おじさんさようなら


28代目スレ 2009/03/08(日)

ラッシュ「聞かないの?何であんなことしたのか?」
真龍「良いです。ラッシュが話したくなったらで」
ラッシュ「ありがと」
真龍「格好良かったですよ、今日のラッシュは」
ラッシュ「どこが?無様に転がされてただけじゃん」
真龍「それでも何度でも立ち上がるラッシュは格好良かったです」
ラッシュ「そう・・・・・・・・・君がいてくれてよかった」
真龍「え?今なんて言いました?」
ラッシュ「何でもない」
真龍「気になります~。なんて言ったんですか?」
ラッシュ「・・・それよりもさ、真龍」サワッ
真龍「きゃっ、ダメですよ。
 エツィーラ先生も言ってたでしょ。大事無かったっていっても安静にしてないと」
ラッシュ「いいじゃん。自分の体のことは自分が一番分かってるよ。ダイジョブだって。
 なっ、いいじゃん。南極帰ってしばらくご無沙汰だったしさ」
真龍「もうっ、そうやってすぐに誤魔化すんだから・・・」
ラッシュ「ダメ?」
真龍「・・・ラッシュは寝ててください。
 今日は私が全部してあげますから」
ラッシュ「良いの!」
真龍「痛くて動けないでしょ。
 それに今日のラッシュは格好良かったですから。
 ・・・ご褒美です」


なんというかスゴク良かった。



結局のところ何も解決はしていない。
オレはファーストキスの味を思い出せないし、
姉さんは初恋に破れ、
伯父さんはもういない。

クォヴレーさんには一矢も報いることができず負けた。

それでも伯父さんは笑ってくれている気がする。

シュバルツバルト。本名マイクル・ゼーバッハ。
元新聞記者。バツイチ。真実の探求者。
ビッグデュオのドミュナス。
姉さんの初恋の相手。
本当はオレの伯父さんじゃなかった人。
メリオルメッセじゃないのになぜか家で飯を食ってた人。
今思い出せばおかわりの三杯目はそっと出してた人。
優しくて大きな手のひらを持ってた人。
オレの大好きな伯父さん。

さよなら、伯父さん。

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最終更新:2009年10月17日 14:55
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