27代目スレ 2008/12/21(日)
【
竜巻亭】
マーズ「こんちゃー。スレイチェルちゃーん、ミルクちょーだい」
スレイチェル「そら」コトン
マーズ「やー、ギューニューじゃなくって」
スレイチェル「馬乳か、豆乳か」
マーズ「ジンニュー」
スレイチェル「は?」
マーズ「えーと、母乳?」
スレイチェル「失せろ」
マーズ「わーんわーん! 母乳だよー、母乳を吸いてーんだよーっ!
なんだかムショーに母乳が吸いてーんだよーっ!」
スレイチェル「子供のくせになにをいっているか」
マーズ「子供だからだよー!
おれ、見た目こんなんだけど、まだ3歳にもなっちゃいねーよぉーっ!」
スレイチェル「人間の子供でも、3歳にもなれば乳離れしているものだ」
マーズ「おれは母乳なんざー飲んだことねーんだよぉー!
飲んでもねーもんから離れるこたぁーできねーよぉーっ!」
スレイチェル「スレイチェルにいったところで仕方がないだろう」
マーズ「だーってこの店、いやぁーなんだって出てくんし、
ひょっとしたらと思ったんだもーん!」
スレイチェル「あきらめろ。母乳など、売っているようなものではない」
ミツハル「え、売ってるよ」
スレイチェル「お前出禁だ」
マーズ「まじでーっ!? どこで売ってんのぉーっ!?」
ミツハル「シンオークボとか」
マーズ「よし、行こー行こー!」
スレイチェル「行ってはならん!」
マーズ「じゃーどーすりゃいーのさ!」
スレイチェル「人間でも母乳で育たない者はたくさんいる!」
ミツハル「そういえば、僕はどうだったんだろう」
プルルル
ミツハル「もしもーし、お母さーん?
あのですね、僕って母乳で・・・・・・はい、はい、ええ、わかりました」
ガチャッ
ミツハル「僕はニューヨークで拾ってきた素性のよくわかんないひとのお乳で育ったんだって」
スレイチェル「母親の愛は大事なのだな」
マーズ「ほらー! やっぱ母乳はヒツヨーなんじゃんかよー!」
ミツハル「でも、このへんに赤ちゃんのいるお母さんなんていないからねえ」
スレイチェル「こんなトラウマになるような四本脚を赤ん坊の前に出すわけにはいかないし」
マーズ「へんっ! なんだいなんだい!
ふんじゃーいーよ! 自分でなんとかすらぁーっ!」
スレイチェル「あ、待て、待つのだ!」
【バランガ家】
マーズ「ゼラドちゃーん、牛肉、牛肉食べるー?」
ゼラド「うん、食べるけど」パクパク
レイナ「なんの疑問もなく食べちゃダメよ!
高い代金ふっかけられるわよ!」
マーズ「やだなー、もー、おカネなんざぁーいらねーよぉー」
レイナ「あんた、どうしちゃったの?」
マーズ「美味しー? ね、美味しー?」
ゼラド「うん。柔らかいお肉だね」
マーズ「もー出てくる? もー出てくる?」
ゼラド「え、なにが?」
マーズ「うんしょ」むぎゅっ
ゼラド「う~んと、どうしよう。
胸つかまれちゃってるんだけど、これ叱った方がいいのかなあ?
でも相手子供だし」
レイナ「引っぱたいていいと思うわよ」
ぱしんっ! ぱしんっ!
マーズ「あーんあーん、なんだよーなんだよー!」
レイナ「あんたなに考えてんの!?」
マーズ「母乳が吸いてーのぉーっ!」
ゼラド「えぇっ!?」
レイナ「なにいってんの! ゼラドから母乳が出るわけないでしょう!」
マーズ「だから牛肉食わさせてんじゃんかよぉーっ!
女性ホルモンてんこもりに注射されたアメリカ産牛肉食わさせりゃー、
赤ん坊でも脇毛が生えたりセーリが来たり母乳が出たりーっ!」
レイナ「ゼラド、吐きなさい! すぐにその肉吐きなさい!
あんた、人間に危害加えられないはずじゃなかったのっ!?」
マーズ「キガイなのぉーっ!?
そりゃーダンセーの女性化乳房症とかは困るだろーけどぉー、
ジョセーがよりジョセーらしくなるのはいーじゃねーのぉーっ!?」
レイナ「だからって、子供もいないのに母乳出させられてたまりますか!」
マーズ「じゃーおれぁーどーしたらいーんだよぉーっ!」
レイナ「そういうことはお父さんにいいなさいよ!」
マーズ「そんなん、ゆったってムダだってわかってっから、
知ってる中でイチバンおっぱいでけーゼラドちゃんとこ来たんだよぉーっ!」
ゼラド「えぇ、そんなことで頼られても」
マーズ「んー! んー!」ジタバタ
ゼラド「どうしちゃったんだろ。マーズくん、普段こんなぐずる子じゃないのに」
レイナ「いっても、データ量が異常なだけで情緒面は赤ん坊みたいなもんだしねえ」
ゼラド「お母さーん! 母乳ってまだ出るー?」
ゼオラ「出るわけないでしょう、いまさら」
マーズ「んー! んー! んー!」ジタバタ
ゼオラ「あらあら、疳の虫が憑いちゃってるみたいね。
ゼラドも昔、よくこんなふうになってたっけ」
ゼラド「え、そうだったの?」
レイナ「うん、そうだった。いま思い出した。
あんたは、幼稚園のお遊戯中に突然泣き出したり、
フラ~っとどっか行っちゃったりする子だった」
ゼラド「えぇ~!?」
ゼオラ「ええと、ゼラドのときは、こう抱っこして」
レイナ「あっ、ちょっと待ってください!」
ずしっ
ゼオラ「重っ・・・・・・!」
レイナ「その子重いんですよ」
マーズ「んーっ! んーっ!」
ゼラド「う~ん、どうしたらいいんだろう」
レイナ「ほっときゃいいんじゃないの?」
クリハ「発想を変えるのよ。飲ませるのはお乳じゃなくていいじゃない」
どぼどぼどぼ
マーズ「drちゅhじこlp@;ーっ!」
レイナ「汁ーっ!」
ゼラド「バグってる、バグってるから!」
クリハ「おかしいわ。わたしは汁で産湯を使い、
母さんから滲み出す汁をすすって成長したのに」
レイナ「それもはや軽い児童虐待だから!
むしろ重い児童虐待だから!」
スレイチェル「ああ、いたいた」
ミツハル「まったく、他人様に迷惑かけて」
マーズ「んー! んー!」ジタバタ
ミツハル「最終手段だ。シンオークボのお店に連れてくよ」
ゼラド「シンオークボなら、どうにかなるんですか!?」
レイナ「そういう方法でどうにかしていいわけありますか!」
ミツハル「だって、ほかにどうしようもないじゃないか」
スレイチェル「待て、ひとを連れてきた」
シホミ「はいはい、マーズちゃん、いい子ですねー?」ヒョイ
マーズ「むぎゅっ」
ゼラド「えぇっ!?」
マーズ「ちゅうちゅう」
レイナ「ほ乳瓶でよかったんですか!?」
シホミ「わたしのところにいた頃から、たまにぐずることがあったのよ。
世の中がなんとなく浮かれてるときなんかにね、気分が緩むことがあるみたい。
でも、ようするに抱っこされてチュウチュウ吸いたいっていうのがメインみたいなのよ」
ゼラド「あのぉ、それより」
レイナ「その子もの凄く重いのに、よく片腕で抱え上げられますね」
シホミ「宇宙育ちのトレイラーですから」
レイナ「疑問は深まるばかりですよ!」
シホミ「カズマちゃんがさっさとお嫁さん貰ってくれれば解決なのにねえ」
レイナ「そのコブは致命的なんじゃないでしょうか」
最終更新:2009年10月17日 14:43