15代目スレ 2006/12/07
流れ仏陀斬りお料理ネタ
イングレッタ「料理を習いたいのだけど」
ゼラド「へ?」
イングレッタ「適当なものでいいわ。とりあえず一品だけ」
ゼラド「ど、どしたの急に?今までぜんぜん興味なさそうだったのに」
イングレッタ「気まぐれよ」
ゼラド「嘘だね」
イングレッタ「意外に鋭いのね。イングラムが私の手料理が食べたい。食べれたら死んでもいい。とか言ってるらしいの」
ゼラド「叔父さんもう死んでない?」
イングレッタ「死人がもう一回死ねるのかは知らないけど、そこまでいうなら聞いてあげてもいいかと思って」
ゼラド「グレちゃん優しいんだねw」
イングレッタ「そう?私はいつでも優しいわ」
ゼラド「といっても私まだまだ人に教えられるレベルじゃないし・・・」
イングレッタ「適当な人を知らない?適当とは適切で妥当という意味よ」
ゼラド「適切で妥当・・・・あ、いる!」
ラン「ウチが?」
ゼラド「はい!」
イングレッタ「お願いするわ」
ラン「ウチはかまわへんけど、もっとお料理上手い人いてはるんやないかなぁ?スレイチェルちゃんとか」
ゼラド「いきなり先輩レベルは勇み足かなぁと・・・料理は魔法とか言い出しそうで・・・」
イングレッタ「錬金術が台所に縁が深いのは知っていたけど、魔術もそうだとは初耳だわ」
ラン「なんや不思議な子ぉやなぁw」
ゼラド「それにホラ!ランさんてなんというか・・・お母さんって感じするじゃないですかw」
イングレッタ「類似的な印象は感じなくもない」
ラン「お、お母さん・・・?ウチ、そないな歳に見えるんやろか?」
ゼラド「大丈夫です!まだまだお若いですよ!」
イングレッタ「ゼラド、そのフォローは傷口に塩を塗りこむようなものよ」
ゼラド「え?」
イングレッタ「独り身そうだというべきね」
ラン「その突っ込みもきっついとおもうけど・・・・ま、ええわ。早速はじめよかw」
ラン「手、洗った?」
イングレッタ「ええ。・・・割烹着なんてはじめて着たわ」
ラン「ほな無難なとこで肉じゃがあたりからはじめよかw」
イングレッタ「肉じゃがとは?」
ラン「ま、まあ作れば分かるわ」
イングレッタ「それもそうね」
ラン「ええと・・・なんで包丁逆手に構えとるの?」
イングレッタ「接近戦では武器の所持を相手に悟らせない事も重要なアドバンテージ」
ラン「接近時は腱を切断されないよう手の甲は相手に向けないよう・・・・って料理にナイフファイトはいらへんて!」
イングレッタ「・・・・あなた、意外と実戦慣れしてる・・・ではこうかしら?」
ラン「まるで猫科動物が爪を立てるが如き異様な掴み!ってなんでやねん!?」
イングレッタ「冗談よ」
ラン「クールな顔してボケる子やなぁ・・・」
イングレッタ「突っ込み上手ね」
ラン「包丁大上段に構えるのはあきまへん」
イングレッタ「・・・」
ラン「正眼にすればいいってもんやない」
ラン「料理の基本はさしすせそ」
イングレッタ「さしすせそ」
ラン「なんでさしすせそいいながら味醂入れようとするの!?」
イングレッタ「・・・だいたい把握できたわ」
ラン「ん。ええ出来やw合格!(結局丸一日以上かかってもうたなぁ・・・)」
イングレッタ「最後まで教えてくれて、感謝するわ。どうもありがとう」
ラン「いやぁwそんな面と向かって言われるとこそばゆいわぁw」
イングレッタ「お母さんと呼んでもいいくらい」
ラン「それは堪忍したって・・・」
イングレッタ「冗談よ」
ラン「そ、そう?(・・ええ子やねんけどなぁ・・・)」
イングレッタ「覚えていられるかは分からないけど、また会いたいわね」
ラン「?」
イングレッタ「どう?」
イングラム『お、美味しいけど・・・この量は・・・』
クォヴレー「・・・・・・もう食べられない」
イングラム『根性出せ久保!死ぬ気で全部食べろ!』
クォヴレー「・・・そもそも背後霊、お前が乗り移っていても実際食べるのは俺だ・・・」
イングレッタ「(無理しなくてもいいのに)」
お眼を汚すばかりの・・・
最終更新:2010年02月17日 00:04