30代目スレ 2009/10/13(火)
マーズ「かぁくほぉ~っ!」
ミツハル「イスルギ私兵部隊の皆さん、よろしくお願いします!」
ばたばたばたばたっ!
???「わっ、なんだよ!?」
マーズ「とーとー現れやがったな、このッマオ社めッ! このマオ社めッ!」
ミツハル「中国人の個人旅行が解禁になった途端現れるとは、
これだから華僑は節操がなくて嫌いだよ!」
マーズ「アヤマれよー! いままで食い散らかしてきた4本脚のイキモノにあやまれよーっ!
このっ、机と椅子以外なんでも食らうアクジキ中国系がぁーっ!」
ミツハル「だいたい、富裕層に限りビザ解禁してやんよって、
それ根本的に共産主義を間違えてるからね!」
マーズ「マルクスせんせーがクサバのカゲで泣いてんぜー!」
ミツハル「ちょうど授業で共産主義とかコルホーズあたり勉強してる中学生が、
『先生、富を分配するとか教科書に書いてあるけど、ニュースでいってたアレはなんなの?』
とか質問し始めて先生が困っちゃうじゃないか!」
マーズ「ぜってーヤなチューガクセーだぜ!」
ミツハル「そんなことだから流兄ちゃんがマルクスは構造主義だとか批判し始めて、
耳の奥で風が吹いて白面の者に寝返っちゃうんだよ!」
マーズ「わーん! 返せよー! 頼れてカックいーナガレにーちゃんを返せよー!」
ミツハル「泣くんじゃないよ!
流兄ちゃんはね、流兄ちゃんはね! どのみちああいうふうにしかなれなかったんだ!」
マーズ「わーんわーん! だってだってでもでも!」
アーク「だーっ! マオ社も中国も秋葉流も知ったこっちゃねえ! 俺だよ俺!」
マーズ「出たよ、オレオレ詐欺」
ミツハル「古いんだよね。これだからGoogleひとつに検閲かかるお国の方は」
アーク「だから、中国人じゃねえよ!」
マーズ「イルムさんとリンさんの息子のイン・マオでしょ?」
アーク「誰だよそれ!」
ミツハル「イルムさんの息子で女ったらしでマオ社の御曹司って、
なんだいそのプロフィール、人生舐めてるのかい」
マーズ「ミツハルさんはなー、ミツハルさんはなー、
母親がミツコさんで、三次元女にはカモられまくって、
二次元には投資を惜しまず、私生児だからって理由で社内での立場もジャッカン弱くて、
それでも取りあえずカネはあるから人生テキトーに送ってるんだぞー!」
ミツハル「げほっ、げほっ、タンマ、ちょっとタンマ。
DSのスイッチを入れさせてくれ。ミナグチボイスに慰めさせてくれ」
マーズ「だいたい、イルムさんの息子ってのがいけねーよ。
甥っ子か姪っ子になって出直して来いよー」
ミツハル「そしてイルムさんを『おいたん』て呼ぶんだ。
『おいたん』て呼ばれる以外に、イルムさんになんの価値があるっていうんだ!」
マーズ「わーんわーん! 返せよー!
ボスキャラをばんばん斬ってくれてた、あのころのイルムさんを返せよー!」
アーク「だから、イルムさんの子じゃねえし!
ジーク・アルトリートと赤月秋水の子だし!」
マーズ「ん~?」
ミツハル「えーと」
アーク「本気で俺のこと忘れてるのかよ!
アークだよアーク! ジキミとも呼ばれてた!」
ミツハル「おおっ! ジキミくん!」
アーク「ジキミで思い出しちゃったよ!」
マーズ「あー、ホントだー、ジキミだー」
アーク「お前がヒト呼び捨てにするって、相当珍しいなあ、おい!」
ミツハル「で、そのジキミくんは今までなにやってたんだ~い」ウフッイヤジャナイヨー
アーク「マオ社じゃないってわかった途端DSやりながら適当なテンションになんなよ」
ミツハル「あっ、これは君がいない間に発売された『ラブプラス』っていうゲームで、
ミナグチボイスに名前を呼んでもらってタッチペンでイチャイチャできる画期的な」
アーク「いいよ! 『ラブプラス』の説明は!」
マーズ「で、いつから『ラブプラス』やってんのー?」
アーク「『ラブプラス』なんてやってねえよ!
最上重工の跡取りとして相応しい男になるために海外に行ってたんだよ!」
ミツハル「あ、まだ全然相応しくないから、また旅立ちたまえよ」
アーク「一蹴かよ!」
ミツハル「B組でなんか適当にダベってる役回りなら、
地底世界ラ・ギアス(笑)帰りの子と、紫雲さんとこの長男さんで持ってるから」
マーズ「おめーの席、ねーから!」
アーク「なくなってる! 俺の居場所、なくなってる!」
ミツハル「咲美さんもサッキー咲美として独り立ちしてるしさ」
マーズ「あんた帰って来ても、誰も喜ばねーよ」
アーク「生きてんのがイヤになりそうなこというな!」
ミツハル「ここらあたり一帯は完全にイスルギの傘下に入ってるから、
最上重工さんには撤退をお勧めするよ」
マーズ「繁華街のオシボリとかお花の仕入れぁー、おれが仕切ってからよ」
アーク「着々と勢力を伸ばしてやがった、こいつら!」
ミツハル「お宅のサトー専務とヤマダ常務も、君のことはもう死んだ者として考えるっていってたし」
アーク「ろくに話したこともねえ役員のひとに見限られてた!」
マーズ「ちょぉー、待てよ。サトー専務にゃー、こっちが前からアプローチしてんだぞー」
ミツハル「順番なんて関係ないね。
つまりいかに相手が喜ぶゴールデンパラシュート与えられるかが勝負の鍵だろ?」
マーズ「あンのジジィ~、舐めたことしやーがって」
ミツハル「気色ばむなよ。僕らの利害は一致してるんじゃないのかい?
僕が欲しいのは軍事部門だし、君が欲しいのはオモチャ部門だろう?」
マーズ「そりゃそーだ。
いっひっひっひ、まさかミツハルさんと手を組む日が来るたぁーねー」
ミツハル「さあて、再生へのバイアウトと行こうか」
アーク「やめてー! うちの会社を材料に友情築くのやめてー!」
マーズ「そのニンシキは間違ってんね。
あんたはたしかにオーナー一族の息子だけど、
株式会社のテー取ってるイジョー、カイシャは株主のもんさ。
いつだって買収される覚悟固めてねーと」
ミツハル「まぁまぁ、悪いようにはしないからさ。
僕が欲しいのは最上重工の技術力だよ。
技術者の皆さんはばっちり高給で受け入れるし、イスルギの営業力は宇宙一だし」
マーズ「オモチャ部門だって、あんたに継がれるより、おれのになったほーが、
ユメいっぱいめいっぱいなラインナップできるに決まってんでしょー?」
アーク「お前はどうせテレビアニメオリジナル聖闘士聖衣シリーズとか展開するだけだろ!」
マーズ「あー、ちょっと待とーよ。
考えてみりゃー、このひとイッポーテキに追い払うよか、
どっかテキトーな部門に据えちゃってさ」
ミツハル「なるほど、焦土化作戦が使えるね。
でも、それだとほかのハゲタカ連中が群がってくる危険が」
マーズ「いひひっ、そこをおれらぁーがホワイトナイトとしてさっそーとよー」
ミツハル「ふふふっ、それは随分イメージいいなあ。
参ったな、また三次元にモテちゃうじゃないか」
アーク「なにをいってるのか皆目わからねえけど、
悪だくみしてることだけはビンビン伝わってくる!」
ピピピピピピピ
マーズ「ん?」
ミツハル「どうしたんだい」
マーズ「やっべーよ、ミツハルさん。サトー専務が横領で捕まっちゃった」
ミツハル「あの老いぼれ! しばらく大人しくしてろっていったのに!」
マーズ「やべーよやべーよ! 俺らとの関係がバレたら、イメージわりーよ、わるすぎるよ!」
ミツハル「こうしちゃいられない! すぐに口封じにかからないと!」
マーズ「くっそ、あのジジー、よけーな出費させやがって!
万一横領がバレてもおれらがこーするってわかってやがったなーっ!?」
アーク「助かった! サトー専務の最低な行為のおかげで助かった!
ありがとうサトー専務! でも最上重工からは出てってくれ!」
ミツハル「なにいってるの君、会社にとって社員は子供同然じゃないか」
マーズ「子の責任は親が取るのがトーゼンて、サラリーマン金太郎もゆってたぜぃ!」
ミツハル「さあ、おいで。サトー専務への取り引き材料は君だ!」
アーク「うわー! 前言撤回! サトー専務! あんた最低だ!」
ミツハル「覚悟が足りないんだよ。
会社のトップに立つってことはね、社員ひとりひとりと、その家族の生活背負うってことなんだよ。
含み損込みで面倒みてやらないと」
マーズ「だいたい、海外行って修行しよーってハッソーがもうダメなボンボンだよ。
社員はねー、ウソでもいーから現場で一緒に汗かいてくれるトップが好きなんだよ。
ちったー会社のために血ぃー流してみな。信用上がっかもよ」
アーク「流すの! 血ぃ流すの、俺!?」
アーク「あ~あ、俺はいったい何やって来たんだろう。
勉強してるつもりだったけど、こいつらのいってる単語すら理解出来ないし」
ミツハル「高校卒業程度の教養を着けてから出直した方がいいと思うよ」
アーク「でもよぅ、でもよぅ、学校にいるまんまじゃ、俺、ほんとにただ無駄話するだけのヤツだしよぅ。
なんかしてぇんだよ、なんか!」
マーズ「じゃー、これでもやってみたら」
つ進研ゼミ
アーク「適切過ぎるよ!」
ミツハル「じゃあこれだ」
つ『西原理恵子の太腕繁盛記 ~FXでガチンコ勝負!編~』
アーク「FXに手ぇ出しちゃダメって教訓しか伝わってこねえよ!」
最終更新:2009年10月17日 14:22