ヴィレアム酔いつぶれ

31代目スレ 2009/12/26

ヴィレアム「今年のクリスマスこそゼラドと進展しようと思ってたのに、
 ついついバンドのライブをやってしまい、
 打ち上げで調子こいて酒飲んじゃって、気が付いたら26日でした」

レラ「・・・・・・、・・・・・・、・・・・・・」
キャクトラ「バカじゃないのか、バカじゃないのか、バカじゃないのか、
 と、レラ殿3連呼だ」
ヴィレアム「うるさいよ!
 だいたい、レラがしれっとした顔でカルピスサワーなんか飲んでるから、
 俺もお酒だと思わずにうっかり口にしちゃったんだよ!」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「責任転嫁とはいかにもお前らしいけど男らしくないぞ、と私もレラ殿に同感だ」
ヴィレアム「だいたいレラは全然もの食べないくせに、
 なんで水分だけカプカプ飲めるんだよ!」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「ドラムは汗かくからな、とレラ殿かなり充実したお顔だ!」
ヴィレアム「そういえばキャクトラもカルピスサワー飲んでたのに、全然酔っぱらってないよな」
キャクトラ「なんと。妙な味がすると思ったら、あれはアルコールだったのか」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「お前、小さいころ親父さんの晩酌に付き合ってたんじゃないのか、
 ですと。そういえばそんな記憶が」
ヴィレアム「はっ、待てよ。ひょっとして俺は、酒に弱いんじゃないだろうか」
キャクトラ「まあ強くはないだろう」
ヴィレアム「不味い! 酒に弱いなんて、ゼラドに知られたら軽蔑される!」
キャクトラ「むしろ強い方が軽蔑されそうだぞ、友よ!」
ヴィレアム「こうしちゃいられない! アルコールに慣れなくては!」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「女子はそういうの大して気にしないぞ、とレラ殿はご指摘なさっているが」
ヴィレアム「なにをしているんだキャクトラ!
 すぐに父さんのスーツをこっそり着て酒を買いに行くんだ!」
キャクトラ「友よ! その行為はすでにちょっと痛い!」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「一応女子いるんだから、もうちょっと意見を参考にしろよ、
 とレラ殿も若干呆れ顔だ!」

 【レシタール家】
ヴィレアム「・・・・・・ぅおえっぷ」
レイナ「なんでウチに連れて来ちゃうのよ!」
キャクトラ「イェーガー家には誰も居らず、
 案の定さっくりと酔いつぶれてしまった友をひとりにしておくのは危険だと判断して、
 お隣のレシタール家に連れてきた次第!」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「逆隣のバランガ家に連れて行こうものなら、
 後日果てしなく愚痴られるからな、と我ら会心の心遣いだ!」
レイナ「あんたたちって、なんか妙に仲いいわよね」
ヴィレアム「うぇっ」
レイナ「あ、もう、しょうがないわね。居間に運んでよ。
 うちだって今日、両親いなんだけど」
キャクトラ「承知した。さ、行くぞ、友よ」
ヴィレアム「う~」
レラ「・・・・・・」
レイナ「ねえ、ちょっと! レラなにいってるか分かる?」
キャクトラ「ああ、ちょっと台所を貸してくれと仰りつつ、スタスタと歩いていなさる」
レイナ「あんた、料理なんか出来るの?」

 【台所】
レイナ「お粥ね。けっこうあっさり作っちゃうのね」
レラ「・・・・・・」
レイナ「えっ、なに?」
キャクトラ「お前が持っていってやれと、
 レラ殿はレイナにお粥を手渡そうとしていなさるのだ!」
レイナ「はあっ! なんであたしが」
レラ「・・・・・・」
レイナ「お前が作ったことにしておけと、レラ殿会心のサムズアップだ!」
レラ「・・・・・・」
レイナ「レラ! ろくに会話したことないあたしに、あんたってなんてイイ子なの!」
レラ「・・・・・・」

キャクトラ「気にすんなよ、などとレラ殿がイイ横顔をしている間にも、
 レイナはすでに行ってしまわれましたが」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「は? もう帰るのですか? しかし、友があんなでは」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「あとはもうめんどくさい。お粥はただ練習しただけだし、
 とは、一体?」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「風邪を引いたときはお粥だろうけど、
 悪酔いしたときのお粥はふさわしいのかよくわからない、
 なるほど! そういえばそのとおりです!」
レラ「・・・・・・」
キャクトラ「しかしレラ殿、練習とは一体? なんのための練習です?
 あっ、ちょっと、レラ殿、レラ殿~!」

 【居間】
ヴィレアム「いま、卵は・・・・・・っ」
レイナ「あっ、ちょっと、ここで吐かないでよ! もう、しょうがないわね!」

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最終更新:2010年12月23日 13:34
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