19代目スレ 2007/10/30
'>>786 '>>787に便乗して、かなり遅いが中秋の名月ネタ
ルナ「今日はよい満月じゃなアル。」
アル「にゃぁ~ん。」
ルナ「ふふふ・・・・アルも嬉しそうだな。」
アル「にゃあ、にゃあ。」
ルナ「・・・・・。」
アル「にゃあ?」
ルナ「・・・・父様と一緒に見たかったの。」
クォヴレー「ルナ。」
ルナ「うわぁ!と、父様!どうして此処に!?」
クォヴレー「今日は中秋の名月という日らしいから、ルナと一緒に月を見ようと思ったんだ。」
ルナ「えっ・・・・?」
クォヴレー「(ガーン)・・・・嫌か?
なら俺は団子を作りにゼラドたちの所へ戻るが・・・・」
ルナ「いえいえいえいえ!!そんなことは!どうぞこちらへ!!
(アルすまん、先に部屋に戻っててくれ)」
アル「にゃぉん・・・・。」てってってってっ・・・・
クォヴレー「?そうか。じゃあ、座らせてもらおう。」
ルナ「はい!(だ、大チャンスじゃ!父様と一緒にお月見ができるとは・・・・!)」
ルナ「綺麗な月ですね。」
クォヴレー「ああ、そうだな。」
ルナ&クォヴレー「「・・・・・。」」
ルナ「(まっ、まずい!このままでは何の会話もできずに終わってしまう!)」
クォヴレー「(いい月だ・・・・。)」←すでに満足気
ルナ「とっ、父様!」
クォヴレー「何だ、ルナ。」
ルナ「うっ、あ、ええと・・・・(な、何でもいいから話すのだ、私!)」
クォヴレー「ルナ?どうかしたのか?(やはり俺と月を見たくなかったのか?)」
ルナ「(ええい!勢いにまかせてしまえ!!)と、父様は月に似ていますね!」
クォヴレー「え?」
し―――――――――――――――ん・・・・・
ルナ「(わ、わ、わ、わ、私の馬鹿ぁ―――!!)」
クォヴレー「・・・・俺が、月に似ている?」
ルナ「(しかも反応してるし!)そっ、そうです。髪の毛は綺麗な銀色ですし。
肌の色も白いですし。(も・・・・もう駄目じゃ・・・・。)」
クォヴレー「そうか?銀髪や色白のやつなんて他にもいると思ったが。」
ルナ「で、でも、皆を優しい光で包んでくれたり、夜道を照らして見守ってくれたりする月は、
多少違うかもしれませんが、並行世界を守る父様に似ています。」
クォヴレー「(////)」
ルナ「でも・・・・。」
クォヴレー「?」
ルナ「月は遠い。」
クォヴレー「ルナ・・・・。」
ルナ「いつも月は私を追っかけてくれるけれど、とてもとても遠い所にいて。
手が届かなくて・・・・。(何を言っておるのじゃ、私は。)」
クォヴレー「・・・・。」
ルナ「見えなくなったり隠れてしまったりする時もあって。見えるのに傍にいなくて。
・・・・寂し・・・・くって・・・・っ。(止まれ、止まるのじゃ・・・・)」
クォヴレー「ルナ・・・・。」
ルナ「・・・・っく、ご・・・・ごめんなさ・・・・。
(なんで泣いてしまうのじゃ。父様と一緒にいれて嬉しいはずなのに。)」
クォヴレー「ルナ。」ぐいっ
ルナ「!?」
ルナを優しく抱きしめるクォヴレー
ルナ「と・・・・父様・・・・?」
クォヴレー「俺が今日ルナの所へ来たのは。」
ルナ「?」
クォヴレー「・・・・月が綺麗だったからだ。」
ルナ「??」
クォヴレー「知ってるか、ルナ。
お前の名前は、地球の言葉で月という意味を持っているんだ。」
ルナ「えっ!?」
クォヴレー「俺も最近知ったんだが、神話に出てくる月の女神の名前らしい。」
ルナ「そんなの、初耳です・・・・。」
クォヴレー「だからな、今日が中秋の名月だと聞いて、急いでルナの所にきたんだ。」
ルナ「父様。」
クォヴレー「俺は、俺が月だとは思わない。」
ルナ「・・・・。」
クォヴレー「俺はルナが月だと思っている。見た目も似ているが、何よりもその心が。
だが、離れてはいない。いつも傍にいる。見えなくても隠れていても、その存在を忘れたりはしない。」
ルナ「父様。」ぎゅう
クォヴレー「並行世界にも月はある。そして、それを見ては、俺はルナを、皆を思い出す。
守られているように感じる。だからルナ。月は寂しいものではないぞ。」
ルナ「父様・・・・。」
クォヴレー「ルナ。」
ルナ「ひっく、うぇ、うわぁぁん!」
クォヴレーに抱きしめられながら泣くルナ
クォヴレー「・・・・俺はいつでも傍にいる。たとえ、離れていても。」
その後
ルナ「父様・・・・。」
クォヴレー「うん?」
ルナ「また、一緒に月を見てくださいますか?」
クォヴレー「ああ。」
ルナ「(父様、笑ってる・・・・。)」
クォヴレー「約束する。いつでも言ってくれ。」
ルナ「・・・・はい。」
ルナの笑顔は、それはもう幸せそうなものだった。
背後霊『ふん。バランガ家から掘り出した、昔懐かしの某美少女戦士の絵本を見たからここに来ただけだというのに。
それに月のない並行世界だってたくさんあ・・・・』
ディストラ「はいはい、アルちゃんよりも無粋な一名様ご案内~☆」
アル「にゃあ!」
背後霊『だ、誰がその猫より無粋だ・・・・!って、うおぉぉ、吸い込まれ!
くっ、その猫の名前がその作品の白猫の名前の略称っぽいって言おうと思ってた久保に釘をさしてやったり、
娘という言葉を絶対に使うなって忠告したりしたのに、こんなのあんまりだあああぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・!!』
中秋の名月過ぎてんのに何書いてんだ俺。
時期はハロウィンだってのに・・・・。orz
ルナファンの皆さん、ルナを泣かせてごめんなさい。
最終更新:2009年11月14日 11:15