」
アーク「ただ逆に、なんか変な物でも合いますよ。辛いスナックとか焼き芋とか」
シュウヤ「揚げ物やサトイモを入れても意外といけますしね。生臭いものはだめですが」
ヒューゴ「どんだけチャレンジャーなんだよ。お!でも確かにキムチと意外に合うぞ!」
シュウヤ「躊躇無くキムチをチョコに突っ込めるヒューゴ先生も凄いですよ」
アーク「そう言いながら、シュウヤも辛味暴君ハバネロをつけてんじゃねーか」
シュウヤ「まあおいしいですし。ただ、最近最初からチョコに包んである
のも売ってありますね」
アーク「あれ高いだろ。まあフォンデュもけっこう材料幅広くそろえたから金かかったけどさ」
キーンコーンカーンコーン
アクア「ヒューゴ先生、もう交代ですよー……って何!チョコ臭っ!」
ヒューゴ「あれアクア先生?何してるんですか?」
アクア「いや、アーク君とシュウヤ君の補習が次にあるから来たんですよ
って、そしたら何チョコレートフォンデュ食べてるんですか!」
ヒューゴ「補習……しまった!そうだった!」
アーク「あらら~、こりゃ残念。ヒューゴ先生の時間はもう終わりっすか」
シュウヤ「あっという間でしたねえ、ククク」
ヒューゴ「まさか、お前らコレを計算して。くそっ!……ま、いっか。続けて食うか」
アクア「やめてください!」
シュウヤ「まあまあ、ほらアクア先生もこのキウイとかどうですか?」
アクア「でも……ウッ(すごいチョコの匂いが。ああ、もうダメっ……)
そうね、ひとつくらいなら」
10分後
アクア「ですからねぇ、私らってねぇ、女らしく恋に愛にと生きたいんですよ~
でもねぇ、こうやって補習ほしゅうってこの『バカ!』ふたりがぁ~」
アーク「おいシュウヤ。ブランデーとか混ぜたか?」
シュウヤ「まさか」
アーク「なら、なんだよこの尋常じゃないアクア先生の状態は」
ヒューゴ「アクア先生、少し落ち着いて」
アクア「うるひゃい!BLCD見たいな声出してんじゃないですよ!」
ヒューゴ「いや、中の人は確かにBLCDにも出てるけど
それを言ったらもっと凄いのが」
アーク「タカヤの所のオヤジさんとか?」
シュウヤ「それをいったらウチの父親も相当な事になりますね。しかしアクア先生
いったいどうしたんですか?いつもは受身でツッコミ型な先生なのに」
アクア「五月蝿い、黙れ、服を脱ぐぞ!乳を揺らすぞ!何かと融合するぞ!」
アーク「どういう脅しだよ。てか融合って」
ヒューゴ「今のアクア先生の後ろにはなんかミッテ先生に近い何かが宿っている
ような気がする」
キーンコーンカーンコーン
ラミア「アクア先生、補習交代に来たぞ。ん?チョコ臭い?」
アクア「アハハハハハ、どうしたんですかヒューゴ先生?腹筋にしまりが無いですよ」
ヒューゴ「ヒィィィ!なんで俺は脱がされて腹筋を撫で回されているんだ!
この状況をなんとかしてくれ、シュウヤ、アーク!」
アーク&シュウヤ「まっぴらごめんのすけ」
ヒューゴ「薄情者だよお前らは。先生は心底落胆した!」
アーク「いや、近づいたら俺らも被害者の仲間入りっぽいし」
ラミア「なんだこれは?」
アーク「ああ、ラミア先生。あのですね、なぜかチョコレートフォンデュを食べた
アクア先生がなぜかあんな事に」
ラミア「なるほどな。だったら」ツカツカツカ
ラミア「目を覚ませ!」ブンッ
アクア「とう」ヒョイッ
アーク「アクア先生の容赦ない打撃をいとも簡単に避けた!?」
ラミア「なんだと。ウグッ!」
シュウヤ「ラミア先生がバックを取られた!?」
アクア「ウフフフ、ラミア先生。いつもいつも攻められるばかりの私じゃないんですよ~」
ラミア「なんだと、グッ!ちょっと、止めっ・・・・・あぁ~っ!」
ヒューゴ「いったい、これは」
シュウヤ「む、もしや。アーク、アクア先生は何をどれくらい食べたかわかりますか?」
アーク「最初のキウイがツボに入ったみたいで5個とあとはいろいろ」
シュウヤ「キウイ……分かりました!まずキウイはマタタビ科の植物です
そして猫科の動物はマタタビに含まれるマタタビラクトンやアクチニジンに酔います」
ヒューゴ「それがいったいどうしたんだ?」
シュウヤ「女性同士の行為において受けの側はネコと呼ばれます
つまり、日ごろラミア先生との会話において受けになっているアクア先生の属性は
ネコであり、そのためマタタビ科であるキウイで酔ってしまったのです!」
アーク&ヒューゴ「な、なんだってーっ!」AA略
アクア「ウフフフ。この胸がそんなに偉いんですか?ナイスバディでクールキャラは受けて
年上、露出、天然そろった私はなんでダメなんですかぁーっ?」
シュウヤ「自分で天然言ったらおしまいですよね」
アーク「あとさ、属性は多けりゃいいってもんじゃないと、二重人格、妹、巨乳、勝気
弱気、とかいろいろそろえたけど人気ない某スパロボ主人公が証明してるよな」
ヒューゴ「お前消されるぞ」
キーンコーンカーンコーン
ルアフ「なるほどね。つまりそんなこんなで、アクア先生のオンステージだったわけだと」
ヒューゴ「とりあえずショックで倒れたラミア先生と
続けていきなり『アラサー!』とか叫んで倒れたアクア先生は今保健室で寝てます」
ルアフ「ラミア先生がショック状態に陥るってどんなプレイがあったんだい?」
アーク「ラミア先生の胸がもはやバスケットボールのドリブルでした」
シュウヤ「アクア先生も凄いことになっていましたね」
ルアフ「それはそれで見たかったなあ。しかし君らもやってくれたねえ」
アーク「つい調子にのってやりました」(まあこれで補習はうやむやだな)
シュウヤ「今は反省したいます」(チョロイものですね)
ルアフ「まあいいんだけどね。とりあえず君ら明日も補習ね」
アーク&シュウヤ「エッ!?」
最終更新:2009年10月17日 14:21