31代目スレ 2010/2/20
【パチンコ屋の前】
ゼフィア「うぅ・・・・・・っ、ジョーが、ジョーが」
ミスティリカ「あらあらゼフィア先輩、また、また、まぁた負けちゃったんですね」
ゼフィア「・・・・・・やめねば、パチンコは本当にやめねば」
ミスティリカ「あらあら、そんなこといわずに、
今日は仕切り直しで、また明日勝負すればいいじゃないですか」
ゼフィア「うぅ・・・・・っ」
ぺち
タカヤ「君は、いい加減ゼフィア先輩をギャンブルにのめり込ませるのをやめろ!」
ミスティリカ「なによ、またあなたなの。
なんの権利があって、わたしの邪魔をするのよ。
ホモなの? ねえ、ゲイなの?」
タカヤ「ただの後輩だ!」
ミスティリカ「だったら邪魔をしないでちょうだ。
こっちは、陵辱してもらえるか否かの瀬戸際なんだから!」
タカヤ「どうやら・・・・・・、君のようだな・・・・・・っ、やっぱり・・・・・・っ。
黒幕・・・・・・っ、圧倒的黒幕・・・・・・っ!
ダメなんだ・・・・・・、ゼフィア先輩を更生させるには・・・・・・、本人を説得しても・・・・・・っ、
君だ・・・・・・、君なんだ・・・・・・っ!
資金源・・・・・・っ、ゼフィア先輩に融通してる・・・・・・、君を潰さないと・・・・・・」
ざわ・・・・・・
ミスティリカ「ふふ・・・・・・、ふふふ・・・・・・、
できるのかしら・・・・・・、できるのかしら、あなたに・・・・・・っ!
地球人の・・・・・・、圧倒的地球人である、あなたに・・・・・・っ!」
タカヤ「やるさ・・・・・・、やってやる・・・・・・」
ミスティリカ「ふふ・・・・・・、ふふふ・・・・・・、勝負は?」
タカヤ「麻雀だ・・・・・・!」
【ナンブ家 雀卓】
マーズ「おれぁー、あの筋肉ダルマがどーなろーが、どっちだっていーんだけどね」
タカヤ「頼むよ、ゼフィア先輩のためなんだ」
タン
ゼフィア「・・・・・・」
タカヤ(ゼフィア先輩・・・・・・、字牌切り・・・・・・っ。
強気・・・・・・っ、圧倒的っ、超強気・・・・・・っ!
ここのところギャンブルにのめり込んでいたせいで、ムダに勝負度胸が強くなってる・・・・・・!
おそらく・・・・・・、張り込んでる・・・・・・、テンパイを・・・・・・っ!
でも・・・・・・、下策・・・・・・っ、それは下策・・・・・・っ!
その慎重さが・・・・・・、命取り・・・・・・っ、この勝負では・・・・・・っ!)
マーズ「はい、どんじゃらー。ツモのみ」
ゼフィア「うぅ・・・・・・っ!」
タカヤ(早上がり専門・・・・・・っ、マーズ・・・・・・っ!
満貫狙いで勝負を賭けているゼフィア先輩との相性は・・・・・・、最悪!
この勝負・・・・・・、脅威じゃない・・・・・・、ゼフィア先輩は・・・・・・!)
ミスティリカ「あら、そのツモ、無効よ」
マーズ「うにゃっ!?」
ミスティリカ「地和」
ざわ・・・・・・っ
タカヤ(やはり・・・・・・っ、彼女・・・・・・っ、レックス・・・・・・、
ミスティリカ・レックス・・・・・・っ!
彼女こそが肝要・・・・・・、超A級人物・・・・・・っ!
彼女を潰さない限り・・・・・・、戻せない・・・・・・っ!
ゼフィア先輩を・・・・・・、真人間に・・・・・・っ!)
ざわ・・・・・・ ざわ・・・・・・
ミスティリカ「うふふ、分の悪い賭けはどうでもいいのよ、重要なことじゃない」
タカヤ「いまのうちだけだ・・・・・・、吹かせていられるのも・・・・・・、そんな余裕風・・・・・・っ!」
ミスティリカ「でもそれって根本的な陵辱になりませんよね?」
タカヤ「リーチだ・・・・・・っ!」
ミスティリカ「く・・・・・・、落ち着くのよミスティリカ、こんな見え透いた挑発に・・・・・・!」
タン!
ミスティリカ「通ったかしら?」
タカヤ「・・・・・・通しだ」
ミスティリカ「ふぅ、楽しい半荘でしたね」
じゃらじゃらじゃら・・・・・・
タカヤ(流局・・・・・・っ!
でも・・・・・・、いまのリーチが通らなかったのは痛い・・・・・・!
逃げていく! 熱気・・・・・・! 勝負運・・・・・・! ギャンブルの、ヒリつき・・・・・・!)
じゃらじゃらじゃら・・・・・・
ゼフィア「むぅ・・・・・・」
マーズ「あ~、配牌わりーなー」
ミスティリカ「ふふ、アトリームにも麻雀はありましたよ。
地球のより、はるかに高レートなね」
タカヤ(ゼフィア先輩・・・・・・、長考・・・・・・っ!
マーズも配牌が悪いらしい・・・・・・っ!
やはり、注意すべきは・・・・・・っ!)
ミスティリカ「リーチやテンパイは・・・・・・、ささいなことよね?」
タカヤ(テンパイ・・・・・・、なんだ・・・・・・、待ちは・・・・・・!
捨て配からして・・・・・・、マンズ、いや、ピンズ・・・・・・?
タイミングからして・・・・・・、カンチャン待ち・・・・・・!?)
ミスティリカ「いやあ、三面待ちは強敵でしたね」タン
タカヤ「うぅっ!」
タカヤ(放銃・・・・・・! 痛恨の放銃・・・・・・!
やられた・・・・・・! 余裕の三面待ち・・・・・・!
この女・・・・・・、三味線使い・・・・・・っ!)
ミスティリカ「ん~、ミスティリカ、ル=コボルさんにもよく優柔不断だっていわれるから」
タカヤ(なにが・・・・・・っ! かたくなにゼフィア先輩に迫るくせに・・・・・・!
いっそ、よかった・・・・・・、優柔不断なほうが・・・・・・!)
ミスティリカ「えーと、そうだ! 実はわたし、ルールよく知らないんです」
タカヤ(持つな・・・・・・、聞く耳・・・・・・!)
ミスティリカ「わたしだって放銃してくれるひとがいればロンしますよ、ロボちゃん!」
マーズ「うにゃっ!?」
タカヤ(気が付けば・・・・・・、ミスティリカさん、トップ・・・・・・、圧倒的トップ!
必要だ・・・・・・、ひと刺しが・・・・・・! 痛恨のひと刺しが・・・・・・!)
ミスティリカ「箱を見てみましょうよ。地球のレートはわかんないけど、点棒がいっぱいでしょ?」
タカヤ(く・・・・・・、どうする・・・・・・!?
ダメ・・・・・・、長考はダメ・・・・・・っ! マーズの手を潰してしまう・・・・・・!
仇になった・・・・・・、コンビ打ちが・・・・・・!)
マーズ「んーと、チャンカン」
タカヤ「うぐっ・・・・・・!」
タカヤ(バカ・・・・・・っ! おれのバカ・・・・・・っ!
そうこうしてるうちに、ドベ・・・・・・っ、圧倒的ドベ・・・・・・!
上がらなきゃ・・・・・・! なんとしてでも上がらなきゃ・・・・・・!)
ざわ・・・・・・ ざわ・・・・・・
タカヤ(とはいえ、これは賭け・・・・・・! 分の悪い賭け!
あまりにも運否天賦・・・・・・っ!)
タカヤ「・・・・・・だ」
ミスティリカ「え?」
タカヤ「倍プッシュだ・・・・・・っ!」
ミスティリカ「なっ!?」
マーズ「しょーきかい、おにーさん! いまのナガレでそんなこと!」
タカヤ「ヒリつかないんだよ、こんなレートじゃ・・・・・・っ。
勝負・・・・・・! 死線・・・・・・っ! かいくぐらなくちゃ・・・・・・っ!
追い込む・・・・・・っ! 自分自身・・・・・・っ!」
ミスティリカ「ふふ・・・・・・、ジャンキー、なかなかの・・・・・・ギャンブルジャンキー・・・・・・っ!
曇るわ・・・・・・、眼鏡・・・・・・、うっすらと・・・・・・!」
じゃらじゃらじゃら
タカヤ(ミスティリカさんは・・・・・・、慎重・・・・・・っ!
あまりにも慎重・・・・・・っ!
ゆえに・・・・・・翻る・・・・・・! 手牌・・・・・・!
見せたがらぬ・・・・・・捨て牌・・・・・・!)
ミスティリカ「そんなこといって、わたしなんて二連勝ですよ」
タカヤ「ロン!」
ミスティリカ「なっ!?」
タカヤ「ロン、ロン、ロォ~ン!」
タカヤ「大三元、字一色・・・・・・! 直撃・・・・・・!」
ミスティリカ「うぅっ!?」
タカヤ「ハコだな・・・・・・、ミスティリカさん・・・・・・っ!」
ミスティリカ「・・・・・・なし」
タカヤ「は?」
ミスティリカ「なし、な~し、今夜の勝負、なぁ~し!」
マーズ「見苦しーな」
ミスティリカ「地球は法治国家・・・・・・! 私的なギャンブルは、認められてませ~ん!」
タカヤ「大丈夫さ」
ミスティリカ「は?」
タカヤ「君は、バイトしたおカネを全力でゼフィア先輩にまわしてあげるほどの頑張り屋。
きっと、巻き返せるさ・・・・・・、貯金・・・・・・!」
ミスティリカ「なにを」
タカヤ「地道に行こう!」キラン
ミスティリカ「どの口が!」
【後日】
ミスティリカ「ねえねえゼフィア先輩。
スパロボの『実は作ってました』っていう新作が、実はパチンコだっていう噂がありますよ?」
ゼフィア「その情報を俺に伝えて、どうするつもりだ」
タカヤ「なんの意味もない・・・・・・っ! あの勝負に・・・・・・っ!」
最終更新:2010年12月23日 13:43