【種別】
出来事、儀式
【初出】
XV巻
【解説】
かつて数百年前に“探耽求究”
ダンタリオン教授が『契約のメカニズムの解明』のために行った実験。
文字通り、
フレイムヘイズとして人間と契約する意思のない“
紅世の徒”を、強制的に人間と契約させるという実験。具体的な方法などは描写されていないため、不明である。
強大な“
王”からそれ以外の卑小な者たちまで、多くの契約を望まない“紅世の徒”たちが“
紅世”から“この世”に渡される際に
両界の狭間に吹き荒れる嵐に飲み込まれて大量に死亡した。
また、生き延びて契約が成立した場合も、契約者たちはその経緯から使命感を持たず、世を乱しフレイムヘイズに討たれたり、“徒”に襲われたり、自身の身を襲った悲惨な境遇に絶望し発狂や自殺するものも相次いだ。
『
鬼功の繰り手』
サーレと
ギゾーのように、現代もフレイムヘイズとして動いているものは珍しい。
この事件がもたらした「同胞の大量死亡」「天敵であるフレイムヘイズの増加」「強力なフレイムヘイズの誕生」などから、教授をあからさまに憎むようになった“徒”も少なくなかった。
最終更新:2024年09月09日 00:30