16代目スレ 2007/02/16
ゼラド「ただいまぁ~。あれ、お姉ちゃんどうしたの。自転車なんか乗って」
ディストラ「そういえば私、自転車乗れないの。
練習しようかと思って」
ゼラド「機動兵器が自転車乗れなくても、気にすることないと思うよぉ~」
ディストラ「私自身納得できないの!
このままだと自転車に負けてるみたいで、自分で自分を許せないのよぉっ!」
ゼラド「お姉ちゃん、自転車となにかあったの?」
ディストラ「あの、練習、手伝ってもらえるとうれしいんだけどぉ~」
ゼラド「うん、いいよ! じゃ、わたしが荷台支えてるから、漕いでみて!」
ヨタヨタヨタ
ディストラ「きゃーっ! 進んだ、進んだ! 見て、私は今、自転車に勝ったのよ!
ゼラドちゃん、見てる!? って、きゃあぁぁ~!」
ガシャーン!
ディストラ「もうっ! 支えてるっていったのにぃ~、嘘つきぃ~!」
ゼラド「えぇっと、なんていうか、ゴメン・・・」
クォヴレー「なんだ自転車はこんなところにあったのか。
ディストラ、スーパーに買い物に行くから、自転車使うぞ」
ディストラ「いけませんご主人様! 自転車に颯爽と跨らないでぇっ!
あぁっ、右折するときに手信号までして!」
ゼラド「ふぇ~、お兄ちゃん、自転車に乗る姿もカッコいいなぁ」
ディストラ「自転車なんて、自転車なんて・・・!
私の方が、絶対ご主人様のこと、気持ちよく乗せてさしあげられるのに・・・!」
ディストラ「ねぇ、いいじゃないですかぁ~。
自転車、買ってくださいよぉ~。
テスラ研とかにお願いすれば、私が乗れる自転車だって作れるでしょぉ~」
クォヴレー「必要ない。自転車ならゼオラが買い物に使ってるのがあるだろう」
ディストラ「イヤですイヤですぅ!
私専用の自転車がいいんですぅ! 五段変速の付いたのがいいんですぅ!」
クォヴレー「そんなに自転車が好きなら、自転車屋の機動兵器になれ」
ディストラ「うわぁぁ~んっ! イジワルぅ~!」ジタバタ
イングラム「なぁ、なんだよこの、昭和の一風景」
ハザリア「ぬああああああああ!!!」(ガシャーン!)
ルナ「うわ!?た、たわけ!こちらに倒れてくるなきゃぁぁぁっ」(ガシャーン!)
ルル「まあお二人とも、ゾクゾク来るような見事なこけっぷりですわw」
ルナ「イタタ・・・私はこけてなどいない!この痴れ者に巻き込まれたのだ!」
ハザリア「黙れ!黙れよ!!この俺のクッションとなったのだ!逆に感謝しろ!」
ルナ「ふざけるな!!」
ハザリア「だいたいなんだこのジテ・ン・シャーなる乗り物は!補助AIどころかオートバランサーすら付いておらんのか!」
キャクトラ「まあゼ・バルマリィにはない乗り物ですからね、自転車」
ルナ「そういうそなたは楽々と乗りこなしておるではないか・・・」
キャクトラ「ええと・・・普通だと思いますが」
ルル「普通なら乗りこなせるものを乗りこなせない・・・つまり普通以下w」
ハザリア「フハハハハ!ルナ!情けない奴!サンリン・シャー辺りからやり直したらどうだ?ああーん?」
ルナ「お前が言うなこのうつけ!お前こそ人類に進化するところからやり直せ!」
ハザリア「なにおう!?」
キャクトラ「二人とも運動神経はいいはずなのに何故乗れないんでしょう・・・?」
ラン「し・・・・・しっかり持っとってな・・・?」
ゼフィア「応」
ラン「・・・・・よっ・・・・ほっ・・・・」
ゼフィア「・・・・」(手を放す)
ラン「ゼ、ゼフィアちゃん・・・ちゃんと支え・・・
ゼフィア「後ろを振り返るな!」
ラン「え?ちょっ、ウソきゃぁぁああああ!!」(ガシャーン!)
ゼフィア「(何故平均台の上で目を瞑ってのバク宙が出来るバランス感覚の持ち主が自転車に乗れんのだ・・・)」
ラン「嘘吐きィ・・・・支えとる言うたのに・・・」
ゼフィア「その台詞が許されるのは小学生までだ!」
ラン「なんで皆こんなんスイスイ乗れるんやろ・・・?地球人恐るべしやわぁ・・・」
ゼフィア「俺はバルマー人ビックリだ」
ハザリア「ところで妹よ、お前はさっきから見ているだけだが・・・・乗れるのか?」
ルル「(ビクッ)」
ハザリア「クククク・・・・この兄だけ恥を晒すような事はよもやないだろうな・・・・」
ルル「わ、ワタクシ急用を思い出しましたのでこの辺で・・・」
ルナ「逃がさん!!」
ルル「!?」
ハザリア「さあ共に土にまみれようではないか!これぞ兄妹愛!!」
ルル「イヤァァァァァァーーー!!!」
キャクトラ「・・・え?もしかして乗れるの・・・私だけ!?」
最終更新:2010年01月18日 03:41