2人のゴッツォ

15代目スレ 2006/11/28

pipipipi
ラオデキヤ「はいはーい。余はラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォであるー。
 えー、うん、そう。野良メギロートの群れに遭遇しちゃってさぁ、輸送船、立ち往生なのだー。
 え、ドッキングベイまで迎えに来てくれるの? ありがとー!」
ユーゼス「・・・くくっ、と吹き出すのも私だ」
ラオデキヤ「なにか?」
ユーゼス「いや。自分も姓がゴッツォというのも私だ」
ラオデキヤ「えー、ウソ、ちょーぐーぜん! ねぇねぇ、出身どこ?
 余は第7培養カプセルなんだけど」
ユーゼス「乾杯をしようか、と提案するのも私だ」
ラオデキヤ「二人のゴッツォに?」
ユーゼス「この出会いをもたらしてくれた、野良メギロートに」

――ねぇ、ユーゼス。
  思えば初めて出会ったあのときから、余の名は汝の裏死海文書に書き込まれていたのだな。

ラオデキヤ「うぅ~。余、培養カプセルから出て初めての艦隊司令なのだ。緊張しちゃうな~。
 なぁ。汝は第7艦隊になにしに行くのだ?」
ユーゼス「ウルトラマンになるためだと即答するのも私だ」
ラオデキヤ「え、すごーい! 余、大きな目標持ってる仮面って尊敬しちゃう!
 断然応援するね!」
ユーゼス「ならば集めてもらおうと要望するのが私だ。
 ラプラスコンピュータ、ゲッター線、地球版裏死海文書、カラータイマー、ザクレロの劇場用デザイン・・・」

――余は虚無への回帰とか、かなり信じちゃうタチだから、
 汝との出会いは、破滅への序曲だったと思うんだ。

ユーゼス「さぁ見るがよい! と促すのも私だ!
 これこそズフィルードクリスタルの真の姿だと披露するのも私だ!」
ラオデキヤ「余は・・・、余はラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォである!」

――ねぇ、ユーゼス。
 あのとき一緒だった女帝オレアナの残骸、まだそのままにしてあるよ・・・・・・。

破滅に恋するゴッツォと、破滅にひた走るゴッツォ。
二人が出会ったとき、絶望の宴が始まる。

ハザリア「なぁルルよ。貴様、故人をこんなことに使っていると、
 そのうちバチが当たるぞ」
ルル「黙らっしゃい黙らっしゃい!」

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最終更新:2010年02月17日 00:12
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