【種別】
人間
【初出】
VI巻
【解説】
吉田一美の弟。彼女とは三つ違いの中学一年生で、姉とは違ってはしっこい少年。“
紅世”とは無関係の一般人。なんだかんだいって姉思い。
S巻収録の外伝『セレモニー』では、姉の一美の誕生日二日前に姉の想い人である
サカイと
見知らぬ女の子が「仲良く」一緒に歩いている(ような)現場を目撃し、その夜に一美から(表向きの)事情を聞き、姉の一美がサカイを巡って「シャナ」と
三角関係になっていることを知り、坂井悠二に敵愾心を抱いた。
姉の誕生日前日には、ある思惑を持って姉の友人で自分も知っている
緒方真竹に相談を持ちかけるが、緒方が所用で時間が取れなかったので、緒方に
マージョリー・ドーを紹介され、さらにそのマージョリーに『
万条の仕手』
ヴィルヘルミナ・カルメルを紹介され、話が広がっていった。
姉の誕生日当日に健は、朝にとある喫茶店でマージョリーやヴィルヘルミナと打ち合わせをした後、吉田家で行われる誕生日パーティーに何食わぬ顔で参加する。そのパーティーの中で坂井悠二に対して四つのいたずらを仕掛ける。最初の三つは坂井悠二に対する嫌がらせで、姉の一美を怒らせた。しかし、最後の一つは健が部屋の照明を消した次の瞬間に、打ち合わせ通りに吉田家に密かに潜入していたヴィルヘルミナが、一美と悠二を(
フレイムヘイズとしての力を使って)純白のウェディングドレスとタキシードに一瞬で着替えさせるという粋ないたずらであった。これに気付いた一美は、嬉しさのあまり健に抱きついてしまう程であった。
そうして撮影された記念写真は、姉の一美にとって大切な思い出となった。
最終巻では、
御崎市の復元を行うことで御崎市の人々に響いた坂井悠二の声を聞いた。
最終更新:2025年01月10日 19:46