アークのバレンタイン

16代目スレ　2007/02/15

ガラの悪い男Ａ｢なぁなぁ、俺達と遊ばないか？｣
ガラの悪い男Ｂ｢悪い思いはさせないよ？｣
レラ｢………………｣

アーク｢…………あのチンピラども、蜂の巣にされるぞ………｣

ガラの悪い男Ａ｢ねぇねぇ、なんか反応してくんない？｣
ガラの悪い男Ｂ｢怖がらなくていいんだぜ？｣
レラ｢……………｣

｢…………妙だな？普通ならもう蜂の巣どころか消し炭になっててもおかしくないんだが…………なんだかレラの顔色がいつもの三割八分二厘増しで悪いな。そのせいでビットが出せないのか？｣

ガラの悪い男Ａ｢反応ねえからこのまま持ち帰っちまうか？｣
ガラの悪い男Ｂ｢いいねえ！何も言わないし嫌なわけでもねぇだろ！｣
レラ｢………………｣

アーク｢…………ちっ…………しゃあねえな。おい！チンピラども！｣
ガラの悪い男Ａ｢あん？なんだテメェ？｣
ガラの悪い男Ｂ｢俺らこの娘と話してんだけど邪魔しねぇでくれるかな？｣
レラ｢……………｣
アーク｢ものの見事にパターン化された台詞だな…………台本でもあんのか？あと俺も最近知ったんだがテメェの語源は『手前』で自分の事を指すんだそうだ。つまり、自分で自分に問いかけてる訳だ。まさにアフォだな｣
ガラの悪い男Ａ｢なっ…………｣
ガラの悪い男Ｂ｢野郎！｣
アーク｢へっ、やる気かよ？｣

ジキミ｢こいつを喰らいな！ジキミ・マジック！｣

柄 悪男 い｢な、なんだ！？｣
柄 悪男 ろ｢名前が！？｣

アーク｢もらったっ！ライトニング・アサルト(という名の顔面・鳩尾・金的の三所蹴り)！！｣
柄 悪男 い｢℃＄￥￡＃￠ﾓﾙｽｧ※▲◇◎■▽▼ﾇﾙﾎﾟωｶﾞｯ★○●☆＠｣
アーク｢どうだ？まだやるか？｣
柄 悪男 ろ｢ひいぃぃっ！｣
柄 悪男 い｢ｿﾚﾊﾜﾀｼﾉｵｲﾅﾘｻﾏﾃﾞｽ｣

アーク｢へっ………大丈夫かレラ公？｣
レラ｢……………｣(顔色白いの通り越して輪郭が薄くなっている)
アーク｢………………うん、とりあえずお前には休息が必要だ今すぐに｣

レラ｢…………ん……………｣
アーク｢おお、気付いたか｣
レラ｢………こ…………ど………こ……？｣
アーク｢俺の部屋｣
レラ｢……………｣
アーク｢ちょ、待て、ビット出すな｣
レラ｢………服………変………って……｣
アーク｢咲美だよ。俺は甲斐甲斐しく看病してたってわけだ。ビット出せる用だし、大分回復してきたな。輪郭薄れてたぞお前？｣
レラ｢……ご………め……｣
アーク｢あん？｣
レラ｢………迷………惑……か………て……｣

アーク｢なんだよ？妙にしおらしいな。それに迷惑かけられたなんざ思っちゃいねえよ｣
レラ｢…………………｣
アーク｢……………まぁ、そう思ってるなら体を使った看病を……(ｼﾞｬｷｯ)……ｽｲﾏｾﾝ失言ﾃﾞｼﾀ｣
レラ｢……ジキミ…………分際……で……｣

アーク｢はははっ。そうそう、それでいいんだよ｣
レラ｢…………あ……り…………と……｣
アーク｢………………(ﾆﾔﾆﾔ)え？なんだって？よく聞こえなかったから拡声器ばりの大音量で(ﾋﾟｷｭﾝ)｣
レラ｢……次………当て………｣
アーク｢ｽﾐﾏｾﾝﾃﾞｼﾀorz｣

レラ｢……私……………荷物………｣
アーク｢ん？あぁ、このバッグか？ほれ｣
レラ｢………………｣(ｶﾞｻｺﾞｿ)

レラ｢………………｣(ｽｯ)
アーク｢………………えっと、これ、チョコ？｣
レラ｢………………｣(ｺｸ)
アーク｢………………………………｣
レラ｢………日付………変わっ……………けど……………｣
アーク｢…………………………………………………｣

レラ｢…………………｣

アーク｢…………………( 0M0)ｺﾚｸｯﾃﾓｲｲｶﾅ｣
レラ｢………何………か……………混ざ………｣
アーク｢はっ！？すまん、なんか受信してた。それじゃ、有り難く受け取らせて頂きます｣
レラ｢……う……ん…………｣
アーク｢…………さって、お前の家にはもう連絡入れといたからそのまま寝てろ。水差しはベッドの横のテーブルにあるから喉渇いたら飲んどけ。俺はリビングのソファーで寝る。おやすみ｣

レラ｢………ジキミ…………顔…………赤…………｣
アーク｢お前もな(ﾋﾞｼｭｳ!)……………ｵﾔｽﾐﾅｻｲ｣
レラ｢………おや……み……………アーク……………｣
アーク｢！……………………おう｣

以上。もはや後悔も反省も無い。