マーズの節税指南

19代目スレ 2007/09/20

ゼラド「えーっ、竜巻亭、なくなっちゃうんですかぁー?」
スレイチェル「ああ、借金がかさんでな」

 ガラッ
マーズ「こらこらーっ! 悪質なデマ流しちゃダメーっ!
 借金なんてフツーだろ! あんだけ多角けーえーしてて無借金だったら、むしろ不自然だよ!」
スレイチェル「おぉっと、借金取りのマーズくんではないか」
マーズ「誰が借金取りだよ、もー! 金輪際マルサなんかやんない!
 だいたいね、マルサってゆーのはホントはエリート中のエリートなんだから、
 よっぽどの大物のとこにしか来ないよ!
 百歩譲ってレーツェルさんとこには来ても、スレイチェルちゃんなんか相手にしないよーっだ!」
スレイチェル「ひとの家に突然上がり込んできてカネをせびり取るとは、借金取りとおなじではないか」
マーズ「ぜんぜん違うよ、もーっ!
 いーい? 借金取りってゆーのはね、債務者が生きよーが死のーが知ったこっちゃないの。
 だから限界を超えた取り立てだってやってのけられんの。
 税金てゆーのは納税者からピンハネするシステムだから、
 まず納税者が稼いでくんないことには話になんないのね。
 だから、納税者は生かさず殺さず、潰しちゃうような真似はまずしない。
 累進課税制度ってゆーのがあってね」
ゼラド「ええと、聞いたことあるような、ないような」

マーズ「いや、おれもロボだからどっか間違ってるかもしんないけど
 つまりさ、貧乏人からはほどほどに、カネ持ってる人からたたっぷり絞り取るのね」
スレイチェル「よい制度ではないか」
マーズ「ふーん、じゃ、スレイチェルちゃん、
 仮に1億持ってるとして、5000万、そのへんの小汚いオッサンにポンとあげられる?」
スレイチェル「冗談ではない!」
マーズ「5000万てゆーのが税金で、小汚いオッサンてゆーのが国ね」
ゼラド「えーっ、国って、小汚いオッサンなのー?」
マーズ「900兆近く借金あるオッサンがダンディな装いだったら、感じ悪いでしょ?」
スレイチェル「そんなオッサンにはびた一文払いたくない!」
マーズ「そ、みんな払いたくないの。どーせ払っても無駄遣いされるに決まってるし。
 で、みんなあの手この手で納税額を減らそーと努力すんのね。
 よくあるのが売上除外ね。
 スレイチェルちゃんがレジ打ってないってゆーのがあったでしょ?」
ゼラド「ちっちゃい定食屋なんかだと、レジ打たないお店ってけっこうあるけど」
スレイチェル「スレイチェルは手と手のまごころ会計を大事にしているのだ」
マーズ「ほんとにそーゆーマゴコロなことしてるお店に失礼だからやめてよ。
 レジ打って、ばっちり記録に残るのがイヤなだけでしょ。
 つまり、こーゆーこと」

 例)
レーツェル「今年は300万しか利益がなかったから税金はこれこれこの程度にしておいてくれ!
 実は1000万の利益があったのは秘密だ! 証拠? 見つけられるものなら見つけてみるがいい!」

マーズ「さらに悪質だと」

 例)
レーツェル「うちはじきに倒産するから税金を払う余地などない!
 実は名義変えるだけというのは内緒だ!」

ゼラド「あ、これって」
スレイチェル「スレイチェルにはなんのことやら」
マーズ「あと、経費の上乗せね。
 基本的に、商売に必要な出費には税金ってかかんないの。
 スレイチェルちゃんちの場合、食材とか調理器具なんだけど」

 例)
レーツェル「集客のためにイルカの絵を買ったから控除しておいてくれ!
 実はただの落書きなのは極秘だ!」

スレイチェル「なにをいう! 客商売は大変なのだ。
 いろいろな工夫が必要なのだぞ、それを税務署は」

 例)
スレイチェル「いや、『ToLoveる』のコスプレは我がカフェの目玉だからして経費として」
税務署員「そんなもん割烹着着せときゃいいだろ。税務署舐めんな」

マーズ「まー、自営業の場合、このへんグレーゾーンでね。
 よっぽど税務署に嫌われてない限り、けっこースルーされちゃったりするよ」
ゼラド「あれ、じゃあ自営業のひとって、やろうと思えば凄い脱税できちゃうの?」
マーズ「できちゃうよ」
ゼラド「それで困んないの?」
マーズ「こまるよ」
ゼラド「じゃ、どうするの?」
マーズ「あきらめちゃう」
ゼラド「えぇ~!?」
マーズ「だって、しょーがないじゃん。
 ネットカフェ難民雇うのとはわけが違うんだから、マルサ動かすのっておカネかかるんだもん。
 苦労して1人から1億かっぱらうより、1億人から1円ずつ集めた方が手っ取り早いし確実だろー?
 だから、消費税とかサラリーマン税とか、問答無用で取れる税金が上がんのね」
ゼラド「あ、じゃあ、お父さんが最近税金が上がったってぼやいてたのって」
マーズ「元をたどってけば、スレイチェルちゃんちのせーだっていえないこともない」
スレイチェル「いわれてたまるか! うちだけに押しつけられても困る!」
マーズ「脱税が発覚したら、重加算税とかでえげつない額請求されるかんね。
 結局、マジメにキチンと納税すんのが一番の節税なんだよ」
スレイチェル「面白みのないことをいうロボだ!」
マーズ「いーっだ。どーせロボだもんね!」

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最終更新:2009年11月14日 11:10
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