1年生の撮影会

16代目スレ　2007/02/17

ピンポーン
ゼラド「ハ～イどなた様で…、ルルちゃん、真龍ちゃんにラッシュ君」
ルル「ごきげんようゼラド様、あの、アオラ様とクォヴレー様は」
ゼラド「アオラは本買いに行っちゃったけど、そういえば『ルル達が来たら適当に始めといて、と伝えて』
　って言ってたけど、お兄ちゃんにまで用って？」
ルル「それは「衣装を着ての撮影らしい」
ゼ・ル「お兄ちゃん」「ごきげんようクォヴレー様」
久保「アオラから『ルルからの推薦でぜひ着てほしい衣装がある』
　という話が以前からあってな、今回で撮影ということになったわけだ」
真龍「いつもご協力ありがとうございます。おかげで素晴らしいものに仕上がりました」
ゼラド「へぇーお兄ちゃんのコスプレ撮影会かぁ。……私も見学させてもらっていいかな」
ルル「それはもちろん、というより見なければ一生後悔しますわよ」

久保「この衣装とマントと仮面は……」
ラッシュ「それは今話題の深夜アニメ『コードゼスト／反逆のルルーシュウ』、
　主人公ルルーシュウの衣装です。俺と真龍の自信作ですよ。あ、学園の制服もありますよ」
ルル「この違和感のなさ…、やはり私の眼に狂いはありませんでしたわ」
ゼラド「お兄ちゃん……、カッコいい……」（ｷﾗｷﾗ）
真龍「主人公二人が女性にも大人気なんですよ。ちなみに私はマサク派」
ルル「私は断然ルルーシュウ派ですわ。さて、撮影を始めましょう。
　まずは左手を右目が隠れるように顔の前にかざしてくださいませ」
久保「こうか？」
ルル「なんで体を反らして手をグッパグッパしようとしてるんですか！！
　でもその悪そうなニヤケ顔はじつにルルーシュウ的ですわ！」
ゼラド「後で数枚現像してもらっていいかな？　ルナちゃんやお姉ちゃんにも見せてあげたいし」
ルル「もちろん構いませんわよ。ではクォヴレー様、
　次はこのゼストの模様の入ったコンタクトを……」

　そんな感じで撮影は進み……

アオラ「ただいまー、おっ、始まってる始まってる」
ル・ラ・真「お帰りなさいませアオラ様！」「お帰りなさい」「遅いぞアオラ」
アオラ「ゴメンゴメン、それにしてもさすがクォヴレー兄ちゃん、似合いすぎ…」
ルル「ところでアオラ様この衣装をご覧になってくださいませ」（ﾆｯｺﾘ）
アオラ「これマサクの制服とパイロットスーツ、しかも俺のサイズ…、まさか……」
ルル「そう！　アオラ様もコレを着て参加していただきますわ！！　真龍、手伝って！」
真龍「はい！！」
アオラ「ちょ、ちょまっｔ（ｒｙ」

ルル「ハァハァ…、す、素晴らしいですわ…。
　私も思わずマサク派に乗り換えてしまいそうです……」
アオラ「ひ、ヒドイよ…。言われたら自分で着替えるのに……」
真龍「ご、ごめんなさい。でも本当に似合ってますよ」
ルル「ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ、ではアオラ様、クォヴレー様に覆いかぶさって
　顔をギリギリまで近づけて……！！（ﾊﾟｺﾝ！）イタッ！」
ラッシュ「落ち着け。ていうか自分にとって『アレ』な人に
　そんな事させるのはどうかと思うぞ…」
ルル「そ、そうですわね、ちょっと調子に乗りすぎましたわ。
　申し訳ありません、アオラ様、クォヴレー様…」
アオラ「いいってそんな気にしないで。そうだ！　姉ちゃんも一緒に撮らない？」
ゼラド「エッ、私！？」
真龍「じつはゼラドさんの衣装もいくつか用意してあるんですよ」
ルル「ヒロインの服を着て主人公との甘いツーショット…きっといい画が撮れますわ」
ゼラド「やる！　やります！！」
真龍「ではこの中から衣装を選んでください」
ゼラド（ワクワク）
キャリコ（ｶﾞﾗｯ）「よおアイン！　どうだ？　久しぶりに一杯…」←勝手にあがりこんだ
久保「黙れオレンジ！！」
キャリコ「ヒィッ！？　そんな…俺はただ飲みに誘っただけなのに…、
　そんな…、ああぁぁぁぁんまりだあぁぁぁぁぁぁぁぁ～～～！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ…
久保「はっ！？　ま、待てキャリコ！　俺はそんなつもりでは！　口が勝手に…」ﾀﾀﾀ…
ゼラド「あっ、お兄ちゃん！　行っちゃった…、
　お兄ちゃんと甘いツーショット…（´･ω･｀）ｼｮﾎﾞｰﾝ」
アオラ「そんなに落ち込むなよ姉ちゃん…、帰ってきたら続きやろうよ」
ルル（さすがクォヴレー様、身も心もルルーシュウになりきるとは…、さすがですわ）

その後、街で漆黒の衣装を身にまとった久保の姿が多数目撃され、
『アニメキャラが現実世界に出てきた！？』
『コードゼスト／反逆のルルーシュウ実写化か！？』
などの噂が広まる事になるのはまた別のお話。

？？？「『コードゼスト』実写化の布石のために今回の事態を仕組んだのも私だ」